JPS598030Y2 - 油圧緩衝器のダストシ−ル - Google Patents
油圧緩衝器のダストシ−ルInfo
- Publication number
- JPS598030Y2 JPS598030Y2 JP1979180425U JP18042579U JPS598030Y2 JP S598030 Y2 JPS598030 Y2 JP S598030Y2 JP 1979180425 U JP1979180425 U JP 1979180425U JP 18042579 U JP18042579 U JP 18042579U JP S598030 Y2 JPS598030 Y2 JP S598030Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust seal
- shock absorber
- hydraulic shock
- cylinder
- cylindrical part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
二輪車のフロントフォークのような油圧緩衝器において
は、その外筒の開口部にダストシールを設けて、内部へ
塵埃が侵入することを防止する。
は、その外筒の開口部にダストシールを設けて、内部へ
塵埃が侵入することを防止する。
このダストシールはゴムのような弾性材で環状に形或し
て外簡の開口部内側に嵌着されるが、取付けに際して内
筒とダストシールとの間の環状空間に圧縮された空気が
封入されると、取付を完了して手を離したときその気圧
でシールが外簡の開口部から押し出されるために組付け
が容易でない。
て外簡の開口部内側に嵌着されるが、取付けに際して内
筒とダストシールとの間の環状空間に圧縮された空気が
封入されると、取付を完了して手を離したときその気圧
でシールが外簡の開口部から押し出されるために組付け
が容易でない。
従って従来はダストシールの外面に軸方向の空気抜溝を
形或していたが、この溝から塵埃が緩衝器の内部へ侵入
し易い欠点があった。
形或していたが、この溝から塵埃が緩衝器の内部へ侵入
し易い欠点があった。
本考案はこのような欠点を除去しようとするものである
。
。
第１図は本考案実施例のダストシール１を外筒２と内筒
３とからなる油圧緩衝器に取付けた状態における一部を
縦断した正面図で、外簡の開口部にオイルシール４を設
けてスナップリング５で押え、その内側に内筒３を摺動
自在に嵌合してある。
３とからなる油圧緩衝器に取付けた状態における一部を
縦断した正面図で、外簡の開口部にオイルシール４を設
けてスナップリング５で押え、その内側に内筒３を摺動
自在に嵌合してある。
このような油圧緩衝器における外筒２の開口部内側に環
状のダストシール１を嵌着してリップ６を内筒３の外面
に摺接させたものである。
状のダストシール１を嵌着してリップ６を内筒３の外面
に摺接させたものである。
第２図は上記ダストシール１を取り外した状態における
底面図、第３図および゛第４図はそれぞれ第２図のＡ一
Ａ並びにＢ−Ｂ断面の拡大図である。
底面図、第３図および゛第４図はそれぞれ第２図のＡ一
Ａ並びにＢ−Ｂ断面の拡大図である。
このようにダストシール１は断面がＬ字形をなした環状
の芯金７にゴムのような弾性材を焼付けて一体に形或し
たもので、前記外筒２の開口部内側に嵌着される円筒状
部８とその一端から延長して前記内筒３の外面に摺接す
る截頭円錐状のリツプ６および外筒の端面に対向するつ
ば９とを有する。
の芯金７にゴムのような弾性材を焼付けて一体に形或し
たもので、前記外筒２の開口部内側に嵌着される円筒状
部８とその一端から延長して前記内筒３の外面に摺接す
る截頭円錐状のリツプ６および外筒の端面に対向するつ
ば９とを有する。
かつ上記円筒状部８の外面に、外筒２の内面に圧接する
複数個の環状隆起条１０，１１を形或して、それらの互
に異なる位置に通気用の切込溝１２，１３を相対向しな
いように配設してある。
複数個の環状隆起条１０，１１を形或して、それらの互
に異なる位置に通気用の切込溝１２，１３を相対向しな
いように配設してある。
すなわちこの実施例においては、隆起条１０の切込溝１
２と隆起条１１の切込溝１３との位置を互に１８０度相
違させて、それらが相対向しないようにしたものである
。
２と隆起条１１の切込溝１３との位置を互に１８０度相
違させて、それらが相対向しないようにしたものである
。
上述のように本考案のダストシールは円筒状部に複数個
の環状隆起条１０， １１を設けてそれらに通気用切込
溝１２，１３を相対向しないように形威してある。
の環状隆起条１０， １１を設けてそれらに通気用切込
溝１２，１３を相対向しないように形威してある。
従ってこのダストシール１を第１図の内筒３に嵌合して
、下方へ押し下げることにより外筒２の開口部へ嵌着す
る場合に、内筒３と該ダストシール１、オイルシール４
および外筒の上端部等で囲まれる環状の空間に封入され
た空気が切込溝１２を通って隆起条１０，１１の間に入
−り、更に切欠溝１３を通って外界に逸出する。
、下方へ押し下げることにより外筒２の開口部へ嵌着す
