JPS597066B2 - 複合oリングの製造方法 - Google Patents

複合oリングの製造方法

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Publication number
JPS597066B2
JPS597066B2 JP49091200A JP9120074A JPS597066B2 JP S597066 B2 JPS597066 B2 JP S597066B2 JP 49091200 A JP49091200 A JP 49091200A JP 9120074 A JP9120074 A JP 9120074A JP S597066 B2 JPS597066 B2 JP S597066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rubber elastic
composite
outer ring
fused
Prior art date
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Expired
Application number
JP49091200A
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English (en)
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JPS5119260A (en
Inventor
昇 柳瀬
泰臣 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichi Nippon Cables Ltd
Original Assignee
Dainichi Nippon Cables Ltd
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Publication date
Application filed by Dainichi Nippon Cables Ltd filed Critical Dainichi Nippon Cables Ltd
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Publication of JPS597066B2 publication Critical patent/JPS597066B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスケット及びパッキンとして使用される複合
0 1Jングに関するものである。
一般に複合0 1Jング例えばゴム弾性0 1Jングの
外周面にふっ素樹脂の外MIJングを被覆したふっ素樹
脂被覆ゴム弾性0 1Jングは、芯材となるゴムリング
の弾性力と外被となるふっ素樹脂リングの低摺動性、耐
薬品性、耐腐食性、耐摩耗性、ガス不透過性等を兼備し
た理想的なパッキンとして知られており、これまでのゴ
ム弾性0リング単独或はふっ素樹脂製0リング単独では
果し得なかった広範囲の用途に使用し得ることも認識さ
れている。
ところで、従来か5る複合Oリングを製造する場合、断
面円形のゴム弾性0リングの周囲に断面C型のふっ素樹
脂製外被リング片の一つ又はそれ以上を配置して金型に
装填し加圧加熱成形することが行なかれる。
このようにして成形された複合0リングは上記外被リン
グ片の周方向の突き合せ部が加熱融着され(一つの外被
リング片で0 1Jングを包囲するときは上記融着部は
1条、二つの外被リング片を用いるときは2条となる)
て、芯材の0 1Jングと外MIJングとが一体にされ
る。
かメる製造力法により得られた複合0リングをシール装
着部に装着した場合、短時間の運転で外被リングの融着
部に割れを生じる場合がしばしば起こる。
これは、次の理由によるものと思われる。
即ちかかる複合0 1Jングを装着部に装着した後のつ
ぶし(一般にシール特性を発揮させるには25%以上の
つぶし率が必要である)によりゴム弾性Oリングが変形
して該リングの切断面における周長が伸ばされる。
(計算によればつぶし代が25%の場合、約4%周長が
伸びる)一力外被リングとゴム弾性0 1Jングの間に
は前記周長の伸びを吸収するような間隙はない。
このため外被リングには、前記ゴム弾性0リングの変形
により、外被リングを内側から引き延ばそうとする力(
外被リングの切断面において、その周方向に作用する力
)が働くが、外被リングにはゴムに比べてきわめて伸び
の少ないふっ素樹脂を用いているため、外被リングの伸
びで前記力を吸収することもできない。
従って、前記力は外被リングの中でも比較的強度の低い
前記融着部に作用し、該融着部において外被リングに割
れを生じるものである。
本発明は上記の点に鑑み、複合0 1Jングの上述のよ
うな融着部において、割れを生じないような複合0 1
Jングを提供するもので、ゴム弾性リングと、該弾性リ
ングの外周を包囲するふっ素樹脂製外被リングとより成
り、上記外被リングはその周方向に、加熱融着された突
き合せ部を有する一つ以上の外被リング片により構成さ
れ、また、ゴム弾性リングは、上記外被リングの周方向
の融着部に対向する部分が周方向に亘って欠除された断
面類似円形であり、かつ、外被リングの融着部とゴム弾
性リング部分との間には周方向に亘って小間隙が設けら
れていることを特徴とする。
以下、図面に基づき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明において使用するゴム弾性リングの断面
図、第2図は本発明において使用する外被リング片の断
面図、第3図は本発明に成る複合0リングの一例の断面
図をそれぞれ示し各図共通の符号は共通の部分を示す。
第1図に示すように、本発明において使用するゴム弾性
リング1はリングの内周面及び外周面のそれぞれの一部
が欠除面11.12に形成されている長円形断面又は楕
円形断面を呈する断面類似円形のリングである。
また、本発明において使用するふっ素樹脂製外被リング
2は二つの断面C型の外被リング片21.22から構成
されており、かかる二つの外被リング片21.22を対
向する突き合せ部21aと22a ,2l bと22b
で突き合せたとき、均等肉厚の中空0リングとなるよう
に上記二つの外被リング片2L22は予め成形されてい
る。
しかして、本発明の複合0リングは上述した第1図に示
す断面類似円形のゴム弾性リング1の周囲に上述した第
2図に示す二つのふっ素樹脂製外被リング片2L22を
被せる。
このとき、ゴム弾性リング1に被せた一方の外被リング
片21の突き合せ部21a,21bと他方の外被リング
片22の突き合せ部22a ,22bとがそれぞれ対接
すると共に対接した突き合せ部21a−22a,2lb
−22bはそれぞれ前記ゴム弾性リング1の欠除面11
.12に対向する。
