JPS5976063A - α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 - Google Patents
α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法Info
- Publication number
- JPS5976063A JPS5976063A JP18555082A JP18555082A JPS5976063A JP S5976063 A JPS5976063 A JP S5976063A JP 18555082 A JP18555082 A JP 18555082A JP 18555082 A JP18555082 A JP 18555082A JP S5976063 A JPS5976063 A JP S5976063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- lysine
- caprolactam
- amino
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はリジンを原料に用いて直接tこα−アミノ−ε
−カプロラクタムを製造する新規な方法tこ関する。
−カプロラクタムを製造する新規な方法tこ関する。
従来リジンを出発原料とするα−アミノ−ε−カプロラ
クタムの製造法としては、(1)リジンを一度エステル
とし、これを有機溶媒中あるいは無溶媒で加熱すること
1こより脱アルコール環化する方法(J、 Chem、
Soc、 +943. p39)、および(2)
リジンエステルを濃アンモニア水中で環化する方法(特
公昭46−37352号公報)が知られている。しかし
、これらの公知方法はいずれもリジンのエステルを経由
するため、リジンをアルコール中酸の存在下tこエステ
ル化スる工程、エステル化eこ用いた酸を塩基で中和す
る工程及びエステルの単離工程を必要とする上?こ、ジ
ケトピペラジンの副生を生じ環化収率の低下をもたらす
等の欠点を有する。更1こ(2)の方法は刺激性の高い
濃アンモニア水を必要とし、経済的tこ不利であるばか
りかアンモニアの揮発漏洩tこ伴う危険や環境汚染を防
止するための対策を講じる必要がある。
クタムの製造法としては、(1)リジンを一度エステル
とし、これを有機溶媒中あるいは無溶媒で加熱すること
1こより脱アルコール環化する方法(J、 Chem、
Soc、 +943. p39)、および(2)
リジンエステルを濃アンモニア水中で環化する方法(特
公昭46−37352号公報)が知られている。しかし
、これらの公知方法はいずれもリジンのエステルを経由
するため、リジンをアルコール中酸の存在下tこエステ
ル化スる工程、エステル化eこ用いた酸を塩基で中和す
る工程及びエステルの単離工程を必要とする上?こ、ジ
ケトピペラジンの副生を生じ環化収率の低下をもたらす
等の欠点を有する。更1こ(2)の方法は刺激性の高い
濃アンモニア水を必要とし、経済的tこ不利であるばか
りかアンモニアの揮発漏洩tこ伴う危険や環境汚染を防
止するための対策を講じる必要がある。
本発明の目的は、かかる従来法の有する如き欠点を有せ
ず、リジンから直接1こα−アミノ−ε−カプロラクタ
ムを効率よく製造し得る簡便な方法を提供するもので、
本発明によれば炭素数4乃至IOのアルコール中でリジ
ンを加熱することVこより容易に脱水環化して目的とす
るα−アミノ−ε−カプロラクタムを高収率で製造取得
することができる。
ず、リジンから直接1こα−アミノ−ε−カプロラクタ
ムを効率よく製造し得る簡便な方法を提供するもので、
本発明によれば炭素数4乃至IOのアルコール中でリジ
ンを加熱することVこより容易に脱水環化して目的とす
るα−アミノ−ε−カプロラクタムを高収率で製造取得
することができる。
本発明者の研究結果によれば、同様のアルコール媒体で
あっても炭素数3以下のアルコールでは環化収率が極め
て低く、他方炭素数lOを超えるアルコールでは沸点が
高くなりすぎ、また低温時1こ固形化するなど取扱い上
の困鮒が増大し不適当である。
あっても炭素数3以下のアルコールでは環化収率が極め
て低く、他方炭素数lOを超えるアルコールでは沸点が
高くなりすぎ、また低温時1こ固形化するなど取扱い上
の困鮒が増大し不適当である。
本発明tこ於て用いられるアルコールは炭素数4乃至l
Oの脂肪族あるいは脂環式アルコールであり、たとえば
ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタツー
ル、オクタツール、デカノール、2−エチルヘキサ7−
ル、2−エチルオクタツール、ンクロペンタノール、ン
クロヘキサノール等が挙げられる。尚、これらのアルコ
ール媒体中tこ他種の溶媒たとえば水が環化収率の低下
tこ著しく影響を及ぼさない程度の量存在していてもよ
い。許容される水の共存量はアルコールtこ対し約5容
量−以下である。
Oの脂肪族あるいは脂環式アルコールであり、たとえば
ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタツー
ル、オクタツール、デカノール、2−エチルヘキサ7−
ル、2−エチルオクタツール、ンクロペンタノール、ン
クロヘキサノール等が挙げられる。尚、これらのアルコ
ール媒体中tこ他種の溶媒たとえば水が環化収率の低下
tこ著しく影響を及ぼさない程度の量存在していてもよ
い。許容される水の共存量はアルコールtこ対し約5容
量−以下である。
反応温度は120C以上好ましくは125〜+6Orで
あり、+20U未満では環化の収率が低く、また160
Cより高い温度で反応を行ってもよいが環化収率の向上
は期待できない。圧力は環化tことって必須なものでは
なく、アルコールの種類、反応温度tこまって決定され
、通常常圧ないし加圧下で反応は行われる。
あり、+20U未満では環化の収率が低く、また160
Cより高い温度で反応を行ってもよいが環化収率の向上
は期待できない。圧力は環化tことって必須なものでは
なく、アルコールの種類、反応温度tこまって決定され
、通常常圧ないし加圧下で反応は行われる。