る場合に、内筒３と該ダストシール１、オイルシール４
および外筒の上端部等で囲まれる環状の空間に封入され
た空気が切込溝１２を通って隆起条１０，１１の間に入
−り、更に切欠溝１３を通って外界に逸出する。
このため上記空間に圧縮された空気が封入されるような
おそれがないもので、嵌着されたダストシール１は安定
にその状態を保持するから、取付の工作が容易である。
おそれがないもので、嵌着されたダストシール１は安定
にその状態を保持するから、取付の工作が容易である。
しかも前記切込溝１２．１３が相対向しないように異な
る位置に配設されているから、緩衝器の使用中につば９
と外筒２の上端面との接触部から侵入した塵埃は、まず
隆起条１１で阻止される。
る位置に配設されているから、緩衝器の使用中につば９
と外筒２の上端面との接触部から侵入した塵埃は、まず
隆起条１１で阻止される。
その一部が更に隆起条１１の上を周方向へ移動して切込
溝１３から落下すると、次には隆起条１０で阻止される
。
溝１３から落下すると、次には隆起条１０で阻止される
。
このため塵埃がオイルシール４の部分に侵入して、これ
を損傷することを極めて有効に防止し得る。
を損傷することを極めて有効に防止し得る。
第１図は本考案実施例のダストシールを油圧緩衝器に取
付けた状態における一部を縦断した正面図、第２図は第
１図のダストシールの底面図、第３図は第２図のＡ−Ａ
断面図、第４図は第２図のＢ−Ｂ断面図である。 なお図において、１はダストシール、２は外筒、３は内
筒、６はリップ、７は芯金、８は円筒状部、９はつば、
１０． １１は隆起条、１２． １３は切込溝である。
付けた状態における一部を縦断した正面図、第２図は第
１図のダストシールの底面図、第３図は第２図のＡ−Ａ
断面図、第４図は第２図のＢ−Ｂ断面図である。 なお図において、１はダストシール、２は外筒、３は内
筒、６はリップ、７は芯金、８は円筒状部、９はつば、
１０． １１は隆起条、１２． １３は切込溝である。
Claims (1)
- 外筒と内筒とを摺動自在に嵌合した油圧緩衝器における
外簡の開口部内側に嵌着される円筒状部と該円筒状部の
一端から延長してその先端が前記内筒の外面に摺接する
截頭円錐状のリップとをゴムのような弾性材で一体に形
或し、かつ前記円筒状部の外面に前記外筒の内面に圧接
する複数個の環状隆起条を形或すると共に上記各隆起条
の互に異なる位置に通気用の切込溝をそれらが相対向し
ないように配設した油圧緩衝器のダストシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979180425U JPS598030Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 油圧緩衝器のダストシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979180425U JPS598030Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 油圧緩衝器のダストシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5697643U JPS5697643U (ja) | 1981-08-03 |
| JPS598030Y2 true JPS598030Y2 (ja) | 1984-03-12 |
Family
ID=29690857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979180425U Expired JPS598030Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 油圧緩衝器のダストシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598030Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102009028047B3 (de) * | 2009-07-28 | 2011-02-17 | Zf Friedrichshafen Ag | Verschlusseinheit für ein Kolben-Zylinderaggregat |
| JP6108527B2 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-04-05 | Ｋｙｂ株式会社 | シール部材及びシール部材を備えるフロントフォーク |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP1979180425U patent/JPS598030Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5697643U (ja) | 1981-08-03 |
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