JPS5963184A - 新規なプロテア−ゼ - Google Patents
新規なプロテア−ゼInfo
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- JPS5963184A JPS5963184A JP57173669A JP17366982A JPS5963184A JP S5963184 A JPS5963184 A JP S5963184A JP 57173669 A JP57173669 A JP 57173669A JP 17366982 A JP17366982 A JP 17366982A JP S5963184 A JPS5963184 A JP S5963184A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K35/00—Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
- A61K35/56—Materials from animals other than mammals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Diabetes (AREA)
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なプロテアーゼF −1[−HM−27
’F’−T−TJu−cAv T rtuz−、、
−−−1[−HM−64に関する。これらの4種の新規
酵素は、ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間、適当な
温度に保持して抽出を行い、抽出液をそのまま又は適当
な時間、適当な温度に保持したのち濃縮又は乾燥したの
ち゛吸着剤、極性有機溶媒、塩折、限外r過、イオン交
換クロマトグラフィー、ゲル濾過、アフィニティークロ
マトグラフィー又は疎水的クロマトグラフィーのいずれ
か又はそれらの組合せで処理することにより得ることが
できる。即ち、これらの4種の新規な酵素はミミズ由来
のプロテアーゼであり、いずれも線維素溶解活性(以下
線溶活性と称する。)を有する。
’F’−T−TJu−cAv T rtuz−、、
−−−1[−HM−64に関する。これらの4種の新規
酵素は、ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間、適当な
温度に保持して抽出を行い、抽出液をそのまま又は適当
な時間、適当な温度に保持したのち濃縮又は乾燥したの
ち゛吸着剤、極性有機溶媒、塩折、限外r過、イオン交
換クロマトグラフィー、ゲル濾過、アフィニティークロ
マトグラフィー又は疎水的クロマトグラフィーのいずれ
か又はそれらの組合せで処理することにより得ることが
できる。即ち、これらの4種の新規な酵素はミミズ由来
のプロテアーゼであり、いずれも線維素溶解活性(以下
線溶活性と称する。)を有する。
新規なプロテアーゼF−11[−QM−27は、以下の
理化学的性質を有する酵素である。
理化学的性質を有する酵素である。
A)活性と基質特異性:
F−11[7HM−27は、フィブリン塊に対してフィ
ブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を
有し、カゼイン、P−)ルエンスルホニルー、L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩(以下T AM eと称す
る。)およびN−α−P−)シルーL−リジンメチルエ
ステル(以下TLMeと称する。)に作用する。然し、
N−ベンゾイル−L−アラこンメチルエステル(以下B
AMeと称する。)およびN−ベンゾイル−L−チロシ
ンエチルエステル(以下BTEeと称する。)にはほと
んど作用しない。
ブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を
有し、カゼイン、P−)ルエンスルホニルー、L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩(以下T AM eと称す
る。)およびN−α−P−)シルーL−リジンメチルエ
ステル(以下TLMeと称する。)に作用する。然し、
N−ベンゾイル−L−アラこンメチルエステル(以下B
AMeと称する。)およびN−ベンゾイル−L−チロシ
ンエチルエステル(以下BTEeと称する。)にはほと
んど作用しない。
■ フィブリン分解活性はArch 、 Biophy
、 、 40 :346(1952)にT 、As
t rupらが記載したのと類似の方法で測定した。凝
固可能性蛋白が0.15%になるようにフィブリノーゲ
ンを0.01M塩化ナトリウムを含む0.17Mホウ酸
緩衝液(pH7,8)に溶解後1.0mlを直径80闘
の、殺菌シャーレに流し込み、トロンビン溶液(20u
/ml、 )を05m1加え混和し、蓋をして室温に
て]時間放置する(標準フィブリン平板)。被検酵素液
0.03m7を標準フィブリン平板上に垂直に滴下し、
濾紙を蓋の間に挾み、10分間放置後37℃の恒温器に
入れて18時間反応させる。このフィブリン塊のフィブ
リン分解活性(線溶活性)は標準フィブリン平板上にで
きた溶解部分の長径と短径とを測り、その積(−)をも
って表示した。
、 、 40 :346(1952)にT 、As
t rupらが記載したのと類似の方法で測定した。凝
固可能性蛋白が0.15%になるようにフィブリノーゲ
ンを0.01M塩化ナトリウムを含む0.17Mホウ酸
緩衝液(pH7,8)に溶解後1.0mlを直径80闘
の、殺菌シャーレに流し込み、トロンビン溶液(20u
/ml、 )を05m1加え混和し、蓋をして室温に
て]時間放置する(標準フィブリン平板)。被検酵素液
0.03m7を標準フィブリン平板上に垂直に滴下し、
濾紙を蓋の間に挾み、10分間放置後37℃の恒温器に
入れて18時間反応させる。このフィブリン塊のフィブ
リン分解活性(線溶活性)は標準フィブリン平板上にで
きた溶解部分の長径と短径とを測り、その積(−)をも
って表示した。
■ プラスミノーゲン活性化活性は、プラスミノーゲン
(シグマ社製) 5 u/mlのもの1oμt、被検酵
素水溶液20μz、−0,01M塩化す) IJウムを
含む017Mホウ酸緩衝液(pH7,8) 30μLを
混和し37℃、10分間放置したのち、この反応液の0
.03m7をプラスミノーゲンフリーのフィブリン平板
(マイルズ社製品)に垂直に滴下し、37℃、18時間
反応させ、溶解部分の面積を測定した値(−でもって表
示する)を(A)とし、同じように反応系中のプラスミ
ノーゲンのかわりに017Mホウ酸緩衝液10μtを用
いたもので同じように測定して得られた値を(B)とし
、プラスミノーゲン活性化活性は(A) −(B)で表
示した。
(シグマ社製) 5 u/mlのもの1oμt、被検酵
素水溶液20μz、−0,01M塩化す) IJウムを
含む017Mホウ酸緩衝液(pH7,8) 30μLを
混和し37℃、10分間放置したのち、この反応液の0
.03m7をプラスミノーゲンフリーのフィブリン平板
(マイルズ社製品)に垂直に滴下し、37℃、18時間
反応させ、溶解部分の面積を測定した値(−でもって表
示する)を(A)とし、同じように反応系中のプラスミ
ノーゲンのかわりに017Mホウ酸緩衝液10μtを用
いたもので同じように測定して得られた値を(B)とし
、プラスミノーゲン活性化活性は(A) −(B)で表
示した。
■ カゼインの加水分解活性はJ 、 Ge n 、
physiol、。
physiol、。
30:291(1947)にM、Kunitzが記載し
たのと類似の方法で測定した。15%ミルクカゼイン(
メルク社製)のリン酸緩衝液(0,iM 、 I)H8
,O)溶液1mAに一被検酵素水溶液1mtを加え、3
7℃で30分間反応させた後、0.4M)!JクロルM
2、 Omtを加えて反応を停止させたのち、15分間
インキュベートし、4000rpm、15分間で遠心分
離し、その上清液をとり波長280 nmにおける吸光
度を測定した。カゼイン溶液、トリクロル酢酵、被検酵
素水溶液の順に加えて同様に操作したものを対照とし、
活性単位をKunitz単位で表わした。
たのと類似の方法で測定した。15%ミルクカゼイン(
メルク社製)のリン酸緩衝液(0,iM 、 I)H8
,O)溶液1mAに一被検酵素水溶液1mtを加え、3
7℃で30分間反応させた後、0.4M)!JクロルM
2、 Omtを加えて反応を停止させたのち、15分間
インキュベートし、4000rpm、15分間で遠心分
離し、その上清液をとり波長280 nmにおける吸光
度を測定した。カゼイン溶液、トリクロル酢酵、被検酵
素水溶液の順に加えて同様に操作したものを対照とし、
活性単位をKunitz単位で表わした。
■ TAMeの加水分解活性はMethods in
Enzymology。
Enzymology。
19:41(1970)に記載の方法により測定した。
01Mトリス塩酸緩衝液(p148.0 ) 50mA
に19.7 mfのT A M eを溶解させ、このT
AMe溶液3、0 mtと被検酵素水溶液0.15mA
を25℃で反応させ、1分間経過後の波長247 nm
における吸光度を測定した。なお同測定系において酵素
水溶液の代わりに精製水を用いたものを対照とした。活
性単位は1分間に1MモルのTAMeを加水分解すると
きの酵素量を1単位とした。
に19.7 mfのT A M eを溶解させ、このT
AMe溶液3、0 mtと被検酵素水溶液0.15mA
を25℃で反応させ、1分間経過後の波長247 nm
における吸光度を測定した。なお同測定系において酵素
水溶液の代わりに精製水を用いたものを対照とした。活
性単位は1分間に1MモルのTAMeを加水分解すると
きの酵素量を1単位とした。
■ TLMeの加水分解活性は前記■T A M eの
代わりにTLMeを用い、測定波長250 nmを使用
する以外はすべてTAMeの活性測定法と同じ操作法に
より測定した。活性単位は1分間に1μモルのTLMe
を加水分解するときの酵素量を1単位とした。
代わりにTLMeを用い、測定波長250 nmを使用
する以外はすべてTAMeの活性測定法と同じ操作法に
より測定した。活性単位は1分間に1μモルのTLMe
を加水分解するときの酵素量を1単位とした。
■ BTEeの加水分解活性はMethods in
Enzymology19:31(197−0)に記載
の方法により測定した。
Enzymology19:31(197−0)に記載
の方法により測定した。
メタ/−ル30mtK BTBe 15.’lvを溶解
させ、これに精製水50mAとO,’l M ) IJ
ス塩酸緩衝液(、pHs、o ) 4e+7rntを加
えて得たBTEe溶液30rr+7.と酵素水溶液0.
