JPS5989004A - 携帯用音響機器のアンテナ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に携帯用音響機器に使用して有効なアンテ
ナ装置に関する。屋外で使用される携帯用音響機器にお
いて、特にＦＭラジオの機能を有する商品の場合、アン
テナとしては通常、機器本体に取付けられた伸縮可納な
ロンドアンテナを使用するのが一般的である。しかしな
がらロンドアンテナは、全伸長が相当長くなるため、携
帯しながら使用する場合には邪魔になることが多い。特
に、ＦＭラジオ付テレビジョン受像機のような複合無線
機器傾おいて、一つのロンドアンテナをラジオ受信機と
ナレビジョン受像機に共用する場合には、アンテナ取付
位置に制約が多く、必らずしもＦＭラジオとして携帯し
ながら使用するときに適した位置にアンテナが取付けら
れるとは限らないものである。

従来例の構成とその問題点 従来からこの種のアンテナ装置の一つとして第１図から
第６図に示すようなものが提案されて因る。例えば第１
図はＦＭラジオを内蔵した超小型テレビジョン受像機を
示している。ここで、２０は９投式で全伸長６００ｍｍ
のロンドアンテナである。このようなテレビジョン受像
機を持ち運ぶ場合、通常キャリングケースに収納して、
ショルダーベルトを利用することが多い。この時、ロン
ドアンテナを最大に伸した場合、アンテナの取付部の関
係で地面に対して水平方向の状態を軸にしてアンテナが
倒れる角度で使用することになシ、アンテナの大部分が
外側へ突出する形になるため、アンテナそのものの損傷
もさることながら、周シへ迷惑を及ばずことになって実
用上使いずらいものであった。この問題を解決するため
にアンテナを縮めれば、逆にロッド感度が悪くなってし
まい、聞きずらくなるという問題が生じる。

一方、商品によってはショルダーベルトを利用して屑に
掛けた状態で、ロンドアンテナが地面に対して垂直方向
へ伸びて、かつ、一方向のみへ倒して使用するものもあ
るが、たとえ垂直であってもその長さが相当長いもので
あることから、依然として持ち運び上、支障をきたすも
のである。

また、アンテナは指向性の関係もあるので、必ずしも垂
直ばかりとはいかない面もある。この」：うに、機器を
持ち運びながら働かせる場合、機器のロンドアンテナで
は、不都合、支障が生じて使いずらい問題がある。

そこで、これらの問題を解決するべく、キャリングケー
スにアンテナ機能を何加し、持ち運び時、機器のロンド
アンテナは使用せずとも快適に受信できるようにしたも
のが先に提案されている。

以下その実施例を第２図〜第６図を用いて説明する。第
２図において、１はキャリングケースで、第１図に示す
ＦＭラジオ付テレビジョン受像機を収納することができ
る形状をなし、−面にはケース蓋（図示せず）を開閉可
能に設けておシ、仁のケース蓋を開いた状態で上記テレ
ビジョン受像機の出し入れを行うことができるようにし
ている。

また図示してないが、このキャリングケース１には上記
テレビジョン受像機の各種操作つまみ、インジケータお
よびロンドアンテナのだめの開口を複数設けている。２
はＦＭアンテナリードで、第３図に示すように一端に接
続プラグ３を接続してさらに接続のだめの処理を考慮し
て設定している。

４はショルダーベルトで、キャリングケース１に取伺け
られた一対のベルト掛は金具５（片方は図示されていな
い）に結合されている。このショルダーベルト４に第４
図に示すように上記ＦＭアンテナリード２を通す複数の
長孔６およびＦＭアンテナリード２の一端を結んでショ
ルダーベルト４に抜けないように止めるための１つの円
孔１２設けている。ここで、長孔６を孔７と同様に円孔
にすることも考えられるが、この場合第６図に示すよう
にＦＭアンテナリード２がショルダーベルト４′より大
きく浮きショルダーベルト４に沿わないため実用上不都
合なものである。この点、第４図のようにショルダーベ
ルト４の長さ方向に沿った長孔６とすることにより、第
６図に示すようにＦＭアンテナリード２はショルダーベ
ルト４に沿うようになり、使用上および外観上有利とな
る。

