JPS598839B2 - 音声発生装置 - Google Patents
音声発生装置Info
- Publication number
- JPS598839B2 JPS598839B2 JP56169119A JP16911981A JPS598839B2 JP S598839 B2 JPS598839 B2 JP S598839B2 JP 56169119 A JP56169119 A JP 56169119A JP 16911981 A JP16911981 A JP 16911981A JP S598839 B2 JPS598839 B2 JP S598839B2
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- JP
- Japan
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- signal
- speech
- audio
- mechanical
- modulation
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、言語障害者等が音声によつて対話するのに用
いて好適な音声発生装置に関するものである。
いて好適な音声発生装置に関するものである。
古く、言語障害者は筆記によつて対話していたが、近時
コンピュータの急速な発達に伴つて、音声合成器などの
人工的に音声を発生する音声発生装置を用いることも可
能となつた。
コンピュータの急速な発達に伴つて、音声合成器などの
人工的に音声を発生する音声発生装置を用いることも可
能となつた。
また、健常者間の対話であつても、海中等の高圧下での
音声は非常に聞き取りにくい。
音声は非常に聞き取りにくい。
これは、潜水病予防のために酸素とヘリウムの混合ガス
を呼吸に使用し、そのヘリウム中における音波の伝播速
度が空気中の伝播速度よりも速いため、かん高い音とな
るからである。従つて、予め合成音声の周波数、タイミ
ングを下げた音声発生装置を用いれば、明瞭な音声によ
る対話を行うことができる。しかしながら、従来の音声
発生装置からの音声は健常者の口頭からの音声と異なり
、感情がなく、抑揚、強弱等を備えないいわゆる機械的
音声である。
を呼吸に使用し、そのヘリウム中における音波の伝播速
度が空気中の伝播速度よりも速いため、かん高い音とな
るからである。従つて、予め合成音声の周波数、タイミ
ングを下げた音声発生装置を用いれば、明瞭な音声によ
る対話を行うことができる。しかしながら、従来の音声
発生装置からの音声は健常者の口頭からの音声と異なり
、感情がなく、抑揚、強弱等を備えないいわゆる機械的
音声である。
そのため、この機械的音声は聞く者に対して普通の対話
とは異なる異和感を与えるだけでなく、これを言語障害
者の対話等に用いても自己の意志を的確に相手に伝達す
ることができず、場合によつては誤解を生じさせる虞れ
も少なくない。特に、一般の健常者相互間の音声による
対話は、音声による言葉本来の意味ばかりでなく、抑揚
、強弱、話す速さ等も意志の伝達に大きな役割りをもつ
ているため、それらを機械的音声に付加できれば、言語
障害者らの意志伝達が極めて円滑になることが期待でき
る。本発明は、上記に鑑みてなされたもので、健常者が
口頭で話す場合と同様に相手に異和感を与えることなく
、且つ自己の意志を誤解されることなく的確に伝達する
ことのできる音声発生装置を提供しようとするもので、
音声信号発生器からの機械的音声信号を、意志を伝達し
ようとする言語障害者等の意識的操作あるいは無意識的
に発生する生理現象に基づく変調信号によつて変調し、
機械的音声信号における各音素信号の振幅、周波数、波
形及び各音素信号間の間隔等をそれぞれ変化させ、それ
により上記機械的音声信号に基づく音声を健常者が口頭
で話す場合と同様な抑揚、強弱等をもつ感情のこもつた
ものにすることを特徴とするものである。
とは異なる異和感を与えるだけでなく、これを言語障害
者の対話等に用いても自己の意志を的確に相手に伝達す
ることができず、場合によつては誤解を生じさせる虞れ
も少なくない。特に、一般の健常者相互間の音声による
対話は、音声による言葉本来の意味ばかりでなく、抑揚
、強弱、話す速さ等も意志の伝達に大きな役割りをもつ
ているため、それらを機械的音声に付加できれば、言語
障害者らの意志伝達が極めて円滑になることが期待でき
る。本発明は、上記に鑑みてなされたもので、健常者が
口頭で話す場合と同様に相手に異和感を与えることなく
、且つ自己の意志を誤解されることなく的確に伝達する
ことのできる音声発生装置を提供しようとするもので、
音声信号発生器からの機械的音声信号を、意志を伝達し
ようとする言語障害者等の意識的操作あるいは無意識的
に発生する生理現象に基づく変調信号によつて変調し、
機械的音声信号における各音素信号の振幅、周波数、波
形及び各音素信号間の間隔等をそれぞれ変化させ、それ
により上記機械的音声信号に基づく音声を健常者が口頭
で話す場合と同様な抑揚、強弱等をもつ感情のこもつた
ものにすることを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
と、第1図において、音声信号発生器は、言語障害者ら
の意志を伝達するための抑揚、強弱等のない機械的音声
