JPS5978840A - スリツタ・スコ−ラ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の技断水国 本発明は、段ボール紙の単板を製造する装置に関し、特
に、動力で調整されるヘッドを備えている多段ステーシ
ョン型スリッタ・スコーラーに関する。

＝４一 本発明の背景 段ボール紙は、かなり幅の広い巻取り紙の形で製造され
、それをスリッタ・スコーラーによって長手方向に切断
して、複数の幅の狭い巻取り紙とし、更に横方向に切断
して、単板となるようにする。

またスリッタ・スコーラーは、必要に応じ、段ボールに
ひだや折り目をつけて、後に続く折り曲げ作業をやり易
いようにする。

スリッタ・スコーラーを新しい指図に基いて調整する際
に、非常に高価な段付は機及びその周辺機器類の運転が
、長時間に亘って停止するのを防止するために、従来、
スリッタ・スコーラーには、複数のステーションが設け
られており、そのうちの１ステーシヨンで巻取り紙に対
する作業を行なっている間に、次の作業に備えて、別の
ステーションの調整を行なうようになっている。

従来のスリッタ・スコーラーにおいて、各ステーション
は、スリッタを通って移動する巻取紙の進行方向にのみ
動くようになっている。また、切断及び段付はヘッドを
有するステーションは、次の作業のためにヘッドを調整
するのに都合のよい位置に移動される。

典型的な工場では、スリッタ・スコーラーを、８時間の
作業時間の間に、３０回もリセットするか、又は調整し
なければならないのが通例である。

従来のスリッタ・スコーラーの大部分は、各ステーショ
ン毎に１３対もある各ヘッドを、作業者が、１つ１つ手
作業で調整せねばならず、しかも、これらの調整は、回
転しているスリッタ・ヘッド及びひだ付はヘッドに接近
して、かなり窮屈な空間において行なうことになるので
、気のすすまない、時間を要する作業となっている。こ
のため、従来より、動力駆動式調整装置を提供しようと
する試みがなされている。

スリッタ・ヘッドの動力駆動式調整装置の先行特許とし
ては、１９７２年２月２８日発行の米国特許番号第３，
６４６，４１８号、アール・ビー・スターンズ等（Ｒ，
Ｂ、　５ｔｅｒｎｓ　ｅｔ、　ａｌ）の「複数構成要素
の位置決め装置（Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ　ｏｆ　Ｍｕ
ｌｔｉｐｌｅ　Ｅｌｅｍｅｎ七ｓ）」がある。

前記スターンズ等の発明による装置は、複数の調整装置
を備える各ヘッド毎に、調整機構が別々に設けられてい
るので、非常に高価なものとなっている。更に、全部の
ヘッド調整装置の動きを同時に制御しなければならない
。このためには、前記ヘッド調整装置のそれぞれに別々
のセンサを設けるか、又は少なくとも、始動及び停止の
ために独立して作動する制御装置を、各ヘッド調整装置
に設けることが必要となる。

各ヘッド調整装置に別々の制御装置を設ける場合には、
単一のセンサの使用で足りるように、共通の親ネジで全
部の調整装置を駆動することとなる。このように単一の
セナサで構成されている場合、所定のヘッド調整装置が
、前記親ネジと噛合する時から解除する時までの、親ネ
ジの回転数を数えるのである。□ 前記の米国特許第３，６４６，４１８号の動力駆動式調
整装置は、１ステーシヨンの調整を行なうのに、二段階
の作業を必要とする。第一に、スリッタ又はスコーラー
の位置が決められ、次に、前記動力駆動式調整装置全体
を一度に動かして、その他のスリッタ又はスコーラーと
係合させて調整するようになっている。

各ヘッド調整装置を別々に親ネジと噛合させたり、解除
したりする装置、及びこれらの噛合装置及び解除装置を
自動的に制御する装置を含めて、装置全体の価格は非常
に高いものとなり、かつ故障発生率も高くなるという、
前述の手法における欠点を克服するために、先行技術は
、各ステーションにおいて、各対ヘッドを選択して係合
するのに連続して、前記対ヘッドをその駆動軸の長手方
向に沿って選択した位置に動かすような単一のヘッド調
整装置を提供している。