15rritを25℃で反応させ、1分間経過後の波長
256 nmの吸光度を測定した。
させ、これに精製水50mAとO,’l M ) IJ
ス塩酸緩衝液(、pHs、o ) 4e+7rntを加
えて得たBTEe溶液30rr+7.と酵素水溶液0.
15rritを25℃で反応させ、1分間経過後の波長
256 nmの吸光度を測定した。
なお同測定系において酵素水溶液の代わりに精製水を用
いたものを対照とした。活性単位は゛1分間に1μモル
の13TEeを加水分解するときの酵素量を1単位とし
た。
いたものを対照とした。活性単位は゛1分間に1μモル
の13TEeを加水分解するときの酵素量を1単位とし
た。
■ B AM eの加水分解活性はBAMe 19.7
7ngを0.IMFリス塩酸緩衝液(pH8,0・)5
0mAに溶解した溶液を用い、測定波長255 nmを
使用する以外は前記■BTBeの活性測定法と同じ操作
法により測定じた。活性単位は1分間に1μモルのBA
Meを加水分解するときの酵素量を1単位とした。
7ngを0.IMFリス塩酸緩衝液(pH8,0・)5
0mAに溶解した溶液を用い、測定波長255 nmを
使用する以外は前記■BTBeの活性測定法と同じ操作
法により測定じた。活性単位は1分間に1μモルのBA
Meを加水分解するときの酵素量を1単位とした。
表−1は本発明の酵素プロテアーゼp −III −H
M−27を用い種種の基質に対して得られた結果を要約
して示す。
M−27を用い種種の基質に対して得られた結果を要約
して示す。
表−1
B)至適pHおよび安定pHの範囲:
フイブリン塊を基質として使用したプロテアーゼF−1
[−HM−27のフィブリン分解作用の至適pHは図−
1に示したように約8付近である。
[−HM−27のフィブリン分解作用の至適pHは図−
1に示したように約8付近である。
又、フィブリン塊を基質としてのpI−1安定範囲は図
−2に示したようにpH4〜12でほぼ安定である。p
H安定性は37℃で60分間放置した後のプロテアーゼ
F −[−HM −27の残存活性を測定することによ
って決定した。
−2に示したようにpH4〜12でほぼ安定である。p
H安定性は37℃で60分間放置した後のプロテアーゼ
F −[−HM −27の残存活性を測定することによ
って決定した。
C〕 作用適温の範囲:
pH7,8のフィブリン塊を用い、種種の温度で2時間
反応させたときのプロテアーゼF −1[−HM−27
のフィブリン分解作用を図−3に示した。作用適湿は3
0〜60℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃
である。
反応させたときのプロテアーゼF −1[−HM−27
のフィブリン分解作用を図−3に示した。作用適湿は3
0〜60℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃
である。
D)種種の温度による失活の条件ニ
ブロチアーゼF−1[−HM−27をpI−17,8、
各種の温度で60分間保温した後・のフィブリン塊のフ
ィブリン分解作用の残存活性を図−4に示した。プロテ
アーゼF−1[−)(M−27は70℃で60分間保湿
することによって完全に失活することが明らかである。
各種の温度で60分間保温した後・のフィブリン塊のフ
ィブリン分解作用の残存活性を図−4に示した。プロテ
アーゼF−1[−)(M−27は70℃で60分間保湿
することによって完全に失活することが明らかである。
E)分子量:
28.000±2,000(分子量はセファデックスG
−75によるゲルf過法によって測定した。)牛血清ア
ルブミン(分子量:43,000)、キモトリプシノー
ゲンA(分子量:25,000)およびリボヌクレアー
ゼA(分子量:13,700)を、プロテアーゼp−1
[−HM−27の分子量決定の標準物質として使用した
。
−75によるゲルf過法によって測定した。)牛血清ア
ルブミン(分子量:43,000)、キモトリプシノー
ゲンA(分子量:25,000)およびリボヌクレアー
ゼA(分子量:13,700)を、プロテアーゼp−1
[−HM−27の分子量決定の標準物質として使用した
。
F)紫外線吸収スペクトル:
吸収極大は280 nm付近に、吸収極小は250nm
付近に“存在する。
付近に“存在する。
G)等電点:
PI=3.7±01
H)阻害剤の影響ニ
プロテアーゼF−1[−HM’−27のフィブリン塊の
フィブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を
検討した。即ち各種の阻害剤水溶液(4vry/ml
) 20 pHをプロテアーゼF −1[−’)(M−
27水溶液(0,0084A2″nm/mt)80μt
と混合し、37℃で10分間保温した後1反応液30μ
lをとりフィブリン塊のフィブリン分解活性を測定した
。その結果を表−2に示した。
フィブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を
検討した。即ち各種の阻害剤水溶液(4vry/ml
) 20 pHをプロテアーゼF −1[−’)(M−
27水溶液(0,0084A2″nm/mt)80μt
と混合し、37℃で10分間保温した後1反応液30μ
lをとりフィブリン塊のフィブリン分解活性を測定した
。その結果を表−2に示した。
表−2
表−2よ゛り明らかなようにプロテアーゼF−1[−H
M−27はセリン試薬のジフルオロホスフェート、SH
試薬のN−エチルマレイミド、プロテアーゼ■害剤のリ
マ豆トリプシンインヒビター、大豆トリプシンインヒビ
ター、ペプスタチン、ロイペプチンおよびトラジロール
(商品名バイエル社製品以下同じ)によって完全に阻害
され、キモスタチンおよびイプシロン−アミノカプリン
酸によりある程度阻害され、卵白トリプシンインヒビタ
ーおよびトランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸t−AM CHAと略称する。)によって
かなり阻害され、る結果を示した。しかしながら二価陽
イオンキレート化剤であるEDTA 、アンチパインは
活性を阻害しなかった。
M−27はセリン試薬のジフルオロホスフェート、SH
試薬のN−エチルマレイミド、プロテアーゼ■害剤のリ
マ豆トリプシンインヒビター、大豆トリプシンインヒビ
ター、ペプスタチン、ロイペプチンおよびトラジロール
(商品名バイエル社製品以下同じ)によって完全に阻害
され、キモスタチンおよびイプシロン−アミノカプリン
酸によりある程度阻害され、卵白トリプシンインヒビタ
ーおよびトランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸t−AM CHAと略称する。)によって
かなり阻害され、る結果を示した。しかしながら二価陽
イオンキレート化剤であるEDTA 、アンチパインは
活性を阻害しなかった。
次に、新規なプロテアーゼF−1’−HM−54。
F−i−HM−15およびF−I[−HM−64の各各
の理化学的性質についてはプロテアーゼF−11[−H
M−27、の項に記載した測定法と同一の方法にヨリ測
定した。以下にこれらの3種のプロテアーゼの理化学的
性質を列記する。
の理化学的性質についてはプロテアーゼF−11[−H
M−27、の項に記載した測定法と同一の方法にヨリ測
定した。以下にこれらの3種のプロテアーゼの理化学的
性質を列記する。
Aつ活性と基質特異性:
F−I−HM−54,F−I−HM−15およびF−■
−HM−64は、いずれもフィブリン塊に対してフィブ
リン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有
し、カゼイン、 TAMeおよびBTEeに作用する。
−HM−64は、いずれもフィブリン塊に対してフィブ
リン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有
し、カゼイン、 TAMeおよびBTEeに作用する。
然し、B AM eおよびTLMeにはほとんど作用し
ない。これら3種の新規プロテアーゼF−I −HM−
54、I”−I −HM−15およびF−i−1−IM
−64の種種の基質に対する作用活性を表−3に示した
。
ない。これら3種の新規プロテアーゼF−I −HM−
54、I”−I −HM−15およびF−i−1−IM
−64の種種の基質に対する作用活性を表−3に示した
。
B′)至適pHおよび安定pHの範囲:3種の新規プロ
テアーゼF−I −14M−54、F−1−HM−15
およびF−’ll−HM−64の至適pHおよび安定p
H範囲は図−5〜IOKそれぞれ示した。即ちプロテア
ーゼF −■−1−IM−54(図−5)およびF−I
−HM−15(図−6)の至適pHはそれぞれ8〜10
付近にあり、プロテアーゼF−n’−64(図−7)の
至適pHは7〜8付近にある。そしてプロテアーゼF−
I −HM−54(図−8)及びF−1,−1−IM−
15(図−9)のpH安定範囲はpH4〜12でほぼ安
定であり、プロテアーゼF−11−HM−64(図−1
0)のpH安定範囲はpH5〜12でほぼ安定である。
テアーゼF−I −14M−54、F−1−HM−15
およびF−’ll−HM−64の至適pHおよび安定p
H範囲は図−5〜IOKそれぞれ示した。即ちプロテア
ーゼF −■−1−IM−54(図−5)およびF−I
−HM−15(図−6)の至適pHはそれぞれ8〜10
付近にあり、プロテアーゼF−n’−64(図−7)の
至適pHは7〜8付近にある。そしてプロテアーゼF−
I −HM−54(図−8)及びF−1,−1−IM−
15(図−9)のpH安定範囲はpH4〜12でほぼ安
定であり、プロテアーゼF−11−HM−64(図−1
0)のpH安定範囲はpH5〜12でほぼ安定である。
C′)作用適温の範囲:
3種の新規プロテアーゼF−I−HM−54,F−1−
HM−,15およびF−1−HM−64の作用適温の範
囲は図−11〜13にそれぞれ示した。即、ちプロテア
ーゼF−1−HM−54・(図−11)、F−I−HM
−15(図−12)およびF−I[−HM−64(図−
1−3)の3種の酵素はいずれも作用適温が30〜60
℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃である。
HM−,15およびF−1−HM−64の作用適温の範
囲は図−11〜13にそれぞれ示した。即、ちプロテア
ーゼF−1−HM−54・(図−11)、F−I−HM
