JPS5971981A - 工業用炉煙道利用熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、主に軽金属の溶解保持炉の燃焼排ガスを利
用して、軽金属の予熱及び溶解を行い、省エネルギーを
目的とした装置に関するものである。

従来のアルミニユーム又は亜鉛等の軽金属の小形溶解保
持炉では、集中溶解して、溶湯を運搬して配湯を行うタ
イプと、マシーン用の炉で冷材を溶解しながら作業を行
うタイプにわかれている。

この後者の炉の場合、冷材を追加溶解しながら、作業を
行うので、湯温が冷材により下り、湯温のバラツキが製
品の品質に大きくひびいていた。又、冷却した湯温をさ
らに昇温させるために燃料を多く必要としていた。一方
、この炉が燃焼する燃料の約４０〜５０％は排気ガスと
して持ち去られている。この現状を知りながら、排気熱
の利用としては、排気熱利用の空気（燃焼用エヤー）加
熱の熱交換器又は、煙道の外側に材料を立てて予熱する
等の省エネルギーの対策が取られて来たが、溶解する程
の熱交換は出来なかつた。又直接排気熱に材料をさらし
た場合、うまく溶解又は加熱された材料を炉内へ入れる
ことが出来なかつた。燃焼用エヤー加熱の熱交換はバー
ナーや燃料及び制御方法に制限があり、その効率も４〜
７％と少ない。

又、高い設備費となる。煙道の外側利用の材料加熱は、
材料を一度煙道に添せて立て、ある程度、加熱された材
料を又、人が取つて炉内に入れる手間がかかり、高温で
危険は作業であるため、この方法を利用している工業は
少ない。

本発明はこうした、作業性の安全、作業効率の向上、省
エネルギーの向上、湯温安定による品質の向上、燃焼の
燃料及びバーナー、制御方法等の普遍性を解決するため
に発明されたものである。

いまその構造を説明すると、 （イ）　従来の軽金属の溶解保持炉（工業用炉）１の煙
道に熱交換器２を取りつける。

（ロ）　熱交換器２の中に材料保持台３を取りつける。

（ハ）　熱交換器２又は材料保持台３に炉内へ向つて、
適当な傾斜をもたせる。

（ニ）　熱交換器２の材料挿入口を希望の位置に設ける
。

（ホ）　熱交換器２の炉内側に材料を炉内へ入れやすく
する為に，トイを設ける。

以上のような装置にすると、炉内で燃焼した排気ガスが
、熱交換器の中を通りぬける時、材料保持台の上にある
材料を加熱（熱交換）し、あるいは溶解して、材料保持
台の傾斜を流れ、トイを通つて炉内へ流れ込む。

実験による、その効果をのべると，朝，作業開始の為に
炉に点火し燃焼昇温する時，アルミニユームの場合，ル
ツボ内に従来より少ない材料を入れ，熱交換器の中に残
りの分を入れた時，従来の燃料の使用量より約１／３の
節約となつた。又，操業中の燃料の使用量は約１／２〜
１／３となつた。これらは操業度、材料の温度等により
少しずつ変化した。

又、リタン材と呼ばれるダイカスト製品の押湯部分等は
，従来ルツボの溶湯の中に直接入れていたが，リタン材
に含まれる金属以外の成分のうち油脂，又は水分等が製
品の品質を落すので，これを乾燥又は可燃物を燃焼させ
ることにより，品質の向上が得られた。

又、アルミニユームが溶けたらすぐ流れて，炉内に入る
ので、アルミニユームの酸化することも少なく，メタル
ロスも少なくて済んだ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の斜視図 １は炉本体 ２は熱交換器 ３は材料保持台 ４は材料挿入口 ５はトイ 特許出願人　石神文隆

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）　熱交換器２．２を工業用炉１の煙道に取りつけ
   る。 （ロ）　熱交換器の中に材料保持台を取りつける。 （ハ）　材料は希望により取りつけた場所より搜入でき
   るようにし、材料保持台で熱交換された材料が溶解又は
   加熱される。 以上の如く構成された工業用炉の排熱利用熱交換器。