この単一ヘッド調整装置が、前記ヘッドと連続して係合
していく際に起こる同時調整の程度は、前記調整装置が
１個のヘッドと係合し、かつ動かす際に、このヘッドの
動きが隣接するヘッドに伝達されて、これを前記ヘッド
の位置する方向に動かすというようなものである。

−’／　− 複数の対ヘッドと連続して係合するような単一のヘッド
調整装置の先行特許としては、１９７７年７月５日発行
の米国特許第４，０３３，２１７号、ニス・ニス・フラ
ウム他（Ｓ、　Ｓ、　Ｆｌａｕｍ　ｅｔ、　ａｌ）の「
複数のヘッドを選択して調整するための送り装置を備え
るスリッタ（Ｓ］、１ｔｔｅｒ　Ｈａｖｉｎｇ　Ｃａｒ
ｒｉｅｒ　ｆｏｒ　５ｅｌｅｃ−ｔｉｖｅ　Ａｄｊｕｓ
ｔｍｅｎｔｓ　ｏｆ　ａ　Ｐｌｕｒａｌｉｔｙ　ｏｆ　
Ｈｅａｄｓ）Ｊｌ及び、１９８０年７月２９日発行の米
国特許第４，２１５，４９５号、アール・イー・コバー
ン（Ｒ，Ｅ、　Ｃｏｂｕｒｎ）の「スリッタ・スコーラ
ー装置（Ｓｌｉｔｔｅｒ　５ｃｏｒｅｒＡｐｐａｒａｔ
ｕｓ）　」がある。

米国特許第４，０３３，２１７号及び第４，２１４，４
９５号による装置は、低価格の自動調整装置ではあるが
、反面において、寸法が非常に大きく、かつ手動調整に
困難性を有しており、更に価格を下げうる余地を残して
いる。更に言えば、これらの装置に設けられているステ
ーションは、必然的に大きくなっているので、これらを
動かすことは、面倒であるとともに難しく、かつ費用の
かかるものとなる。

従って、これらのステーションは、互いに上下８− 位置に固定されることとなり、そのため、巻取り紙の進
路が、切断及び折り目付けの行なわれるステーションの
方向を向くように、上下に変化させるような別の装置が
必要となる。

このように、紙を垂直方向に動かすことは、前記装置を
稼動させ続けることにより、時間の浪費及び工程上のパ
ラメーターの途絶を防止しようとする際に、通常に行な
われる手法であるが、この垂直方向の移動の最中に、紙
の進路を制御できなくなることが、よく起こり、その結
果、装置が停止して、紙を浪費し、かつ生産時間を損失
することとなる。

すなわち、このような構造を有する装置においては、紙
の進路の上方に１個の調整装置を配置し。

かつ下方に別の調整装置を配置することにより、４軸ス
リツタ・スコーラー・ステージ五ンのそれぞれに、独立
して作動する調整装置を設けることが必要となる。この
ような調整装置、及びそれと係合する対ヘッドは、点検
整備、又は手動調整を容易に行なうことができない。そ
の理由の一つは、各ステーションが相互に上下位置をな
し、かつ垂直位置に固定されていることにある。

従来においても、可動なステーションと単一の自動調整
装置とを備える技術の開発が試みられたが、その結果完
成された自動調整装置は、紙の進路の下方となる部分と
、上方となる部分とに分かれている。この装置は、構造
的に費用を要し、かつ特に紙の進路の上方にある部分を
手動で調整することが、困難となる。

このような構造を有する装置の先行特許としては、１９
７１年６月２８日発行の米国特許第３，５７６．３７４
号、ダブリュ・エイ・スチュワート等のｒ予調整可能な
スリッタ・スコーラー装置（ｐｒ６５６ｔｔ、ａｂｌｅ
Ｓｌｉｔｔｅｒ−３ｃｏｒｅｒ　Ａｐｐａｒａｔｕｓ）
がある。この先行発明によれば、各スリッタ・スコーラ
ーは、別々の回動可能な送り装置に取付けられているの
で、各送り装置間にかなり大きな空間を必要とする。