−15(図−12)およびF−I[−HM−64(図−
1−3)の3種の酵素はいずれも作用適温が30〜60
℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃である。
Dつ種種の温度による失活の条件:
3種の新規プロテアーゼF−I−HM−54、F−l
−I−IM−15およびF −If −1−IM−64
のpH7,8における各温度における失活の状況は図−
14〜16に示した。プロテアーゼF−I−I(M−5
4(図−14)、F−I−HM−15(図−15)およ
びF−II−HM−64’(図−16)のいずれも70
℃で60分間保温することによって完全に失活すること
が明らかである。
−I−IM−15およびF −If −1−IM−64
のpH7,8における各温度における失活の状況は図−
14〜16に示した。プロテアーゼF−I−I(M−5
4(図−14)、F−I−HM−15(図−15)およ
びF−II−HM−64’(図−16)のいずれも70
℃で60分間保温することによって完全に失活すること
が明らかである。
E/)分子量ニ
プロテアーゼF−I−HM−54の分子量は22.00
0±2,000; F−1−HM−15の分子量は21,500±2,00
0;F −■−HM、:64の分子量は23.00’0
±2,000である。
0±2,000; F−1−HM−15の分子量は21,500±2,00
0;F −■−HM、:64の分子量は23.00’0
±2,000である。
p/)紫外線吸収スペクトル:
プロテアーゼF−I−HM−54、F−I−HM −1
5及びF−11−HM−64の吸収極大はいずれも28
0 nm付近にあり、吸収極小はいずれも250nm何
近にある。
5及びF−11−HM−64の吸収極大はいずれも28
0 nm付近にあり、吸収極小はいずれも250nm何
近にある。
Gつ 等電点
プロテアーゼF−J−1胴−54の等電点はpI=40
±01;プロテアーゼF’−J −HM−15の等電点
けpI = 3.9±01;プロテアーゼF−1+−)
IM−64の等電点けpI−3,8±01である。
±01;プロテアーゼF’−J −HM−15の等電点
けpI = 3.9±01;プロテアーゼF−1+−)
IM−64の等電点けpI−3,8±01である。
II′)阻害剤の影響
前記F−■−HM−27の同項の測定法において、28
00m F −Tff 、−HM −27の水溶液(0,008
4/mt)の代りにプロテアーゼF−I −HM−54
水溶液(006]A28onm/mt);プロテアーゼ
F−I−HMA 280 n m −15水溶液(0,061/ml ) ;プロテア−’
A2aonm ゼF4−HM708水溶液(0,0267mt )のそ
れぞれの各酵素水溶液80μtを用い、そのほかは同じ
ように操作してプロテアーゼF−1−HM−54、F−
I−HM−15、F−11−HM−64に対する各種阻
害剤の影響を測・定した。その結果を表−4に示した。
00m F −Tff 、−HM −27の水溶液(0,008
4/mt)の代りにプロテアーゼF−I −HM−54
水溶液(006]A28onm/mt);プロテアーゼ
F−I−HMA 280 n m −15水溶液(0,061/ml ) ;プロテア−’
A2aonm ゼF4−HM708水溶液(0,0267mt )のそ
れぞれの各酵素水溶液80μtを用い、そのほかは同じ
ように操作してプロテアーゼF−1−HM−54、F−
I−HM−15、F−11−HM−64に対する各種阻
害剤の影響を測・定した。その結果を表−4に示した。
表−4より明らかなように、プロテアーゼF−1−HM
−54は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジフルオロ
ホスフェートおよびN−エチルマレイミドによって完全
に阻害され、大豆トリプシンインヒビター、キモスタチ
ンオヨヒトランス−4−(アミンメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸には若干阻害されるが、EDTA 、卵白
トリプシンインヒビター、ペプスタチン、アンチパイン
、トラジロールおよびイプシロン−アミノカプロン酸に
は阻害されなかった。
−54は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジフルオロ
ホスフェートおよびN−エチルマレイミドによって完全
に阻害され、大豆トリプシンインヒビター、キモスタチ
ンオヨヒトランス−4−(アミンメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸には若干阻害されるが、EDTA 、卵白
トリプシンインヒビター、ペプスタチン、アンチパイン
、トラジロールおよびイプシロン−アミノカプロン酸に
は阻害されなかった。
プロテアーゼF−I−HM−15はリマ豆トリプシンイ
ンヒビター、ジフルオロホスフェートおよびN−エチル
マレイミド−によって完全に阻害され、 EDTA 、
卵白トリプシ、ンインヒビター。
ンヒビター、ジフルオロホスフェートおよびN−エチル
マレイミド−によって完全に阻害され、 EDTA 、
卵白トリプシ、ンインヒビター。
ヘフスタチン、アンチパイン、キモスタチン。
トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボ
ン酸およびイプシロン−アミノカプロン酸にはある稈度
阻害されるが、トラジロールには阻害されなかった。プ
ロテアーゼF −II 、)!M−64は、リマ豆トリ
プシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、N−エ
チルマレイミトオよび大豆トリプシンインヒビターによ
って完全に阻害され、アンチパインにより若干阻害され
;卵白トリプシンインヒビター、ペプスタチン、キモス
タチン、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸、トラジロールおよびイプシロン−アミノ
カプロン酸によってかなりの程度阻害されるが、EDT
Aにより阻害されなかった。
ン酸およびイプシロン−アミノカプロン酸にはある稈度
阻害されるが、トラジロールには阻害されなかった。プ
ロテアーゼF −II 、)!M−64は、リマ豆トリ
プシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、N−エ
チルマレイミトオよび大豆トリプシンインヒビターによ
って完全に阻害され、アンチパインにより若干阻害され
;卵白トリプシンインヒビター、ペプスタチン、キモス
タチン、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸、トラジロールおよびイプシロン−アミノ
カプロン酸によってかなりの程度阻害されるが、EDT
Aにより阻害されなかった。
本発明の新規なプロテアーゼF−1[−HM−27F−
I−HM−54F−I−HM−15およびF−[’−I
−IM’−64の4種の酵素は前記したようにいずれも
優ぐれたフィブリン塊のフィブリン分解活性を有し、ま
たプラスミノーゲン活性化活性を有する。即ち、本発明
の4種の新規プロテアーゼはミミズから抽出して得た安
全な新規酵素であり、優ぐれた線溶活性を有する効果を
通して次に示す臨床効果が期待される。
I−HM−54F−I−HM−15およびF−[’−I
−IM’−64の4種の酵素は前記したようにいずれも
優ぐれたフィブリン塊のフィブリン分解活性を有し、ま
たプラスミノーゲン活性化活性を有する。即ち、本発明
の4種の新規プロテアーゼはミミズから抽出して得た安
全な新規酵素であり、優ぐれた線溶活性を有する効果を
通して次に示す臨床効果が期待される。
一般に酵素により線維素原から転化された線維素は、血
栓症および塞栓症発症の重要な原因の一つである。本発
明の4種の新規プロテアーゼは、前記の活性作用により
末梢動静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈閉塞症、心筋硬塞
症、脳血管閉塞症、網膜動静脈血栓症、硝子体出血、前
房出血等の予防ならびに治療効果が期待される。
栓症および塞栓症発症の重要な原因の一つである。本発
明の4種の新規プロテアーゼは、前記の活性作用により
末梢動静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈閉塞症、心筋硬塞
症、脳血管閉塞症、網膜動静脈血栓症、硝子体出血、前
房出血等の予防ならびに治療効果が期待される。
更に制癌剤との併用により癌に対する併用効果も期待で
きると共に、輸血の、際の抗凝固剤として、又血管手術
における縫合線の塞栓形成防止、または血液透析におけ
る動静脈シャントの長期機能維持にも効果が期待される
。
きると共に、輸血の、際の抗凝固剤として、又血管手術
における縫合線の塞栓形成防止、または血液透析におけ
る動静脈シャントの長期機能維持にも効果が期待される
。
次に本発明の各種新規プロテアーゼの製法。
分離法、精製法は実施例にて詳細に説明する。
実施例1゜
(1) ミミズ凍結乾燥粉末I Kgに10tの0.
1%安 。
1%安 。
息香酸ナトリウムを含む09%塩化ナトリウム水溶液を
添加し、30℃で72時間攪拌抽出したのち、f過し、
残渣を3tの0.1%安息香酸ナトリウム、を含む0.
9%塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液と
を合した清澄抽出液(フィブリン塊に対するフィブリン
分解活性は10倍希釈−で450−/ml )、 13
tを得た。この抽出液を限外濃縮して液量を071tと
し、これにエタノール071tを加えて沈澱分別後のr
液に終濃度でエタノール濃度が80%になるようにエタ
ノールを添加し、得られた沈澱をさらにエタノールで洗
浄後、真空乾燥し、乾燥粉末42グを得た(このものの
フィブリン塊に対するフィブリン分解活性は13227
111H/mgであった。)。該粉末を精製水]、 O
OOmAに溶解し、これをDEAR−セルロファイン(
チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフィーにて処
理し図−17に示す様に新規なプロテアーゼを含むF−
1−]。
添加し、30℃で72時間攪拌抽出したのち、f過し、
残渣を3tの0.1%安息香酸ナトリウム、を含む0.
