JPS5963684A

JPS5963684A - 避雷器

Info

Publication number: JPS5963684A
Application number: JP17480182A
Authority: JP
Inventors: 竹科　隆夫; 石崎　義弘
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1982-10-05
Filing date: 1982-10-05
Publication date: 1984-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、配電用の避雷器に係シ、特に故障した場合に
おいても碍管が破損するのを防止した避雷器に関する。

〔発明の技術的背景〕

一般市街地に架設されている６、６．ｋＶの配電線には
落雷事故に備えて随所に避雷器が設置されている。

このような配電用の避雷器は、一般に第１図に示すよう
に、下端に開口部を有しほぼ円筒状に形成された碍管ノ
の上記開口部にノ４　ツキン２を介して金属板製の金属
カバー３をスピニング加工等の機械的手段にて竪牢に取
付け、−上記碍管１の内部に気密室４を形成し、この気
密室４内で上記金属カバー３の上面中央部に２個の円柱
型の非直線抵抗特性を有する特性要素５ＩＬ。

５ｂを積層したものとなっている。上記気密室４の上壁
６の下面に上記上壁６を貝通し路線端子７を前記碍管１
の上面に固定するボルト８を取付でいる。さらに、上記
ボルト８の下面に金属バネ９を介し、−て金属製の円板
１０を接続して、上記円板１０と前記特性要素５ｂの上
面との間圧直列ギャップ１１を形成している。

なお、図中１２は８と同様に気密室４の気密を保持する
ための・ぐツキンであシ、１３は接地端子である。

午のような構成の避雷器であれば、配電線に雷による雷
サージ電圧または、スイッチの開閉による開閉サージ電
圧等の異常電圧が加わった場合には、避雷器の直列ギャ
ップ１１が放電する。その結果、上記異常型５圧による
電流は路線端子７、ボルト８、金属バネ９、直列ギャッ
プ１ノ、特性機素５ｂ、５ａ、金属カバー３および接地
端子１３を介して大地へ流れる。この時の特性要素５．
ａ、、５ｂの抵抗値は低いが、その後、続流に移ると印
加電圧が低くなるために上記特性要素５ａ、５ｂの抵抗
値は犬きくなシ、上記続流が制限され、上記直列ギャッ
プ゛１ノの放電は消滅し平常に復帰する。

１．〔背景技術お問題点〕しかしながら、上記構成の避雷器には、経済性および設
置スペース等の制約から、電力用に設置されている大が
かりな防爆装置を取付けることは不可能である。しだが
って、避雷器が直撃雷を受けて上記避雷器の各部材が損
傷を受は続流が遮断不能となったシ、または、前記気密
室４の気密度が低下し上記各部材間の絶縁低下が生じた
場合には、大きな故障電流が継続して流れる。その場合
、各部材からの発熱および直列ギャッｆ１１におけるア
ーク放電熱のために、上記気声室４内の温度および圧力
が急上昇し、その結果、碍管１は爆発し、その破損物が
周囲に飛散し、家屋、通行人等の安全を脅すおそれがあ
った。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に基すいてなされたもので、
その目的とするところは、簡単な構成でかつ製造費の大
幅な増大を招くことなく、故障した場合においても碍管
が破損するのを防止できる避雷器を提供することにある
。

〔発明の概吸〕

本発明の避雷器は、碍管の内部に収容された避雷要素の
接地側端と上記碍管の開口を蓋する金属カバーとの間に
絶縁体を介挿し、上記接地側端と上記金属カバーとをこ
の金属カバーの内面に近接配置された電流溶断材製の導
体で接続したことを特徴としている。

〔発明の実施例〕

第２図は本発明の一実施例に係る避雷器の概略構成を示
す断面図であシ、第１図と同一部分は同一符号で示しで
ある。したがって重複する部分の説明は省略する。

この実施例においては、碍管１の開口部を蓋する各組カ
バー３は、たとえば０．６〜１．０圏厚さのステンレス
板からなり、中央部には上記開口部の外側方向に突出す
るとともに内径が上記碍管１の内径とほぼ等しい有底の
円筒部１４が形成されている。そして、この円筒部１４
の底板１５と特性要素５ａの接地側−１６との間には、
両端をそれぞれ環状の金属スペーサ１７ａ。

