JPS597194B2 - 電気ヒ−タ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （利用分野） 本発明はヘアードライヤなどに使用する電気ヒータに係
り、特に発熱線を蛇行状に屈曲させ、その屈曲部をヒー
タ基板の小孔に挿入し固定する電。

気ヒータに関する。（従来技術の問題点） 従来のかかる電気ヒータは、蛇行状に屈曲させた発熱線
の両屈曲端を二枚平行に配設した絶縁板に形成した小孔
に挿入固定して、二枚の絶縁板間 。

に発熱線を支持していたが、発熱線の両屈曲部を絶縁板
の小孔に挿入する作業が非常に困難であつた。この問題
を解決するために発熱線の一側屈曲部を一方向からｄ仔
Ｌに挿入し固定するものが開発された（但し公知ではな
い）。

すなわち、第１図ａ及びｂの如く蛇行状に屈曲させた発
熱線５の一側屈曲部をヒータ基板１に縦横平行に複数列
配設した小孔３に各列を連続的に往復させて順次挿入す
るヒータであり、一方向から発熱線を挿入することによ
り組立性を向上させたものである。

ところが発熱線５を小孔列の左右端部で異なる方向に方
向転換させて挿入する必要があるため組立作業性の向上
がまだ充分でなかつた。（目 的） 本発明は上記問題点に鑑みて成したもので、その目的と
するところは、絶縁板に多数の小孔を渦巻状に配設し、
該小孔に蛇行状に屈曲させた発熱線の一側屈曲部を挿入
し渦巻状に配列固定することにより、組立性を更に向上
させた電気ヒータを提供することにある。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。

１はヒータ基板で、二枚のマイカ等の絶縁板２、２を一
定間隔を保つて平行に配設すると共に、夫夫の絶縁板２
、２には互いに同一位置で且つ渦巻状の配列で多数の小
孔３を穿設している。

４は二枚の絶縁板２、２を固定する枠体である。

５はニクロム線等の発熱線で、一端から終端までを蛇行
状に屈曲させ、該屈曲部の一側を前記二枚の絶縁板２、
２に設けた互いに同一位置のｄ仔Ｌ３に挿入し渦巻状に
配列固定している。

而して、ヒータの組立ては、予め蛇行状に屈曲させた発
熱線５の一側屈曲部を一方向から挿入ピンで押圧してヒ
ータ基板１の小孔に順次挿入していくのである。

該渦巻状に発熱線５を配列したヒータを正面からみると
外周部に比し中央部の方が線密間が大で、例えばへアー
ドライヤに使用すると熱風吐出口部の温度分布は中央部
が高く周囲が低くなるという理想的な分布が得られる。

向、本発明の渦巻状の配列とは発熱線を順次挿入してい
く方向の軌跡が渦巻状のものを示し、第３図の如きもの
も含む。

（効果） 本発明は上記の如く、絶縁板に多数の小孔を渦巻状に配
設し、該小孔に蛇行状に屈曲させた発熱線の一側屈曲部
を順次挿入し渦巻状に配列固定しているので、発熱線挿
入過程での方向転換が一定方向となり、自動機での高速
挿入が可能となｖ組立性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは従米例の上面図、第１図ｂは第１図ａに於け
るＡ−Ａ断面図、第２図ａは本発明一実施例の上面図、
第２図ｂは第２図ａに於けるＢ一Ｂ断面図、第３図ａは
異なる実施例を示す上面図、第３図ｂは第３図ａに於け
るＣ−Ｃ断面図である。 １・・化一タ基板、２・・・絶縁板、３・・・小孔、４
・・・枠体、５・・・発熱線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数枚の絶縁板を一定の間隔を保つて平行に配設す
   ると共に、夫々の絶縁板には互いに同一位置で且つ渦巻
   状の配列で多数の小孔を穿設したヒータ基板と、前記複
   数枚の絶縁板を固定する枠体と、蛇行状に屈曲させ、該
   屈曲部を前記複数枚の絶縁基板に設けた互いに同一位置
   の小孔に順次挿入し渦巻状に配列固定した発熱線とから
   なる電気ヒータ。