9%塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液と
を合した清澄抽出液(フィブリン塊に対するフィブリン
分解活性は10倍希釈−で450−/ml )、 13
tを得た。この抽出液を限外濃縮して液量を071tと
し、これにエタノール071tを加えて沈澱分別後のr
液に終濃度でエタノール濃度が80%になるようにエタ
ノールを添加し、得られた沈澱をさらにエタノールで洗
浄後、真空乾燥し、乾燥粉末42グを得た(このものの
フィブリン塊に対するフィブリン分解活性は13227
111H/mgであった。)。該粉末を精製水]、 O
OOmAに溶解し、これをDEAR−セルロファイン(
チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフィーにて処
理し図−17に示す様に新規なプロテアーゼを含むF−
1−]。
]F−I−2、F−11、F−Iffの4分画を得た。
(2)それぞれの画分を硫安0.6飽和塩析後、得られ
た沈澱を少量の10 mM IJリン酸緩衝液PH80
)に溶解し、セファクリルS −200によるゲルf過
処理、ウルトラフィルトレージョンによる脱塩濃縮処理
した後、凍結乾燥することによって、F−I−1分画0
.209f、F−■−2分画0.420S’、F −I
I分画0.879f、F−71)分画1,070S’の
精製プロテアーゼを得た。これら各分画のフィブリン塊
に対するフィブリン分解活性はF−I−1が15200
mA/mV 、 F −1−2が12400 mA/”
? 、 F −Ilが9290ma/■、F−1[が1
7620−/■であった。
た沈澱を少量の10 mM IJリン酸緩衝液PH80
)に溶解し、セファクリルS −200によるゲルf過
処理、ウルトラフィルトレージョンによる脱塩濃縮処理
した後、凍結乾燥することによって、F−I−1分画0
.209f、F−■−2分画0.420S’、F −I
I分画0.879f、F−71)分画1,070S’の
精製プロテアーゼを得た。これら各分画のフィブリン塊
に対するフィブリン分解活性はF−I−1が15200
mA/mV 、 F −1−2が12400 mA/”
? 、 F −Ilが9290ma/■、F−1[が1
7620−/■であった。
実施例2
実施例1−(1)と同一の方法によりF−1−1分画、
p−1−z分画、F−,11分画及びF−11I分画を
得たのち、F−I−1分画及びF−I−2分画のそれぞ
れを10mMリン酸緩衝液(pH6,o )で平衡化し
たヘキシル−セファロースカラムに通液し、活性区分を
吸着せしめた後、同緩衝液で10繭から200rnMの
濃度勾配にて活性区分の溶出を行い得られた活性区分を
集め、更にセファデックスG−75のゲルr過を行うこ
とによりポリアクリルアミドゲル電流泳動として単一な
精製品のF−I−HM−54及びF−T−HM−15を
得た。F−II分画は硫安03飽和濃度にて平衡化した
トヨバールHW−55(東洋ソーダ製品)カラムに通適
し、活性画分を吸、着せしめ、硫安03〜01飽和の濃
度勾配で溶出を行ない、活性区分を集め脱塩し、このも
のを10mM−リン酸緩衝液(pH6,0)で平衡化し
たヘキシル−セファロースカラムに通液し、活性区分を
吸着せしめた後、同緩衝液で10mMから200mMの
濃度勾配にて活性区分の溶出を行ない、活性区分を集め
、セファデックスG−75でゲルr過を行いディスク電
気泳動において単一な精製品のF−I[−HM−64を
得た。F−■分画は10 mM )リス−塩酸緩衝液(
pHs、o )にて平衡化した卵白トリプシンインヒビ
ター(シグマ社製品)セファロースアフィニティ担体カ
ラムに通液し、活性画分を吸着せしめた後、1M食塩を
含む同緩衝液及び0.1M酢酸緩衝液(1)H5,0)
で洗浄を行なった後、0.2Mアルギニンを含む0.1
M、)リス塩酸緩衝液(p)(l o、o )にて活性
画分を溶出することによりポリアクリルゲル電気泳動に
おいて単一な精製品F−1[−HM−27を得た。
p−1−z分画、F−,11分画及びF−11I分画を
得たのち、F−I−1分画及びF−I−2分画のそれぞ
れを10mMリン酸緩衝液(pH6,o )で平衡化し
たヘキシル−セファロースカラムに通液し、活性区分を
吸着せしめた後、同緩衝液で10繭から200rnMの
濃度勾配にて活性区分の溶出を行い得られた活性区分を
集め、更にセファデックスG−75のゲルr過を行うこ
とによりポリアクリルアミドゲル電流泳動として単一な
精製品のF−I−HM−54及びF−T−HM−15を
得た。F−II分画は硫安03飽和濃度にて平衡化した
トヨバールHW−55(東洋ソーダ製品)カラムに通適
し、活性画分を吸、着せしめ、硫安03〜01飽和の濃
度勾配で溶出を行ない、活性区分を集め脱塩し、このも
のを10mM−リン酸緩衝液(pH6,0)で平衡化し
たヘキシル−セファロースカラムに通液し、活性区分を
吸着せしめた後、同緩衝液で10mMから200mMの
濃度勾配にて活性区分の溶出を行ない、活性区分を集め
、セファデックスG−75でゲルr過を行いディスク電
気泳動において単一な精製品のF−I[−HM−64を
得た。F−■分画は10 mM )リス−塩酸緩衝液(
pHs、o )にて平衡化した卵白トリプシンインヒビ
ター(シグマ社製品)セファロースアフィニティ担体カ
ラムに通液し、活性画分を吸着せしめた後、1M食塩を
含む同緩衝液及び0.1M酢酸緩衝液(1)H5,0)
で洗浄を行なった後、0.2Mアルギニンを含む0.1
M、)リス塩酸緩衝液(p)(l o、o )にて活性
画分を溶出することによりポリアクリルゲル電気泳動に
おいて単一な精製品F−1[−HM−27を得た。
図−1〜図−4は、フィブリン塊に対するフィブリン分
解活性でみた新規プロテアーゼF−11[−HM−27
の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性をそ
れぞれ示した。なお至適pH及び作用適温の場合は相対
活性(%)でpI−1安定性は37℃で60分放置した
後のプロテアーゼF−N−HM−2vの残存活性(%)
で示し、湿度安定性の場合は、各温度で60分間保温−
した後のプロテアーゼF−I[−HM−27の残存活性
(%)でそれぞれ表示した。 図−5、図−8、図−11及び図−14は、フィブリン
塊に対するブイプリン分解活性でみた新規プロテアーゼ
F−1−HM−54の至適pH5pH安定性、作用適温
及び温度安定性をそれぞれ示した。図−6、図−9、図
−12及び図−15は、フィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみた新規プロテアーゼF−I−HM−15
の至適pH、pH安定性、作用適湿および温度安定性を
それぞれ示した。図−7、図−10、図−13及び図−
16は、フイブリ−ン塊に対するフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF −II −HM−64の至適
pH、pH安定性、作用適温および温度安定性をそhぞ
れ示した。そして図−1及び図−5〜図−7中○印はリ
ン酸緩衝液を・印はトリス−グリシン緩衝液を表わし、
図−2及び図−8〜図−10中の○印は酢酸緩衝液を、
・印はリン酸緩衝液を、Δ印はトリス−グリシン緩衝液
をそれぞれ表わす。 図−17はミミズ抽出液をアルコール沈降処理した後、
DEAB−セルロファインクロマトグラフイー処理して
得られるフィブリン塊に対するフィブリン分解活性でみ
た本発明の新規プロテアーゼの分画パターンを表わすも
のである。 特許出願人 天軒製薬株式会社 同 美 原 恒図 −1 578910 図 −2 4681012 図−3 3040506070 図 −4 3040506070 図−5 678910 図−6 6,78910 図−7 678910 図−8 4681012 図−9 4681012 図−10 4681012 図 −11 温度(0C) 図−12 3040506070 温度(0C) 図 −13 温度(0C) 図−14 3040506070 温度(0c) 図−15 3040506070 温度(0C) 図 −16 3040506070 温度(0C) 手続補正書 1事件の表示 昭和57年特許願第17’ 3669号2発明の名称 新規なプロテアーゼ 3 補正をする者 事f′1伏の関係 特許出願人 (3・ 所 愛知県名古屋市中区錦−丁目2番7号4
代 理 人 〒104東京都中央区銀座6丁目4番4.t3土屋ビル
5階7袖正0対龜明細書全文及び図面 (1)明細書全文を別紙のとおシ訂正します。 (2)図面全別紙のとおシ訂正します。 全文補正明細書 1、発明の名称 新規なプロテアーゼ2、特許請求の
範囲 E 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼl−III −1−11,’、4−27゜A)
活性及び基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−トルエンスルホニル
−L−フルギニンメチルエステル塩酸塩、N−α−p−
)ンルーL−リジンメチルエステル塩酸塩、L−ピログ
ルタミル有しない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適]〕H約8付近、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲゛ p、H7,+3のフィブリン塊に対してのフィブリ/分
解反応における作用適温30〜60℃、最適温度約50
’C6 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全て失活する。 E)分子量 32.400±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280nm付近に吸収極太、25Onm 付近に吸収
極小を示す。 G)等電点 p工=3.6±0.1 H)阻害剤の影響 フ′イブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆
トリプ7ンインヒビター、ジフルオロホスフエート、大
豆トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチ
ン及ヒl−ラジロールにより完全に阻害され、卵白トリ