本発明によれば、それぞれに４軸を有する２ステーシヨ
ンを、単一の回動可能な補助枠部材に取付けて、各ステ
ーションが下方にある調整位置と、１１− 上方にある作業位置との間を動くことができるようにす
ることによって、前述の従来技術の欠点を克服すること
ができる。

このような構造とすることによって、両ステーシミンに
対し、一つの紙の進路、及び単一の固定式調整装置を使
用することが可能となる。前記調整装置は、単一の親ネ
ジによって、紙の進行方向に対して横方向に動く送り装
置を備えている。前記送り装置の両端部には、ツールと
係合する可動な第１ヨーク及び第２ヨークが設けられて
おり、切断及び折り目付はツールを、選択して係合した
り、解除したりして、前記親ネジの軸に沿って、予め選
択した位置に動かすようになっている。

各スリッタ・スコーラー・ステーションにおいて、一方
のヨークは、スコーラー・ツールの位置を決め、他のヨ
ークは、スリッタ・ツールの位置を決める。調整を行な
う際、前記ヨークが前記ツールを噛合及び解除するのに
動く距離は、比較的短かい。しかしながら、ステーショ
ンを保持する前記補助枠の割出しを行なう場合には、前
記ヨークは、補助枠の回転軸から十分に離れた位置に移
動して、前記割出しを行なうのに十分な空間を形成する
。各ヨークを、前記補助枠の割出しを行なうことのでき
るような、ただ１つの解除位置に動かすことによって、
経費を削減することが可能となる。

本発明の第２の特徴においては、前記親ネジは、軸方向
及び横方向に対して動かないように固定されており１紙
が装置の中を通過し、かつ紙の左右の振れを補整するた
めに前記補助枠の枢軸に沿って、前記スリッタ・スコー
ラー・ステーションを自動調整する間の、調整を行なう
ことができる。これは、補助枠の横方向の位置を表わす
信号を生成し、かつこの信号を送り装置の位置を制御す
る電子装置に伝達して、常に前記送り装置の位置を、前
記補助枠の位置に反映させるようにすることによって達
成される。

従って、本発明の第１の目的は、ヘッドの位置を調整す
るための動力駆動装置を備える新規な構造を有するスリ
ッタ・スコーラーを提供すること１２− にある。

本発明の第２の目的は、空間を有効に使用し、比較的安
価に製造することができ、かつ点検整備及び手動での調
整が容易にできるような構造を有する型式のスリッタ・
スコーラーを提供することにある。

本発明の第３の目的は、共通の可動な補助枠に取付けら
れた４本の軸をそれぞれに有する２ステーシゴンを備え
、かつ紙の進路より十分下方に共通のヘッド調整装置を
備えているスリッタ・スコーラーを提供することにある
。

本発明の第４の目的は、前記ヘッド調整装置に。

軸方向に対して動かないように固定されている単一の親
ネジを使用するスリッタ・スコーラーを提供することに
ある。

更に、本発明の第５の目的は、スリッタ・スコーラー・
ツールを保持する補助枠を、紙の進行方向に対して横方
向に自動調整して、紙の左右の振れを補整するようにな
っており、かつ前記ヘッド調整装置の親ネジが、回動自
在であり、かつ軸方向及び横方向に対して動かないよう
に固定されているスリッタ・スコーラーを提供すること
にある。

本発明の詳細な説明 以下、図面を参照しつつ、詳細に説明する。

スリッタ・スコーラー（１０）は、水平方向に間隔を有
し、かつ垂直方向を向くとともに、互いに平行をなす２
本の主枠部材（１１）（１２）を備え、両部材は、その
上端部において、連結部材（１４）によって相互に連結
されている。主枠部材（１１）及び（１２）にそれぞれ
取付けられた軸受（１８）及び（１９）に軸支された水
平軸（１５）に、両主枠部材（１１）　（１２）の間に
位置する補助枠部材（１６）及び（１７）がキー止めさ
れている。