信号を出力するもので、汎用の音声合成器等によつて構
成されている。
と、第1図において、音声信号発生器は、言語障害者ら
の意志を伝達するための抑揚、強弱等のない機械的音声
信号を出力するもので、汎用の音声合成器等によつて構
成されている。
上記機械的音声信号を出力するための具体的構成として
は各種のものを採用することができ、例えば予め文章化
して記憶した音声信号をキーの操作により出力させ、あ
るいは単語、漢字、仮名等のキーを順次操作してその都
度意志を伝達すべき文章をメモリー内に構成し、その文
章化した音声信号をキーの操作によつて出力するように
構成することもできる。上記機械的音声信号が入力され
る変調器は、その音声信号に抑揚、強弱等の健常者によ
る話しことばと同様の感情、ニユアンス等をもたすため
の変調を施すもので、機械的音声信号における各音素信
号の振幅、周波数、波形、各音素信号自体の長さ及び各
音素信号間の間隔等について、変調信号発生器からの変
調信号に基づいて変調する各種の電子回路を備えたもの
として構成されている。また、上記変調信号発生器は、
機械的音声信号に意志を伝達しようとする者の感情に応
じた変調を施す各種の変調信号を選択的に出力するもの
で、喜怒哀楽等の感情を機械的音声信号に付加するため
の各種の変調信号を予め記憶させておき、言語障害者ら
の意識的操作あるいは言語障害者の無意識的な生体各部
の反応に応じて変調信号の一つを選択的に出力するよう
に構成される。上記意識的操作としては、筋電位を検出
するための電極を付設した例えば腕、指、腹部等におけ
る筋肉の活動状態を変化させる操作、関節その他の部位
に貼着したストレインゲージを伸縮させる操作あるいは
手足の指等によるポテンシオメータやスイツチその他の
キーの操作等を挙げることができる。
は各種のものを採用することができ、例えば予め文章化
して記憶した音声信号をキーの操作により出力させ、あ
るいは単語、漢字、仮名等のキーを順次操作してその都
度意志を伝達すべき文章をメモリー内に構成し、その文
章化した音声信号をキーの操作によつて出力するように
構成することもできる。上記機械的音声信号が入力され
る変調器は、その音声信号に抑揚、強弱等の健常者によ
る話しことばと同様の感情、ニユアンス等をもたすため
の変調を施すもので、機械的音声信号における各音素信
号の振幅、周波数、波形、各音素信号自体の長さ及び各
音素信号間の間隔等について、変調信号発生器からの変
調信号に基づいて変調する各種の電子回路を備えたもの
として構成されている。また、上記変調信号発生器は、
機械的音声信号に意志を伝達しようとする者の感情に応
じた変調を施す各種の変調信号を選択的に出力するもの
で、喜怒哀楽等の感情を機械的音声信号に付加するため
の各種の変調信号を予め記憶させておき、言語障害者ら
の意識的操作あるいは言語障害者の無意識的な生体各部
の反応に応じて変調信号の一つを選択的に出力するよう
に構成される。上記意識的操作としては、筋電位を検出
するための電極を付設した例えば腕、指、腹部等におけ
る筋肉の活動状態を変化させる操作、関節その他の部位
に貼着したストレインゲージを伸縮させる操作あるいは
手足の指等によるポテンシオメータやスイツチその他の
キーの操作等を挙げることができる。
また、情緒的変化に伴う生体各部の無意識的反応に応じ
た信号としては、感情の変化に伴う神経電位や皮膚電位
レベルの変化、脳波信号レベル及び周波数の変動、心拍
速度及びその強さ、皮膚温の変化等を挙げることができ
る。人間の精神現象の基本は神経細胞の活動であり、そ
れはパルス状の電気的変動である.従つて、中枢あるい
は末梢の神経に挿入した電極により上記神経電位の変動
を取出し、例えばそのパルス頻度を信号として利用する
ことができる。また、人間の脳波の各周波数成分は精神
活動と関連しているため、脳波の特定成分の増減を信号
として抽出することにより、人間の精神活動をある程度
反映した信号を得ることができる。而して、−E記変調
器の次段には、変調された機械的音声信号を電力増幅す
る増幅器及びその音声信号を音声に変換する拡声器が順
次接続されている。
た信号としては、感情の変化に伴う神経電位や皮膚電位
レベルの変化、脳波信号レベル及び周波数の変動、心拍
速度及びその強さ、皮膚温の変化等を挙げることができ
る。人間の精神現象の基本は神経細胞の活動であり、そ
れはパルス状の電気的変動である.従つて、中枢あるい
は末梢の神経に挿入した電極により上記神経電位の変動
を取出し、例えばそのパルス頻度を信号として利用する
ことができる。また、人間の脳波の各周波数成分は精神
活動と関連しているため、脳波の特定成分の増減を信号
として抽出することにより、人間の精神活動をある程度
反映した信号を得ることができる。而して、−E記変調
器の次段には、変調された機械的音声信号を電力増幅す
る増幅器及びその音声信号を音声に変換する拡声器が順
次接続されている。
このように構成した音声発生装置を用いて言語障害者等
が自己の意志を伝達するには、先ず音声信号発生器のキ
ー等を操作して自己の意志を表わす文章に構成した機械
的音声信号を発生さ.せると共に、筋電位等を変化させ
ることにより自己の感情に応じた所期の変調信号を変調
信号発生器において発生させ、それらの信号を変調器に
入力すればよい。
が自己の意志を伝達するには、先ず音声信号発生器のキ