プシンインヒビター及びトランス−4−(アミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸によりかなり阻害され、ε
−アミノカプロン酸、キモスタチン及ヒ。ペプスタチン
によりある程度阻害されるが、エチレC48,61チ、
H6,58係、N14.75%。 8 2.03係。 2 以下の理化学的性質を有する白色無定形物1」し°
ロチアーゼF−氾−HM−豆。 A)活性λ互基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解組、プラスミノー
ゲン活性化作用、カゼイン、p −トルエンスルホニル
−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンゾ
イル−L−チロシ1工N−ベンゾイルーL−アラニンメ
チルエステル及びN−α−p −) ’/ルーL−リジ
ンメチルエステル塩酸塩に対してはほとんど作用を示さ
ない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフイブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2 C)作用適温範囲゛ pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応に訃ける作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 24’、500±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 280 nm伺近に吸収極大、250nm 付近に吸
収極小を示す。 G)等電点 pI = 4.1±0.1 H)阻害剤の影響 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプ7ンインヒビター、ジフル第1jホス7エー1 、
太ul−IJ7’シンインヒビター、アンチパイン、キ
モスタチン、ロイペプチン及びトラジロールにより完全
に阻害され、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘ
キサンカルボン酸及びε−アミノカプロン酸によってが
なり阻害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド及
び卵白トリプシンインヒビターによりあるJ)元素分析
値 82.07チ。 3 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1”−HM−54゜A)活性及び基質特異
性。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、7°ラスミ
ノ一ゲン活性化作用、カゼイン、p−トルエンスルホニ
ル−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベン
ゾイル−L−チロノンエチルエステルに対する強い作用
を有するが、N−α−p−トシル−L −IJ シンメ
チルエステアラニンメチルエステル及びH−D−バリル
−B)至適pH及び安定pH範囲。 フィブリン塊を基質として使用したときのフ定範囲4〜
12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件 70℃360分間貫丼すると完全に失活する。 E)分子量 27 、500±2.O’00゜ F)紫外線吸収スペクトル 280 ran付近に吸収極大、250 nm 付近
に吸収極小を示す。 G)等電点 pI = 4.0±0.1゜ H)阻害剤の影響8 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプ7ンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドによってシンインヒビターによって
がな J1宙 れ、キモスタチン、トランス−4−(ア
ミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸及び卵白トリプ
ンンインヒビターによっである程度阻害されるが、エチ
レンジアミン四酢酸ジナトリウム、ペプスタチン、アン
チパイン、トランジオール及びε−アミノカプロン酸で
は阻害されない。 J)元素分析値。 Sl、34%。 4 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−HM−15゜−二一一− A)活性及び基質特異性゛ フィブリノ塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化り礼 カゼイン、p−トルエンスルホニル
−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンゾ
イル−L−fロンンエチルエステルρ汀ナエ鬼公作用を
有するが、N−α−p −) フルーLIJ−ジンメチ
ルエステB)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したフィブリン分解作用
の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン塊に対しての作用適温30〜6
0℃、最適温度約50〜60℃。 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 27.000±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280 nm付近に吸収極太、250 nmイ」近に吸
収極小を示す。 G)等電点 pI = 3.9±0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドによって完全に阻害され、卵白トリ
ズシンインヒビターチパイン、大豆トリグシンインヒビ
ター、ペプスタチン、ε−アミノカプロン酸、キモスタ
チン、エチレンジアミン四酢酸ジナトリウム及びトラン
ス−4−アミノメチルシクロヘキサン力J)元素分析値
: 82.05%。 Zイブリン塊を基質として使用したときのるO E)分子量 G)等電点 オロホスフエート、N−エチルマレイミド及害されない
。 J)元素分析値 C48,23%、 H6,53係、 N 15.9
3係。 用しない。 イブリン分解作用の至適pH約8付近、■)11安定E
)分子量 G)等電点 J)元素分析値。 3、発明の詳細な説明 本発明は、ミミズ例えばルムブリカス・ルベラス(Lu
mbricus ru’be1℃us )から油出され
る新規なタンパク分解酵素に関するものである。さらに
詳しくいえば、本発明は、ミミズの抽出′吻を精製する
ことにより得られ、線岬素溶屏活゛性(以下線溶活性と
略す)を示すことで特徴づけられる6種の白色無定形粉
末の新規なグロテアーゼ、すなわちグロテアーゼF−I
II−1−1(M−27、F−0−HM−45、F−T
1−HM−54、F −1−HM −15、l−111
−1l−H及びF−111−2−HM −89に関する
ものである0 本発明の酵素は、例えばミミズに水性溶媒を加えて適当
な時間、適当な温度に保持して抽出を行い、抽出液をそ
のまま又は適当な時間、適当な温度に保持したのち濃縮
又は乾燥したのち吸着剤、極性有機溶媒、塩析、限外濾
過、イオン交換クロマトグラフィー又は疎水的クロマト
グラフィーのいずれか又はそれらの組合せで処理するこ
とにより得ることができる。すなわち、これらの6種の
新規な酵素(dミミズ由来のグロテアーセであり、いず
れも線溶活性を有する。これらの酵素は、それぞれ分離
に際し第17図に示すように別々のフラクンヨ/中に分
配されており、そのフラク/ヨンによって区別されてい
る。 本発明の酵素例えばグロテアーゼF−111−1−HM
−27は以下に示す理化学的、性質を測定することによ
り、同定される。 A)活性と基質特異性 F−Ill−1−HVI−27は、フィブリ/塊に対し
てフィブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化
活性を有し、カゼイン+p−トルエ:/スルホニル− (以下TAMeと称する。)、N−α− p−トノルー
Lーリジンメチルエステル塩酸塩(以下TLMeと称す
る。)、L−ピログルタミル−グリシル−L−アルギニ
ン−p−ニトロアニリド塩酸塩(、通常.テストチーム
S−2 4 4 =1発色基質といいd<−化学薬品工
業社製品である。以下単にS−’2444と称する。)
及びH−D−バリル−1.+ーロインル〜 L−リジン
−p−ニトロアニリド塩酸塩(]flJ常、テストチー
ムS−2251発色基質といい第一化学薬品工業社製品
である。以下単にS−2251と称する。)に作用する
。しかし、N−ベンゾイル− L−アラニンメチルエス
テル(以下B A M eと称スル。)及びN−ベンゾ
イル−L−チロンンエチルエステル(以下BTBeと称
する。)に(はほとんど作用しなかった。 このフィブリン分解活性は、アストラノプ(T。 Astrup )の方法[ ArCh. Biophy
.、 40, 346( 1952 ) ]と類似の方
法で測定した。すなわち、凝固可能性タンパクが0.1
5%になるようにフィブリノーゲンを0.01M塩化ナ
トリウムを含む0 、 1 7MMホウ酸緩衝液 pH
7−8 )に溶解後10rnlを直径80朋の殺菌ノ
ヤーレに流し込み、トロンビン溶液( 2 0 u/m
l )を0.5蛇加え混和し、蓋をして室温にて1時間
放置する(標準フィブリン平板)。 適当に希釈した被検酵素i’ffl (粉末酵素の場合
は1my/lnllの溶液を1凋製したのち、適当に希
釈し7た酵素水溶液) 0.03ゴを、標準ノイブリン
平板上に垂直に滴下し、p紙を蓋の間に挾み、1o分間
放置後37℃の恒温器に入れて18時間反応させる。 このフィブリン塊のフィブリン分解活性(線溶活性)は
、標準ノイブリン平板上にできた溶解部分の長条と短径
とを測り、その積( mA )と希釈倍数を乗じて表示
しだ(水溶液の場合はml,7 ml 、粉末の場合は
yiffl / rngで活性単位を表示した)。 また、プラスミノーゲン活性化活性は、プラスミノーゲ
ン(シグマ社製) 5 u / mlのもの10μl、
被検酵素水溶液2oμt、0.01 M塩化ナトリウム
を含む0.17 Mホウ酸緩衝液( pH 7.8 )
30μtを混和し37℃.10分間放置し7たのち、