１７ｂで覆われた円筒状の絶縁体１８が介挿されている
。上記各金属スペーサ１７ａ、１７ｂは、上記カバー３
の円筒部１４の内面近傍に配設されたヒユーズ１９で短
絡されている。さら゛に、上記底板１５の外面には接地
端子１３が取付けられている。

このような構成にあって、前記ヒユーズ１９゛□の材質
、断面積を、通常の□雷、開閉サージおよび微小な漏れ
電流に対しては溶断せず過大な故障電流が流れた場合に
のみ溶断発弧するように設定することによって、通常の
サージ電流および漏れ電流を、線路端子７、金属バネ９
、直列ギャップ１１、特性要素５ｂ、５ａ、金属スペー
ス１７ａ１ヒユーズ１９、金属スペーサ１７ｂ１底板１
５および接地端子１３を介して大地へ放流させることが
可能である。したがって上記避雷器は正常に動作する。

一方、過大な故障電流が流れた場合には、前記ヒユーズ
１９は瞬時に溶断発弧し、この熱によシ上記と−−ズ１
９の近傍の金属カバー３の円筒部１４が極部的に溶解し
貫通孔が形成される。その結果気密室４内の高温高圧ガ
スが上記貫通孔から大気中へ放出されるので、碍管の爆
発飛散を防止できる。

さらに、前記貫通孔の大きさは、ヒーーズ１９の溶断発
弧時の発熱量の大きさ、すなわち、故障電流の大きさに
対応している。したがって、上記故障電流が過大になシ
各部材の発熱によシ気密室４内の気圧が異常に高くなっ
た場合は大きな貫通孔が形成されるので効果的な放圧動
作を行なわせることができる。

また、実施例では、碍管１の開口部に金属スペーサ１７
ａ＋１７ｂ、絶縁体１８およびヒユーズ１９を付加する
のみで上記碍管１の防爆機能がイ暑られるので、上記機
能を付与するために避雷器が特に大型化したシ製作費が
大幅に上昇することはない。

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。すなわち、実施例では電流溶断特性を有した導体と
して１本のヒユーズ１９を用いたが、複数本のヒユーズ
を用いてもよく、上記ヒユーズ１９を金属スペーサ１７
ａ、１７ｂに取付りる手段は、ネジ止め、カシメ取付、
ハンダ付等が考えられるが、特に限定されるものではな
い。

また、実施例では避雷要素を直列ギャップ１１、特性要
素５ａ１５ｂ等で構成したが、金属酸化物を用いてギャ
ップレス構造としてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれは、碍管内の避雷要素
の接地側端と上記碍管の開口を蓋する金属カバーとの間
に絶縁体を介挿し、上記接側端と上記金属カバーとをこ
の金属カバーの内面に近接配置された電流溶断材製の導
体で接続するようにしたので、上記導体の材質、断面積
を、通常の雷、開閉サージおよび微小な漏れ電流に対し
ては溶断ぜずに過大な故障電流が流れた場合にのみ溶解
発弧う′るように設定ずれは、通常のサージ電流を上記
導体を介して大地へ放流できる。また過大な故障電流が
上記導体に流れた場合には、上記導体は溶断発弧し、こ
の溶断発弧の熱によシ前記金属カバーが極部的に溶解し
、碍管の内部と外部とを連通ずる溶解孔が形成される。

したがって、内部の高温高圧ガスを外部へ放出すること
ができるので、上記碍管の爆発飛散を防止することがで
きる。したがって、避雷器の周囲の家屋や通行人に被害
を与えることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の避雷器の概略構成を示す断面図、第２図
は本発明の一実施例に係る避雷器の概略構成を示す断面
図である。ｌ・・・碍管、２，１２・・・パツキン、３・・・金属
カバー、４・・・気密室、５ａ、５ｂ・・・特性要素、
７・・・路線端子、９・・・金属バネ、１１・・・直列
ギャップ、１３・・・接地端子、１４・・・円筒部、１
７ａ。Ｊ７ｂ・・・金属スペーサ、１８・・・絶縁体、１９・
・・ヒユーズ。

Claims

【特許請求の範囲】

碍管の内部に遊出要素を収容して上記碍管の接地側開口
を金属カバーで気密に蓋してなる避雷器において、前記
避＠要素の接地側端と前記金属カバーとの間に絶縁体を
介挿するとともに、上記接地側端と上記金属カバーとを
この金属カバーの内面に近接配置した電流溶断性の導体
で接続したことを特徴とする避雷器。