この複数の長孔６の間の間隔はＦＭアンテナリード２が
大きく浮かない程度に設定する。また、キャリングケー
ス１には、第２図に示すようにプラグ３の近くのＦＭア
ンテナリードを保持する（整形する）ために複数（図示
する例は２個）の貫通孔を設けた保持部材８をピン状あ
るいはボタン状の複数の保持具９で取付けている。さら
にキャリングケース１にはロッドアンヂナ２０のだめの
開口等とともにプラグ３を第１図に示す外部アンテナ端
子１０に接続するための開口も設けている。

したがってＦＭアンテナリード２の接続にあたっては、
まずプラグ３をキャリングケース１の開口を通して外部
アンテナ端子１ｏに挿入接続し、その一方、ＦＭアンテ
ナリード２の他端をまず保持部材８の貫通孔に通し、さ
らにショルダーベルト４の長孔６に順次通し、最後に円
孔７に通した後、第２図に示すように結び目をつくり、
ショルダーベルト４より抜は出ないようにしてキャリン
グケース１およびショルダーベルト４と一体化する。こ
れによりアンテナ装置は完成する。なお、上記ロンドア
ンテナ２０とＦＭアンテナリード２の切換えはプラグ３
のアンテナ端子１ｏへの挿脱により自動的に行なわれる
ようにしている。

以上のような実施例によれば、無線機器の外部アンテナ
端子にプラグを接続する一方、アンテナリードをノヨル
ダーベルトおよびキャリングケース吉一体化して使用す
ることにより、ロンドアンテナを使用することなく、す
なわちロンドアンテナを機器に倒し込んで収納した状態
で持ち運ひながら快適に放送を受信することができるが
、必ずキャリングケースと一体化して使用するものであ
り、独立し／こアンテナ端子用ジャックを必要としてい
た。また、携帯性並びに操作性に今−歩のわずられしさ
を伴うものである。しかもキャリングケース無しの状態
では使用することが不可能となっておりコスト高の要因
となる欠点があった。

発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を解決するもので、ヘッ
ドホン装置を使用する場合に独立したアンテナ端子に専
用のアンテナ１．ｌ−ドを接続するプラグの挿入を必要
とぜずとも良好な受信が可能な携帯用音響機器のアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明は、ヘッドホン端子の周辺回路に特殊なアンテナ
入力回路を採用することによって単一のヘッドポン端子
とヘッドホン装置の接続のみで従来のヘッドホンの使用
状態でアンテナ入力回路の機能をも実現したもので、携
帯用音響機器の小型化、操作性向上、コストダウンに大
きく貢献するものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について第７図〜第１１図を用い
て説明する。まず第８図において、８１はテレビ音声検
波回路、８２ａ　、８２ｂはラジオステレオ復調回路で
、それぞれの復調出力信号は音声信号切換用ダイオード
８３．８４．８５．８６によって左右の音声増幅回路８
７．８８の入力信号に分けられる。ここで、８９，９０
．９１はおのおの結合用コンデンサ、９２，９３．９４
は前記ダイオード８３．８４．８５．８６へのバイアス
電流印加用抵抗、９６．９６はダイオード８３゜８４．
８５．８６の負荷抵抗である。また９７はラジオ−テレ
ビ切換スイッチで、これにより前記テレビ音声検波回路
８１とラジオステレオ復調回路８２ａ、８２ｂへ電源電
圧を選択的に供給するとともに、ダイオード８３．８４
．８５．８６の導通、遮断を制御する。９８は音声増幅
回路、９９はスピーカ、８０は直流電源、２１，２２゜
２３は負荷抵抗、２４はヘッドホン端子で、左右の音声
増幅回路８７．８８の出力端と負荷抵抗２１．２２．２
３を介して音声増幅回路９８の入力端との間に挿入され
、ステレオヘッドホンのプラグが挿入接続されていない
状態では、接点ａ−ｂ間。