この反応顯のo.o37=グラスミノーゲンフリーのフ
ィブリン(マイルズ社製品)平板に垂直にMi F L
、37℃,18時間反応させ、溶解部分の面積を測定し
た値(−でもって表示する) f:(X)と17、同じ
ように反応系中のフリスミノーゲンの代ゎシにo、、z
7Mホウ酸緩衝i10μtを用いたもので同じように測
定して得られた値を(Y)とし、グラスミノーゲン活性
化活性は(X) −(Ylで表示した。 次に、カゼイノの加水分解活性tよ、クニック(M、
Kunitz )の方法[J、 Gen’、 phye
iol、。 陳291 (1947) 〕 と類似の方法で測定1
−だ。すなわち1.!5%ミルクカゼイ/(メルク社製
、)のり/酸緩r+ij/If (0,1M 、 p、
H8,0)溶g L meに被検酵素水溶RE 1 m
lを加え、37℃で3()分間反応させ、0.4MトI
Jクロル酢酸水溶液2.0mlを加えて反応を停止させ
たのち、15分間インキュベー1・し、4000rpm
、15分間で遠心分離し、その上清層にとり波長280
nmにおける吸光度を測定(〜た。カゼイン溶l夜、
トリクロル酢酸水溶液、被検酵素水溶液の順に加えて同
様に操作したものを対照とし、活性単位をクニック単位
で表わした。 次Qこ、TAMeの加水分解l古注(′↓ [メノソド
・イン・エンザイモロジー(Methods in E
nzymo−10g3’ ) j第19巻、第41ペー
ジ(1970)に記塩酸緩衝7’ii(pH8,0)
50mlに19.7 mgのTAMeを溶解させ、この
TAMe溶液3.0mlと被検酵素水溶/fLO015
TLlを25℃で反応させ、1分間経過後の波長247
nmにおける吸光度を測定(7た。なお同測定系にお
いて酵素水溶液の代わりに精製水を用いたものを対照と
した。活性単位は1分間に1μモルのTAMeを加水分
解するときの酵素量を1単位とした。 さらに、TLMeの加水分解后[生は前記■T A l
tl! 8の代わりにTLMeを用い、測定波長250
nmを使用する以外はすべてTAMeの活性測定法と
同じ操作法により測定した。そして活性単位は1分間に
J、0のΔΔ250 n+n を生ずるときの酵素量
を1単位とした。 さらに、BTEeの加水分解活性は、「メツノドイン・
エンザイモロジ−(Methods in Eqzy−
mOlogy ) J第19巻、第31ページ(197
りに記載の方法によシ測定した。すなわち、メタノール
30m1にBTEe 15.7mfを溶解させ、これに
is水を加えて50rneとし、さらに帆IMFリス塩
酸緩衝液(pH8,0) 46.7mを加えて調製した
BTEe溶液3.0mlと酵素水溶液0.15m1を2
5℃で反応させ、1分間経過後の波長256nmの吸光
度を測定(−た。なお同調11定系において酵素水溶液
の代わシに精製水を用いたものを対照とした。活性単位
は1分間に1μモルのBTEeを加水分解するときの酵
素量を1単位とした。 また、B A M eの力ロ水分解活性rt、I−,−
BAMe t(1,7m7を01Mトリス塩酸緩衝液(
pH8,0) 50mlに溶解した溶液を用い、測定波
長255nm全1吏用する以外は、前記BTEeの活性
測定法と同じ操作法により測定1.た。活性単位は1分
間に1.0のΔA 255 nm を生ずるときの酵
素量を1単位とした。 S −2444の加水分解活性は、「ザジャーナルオブ
バイオロジカルケミストリ−(The Journal
of Biological Chemj、5try
) J第265巻、第2005ページ(1980)に記
載の方法により測定した。 s −2444を0.1 M食塩を含む0.05M)リ
ス塩酸緩行液(pH7,4)に0−5mMの濃度になる
ように溶解し、この基質溶o、1rrLeに酵素水溶液
10μtを混合し、25℃で反応させ1分間経過後の波
長405 nmの吸光度の増加を測定1.た。酵素単位
は、1分間に1μモルのS −2444を加水分解する
ときの酵素量を1単位とした。 次に、S−2251の加水分解活性は、前記のS−24
44の代わりKS−2251を用い、基質濃度を0.1
’mMとする以外は、すべてS−2444の活性測定法
と同じ操作法により測定j−だ。活性単位は、1分間に
1μモルのS〜2251を加水分解するときの酵素量を
1単位とした。 第1表は本発明の酵素グロテアーゼF−用−1〜HM−
27を用い種種の基質に対して得られた結果を要約して
示したものである。 第 1 表 ただし表中のN、D、はNot Det:ec: Le
d の略でほとんど検出されないことを意味する(以
下、同じ意味である。) B)至適pH及び安定pHの範囲: フィブリン環を基質として使用したプロテアーゼF−1
11−1−HM−27のフィブリン分解拝用の至適pH
は第1図に示したように約8付近であった。また、フィ
ブリン環を基質としてのpH安定範囲は第2図に示した
ようにpH5〜12でほぼどゲ定であった。pH安定性
は37℃で60分間放置した後のプロテアーゼF−[1
〜1−HM−27の残存活性を1llll定することに
よって決定した。 C)作用適温の範囲 pH7,8のフィブリン環を用い、種々の温度で2時間
反応させたときのグロテアーゼP゛−用−I−HM−2
7のフィブリン分解作用の変化を第3図に示した。作用
適温は30〜60℃の範囲内であり、最適温度は50℃
付近でめった。 D)種々の温度による失活の条件 プo77−セF−m −1−HM−27をpH7,8゜
各種の温度で60分間保温1.た後のフィブリン環のフ
ィブリン分解作用の残存活性を第4図に示した。これよ
りプロテアーゼF−m −17HM −,27ば70℃
で60分間保温することによって完全に失活することが
分る。 E)分子量 32.400±2.000 (SDSポリアクリルアミ
ドゲル電気泳J助法によって測定した。);牛血清アル
ブミ/(分子量: 67.000 ) 、オブアルブミ
ン(分子量: 43.000 )およびキモトリプシノ
ーゲンA(分子量 25,000 )’iプロテアーゼ
F ill 1− HM −27の分子量決定の標
準物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル 吸収極大け280nm伺近に、吸収極小は250 nm
付近に存在する。 G)等電点 pI = 3.6±0.1 H)阻害剤の影響。 プロテアーゼF’−111−1−HM−27のフィブリ
ン環のフィブリン分解活性に幻する種(Inの祥素阻害
削の影響を検討した。すなわち各種の阻害剤水溶液(4
mグ/rnl)20μtをプロテアーゼF−m−1−H
M−2’7水溶(i (2,5μ?/lnl ) 80
1’Lと混合し、37℃で10分間保畠1.た後、反応
液3゜μt2とりフィブリン環のフィブリン分解活性を
測定した。その結果を第2表に示した。 第 2 表 この表よシ明らかなようにグロテアーゼF−用=1−
HM−27は、セリン試薬のジフルオロホスフェート、
グロテアーゼ阻害剤のリマ豆トリプ/ンインヒビター、
大豆トリブ/ンインヒビター、アンチハ・イノ、ロイペ
プチン及びトラジロール(商品名バイエル社製品以下同
じ)によって完全に阻害され、卵白トリプ7ンインヒビ
ター及びトランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸によってかなり阻害きれるが、イグンロン
ーアミノ力プロン酸、キモスタチン及びペプスタチンに
よりある程度阻害される結果を示した。 しかしながら、二価陽イオンキレート化剤であるエチレ
ンジアミン四酢酸ジナトリウ・ム(以下EDTAと略称
する。)及びSH試薬のN−エチルマレイミドは活性を
阻害しなかった。 工)アミノ酸組成。 第 3 表 グロテアーセF−[[1−L−HM−27の帆2mg相
当を内部標準のノルロイシンとともにt) 、 5 m
gに希釈し6N塩酸を加え、110℃で24時間加水分
解した後、アミノ酸自動分析装置で分析した。 J)元素分析値゛ C48,61%、I−T6.58%、 N 14.7
5%。 8 2.03 係 次に、白色無定形粉末で新規なグロテアーセF−0−H
M−45,F−I BM−54,F−1−HM−15
、F−II−HM〜64及びF−III−2−aM−8
9のそれぞすLの理化学的性質については、グロテアー
ゼ14゛−III −1−HM−27の項に記載した測
定法と同一の方法により測定した。以下にこれらの5種
のグロテア〜ゼの理化学的性質を列記する。 A′)活性と基質特異性 5種の新規プロテアーゼF −0−nM−s s 、
F−1〜HM〜54.F−1〜HM−15、F −II
−HM−64およびF−1−2−HM−89のイ重々の
基質に対する作用活性を第4表に示した。 F−Q−HM−45は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼイン、TAMe及びB T K eに作用する。 またS−2444及びEl−2251にはごくわずかに
作用するが、BAMe及びT LMeにはほとんど作用
しない。 F−1−HM−54は、フィブリン分解活性を有し、プ
ラスミノーゲン活性化活性を有し、カゼイン、TAMe
及びBTEeに作用する。TLMe及びS−2444に
はわずかに作用するが、BAMe及びEl −2251
にはほとんど作用しない。 F−1−HM−14)は、フィブリン塊に対してフィブ
リン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有
し、カゼイン、TAMe及び13TEθに作用する。 TLMe及びS−244’4にはわずかに作用するが、
BAMe及び5−2zstにはほとんど作用しなし・。 F−B−HM−64は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼインに作用し、TAMeにはやや作用する。TL
Me及びS−2444にはわずかに作用し、S−225
1にはごくわずかに作用するが、BAMe及びBTEe
にはほとんど作用しない。 F−1−2−HM−39は、フィブリン塊に対してフィ
ブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を
有し、カゼイン、TAMe、TLMe、 S−2444
及びEl−2251には作用するが、BAMe及びBT
’E、eにはほとんど作用しない。 前記に示すとおり、これら5種の新規プロテアーゼF−
0−HM−45、F−1−HM−54、F−1−HM−
15、F−11−HM−64及びF−In−2−HM−