ー等を操作して自己の意志を表わす文章に構成した機械
的音声信号を発生さ.せると共に、筋電位等を変化させ
ることにより自己の感情に応じた所期の変調信号を変調
信号発生器において発生させ、それらの信号を変調器に
入力すればよい。
これにより、機械的音声信号は変調信号によつて上記感
情を備えたものに変調され、それが増幅器で増幅された
後拡声器で音声に変換されて伝達される。上記変調を行
うに際し、例えば機械的音声信号にうれしい感じを付与
するには、周波数を高く、タイミングを早くし、各音間
を区切つて出力するような変調により、はずんだ感じを
もたせ、また悲しい感じをもたせるには、周波数を低く
、タイミングを遅く、各音間をあまり区切らず、リエゾ
ンさせる。
情を備えたものに変調され、それが増幅器で増幅された
後拡声器で音声に変換されて伝達される。上記変調を行
うに際し、例えば機械的音声信号にうれしい感じを付与
するには、周波数を高く、タイミングを早くし、各音間
を区切つて出力するような変調により、はずんだ感じを
もたせ、また悲しい感じをもたせるには、周波数を低く
、タイミングを遅く、各音間をあまり区切らず、リエゾ
ンさせる。
さらに、各音間の変動を小さくすると沈んだ音声となる
。また、例えば疑問文の最後の音の周波数を上げるだけ
でも疑間の意味を強めることができ、音圧を低く周波数
も低くして出力することにより、他には洩れにくいひそ
ひそ話のような音声にすることができる。このように本
発明の音声発生装置によれば、音声信号発生器からの感
情のこもらない機械的音声信号を変調信号発生器から意
志伝達者の感情に対応して出力させた変調信号により変
調して上記感情を備えたものとなし、その感情を備えた
音声信号を音声に変換して伝達するようにしたので、そ
れを聞く者に異和感を感じさせないだけでなく、的確に
誤りなく意志を伝達することができる。
。また、例えば疑問文の最後の音の周波数を上げるだけ
でも疑間の意味を強めることができ、音圧を低く周波数
も低くして出力することにより、他には洩れにくいひそ
ひそ話のような音声にすることができる。このように本
発明の音声発生装置によれば、音声信号発生器からの感
情のこもらない機械的音声信号を変調信号発生器から意
志伝達者の感情に対応して出力させた変調信号により変
調して上記感情を備えたものとなし、その感情を備えた
音声信号を音声に変換して伝達するようにしたので、そ
れを聞く者に異和感を感じさせないだけでなく、的確に
誤りなく意志を伝達することができる。
第1図は本発明の実施例の構成図である。
Claims (1)
- 1 意志を伝達するための機械的音声信号を出力する音
声信号発生器と、上記音声信号を意志伝達者の感情に応
じた抑揚、強弱等を備えた信号に変調するための変調信
号を出力する変調信号発生器と、上記音声信号における
各音素信号の振幅、周波数、波形及び各音素信号間の間
隔等を上記変調信号によつて変調する変調器と、その変
調された音声信号を音声に変換する拡声器とを備えたこ
とを特徴とする音声発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56169119A JPS598839B2 (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 音声発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56169119A JPS598839B2 (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 音声発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5868800A JPS5868800A (ja) | 1983-04-23 |
JPS598839B2 true JPS598839B2 (ja) | 1984-02-27 |
Family
ID=15880639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56169119A Expired JPS598839B2 (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 音声発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598839B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528101Y2 (ja) * | 1987-04-22 | 1993-07-19 |
-
1981
- 1981-10-21 JP JP56169119A patent/JPS598839B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528101Y2 (ja) * | 1987-04-22 | 1993-07-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5868800A (ja) | 1983-04-23 |
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