接点ｃ−ｄ間がおのおの閉じて音声増幅回路８７゜８８
の出力端を音声増幅回路９８の入力端に接続する。また
、２５は強制モノラルスイッチで、閉じることにより復
調回路８２ａ、８２ｂをモノラル再生とする。左右の音
声増幅回路８７．８８の出力端子側はそれぞれ高周波用
チョークコイル１０３　、１０４を介して接点ａ、接点
ｄの各端子に接続する。さらに前記接点ａ、ｄの各端子
にはそれぞれ高周波用コンデンサ１０１，１０２が接続
され、このコンデンサ１０１，１０２の他端を共通接続
しことにより、ステレオ型ヘッドホン装置７Ｑの使用時
にはこのステレオ型ヘッドホン装置７ｏのリード線をア
ンテナとして機能せしめ、このアンテナからの出力信号
をＲＦ入力端子ＲＦに伝達するようにしている。なお、
第８図においてｅは接地用スリーブ端子である。

上記構成において、ラジオ−テレビ切換スイッチ９７を
ラジオ側端子Ｒに接続した際はラジオステレオ復調回路
８２ａ　、８２ｂに電源が供給されるとともに、抵抗９
３．９４を通して切換用ダイオード８５．８６を導通状
態とする。このバイアス電流により負荷抵抗９５．９６
の両端には電位差を生じ、テレビ音声検波回路８１側の
切換用ダイオード８３．８４は逆バイアス動作となり、
テレビ音声検波回路８１は音声増幅回路８７　、８８と
切離される。すなわち、ラジオステレオ復調回路ｓ２ａ
、ｓ２ｂの出力音声信号が左右の音声増幅回路８７．８
８に入力される。なお、ラジオステレオ復調回路８２ａ
　、８２ｂの強制モノラルスイッチ２５を閉じてモノラ
ル再生状態にしてもステレオ復調回路ａ２ａ、ｓ２ｂの
出力が等しくなるだけであり、上記した場合と全く同じ
動作となる。

一方、ラジオ−テレビ切換スイッチ９７を、テレビ側端
子Ｔに接続した場合は逆に切換用ダイオード８３．８４
が導通し、切換用ダイオード８５゜８６が遮断状態とな
り、テレビ音声検波回路８１の音声出力信号が音声増幅
回路８７．８８に入力される。このようにして左右の音
声増幅回路８７゜８８に供給された音声信号は増幅され
、ヘッドホン端子２４へと出力される。この場合の伝送
信号は低周波信号であるため高周波用チョークコイル１
０３　、１０４による伝送ロスの発生はなく、さヘッド
ホン端子２４に第７図に示すステレオヘッドボン２６の
プラグ２７を・接続した場合にはヘッドホン端子２４の
接点ａ　−ｂ間、ｃ−ｄ間が開放され、プラグ２７が接
点ａ、ｄに接続されるため音声増幅回路８７．８８と音
声増幅回路９８との間は切離され、音声増幅回路８７．
８８の各出力がテレビ音声信号およびラジオモノラル信
号の場合はモノラル再生され、ラジオステレオ信号の場
合はステレオ再生される。しかも、この場合にはステレ
オ型ヘッドホ／装置７ｏの各リード線７０ａ。

７ｏｂ　、　７ｏｂがアンテナリードとして機能し、そ
のアンテナ出力はプラグ２７からヘッドホン端子２４の
接点ａ、ｄと高周波用コンデンサ１０１゜１０２を経由
して前記ラジオチー−す部の入力端力は音声増幅回路８
７．８８に、また接地用スリーブ端子ｅを経由して接地
される接続となっているが、アンテナ出力は高周波信号
であるためいずれも高周波チョークコイル１０３，１０
４　、１０５により阻止され流出損失は防止される。ヘ
ッドホン端子２４にステレオ型ヘッドポン装置ア０のプ
ラグ２７を接続しない場合には、左右の音声増幅回路８
７・、８８の音声出力信号は負荷抵抗２１゜２２．２３
によって合成され単一音声信号とな９音声増幅回路９８
に入力される。音声増幅回路９８にて増幅された音声信
号はスピーカ９９に印加さ４れ音響信号としてモノラル
再生される。