89の基質特異性は若干その活性作用を異にする。前記
の各5種の新規プロテアーゼの各基質に対する加水分解
作用活性の強弱の表現用語は、その酵素単位(+1/f
ny )が1以上のとき作用する。同じく0.1以上1
未満の範囲のときはやや作用する。 同じ(0,01以上0.1未満の範囲のときはわずかに
作用する。 同じ(0,001以上帆01未満の範囲のときはごくわ
ずかに作用する。 同じ(0,001未満のほとんど検出されないときは第
1表及び第4表中にN、D、と示し、はとんど作用しな
いと表現して使い分けた。 このような基質特異性の活性表現は第1表においても同
じ意味である。 B/) 至適pH及び安定pH範囲:5種の新規プロ
テアーゼF−Q−HM−45、F−1−HM−54、F
−1−HM−,15、F−11−HM−54及びF−M
−2−HM−39の至適pH及び安定pH範囲は@5図
から第14図までにそれぞれ示した。すなわち、プロテ
アーゼF−0−]:JM−45(第5図)、F−1−H
M−54(第6図)、及びF−1−HM−15(第7図
)の至適pHはそれぞれ8〜1o付近にあり、プロテア
ーゼF−■−HM−64(第8図)の至適pHは7〜8
付近にあり、プロテアーゼF−1−2=HM、89 (
第9図)の至適pHは8付近にあった。 そシテプロテアーゼF−0−HM−4s (第10図〕
、F−1=HM−54(第11図)、F−j−HM−1
5(第12図)及びF−1−2−HM−139(第14
図)のpH安定範囲はpH4〜12でほぼ安定であり、
プロテアーゼF−ト4(M〜64(第13図)のpH安
定範囲はpH5〜12でほぼ安定であった。 C/)作用適温の範囲: 5種の新規プロテアーゼF−Q−HM−45、F−1−
HM−54、F−1−HM−15、F−11−HM−6
4及びF−m−2−HM−89の作用適温の範囲は第1
5図から第19図までにそれぞれ示した。すなわちプロ
テアーゼF−Q−HM−45(第15図) 1.F−[
−HM−54(第16図)、F−1−HM−15(第1
7図)、F−1にHM−64(第18図)及びF−11
1−2−HM−Bg (第19図〕の5種の酵素は、い
ずれも作用適温が30〜60℃の範囲であり、最適温度
は約50〜60℃であった。 D/)種々の温度にょろ失活の条件: 5種の新規プロテアーゼF−0−HM−45、F−1−
HM−54゜F−j−HM−35、F−11−HM−5
4及びFm2−HM−BgのpH7,8における各種温
度で60分間保温した後のフィブリン塊のフィブリン分
解作用め残存活性第20図から第24図までに示した。 プロテアーゼF−0−HM=45(第20図)、F−1
−HM−54(第21図)、F−1−H1φ−15(第
22図〕、F−[−HM−64(第23図)及びF−1
−2−HM−89(第24図) ノイずれも70 ”C
で60分間保温することによって完全に失活することが
分る。なお、第1図及び第5図ないし第9図の白丸はリ
ン酸緩衝液、黒丸ばトリス−グリシン緩衝液を表わし、
第2図及び第10図ないし第14図の白丸は酢酸緩衝液
、黒山6’i’ II y耐I駆熔・席 =々i
φ L II −h+ ・・ 、・−一一−−を示
す。 E’) 分子量: 分子量は、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法に
より測定した。結果は次のとおりであった。 F−0−HM−4524,500±2,000F−1−
HM−5427,500±2.000F−1−HM−1
527,000±2,00qF−1−HM−6427,
800±2,000F−1−2−HM−89:32,8
00±2.(100F/)紫外線吸収スペクトル: プロテアーゼF−0−HM−45、F−1−HM−54
、F−1−HM−15、F−11−HM−64及びF−
1−2−HM−89の吸収極太はいずれも280nm付
近にあり、吸収極小はいずれも250nm付近にあった
。 G’)等電点ニ プロテアーゼF−0−HM−45の等電点はp工=4.
1十〇、、1;プロテアーゼF−1−HM−54の等電
点はpI’=4.Q±0.にプロテアーゼF−1−HM
−15の等電点はp工=3.9±0.1;プロテアーゼ
F−1−HM−64の等電点はp工=3.8上帆1;プ
ロテアーゼF−1t−2−HM−89の等電点はpニー
3.5上帆1であった。 H’)阻害剤の影響: 前記F−If−1−HM−27の場合の測定法において
、F−1−1−HM−27の水浴液(2,5μg肩)の
代わりにプロテアーゼF−Q−HM−45水溶液(25
μ!j/ld) ニブロチアーゼFil−HM−54水
@散(12,5μg/rrd!、) ;プロテアーゼF
−1−HM−15水浴* (i 2 、5μg//rn
l);プロテアーゼF−[−HM−54水溶液(25μ
b毎);プロテアーゼF−m2−HM−89水溶W (
2、5μ、9Anl)のそれぞれの各酵素水浴液80μ
eを用い、そのほかは同じように操作してプロテアーゼ
F−0−HM−45、F−1−HM−54、F−1−H
M−15、F−[1−HM−64及びF−1−2−HM
−89に対する各種阻害剤の影響を測定した。 その結果を第5表に示した。これより明らかのようにプ
ロテアーゼF−’O−HM−45は、リマ豆トリプシン
インヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆トリズシ
ンインヒビター、アンチパイン、キモスタチン、ロイペ
プチン及びトラジロールによって完全に阻害され、イプ
シロン−アミノカプロン酸及びt−AMOHAによって
かなり阻害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド
及び卵白トリプシンインヒビターによっである程度阻害
されろか、EDTAには全(阻害されなかった。プロテ
アーゼF−1−HM−54は、リマ豆トリプシンインヒ
ビター、ジフルオロホスフェート及びN−エチルマレイ
ミドによって完全に阻害され、ロイペプチン及び大豆ト
リプシンインヒビターによってかなり阻害され、キモス
タチン、t−AMOHA及び卵白トリプシンインヒビタ
ーによっである程度阻害されろが、KDTA1ペプスタ
チン、アンチパイン、トラシロ豆トリプシンインヒビタ
ー、ジフルオロホスフェート及びN−エチルマレイミド
によって完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター
及びロイペプチンによってかなり阻害され、アンチパイ
ン、大豆トリプシンインヒビター、ペプスタチン、イプ
シロン−アミノカプロン酸、キモスタチン、EDTA及
びt−AMCHAによっである程度阻害されるかトラジ
ロールには全(阻害されなかった。プロテアーゼF−[
−HM−54は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジフ
ルオロホスフェート、N−エチルマレイミド及び大豆ト
リプシンインヒビターによって完全に阻害され、卵白ト
リプシンインヒビター、トラジロール、ペプスタチン、
t−AMOHA及びキモスタチンによってかなり阻害さ
れ、アンチパイン及びイプシロン−アミノカプロン酸に
よっである程度阻害されるが、EDT A及びロイペプ
チンには全く阻害されなかった。F−1−2−HM−8
9はリマ豆トリプシンインヒビター、ジフルオロホスフ
ェート、大豆トリプシンインヒビター、アンチパイン、
ロイペプチン及びトラジロールによって完全に阻害され
、t−AMCIAによってかなり阻害され、ペプスタチ
ン、キモスタチン、イプシロン−アミノカプロン酸及び
卵白トリプンンインヒビターによっである程度阻害され
ろか、N−エチルマレイミド及びEDTAには全く阻害
されなかった。なお、完全に阻害されろとは、第5表中
の相対活性値か0の場合であり、がなり阻害されろとは
相対活性値が50係未満であり、ある程度阻害されろと
は相対活性値が50係以上であり、全く阻害されないと
は相対値が100の場合と表現を使い分けた。この表現
は前記第2表の場合も同じ意味である。 / I/) アミノ酸組成: 第6表 プロテアーゼF−Q−HM−45のアミノ酸組
成第8表 プロテアーゼF−1−HM−15のアミノ酸
組成第9表 プロテアーゼF−1−HM−54のアミノ
酸咀成第10表 プロテアーゼF−[1−2−1−2−
Hのアミノ酸組成J7)元素分析値: 1)プロテアーゼF−0−HM−45の元素分析値;0
48.30係 H6,84係 N 15.88係 8 2.07係 2〕 プロテアーゼF−1−HM−54の元素分析値;
C48,93係 H6,65係 N’ 15.95 係 8 1.34 係 3)プロテアーゼF−1−HM−15の元素分析値;C
46,15qb H’6.64係 N 16.02 係 6 2.05 係 4)プロテアーゼF−n −HM−6’ 40元素分析
値;0 48.23係 H6,53係 N 15.93係 S 143係 5)プロテアーゼF−1−2−HM−89の元素分析値
;0 47.53係 H655φ N 14.59チ S2゜06係 不発明の新規なプロテアーゼF−1−1−HM−27、
p−O−HM−45、F−1−HM−54、F−1−H
M−15、F−11−HM−64及びF−111−2−
HM−89の6種の酵素は、前記したようにいずれも優
れたフィブリン塊のフィブリン分解活性を有し、またプ
ラスεノーゲン活性化活性を有することがわかった。す
なわち、本発明の6種の新規プロテアーゼは、不発明者
等がはじめてミミズから抽出、単離して得た安定な新規
酵素であり、優れたm溶油性を有する効果を通して次に
示す臨床効果が期待される。 一般に酵素により線維素原から転化された線維素ば、血
栓症及び塞栓症発症の重要な原因の一つである。不発明
の6種の新規プロテアーゼは、前記の活性作用により末
梢動静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈閉塞症、心筋硬塞症
、脳血管閉塞症、網膜動静脈血栓症、硝子体出血、前房
出血等の予防ならびに治療効果が期待される。 更に制癌剤との併用により癌に対ずろ併用効果も期待で
きろと共に、輸血の際の抗凝固剤として、又血管手術に
おける縫合線の塞栓形成防止、又は血液透析における動
静脈シャントの長期機能維持にも効果が期待されろ。 次に本発明の各種新規プロテアーゼの製法、分離法、精
製法は実施例にて詳細に説明する。 実施例1 (1)ミミズ凍結乾燥粉末I K9に101の0.1
%安息香酸ナトリウムを含む0.9チ塩化ナトリウム水
