JPS59844A - 質量分析装置のガス導入チユ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、質量分析装置のガス導入チューブ本体関す
るものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

医療の分野において、患者の呼吸ガスの成分を分析する
ため（二質量分析装置が用いられている。この種の質量
分析装置（二は、リアルタイムの分析が要求されること
が多々あり、また同時に、被測定者である患者から呼吸
ガスを大量に採取することは好ましくないので、最小限
度のガス量で呼吸ガスの成分を分析することも要求され
る。これらの要求は質量分析装置の特性からみると、相
反するものである。従って、必要とされる応答性を確保
しつつ、呼吸ガスの採取量を如何に少なくするかが重要
である。

これを解決するため（二、患者の呼吸ガスを採取し質量
分析装置本体（ニガスを送るためのガス導入チューブに
種々の改良がなされており、本出願人も先に出願してい
る。これは例えば第１図に示すように一端にフィルタ１
３が取付けられた長さが数ｍで内径が１１程度の樹脂製
のチューブ本体１１の先端部に、長さが数閉で内径が１
００〜２００μの金属細管からなるガス流量調節部１２
を飲め込んだものである。このようなガス導入チューブ
を使うと、少ない導入量でしかもリアルタイムの分析が
可能になる。

分析対象ガス、特に呼吸ガスは一般には清浄ではなく、
汚物などの異物が含まれており、これらの影響を除く目
的でフィルタ１３が設けられている。ところが、ガス導
入チューブの使用対象と、その本来の役割を十分果しつ
つ他の悪影響を及ぼさないというフィルタとしての特性
とを考慮すると、フィルタ１３には種々の条件が必要と
なり、自ずと採用できるもの（１限定されてくる。フィ
ルタ１に要求される主な条件は次の３つである。

（１）　　材質（無害・無臭） （２）　　ガス流量調節部１２の内径以上の異物を除去
できること （３）　　ガス導入チューブおよび質量分析装置の特性
に悪影響を与えない、つまり変形しにくいこと しかしながら、現時点ではこれら３つの条件を全て満足
するフィルタは六平困難であり、実用に耐えるものは少
ない。例えば（１）　、　（２１の条件を満足するもの
は比較的入手しやすいが、（３）の条件まで満たすこと
は困難である。すなわち、第１因のようにフィルタ１３
を取付けた構造のガス導入チューブを使ってガスを採取
すると。

ガス導入の方法は本来ガス導入チューブの他端（フィル
タ１３の付いていない４１１　）を除圧にしてガス導入
チューブ両端の圧力差を利用するものであるから、フィ
ルタ１３の内側は除圧になり、内外にかかる圧力差によ
りフィルタ１３が内（ｊｉｌ＋に収縮する。このため実
効的にフィルタ１３の流体インピーダンスがＭくなり、
ガスの導入量が減少する。従って、応答特性も低下する
ことになり、実使用時に問題となることが多かった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、先端に設けられるフィルタの収縮変
形を抑制して、実使用に十分耐えうる質量分析装置のガ
ス導入チューブを提供することである。

〔発明の概要〕

この発明は、フィルタの内側にこのフィルタの収縮変形
を抑制するｉｆ−ドを設置したことを特徴としている。

〔発明の効果〕

この発明によれば、フィルタの収縮変形による流体イン
ピーダンスの変化に起因する応答性の低下を防止するこ
とができ、実使用時の効果は太きい。

〔発明の実施例〕

弔２図はこの発明の一実施例を示すもので。

ガス導入チューブは樹脂製のチューブ本体２ノと、この
チューブ本体２ノの先端部に取付けられた金属細管から
なるガス流量調節部２２と。

このガス流量調節部２２の前部（＝設けられた袋状のフ
ィルタ２３およびこのフィルタ２３の内側に設置された
が一ド２４により構成されている。

ここで、樹脂製のチューブ本体２）は長さが￥１ｍ、内
径が１ｕ程度であり、一方ガス流量調節部２２の内径は
チューブ本体２１の内径より十分小さく例えは１００μ
程度で、外径はチューブ本体２１の内径と略等しく、長
さはチューブ本体２１より非常に短かく１例えば数ｃｍ
である。

このガス流量調節部２２をチューブ本体２１の先端部に
挿入し、この時にガス済限調節部２２の先端がチューブ
本体２１の先端（被測定者側）よりも突出するようにし
て、接着剤２５によりチューブ本体２１に固定する。同
時（二が一ド２４をガス流量調節部２２あるいはチュー
ブ本体２）に、接着剤２５で固定する１、そしてチュー
ブ本体２ノガス流量調節部２２およびガード２４を覆う
ようにしてフィルタ２３を設け、接着剤２５によりチュ
ーブ本体２１に固定する。

第３図は第２図中のが一ド１４の一例を示すもので、リ
ング状部３ノと検数の棒状部３２とからなり、ガスの流
れに対して影響を与えず、かつ変形しにくいものとなっ
ている。

このようにガス導入チューブを構成すれば、ガス流量調
節部２２により分析ガスの導入量を抑えると共に、質曖
分析装＠（図示せず）へのガスの移動速度を従来と等し
く保ち、かつ従来問題となったフィルタの収縮変形によ
る扉体インピーダンスの変化による応答性の低下をガー
ド２４により防ぐことができる。

なお、この発明で用いるガードは第３図に示したものに
限定されず、第４図（ａｌ〜（Ｃ）に挙げたような種々
の形状のものを用いることができる。

要するにガードとしては、ガスの通過を妨げることなく
フィルタの収縮変形を抑制し得るものであればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の質量分析装置のガス導入チューブの断面
図、第２図はこの発明の一実施例に係るｒｉ量量分製装
置ガス導入チューブの断面図。 第３図は同実帷例におけるガードの構成を示す図％第４
図（ａ）〜（Ｃ）はこの発明で用いられるガードの他の
構成例を示す図である３、 ２ノ・・・チューブ本体、２２・・・ガス流鼠調節部、
２３°・°フィルタ、２４・・・ガード、２５・・・接
若剤。 出願人代理人　弁理士　　鈴　　江　　武　　愚弟１図 第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 試料ガスを採取し質量分析装置本体へ供給するチューブ
   本体と、このチューブ本体の先端部に取付けられた内径
   がこのチューブ本体のそれより十分小さ。い細管からな
   るガス流量調節部と。 このガス流量調節部の前部に配置された袋状のフィルタ
   とを有する質量分析装置のガス導入チューブにおいて、
   前記フィルタの内側にこのフィルタの収縮変形を抑制す
   るためのガードを設、　ｆｉｔ　したことを特徴とする
   質量分析装置のガス導入チューブ。