なお、第７図において２８は陰極線管、２９は選局つま
み、３０は音量調整用つ寸み、３１はインジケータであ
る。

第９図は本発明の一実施例における携帯用音響機器の要
部詳細回路図である。第８図において詳述した点と同一
部分は同一記号で示し説明は省略外部アンテナ端子ＯＧ
Ｘ経由してそれぞれノ・イバスフィルタＨＰＦやローパ
スフィルタＬＰＦやピンダイオード、ＰＤｌ、ＰＤ２並
びにローディンコイルＬＤＣを経由することによシロＨ
Ｆチューナの入力端子ＵＲＦ、ＶＨＦチコ、−すの入力
端子ＶＲＦ　、ラジオチューナ部１０００入力端子Ｏに
伝送される。Ｕ／Ｖの切換スイッチＳＷの操作と連動し
て自動的に各信号が分配される構成となっているのは先
に掃案されているアンテナ装置と同一である。

本発明はロンドアンテナを収納した状態で、しかも外部
アンテナ端子りとＥ間にアンテナリードを接続しな（と
もヘッドホンの使用状態においては前記ヘッドホン装置
のリード線がアンテナの機能を発揮するアンテナ入力回
路を構成したものであって、高周波用コンデンサ１０．
１，１０２を経由して上記アンテナからの信号はラジオ
チューナ部１ｏＯの入力端子Ｏに伝送されるが、本発明
の変形として破線で示すようにロンドアンテナの入力信
号回路端子ＢＫＲＦ入力端子０を直接接続し、ヘッドポ
ンの使用状態におけるアンテナの機能範囲を拡大するこ
とも考えられる。

なお、ヘッドホン装置からのアンテナの出力信号の音声
増幅回路への流出を阻止する高周波用チョークコイル１
０３，１０４ｆｄ直流カツト辱コンデンザ１０６　、１
０７の特性を選択することにより削除することも可能で
ある。

第１０図は本発明の他の実施例におけるステレオ型ヘッ
ドホン装置１７０の外観斜視図であって、プラグ２７と
ステレオ型ヘッドホン２６ａ１２６ｂを接線するリード
線の一体部分１７０ａと分離部分１７０ｂ、１γＯｂを
適宜可変設定するクランパー１７０ｃを具備するもので
、受信周波数の死波長から棒波長を基本に使用状態にお
ける感度調整を実現するものである。

第１１図は本発明のさらに他の実施例におけるステレオ
型ヘッドホン装置２７０の回路図であって、最大の特徴
はステレオ型ヘッドホン２６　ａ’　。

２６ｂ′のおのおの接地側端子と至近間隔で接地用スリ
ーブ２７ｅに接続するリード線２７０ａとの間に高周波
用チョークコイル”１１１Ｌ１１を追加している点であ
る。第８図、第９図の実施例での高周波用チョークコイ
ル１０６の削除を可能とするとともにステレオ型ヘッド
ホン装置２７０のｔンテナ感度が大幅に向上することが
実験的に確認されている。第１０図の構成と併用して使
用することによりアンテナ出力信号のより増大やより安
定した受信状態の設定が可能となる。