４本の軸（２１）　、　（２２）　、　（２３）　、　
（２４）を備えている第１ステーシヨンと、４本の軸（
３１）　、　（３２）　、　（３３）　、　（３４）を
備えている第２ステーシヨンとの２つのスリッタ・スコ
ーラー・ステーションが、補助枠部材（１６）及び（１
７）の間を架は渡すようにして取付けられている。

公知の手法によって、２対以上のひだ付はヘッドが、軸
（２１）及び（２２）に、長手方向に沿って取付けられ
、かつ別の２対以上のひだ付はヘッドカ゛軸（３３）及
び（３４）に長手方向に沿って取付けられている。同様
にして、２対以上のスリッタヘッドが、軸（２３）及び
（２４）の長手方向に沿って、また別の２対以上のスリ
ッタヘッドが、軸（３１）及び（３２）に、長手方向に
沿って取付けられている。

軸（２２）〜（２４）は、モータ（２５）に通電して、
減速機（２６）を介して主歯車（２７）を駆動すること
により、回動させられるようになっている。前記主歯車
（２７）は、軸（２２）及び（２４）にキーで取付けら
れている歯車と直接に噛合して、両軸を駆動し、かつ軸
（２１）及び（２３）にキーで取付けられている歯車を
、アイドラー（２８）を介して間接的に駆動する。

同様にして、第２ステーシヨンの軸（３１）〜（３４）
は、減速機（３６）を介して、もう一方の主歯車（３７
）を駆動するようになっているモータ（３５）にょ４て
、駆動されるようになっている。主歯車（３７）は、軸
（３１）及び（３３）にキーで取付けられている歯車と
直接に噛合して、これを駆動し、かつ軸（３２）及び１
５− （３４）にキーで取付けられている歯車を、アイドラー
（３８）を介して駆動する。

第２図に部分的に示すように、軸（２１）〜（２４）及
び（３１）〜（３４）の駆動部材は、補助枠部材（１７
）に取付けられており、また減速機（２６）及び（３６
）は、主枠部材（１２）及び補助枠部材（１７）との間
に配置され、かつ同様に補助枠部材（１７）に取付けら
れている。

第１図に示すように、軸（２１）〜（２４）を備えすい
る第１スリツタ・スコーラー・ステーションは、上部、
すなわち作業位置にあって、水平進路（２０）に沿って
、第１図において左方向から右方向に移動する段ボール
紙の巻取り紙、又はこれに類するものを受取るようにな
っている。水平進路（２０）は、軸（２１）及び（２２
）に取付けられた、互いに対をなすとともに、互いに共
働する対のスコーラーの間と、軸（２３）及び（２４）
に取付けられた、互いに対をなすとともに、互いに共働
するスリッタの間とを通っている。

一方、軸（３１）〜（３４）を備えている第２スリツタ
・スコーラー・ステーションは、下部、すなわち、１６
− 水平進路（２０）の十分に下方の調整位置に位置してい
る。

軸（１５）を回動させるための油圧シリンダ（２９）を
備える。公知の型式の駆動装置が、設けられており、こ
れは、補助枠材（１６）　（１７）を、第１図に示すよ
うな位置と、軸（２１）〜（２４）を有する第１スリツ
タ・スコーラー・ステーションが前記調整位置となり、
かう軸（３１）〜（３４）を有する第２スリツタ・スコ
ーラニ・ステーションが、軸（３２）及び（３４）を進
路（２０）の上方とするとともに、軸（３１）及び（３
３）を進路（２０）の下方とするような、もう一つの位
置、すなわち作業位置との間に亘って、１８０度回動さ
せるようになっている。

ラッチ機構（３０）が、枠部材（１４）に直交方向に最
付けられていて、補助枠部材（１６）及赫（ｌｎ間に横
架されている水平部材（４１）及び（３９）と噛合した
り解除したりして、補助枠部材（１６）及び（１７）を
、決められた位置に合せるようになっている。