反応終了後、反応液からのα−アミノ−ε−カプロラク
タムの単離、精製は通常の方法たとえば蒸留や溶剤1こ
よる抽出1こよって行われる。
タムの単離、精製は通常の方法たとえば蒸留や溶剤1こ
よる抽出1こよって行われる。
以下、実施例tこよって具体的に説明する。しかし、本
発明は実施例のみ1こ限定されないことは勿論である。
発明は実施例のみ1こ限定されないことは勿論である。
実施例1
リジン29.2 Fを耐圧容器にとり、ブタノール11
00ゴを加え、150Cで20時間加熱攪拌した。反応
後、淡褐色の溶液を減圧下に濃縮してブタノールを留去
する。更に4.s mmHg I 54 Cで蒸留し
てα−アミノ−ε−カプロラクタム20.29を得た。
00ゴを加え、150Cで20時間加熱攪拌した。反応
後、淡褐色の溶液を減圧下に濃縮してブタノールを留去
する。更に4.s mmHg I 54 Cで蒸留し
てα−アミノ−ε−カプロラクタム20.29を得た。
収率?8.910このものは薄層クロマトグラフィー、
赤外吸収スペクトルとも標品と一致した。
赤外吸収スペクトルとも標品と一致した。
実施例2
(A)リジン1.Ofを耐圧容器tことり、ブタノール
40m1を加えて140Cで24時間加熱攪拌した。
40m1を加えて140Cで24時間加熱攪拌した。
(B)リジン1.02を耐圧容器にことり、水1 ml
とブタノール40屓1を加え、(A)と同様の条件で反
応させた。結果を表1tこ示す。なお、定量は高速液体
クロマトグラフィー(ODSカラム、検出波長210n
m、 溶離液0.03 Mリン酸緩衝液/メタノール
= ] / 9 )を用いて行った。
とブタノール40屓1を加え、(A)と同様の条件で反
応させた。結果を表1tこ示す。なお、定量は高速液体
クロマトグラフィー(ODSカラム、検出波長210n
m、 溶離液0.03 Mリン酸緩衝液/メタノール
= ] / 9 )を用いて行った。
表1 α−アミノ−ε−カプロラクタム生成率(モルチ
)(A) ’ 82% (B) 79% 実施例3 リジン1.Ofを耐圧容器にとり、これ1こ各種アルコ
ール40m1を加え、145Cで20時間反応させた。
)(A) ’ 82% (B) 79% 実施例3 リジン1.Ofを耐圧容器にとり、これ1こ各種アルコ
ール40m1を加え、145Cで20時間反応させた。
結果は表2tこ示す通りであった。尚、定 5−
量は実施例2の方法によった。
表 2
(対 照)エタノール 1%未満プ
ロパツール 】チ未満インプロパツー
ル 1チ未満(本発明)ペンタノール
79%ヘキサノール 75
チ シクロヘキサノール 77% 2−エチルヘキサノール 72% 2−エチルオクタツール 70チ 6−
ロパツール 】チ未満インプロパツー
ル 1チ未満(本発明)ペンタノール
79%ヘキサノール 75
チ シクロヘキサノール 77% 2−エチルヘキサノール 72% 2−エチルオクタツール 70チ 6−
Claims (1)
- 炭素14乃至10のアルコール中でリジンヲ加熱して脱
水環化させることを特徴とするα−アミノ−ε−カプロ
ラクタムの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18555082A JPS5976063A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18555082A JPS5976063A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5976063A true JPS5976063A (ja) | 1984-04-28 |
Family
ID=16172764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18555082A Pending JPS5976063A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5976063A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008502728A (ja) * | 2004-06-10 | 2008-01-31 | ボード、オブ、トラスティーズ、オブ、ミシガン、ステイト、ユニバーシティ | リジンからのカプロラクタムの合成 |
JP2012162463A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Ube Industries Ltd | α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 |
-
1982
- 1982-10-22 JP JP18555082A patent/JPS5976063A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008502728A (ja) * | 2004-06-10 | 2008-01-31 | ボード、オブ、トラスティーズ、オブ、ミシガン、ステイト、ユニバーシティ | リジンからのカプロラクタムの合成 |
US7977450B2 (en) | 2004-06-10 | 2011-07-12 | Board Of Trustees Of Michigan State University | Synthesis of caprolactam from lysine |
US8367819B2 (en) | 2004-06-10 | 2013-02-05 | Board Of Trustees Of Michigan State University | Synthesis of caprolactam from lysine |
JP2012162463A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Ube Industries Ltd | α−アミノ−ε−カプロラクタムの製造法 |
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