従って、上記を満足するようにゴム弾性リング1の寸法
並びに外被リング片21.22の寸法がそれぞれ選ばれ
ている。
このように、ゴム弾性リング1の周囲に外1N 1Jン
グ片21 ,22を被せたものを通常の金型(図示せず
)に装填し加圧加熱成形して第3図に示すような複合0
1Jングを得る。
このようにして得られた複合0 1Jング3においては
、外被リング片21 .22の突き合せ部21a−22
a ,2lb−22bが加熱融着される。
また、ゴム弾性リング1の欠除面IL12と上記加熱融
着部23.24の近傍の外被リング2の内面との間には
円周に亘って小間隙25.26が形成される。
なお、第3図に示すように外被リング2の加熱融着部2
3.24の肉厚は他の部分の肉厚よりも厚くなる。
上記のように加熱融着部23.24の肉厚が厚くなるの
はゴム弾性0リング1に欠除面11.12を設けたこと
により、外1,lk IJング2の突き合せ部分での加
熱融着に際して外被リング2の材料が流れ易くなる結果
、肉厚も厚くなるのである。
また、外被リング2は上述した例においては外被リング
片を2個用いる場合について説明したが、1個の外被リ
ング片でゴム弾性リングを完全に包囲するものであって
もよい。
上述したように、本発明に成る複合0 1Jングはゴム
弾性リング1の欠除面11.12と外被リング2の融着
部の内面との間には円周に亘って小間隙25.26が形
成されているためかかる複合0リングを装着部に装着し
てつぶしを与えた場合にゴム弾性リングが変形して生ず
るゴム弾性リング切断面の周長の伸び分が前記小間隙部
で吸収されるのでゴム弾性リング1の変形による外被リ
ング2を引き伸ばそうとする力を軽減することができ、
しかも、本発明に成る複合Oリングは外被リングの融着
部の肉厚が厚いためその結合強度も増大され、該融着部
の結合が良好となるので、従来の複合0 1Jングのよ
うにシール装着部に装着した場合に短時間の運転で外被
リングの融着部に割れを生じるという欠点は解消される
また、本発明に係る複合0リングは、従来の製品におい
ては製造時に生ずる下記不具合の発生を防止することが
でき、製品性能はさらに改良される。
即ち、外被リングであるふっ素樹脂リングの突き合せ部
を融着させるためには、約300℃に加熱する必要があ
る。
一カゴム弾性リングはすでに加硫成形したものであって
、この加熱温度により外被リング内で熱膨張しようとす
る。
しかるに従来の複合0リングにおいてはゴム弾性リング
が断面円形であるため外被リングとの間に間隙が存在し
ない。
而して、ゴム弾性リングの熱膨張力はすべて外被リング
を内側から拡大させる方向に作用し、従って、外被リン
グの突き合せ部同志番押圧し融着させようとする力は低
下し、外被リングの突き合せ部の融着強度が低下せざる
を得ない。
また、外?,I? IJングとゴム弾性リング間には金
型内への装着持にどうしても空気が取り込まれてしまう
が、加熱時この空気が膨張して外11 1Jングの内面
にアバタを形成する場合がある。
これに対して本発明に係る複合0リングにおいてはゴム
弾性リングとして、外11 1Jングの融着部に対向す
る部分が周方向に亘って欠除された断面類似円形のリン
グを用いているため外被リンクとゴム弾性リンクとの間
に小間隙が存在するので、前記ゴム弾性リングの熱膨張
力を吸収してしまい、ゴム弾性リングの熱膨張により外
1.1? IJングを内側から拡大しようとする力は軽
減し、而して、外被リングの突き合せ部の融着強度の低
下は防止される。
また、外被リングとゴム弾性リング間にとり込まれた空
気も前記小間隙に逃げ込むことができるためアバタの発
生も防止できることは勿論である。
以上のとおり、本発明に係る複合Oリングは製造時にお
ける製品品質の低下を防止できる構成でもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用するゴム弾性リングの断面
図、第2図は本発明において使用する外被リング片の断
面図、第3図は本発明に成る複合0リングの一例の断面
図をそれぞれ示し各図共通の符号は共通の部分を示す。 1はゴム弾性リング、11.12は欠除面、2はふっ素
樹脂製外被リング、2L22は外11 1Jング片、2
1a,2lb及び22a ,22bはそれぞれ外被リン
グ片の突き合せ部、23.24は外被リング2の加熱融
着部、25.26は小間隙、3は複合0リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゴム弾性リングと、該弾性リングの外周を包囲する
    ふっ素樹脂製外11 1Jングとより成り、上記外被リ
    ンクは、その周方向に加熱融着された突き合せ融着部を
    有する一つ以上の外11 1Jンク片により構成され、
    また、ゴム弾性リングは、上記外被リングの周方向の融
    着部に対向する部分が周方向に亘って欠除された断面類
    似円形であり、かつ、外被リングの融着部とゴム弾性リ
    ング部分との間には周方向に亘って小間隙が設けられて
    いることを特徴とする複合0リング。
JP49091200A 1974-08-08 1974-08-08 複合oリングの製造方法 Expired JPS597066B2 (ja)

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JP49091200A JPS597066B2 (ja) 1974-08-08 1974-08-08 複合oリングの製造方法

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JP49091200A JPS597066B2 (ja) 1974-08-08 1974-08-08 複合oリングの製造方法

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JPS5119260A JPS5119260A (en) 1976-02-16
JPS597066B2 true JPS597066B2 (ja) 1984-02-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06300136A (ja) * 1990-08-07 1994-10-28 Nippon Valqua Ind Ltd 金属中空oリング及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913628A (ja) * 1972-05-19 1974-02-06

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JPS4913628A (ja) * 1972-05-19 1974-02-06

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