JPS597162Y2

JPS597162Y2 - プロテクタ付きワイパ装置

Info

Publication number: JPS597162Y2
Application number: JP1977175725U
Authority: JP
Inventors: 隆葛野; 忠雄櫛田
Original assignee: 市光工業株式会社
Priority date: 1977-12-28
Filing date: 1977-12-28
Publication date: 1984-03-05
Also published as: JPS54101740U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はプロテクタ付きワイパ装置に関する。

自動車のウインドシールドワイパなどにあっては、払拭
リボンの両側部の溝にリボンホルダーを配設し、このリ
ボンホルダーごと払拭リボンをステーにて把持し、ステ
ーを駆動せしめることにより払拭作動をなさしめる構戊
になっている。

ところが、かかる従来の構或では、洗車時にワイパブレ
ードを上げおろしする場合、リボンホルダーの端部がウ
インドガラス面に当たってガラス面を損傷することがあ
る。

取替え作業の必要上、ワイパブレードを上げおろしする
場合も同様である。

また、リボンホルダーの端部はエッジ部になっていたり
、裸で突出したりしているので、作業者の手を傷つけた
りすることもあり、安全上も好ましくない。

上記の事情に鑑み、リボンホルダーの端部に合或樹脂製
などのプロテクタを装着することが提案されている。

本考案は、リボンホルダーの端部に合戒樹脂製などのプ
ロテクタを装着したワイパ装置の改良に関するものであ
って、その目的とするところは、ワンタッチでプロテク
タを装着することができ、しかも一旦取付けた後はみだ
りにプロテクタが脱落することのないワイパ装置を提供
せんとするものである。

以下、本考案の一実施例を添付図面について説明する。

払拭リボンとして用いるラバーリボン１の両側部には長
手方向に沿う条溝１１が開設されており、ここにラバー
リボン１を支持する金属板製のリボンホルダー２が配設
される。

第１図及び第２図はすでにリボンホルダー２が組付けら
れた図であるが、第４図のラバーリボン１端面図にはこ
の条溝１１が図示されている。

リボンホルダー２は、第５図乃至第７図に示す如く、ラ
バーリボン１の両側部の条溝１１にそれぞれ配設される
ホルダー片２ａ，２ｂが両端部において接続した構或の
ものであって、その一方の端部に立上り部２１が形威さ
れている。

この立上り部２１は、第７図に示すように、上片部２１
ａにおいてのみ両ホルダー片２ａ，２ｂを連結し、下
部は角形の切欠部２２を設けて両ホルダー片２ａ，２ｂ
はその面内において連結していない。

プロテクタ３は合戒樹脂により一体に或形されたもので
、第８図乃至第１０図に示すように、前記リボンホルダ
ーの一端の立上り部２１の上片部２１ａを嵌合受容する
溝３１を有し、その前面の中央部には立上り部２１の挿
入を許容する開口部３２が開設されているが、第９図に
示すように、この開口部の中央付近において、下面から
徐々に傾斜して突出する突起３３が設けられ、これが溝
３１内に位置している。

この突起３３は、リボンホルダーの前記立上り部２１の
上辺部２１ａを係合して、その上辺部２１ａの幅ｄ
部を溝３１中において突起３３と上部片３４との間に挾
着するためのものである。

なお、３５は前記突起３３を形或するための型抜き穴で
ある。

上記の構或よりなるプロテクタ３を、第８図の矢印Ａ方
向にて、仮想線で示す立上り部２１に被せて嵌め合わせ
る。

この場合、立上り部２１の切欠部２２の幅ｌよりも、プ
ロテクタ３の突起３３の幅１′を僅かに小さくしておき
、立上り部２１の上辺部２１ａの幅ｄよりも、プロテク
タ３の上部片３４と突起３３との距離ｄ′を同じか僅か
に大きく形威しておく。

このようにすると、第９図の如く、立上り部２１の上辺
部２１ａは上部片３４と突起３３との間に挾着され、
同時に、切欠部２２中に突起３３が嵌合される。

第３図は、上記の如くして装着された状態を示すもので
ある。

この例においては、ステーとの連結に際し、ストツパ４
を用いているがこのストツパ４はステ−５の穴５１に係
合する突起４１を有するとともに、先端部はステーの外
側に僅かにとび出る部分４２を有し、取りはずしが外部
から容易にできるようになっている。

上述の如く、本考案のワイパ装置においては、リボンホ
ルダーの立上り部にプロテクタを取付けたので、リボン
ホルダーの露出した先端によるウインドガラス面の損傷
や、作業者の手の傷つきなどを防止することは勿論であ
るが、本考案によれば、リボンホルダーの立上り部２１
をプロテクタの開口部３２から嵌拝するというワンタッ
チの操作で容易に取付けることができ、しかも一旦取付
けると、立上り部２１の上辺部２１ａが突起３３と上
部片３４との間に挾着されると共に、立上り部の切欠部
２２に突起３３が嵌合しているので、みだりにプロテク
タが脱落するおそれがない。

なお、プロテクタ３を手で持って、立上り部２１の上辺
部２１ａを開口部３２側に向ければ容易にプロテクタ
を取外すことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は上面図、第２
図は同側面図、第３図は端部の一部破断拡大側面図であ
って、第１図のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面に相当するもので
ある。第４図は払拭リボンの端面図、第５図はリボンホルダー
の上面図、第６図は同じく側面図、第７図は第６図にお
けるＶＩＩ方向矢視図、第８図はプロテクタの正面図、
第９図は第８図におけるＩＸ−ＩＸ線断面図、第１０図
は同じくＸ方向矢視図である。１・・・ラバーリボン、２・・・リボンホルダー、２１
・・・立上り部、２１ａ・・・立上り部の上辺部、３
・・・プロテクタ、３１・・・溝部、３２・・・開口部
、３３・・・突起、３４・・・上部片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

払拭リボンと、該払拭リボンを両側から支持するリボン
ホルダーと、該リボンホルダーの一端に装着したプロテ
クタとよりなるワイパ装置において、前記リボンホルダ
ーの一端に立上り部を形威し、かつ該立上り部は、左右
の両ホルダー片を連結する上辺部とその下方の切矢部と
を有し、前記プロテクタは、前記立上り部の挿入を許容
する前面開口部と、その前面開口部に連続して前記立上
り部の上片部を挾着する溝と、前記立上り部の切矢部に
嵌合すると共に上片部を支える突起とを有し、立上り部
の上辺部を前記の溝に挿入すると共に、その下方の切矢
部中に前記突起を嵌合せしめたことを特徴とするワイパ
装置。