以上の実２．施例の説明より明らかなように、携帯用音
響機器のアンテナ入力装置においてヘッドホン端子回路
の周辺に特殊なアンテナ入力回路を採用することにより
、ステレオ型ヘッドホン装置の使用がアンテナの機能ま
でも実現するものであって、従来のおのおの別々の構成
で使用していたロッドアンテナやアンテナリード線等を
使用する場合に比べてスペース的にもかつ操作上も有利
となるものである。なお、実施例では携帯用音響機器が
ＦＭラジオ付テレビジョン受像機の場合でのべているが
、ラジオ受信機のみ等の製品にも適用できるものである
。今後、製品化が予定されている液晶テレビ等の超小型
音響機器に適用することで効果は極めて大きいものとな
る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、携帯用音響機器のヘッド
ホン端子にステレオ型ヘッドホン装置を接続するのみの
簡単な操作でロッドアンテナを使用することなく、すな
わちロッドアンテナを機器に倒し込んで収納した状態で
特別の操作を全く必要としなくても持ち運びながら快適
に放送を受信することができ、実用上極めて便利となる
。したがって従来、生じていたロッドアンテナの損傷や
、周囲のものへ損害を力える等の問題を皆無にするとと
もに機器の小型化やコストダウンにも貢献する携帯用音
響機器の提供を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に先だって提案されているアンテナ装置
が適用されるＦＭラジオ付テレビジョン受像機の斜視図
、第２図は同アンテナ装置の余１視図、第３図は同装置
に用いるアンテナリードの側面図、第４図は同装置に用
いるショルダーベルトの要部正面図、第６図はアンテナ
リードを通す孔が円孔の場合の問題点を説明するための
断面図、第６図は第４図のショルダーベルトにアンテナ
リード全通し５た状態の断面図、第７図は本発明の一実
施例における携帯用音響機器のアンテナ装置の外観斜視
図、第８図は同装置のブロック回路１図、第９図は要部
詳ａ回路図、第１０図は本発明の他の実施例におけるス
テレオ型ヘッドポン装置の外観斜視図、第１１図はさら
に他の実施例におけるステレオ型ヘッドホン装置の回路
図である。 ２４・・・・・・ヘッドホン端子、２６・・・・・・ヘ
ッドホン、２６ａ、２ｅｂ、２６ａ’、２ｅｂ’　・＝
・ｙ、テレオ型ヘッドホン、２７・・・・・・プラグ、
７０，１７０，２７０・・・°・・ステレオ型ヘッドホ
ン装置、１７０Ｃ・・・・・・クランパー、７０ａ　、
　７ｏｂ　、　１７０ａ　、　１７ｏｂ　、　２７０ａ
　、　２７ｏｂ・・・・・・リード線、１００・・・・
・・ラジオチューナ部、８２ａ、８２ｂ・・・・・・ラ
ジオ部ステレオ復髄回路、８７．８８．９８・・・・・
・音声増幅回路、９９・・・・・・スヒーカ、１０１　
、１０２・・・・・高周波用コンデンサ、１０３．１０
４，１０５．Ｌｌｌ・・・・・・高周波用チョ−クコイ
ル、１０６，１０７・・・・・・直流カットコンデンサ
。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１ｅｉｉ１ ２θ 第２図 第３図 、９ 第４図 ｒＡ５図 第７図 り９ 殖１ ８図 第９図 第１０図 ’ｘ＋１障１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 携帯用音響機器のヘッドホン端子と接続されるプラグを
   備えたヘッドホンとそのリード線より構Ｖ成され、ヘッ
   ドホン使用時に前記リード線をアンテナとして併用でき
   るステレオ型ヘッドホン装置を設け、このヘッドホン装
   置のプラグを前記ヘッドホン端子に結合した状態におい
   ては前記携帯用音響機器の音声増幅部の出力がスピーカ
   から前記ヘッドホンに切換わって印加されると同時に前
   記ヘッドホン装置のアンテナの出力が前記プラグからヘ
   ッドホン端子と高周波用コンデンサを経由してチューナ
   の入力端子に印加されかつこの入力端子以外へは高周波
   用チョーク・コイル等により阻止され、前記ヘッドホン
   装置の使用がアンテナ機能を兼ねることを特徴とする携
   帯用音響機器のアンテナ装置。