、ヤ９　（４２）　ｔよ、＊工軸、１５）μ平行ｔ、２
５、ヵ、っ補助枠部０　（１６）及゛び（１７）の下方
において、主枠部材（１１）及び（１２）に取付けられ
た軸受によって回動自在に支持されている。親ネジ（４
２）は、前記調整位置にある前記スリッタ・スコーラー
・ツール、又はヘッドを、それぞれの駆動軸の軸方向に
沿って、予め選択した位置に動かすようになっている動
力駆動式調整装置の１つの駆動構成要素となっている。

親ネジ（４２）は、送り装置（４４）に取付けられた被
動ナツト（４３）と噛合して駆動されるようになってい
る。送り装置（４４）は、親ネジ（４２）と平行をなし
、かつ進路（２０）の上流側に伝達する軸（４５）と、
同じく下流側に位置する軸（４６）とによって支持され
ている。

前記動力駆動式調整装置は、２つの調整用ヨーク（４７
）及び（４８）を備えており、その延長部（５１）及び
（５２）は、それぞれ案内軸（４５）及び（４６）に、
回動可能に、かつ滑動可能に取付けられている。ヨーク
（４７）及び（４８）の構造及び作用は、実質的に同じ
であるので、簡略にするため、ヨーク（４７）及び（４
８）の一方のみを図面上に表示している。

第２図に示すような、延長部（５２）の下端部（ヨーク
（４８）から遠い方の端部）は、分岐して２つの端部（
５３）及び（５４）を形成し、両端部は、送り装置（４
４）の両側に近接して位置している。案内軸（４６）は
、両端部（５３）及び（５４）を貫通している。

複動シリンダ（５５）及び（５６）を制御することによ
って、ヨーク（４８）を、前記調整位置の各対のスコー
ラーと噛合したり解除したりするように、動かしうるよ
うになっている。

伸縮可能アーム（５７）は、シリンダ（５５）の上端部
より突出し、かつ枢軸（５８）を介して、ヨーク（４８
）に連結されている。シリンダ（５５）の下端部は、一
端が補助軸（６２）にキーで固定されているクランクア
ーム（６１）の他端部に、枢軸（５９）を介して連結さ
れており、補助軸（６２）は、送り装置（４４）の第１
図における右方に位置する延長部に、回動自在に取付け
られている。

更に、クランクアーム（６３）の一端は、補助軸（６２
）にキーで取付けられており、同じく他端は、シリンダ
（５６）の第１図における右端部から延長しＦｌ− ているアーム（６５）の自由端に、軸（６４）を介して
連結されている。シリンダ（５６）の第１図における右
端部は、送り装置（４４）上の固定軸（６６）に取付け
られている。

アーム（５７）を延長したままの状態で、シリンダ（５
５）により、クランク（６１）及び（６３）を介してシ
リンダ（５６）を動かすと、その動きはヨーク（４８）
に伝達され、ヨーク（４８）は、前記調整位置の軸に取
付けられている第１図における右側の１対のツールと係
合するような、ヨーク（４８）の最も内側の係合位置（
Ａ）から、その少し右方の非係合位置（Ｂ）に動かされ
る。

非係合位置（Ｂ）において、ヨーク（４８）は、第１図
において右下方に位置する１対の軸上の前記ツールとは
、係合しないようになっている。

詳しく説明すると、シリンダ（５５）から延長している
アーム（６５）を収縮させると、ヨーク（４８）は係合
位置（Ａ）となり、アーム（６５）を最大限に伸長させ
ると、非係合位置（Ｂ）となる。またヨーク（４８）は
、補助枠部材（１６）及び（１７）の位置を決める際に
、２０− その構成要素が移動する通路の外側にある割出し位置（
Ｃ）、すなわち、より離れた非係合位置となるように動
かすことができる。

シリンダ（５６）のアーム（５７）を完全に収縮し、か
つシリンダ（５５）のアーム（６５）を最大限に伸長す
ることによって、この位置とすることができる。

関連技術者にとっては明らかなことであるが、親ネジ（
４２）を回動させると、送り装置（４４）は軸方向に動
く。このようにして、送り装Ｎ　（４４）が親ネジ（４
２）の軸方向の適当な位置となると、シリンダ（５５）
及び（５６）を操作することにより、親ネジ（４２）の
動作を制御し、かつ調整するようになっているコンピュ
ータに与えられた、予め選択された情報によって、ヨー
ク（４８）は、ヘッドの係合位置（Ａ）と非係合位置（
Ｂ）との間を動かされ、更に連続して、前記調整位置に
ある、第１図において右側のツール取付は軸（３３）及
び（３４）上の、対になっている前記ヘッドと係合し、
これらヘッドを、選択された位置に移動させるようにな
っている。

同様にして、シリンダ（７５）及び（７６）を動かして
、それらと連結しているヨーク（４７）を、案内軸（４
５）を中心として回動させると、ヨーク（４７）は連続
動作として、前記調整位置にある、第１図において左側
のツール取付は軸（３１）及び（３２）の、対になって
いる前記ヘッドと係合するようになっている。

ヨーク（４７）及び（４８）は、常にその相互の位置と
は無関係に、それぞれに係合位置（Ａ）と非係合位置（
Ｂ）との間を動くようになっている。しかしながら、ヨ
ーク（４７）及び（４８）が、共に最も外側の割出し位
置（Ｃ）となるとき以外は、補助枠部材（１６）及び（
１７）の位置の割出しができないように、ヨーク（４７
）及び（４８）の位置を、前記補助枠部材の割出し位置
に適合するようにして操作するのが通例である。

公知の手段によって、割出し軸（１５）を軸方向に（長
手方向と平行に）動かして、進路（２０）に沿って前記
作業位置を通過する巻取り紙の左右の振れを、自動的に
調整するようになっている。

この軸（１５）及び補助枠部材（１６）及び（１７）の
動きは、その後者に取付けられている切断及び折り目を
つけるための２ステーシヨンをも含めて、センサ（７４
）で監視される。しかし、親ネジ（４２）は、長手方向
には動かないように固定されている。

巻取り紙が前記作業区域を通過している際に、調整しう
るようにするために、セナサ（７４）から生成される信
号をコンピュータに伝達する。このコンピュータは、親
ネジ（４２）の作動を制御することによって、常に送り
装置（４４）の位置を制御し、それによって、前記紙の
横振れに対応するように、補助枠部材（１６）及び（１
７）の横方向の位置を変化させるようになっている。ま
た前記コンピュータは、親ネジ（４２）の回転速度を制
御して、補助枠部材（１６）及び（１７）の移動速度を
補整することができる。

親ネジ（４２）及び対をなすシリンダ（５５）及び（５
６）の作動を制御する電気回路については、本発明の属
する技術分野においては公知であり、かつ本発明の特徴
である技術的範囲に含まれないので、説明を省略する。

以上において詳細に説明した本発明の実施例に、様々の
変更及び変形を施しうろことは、明らかで２３− ある。本発明の技術的範囲は、上述の実施例に限定され
るものでないことは、言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるスリッタ・スコーラーの実施例
を示すもので、第２図における１−１の矢印の方向から
見た側面図である。 第２図は、同じくスリッタ・スコーラーの実施例を、第
１図の２−２の矢印の方向に見た正面図である。 （１０）スリッタ・スコーラー　　（１１）　（１２）
主枠部材（１４）連結部材　　　　　（１５）水平軸（
１６）　（１７）補助枠部材　　（１Ｂ）　（１９）軸
受（２０）進路　　　　　　　（２１）〜（２４）軸（
２５）モータ　　　　　　（２６）減速機（２７）主歯
車　　　　　　（２８）アイドラー（２９）油圧シリン
ダ　　　（３０）ラッチ機構（３１）〜（３４）軸　　
　　　（３５）モータ（３６）減速機　　　　　　（３
７）主歯車（３８）アイドラー　　　　（３９）　（４
１）水平部材（４２）親ネジ　　　　　　（４３）被動
ナツト２４− （４４）送り装置　　　　　（４５）　（４６）案内軸
（４７）　（４ｇ）ヨーク　　　　（５１）　（５２）
延長部（５３）　（５４）端部　　　　　（５５）　（
５６）複動シリンダ（５７）アーム　　　　　　（５８
）　（５９）枢軸（６１）クランクアーム　　（６２）
補助軸（６３）クランクアーム　　（６４）軸（６５）
アーム　　　　　　（６６）固定軸（７４）センサ　　
　　　　（７５）　（７６）シリンダ（Ａ）係合位置　
　　　　（Ｂ）収縮位置、非係合位置（Ｃ）割出し位置

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１ステーシヨン及び第２ステーシヨンを有する
   スリッタ・スコーラー装置において、前記ステーション
   は、それぞれ、第１．第２．第３及び第４の平行なツー
   ル取付軸を備えており、十分に固定されている主枠と、
   前記ステーションを備える補助枠と、前記ステーション
   の間に位置する枢軸を画定し、かつその枢軸を中心とし
   て、前記補助枠を前記主枠に関する第１の位置と第２の
   位置の間に亘って回動して、前記補助枠が前記第１位置
   の場合には、前記第１ステーシヨンは作業位置を、かつ
   第２ステーシヨンは調整位置を取り、前記補助枠が前記
   第２位置の場合には、前記第２ステーシヨンは前記作業
   位置を、かつ第１ステーシヨンは前記調整位置をなすよ
   うにする装置と、前記調整位置に配置されていて、巻取
   紙が進路に沿って前記作業位置にあるステーション内を
   通って移動している間、前記調整位置にある他のステー
   ションにおいて、ツールをその軸に沿って、軸」ユの選
   択した位置に動かす動力駆動式調整装置とから構成され
   ており、前記ステーションを通過する前記巻取り紙の進
   路面に対して、そのどちらか一方にのみ前記調整位置が
   設けられ、前記調整装置は、前記調整位置にある前記ス
   テーションの前記第１．第２．第３及び第４軸上のツー
   ルを、連続的に選択して係合するような構成要素を備え
   ており、前記構成要素の第１要素は、前記調整位置にあ
   る２本の前記軸上のツールと連続的に係合して共働し、
   かつ第２要素は、前記調整位置にある他の２本の前記軸
   上のツールと連続的に係合して共働するようになってい
   ることを特徴とするスリッタ・スコーラー装置。
2. （２）調整装置が、更に前記第１要素及び第２要素を横
   断方向に動かすように連結された送り装置を備えており
   、しかも前記送り装置と共に用いられて、この送り装置
   に関して、前記第１要素と第２要素とを選択して、かつ
   別々に、ツール噛合位置とツール解除位置との間に動か
   すような動力駆動装置を備えていることを特徴とする特
   許請求の範囲第（１）項に記載のスリッタ・スコーラー
   装置。
3. （３）補助枠及びそれに取付けられた各構成要素が、前
   記作業位置と調整位置との間において、前記ステーショ
   ンの位置を割出す際に通過する領域の外側にある割出し
   位置に、前記第１要素及び第２要素を選択して動かすこ
   ともできるような前記動力駆動装置を特徴とする特許請
   求の範囲第（２）項に記載のスリッタ・スコーラー装置
   。
4. （４）前記調整装置は、更に前記送り装置を駆動するた
   めの機械式駆動機構を備えており、この駆動機構は、横
   方向に対して動かないように固定された縦軸からなる親
   ネジと、前記親ネジの紙の進行方向に対する前方及び後
   方のそれぞれに平行して配置される第１及び第２案内軸
   とを備えており、しかも前記、案内軸は、前記送り装置
   と連結して、それを前記親ネジと平行に動くよ３− して前記第１要素を可能ならしめる枢軸を、第２案内軸
   は第２要素を可能ならしめる枢軸を備えていることを特
   徴とする特許請求の範囲第（２）項に記載のスリッタ・
   スコーラー装置。
5. （５）補助枠は、その枢軸に沿って動いて、前記作業位
   置を通過する巻取り紙の左右の振れを調整するようにな
   っており、前記親ネジは、更に軸方向にも動かないよう
   に固定されており、前記機械式駆動機構に沿って前記送
   り装置の位置を動かし、それに同期して、前記補助枠の
   位置をその枢軸に沿って補整する働きを補助するように
   なっていることを特徴とする特許請求の範囲第（３）項
   に記載のスリッタ・スコーラー装置。