溶液を添加し、30℃で72時間がきまぜて抽出したの
ち、濾過し、残留分を34の0.1 %安息香酸ナトリ
ウムを含む0.9 %塩化ナトリウム水MWで洗浄し、
抽出液と洗浄液とを合した清澄抽出i(フィブリン塊に
対ずろフィブリン分解活性は10倍希釈で450mAl
m12 ) 131Jを得た。この抽出液を限外濃縮
して液量な帆714とし、これにエタノール9.71d
を加えて沈殿分別後のP液に終濃度でエタノール濃度が
80係になるようにエタノールを添加し、得られた沈殿
をさらにエタノールで洗浄後、真空乾燥し、乾燥粉末4
2Jを得た(このもののフィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性は1322yj/myであった。)。該粉末
を精製水1000−に溶解し、これにDEAE−セルロ
ファイン(チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフ
ィーにて処理し第25図に示すように新規なプロテアー
ゼを含むF−0,F−1−1、F”−1−2、F−11
及びF−1の5分画を得た。 (2)それぞれの画分を硫安0.6飽和塩析後、得られ
た沈殿を少量の10mMリン酸緩衝i (pH8,0)
に溶解し、七フアクリルS −200によろゲル濾過処
理、ウルトラフィルトレージョンによる脱塩譲縮処理し
た後、凍結乾燥することによってF−Q分画、o、、o
7i、 F=+−i分画0.20’l、F−1−2分画
0.420&、 F−11分画0.879.17. F
−dl1分画1.070.!9の精製プロテアーゼを得
た。これら各分画のフィブリン塊に対するフィブリン分
解活性はF−0が8 、816 msR/mg、F−1
−1が15,200mA / ”g、F−1−2が12
,000 mA/ mg、F−11が9 、290 m
A/ mg及び’F−1[がl 7 + 620 mA
/ ’グであった。 実施例2 実施例1−111と同一の方法によりF−0分画、F−
1−1分画、F=l−2分画、F−11分画及びF−1
分画を得たのち、F−0分画、F−1−1分画及び’F
−1−2分画のそれぞれを10mM リン酸緩衝’g(
pus、o)テ平衡化したDEAE−セルロファインカ
ラムに通液し、活性区分を吸着せしめた後、同緩衝液で
食塩O〜100mMの濃度勾配にて活性区分の溶出を行
い得られた活性区分を集め、さらにセファデックス−G
−75のゲル濾過を行うことによりポリアクリルアミド
ゲル電気泳動として単一な精製品のびF−1−HM−1
5は0.06.9を得た。F−11分画は硫安0.3飽
和濃度にて平衡化したトヨバールHW−55(東洋ソー
ダ製品)カラムに通し、活性画分を吸着せしめ、硫安0
.3〜0.1飽和の濃度勾配で溶出を行い、活性区分を
集め脱塩し、このものを10mM−’Jン酸緩衝g(p
H6,o)で平衡化したヘキシル−セファロースカラム
に通液し、活性区分を吸着せしめた後、同緩衝液で食塩
の0〜150mMの濃度勾配にて活性区分の溶出を行い
、活性区分を集め、セファデックスG−75でゲル濾過
を行いポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な
精製品のF−11−HM−64はo、1ojを得た。F
−1分画は20mM ’]ン酸緩衝液(pHs、o)に
て平衡化した卵白トリプシンインヒビター(シグマ社製
品)セファロースアフイニテイ担体カラムに通赦し、活
性画分を吸着せしめた後、1M食塩を含む同緩衝液及び
0.1M酢酸緩衝1(pHs、0)で洗浄を行った後、
0.5Mアルギニン及び1M食塩を含む酢酸緩衝液(p
Hs、o)にて活性画分を溶出しFil1画分を得た。 該F−1画分をさらに硫安0.3飽和溶液にて平衡化し
たトヨバールHW−55カラムに通液し活性画分を吸着
せしめ、硫安0.3飽和〜0.1飽和の濃度勾配で溶出
を行うことによりポリアクリルアミドゲル電気泳動にお
いて単一な精製品F−1−1−HM−27(第26図)
。 4、図面の簡単な説明 第1図ないし第4図は、フィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみたプロテアーゼF−M−1−HM−27
の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性をそ
れぞれ示すグラフ、第5図、第10図、第15図及び第
20図は、フィブリン塊に対するフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF−0−HM−45の至適pH,
pH安定性、作用適温及び温度安定性をそれぞれ示すグ
ラフ、第6図、第11図、第16図及び第21図は、フ
ィブリン塊に対するフィブリン分解活性でみた新規プロ
テアーゼF−1−HM−54の至適pH,pH安定性、
作用適温及び温度安定性をそれぞれ示すグラフ、第7図
、第12図、第17図及び第22図は、フィブリン塊に
対するフィブリン分解活性でみた新規プロテアーゼF−
1−HM−15の至適pH,pH安定性、作用適温及び
温度安定性をそれぞれ示すグラフ、第8図、第13図、
第18図及び第23図はフィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみた新規プロテアーゼF−11−HM−6
4の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性を
それぞれ示すグラフ、第9図、第14図、第19図及び
第24図はフィブリン塊に対ずろフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF−1−2−HM−89の至適p
H、pH安定性、作用適温及び温度安定性をそれぞれ示
すグラフ、第25図はミミズ抽出液を” ルコール沈降
処理した後、DEAK−セルロファインクロマトグラフ
イー処理して得られろフィブリン塊に対するフィブリン
分解活性でみた不発明の新規プロテアーゼの分画パター
ンを表わすグラス、第26図は、ミミズ抽出液をアルコ
ール沈降処理した後、DE、AE−セルロファインクロ
マトグランイー処理して得られるF−1分画について、
さらにトヨバールHWi−455カラムクロマトグラフ
イー処理して得られろフィブリン塊に対ずろフィブリン
分解活性、S−2444分解活性及びS−2251分解
活性でみた不発明の新規プロテアーゼF−1−1−HM
−27及びF−111−2−HM−89の分画パターン
を表わすグラフである。 特許出願人 天野製薬株式会社 ほか1名 代り人 阿 形 明 第1図 H 第2図 e a to /2f−1 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 H 第8図 第9図 pH 第to図 4 6 8 10 12H 第17図 瀘崖(1C) 第゛18 図 fX)LじC) 第21図 第22図 温 1じC) 第23図 渫A(’(’) 第24図 i&(”(:> 手続補正書 1事件の表示 昭和!57年特許願第173669号 2、発明の名称 新規なプロテアーゼ 3補正をする者 事件との関係特許出願人 住 所愛知県名占屋市中区錦−下目2番7号天野製薬株
式会社(ほか1名 氏7名 代表者 天 野 源 博 4代 理 人 〒105東京都港区新橋2丁目2番2号川志満・邦信ビ
ル8階5、補正命令の日付 自 発 8、補正の内容 (1)全文明細書第20ページ第7行目の「第17図」
を、「第25図及び第26図」に訂正します。 (2)同第20ページ第16〜17行目の[トルエ54
、F、I−HM−15Jを、 「F−I−1−)IM−
54゜F −I −2−HM−15Jに訂正します。 (4)同第33ページ第9〜10行目の[F−I−HM
−54、F−I−[(M−15Jを、「F I−I
HM−54、F −l−2−[(M−1sJに訂正し
ます。 (5)同第34ページ第4表中の「F−I−HM−54
J)を、gF−I−1−HM−54Jに訂正し捷す。 (6)同第34ページ第4表中の[F −I −HM−
15Jを、lBr 、I−2−Hl−2−Hに訂正しま
す。 (7)同第35ページ第6行目の(−F−I−[(M−
54Jを、「F−I−1−HM−54」に訂正します。 (8)同第35ページ第11行目の「F−I−[(M−
15jを、「F−I −2−HM−15Jに訂正します
。 (9)同第36ページ第7行目の「F−I−HM−54
゜F−I−HM−15Jを、 [F−I−1−HM−5
4、F−I−2−HM−15]に訂正します。 01 同第37ページ第3〜4行目の[’F−I−HM
−54、F−I−[(M−154を、[F−I−t−[
(M−54,F−1−2−HM−15Jに訂正します。 (ロ)同第37ページ第7行目の「F−X−’[(M−
54(第6図)、及びF−I−HM−15Jを、[F−
I−1−HM−54(第6図)、及びF−I−,2−H
M−15jに訂正します。 α力 同第37ページ第12〜13行目のl”F−I−
[(M−54(第11図)、F−I−HM−15Jを、
1F−I−1−HM−54(第11図)、p−r、−z
−HM−xsjに訂正します。 01 同第37ページ第18〜19行目の[F−I−H
M−54,F−I−HM−15J を、 1F−I−1
−HM−54、F−I−2−HM−15Jに訂正します
。 α力 同第38ページ第2〜3行目の[F−I−HM−
54(第16図)、F−I−FIM−1sJを、1−F
−I−1−[(M−54(第16図)、F I 2
−HM−15Jに訂正します。 αつ 同第38ページ第8〜9行目の「F−工−HM−
54、F−I−[(M−151を、「F−I−1−[(
M−54、F−I−2−Hl、II−15Jに訂正しま
す。 ◇Q 同第38ページ第13〜14行目のl’−F−I
−HM−54(第21図)、F−I−HM”15Jを、
[F−I−Ll−HM−54(第21図)、F −I
−2−HM 15 jに訂正します。 α力 同第39ページ第6行目の「F−I−HM−54
Jを、[F I 1−HM−54Jに訂正します。 0→ 同第39ページ第7行目の’i’F −r −I
I M−15Jを、[F−I−2−H1+!−15Jに
訂正します。 αつ 同第39ベーン第11〜12行目の「F−I−H
M−54,F−I−18M−t5J を、 「F−I−
1−Hlシー54、F−I−24M−15Jに訂正しま
す。 (ハ)同第39ページ第17行目のl”F−I−HM−
54Jを、[F−I−1−HM’−54Jに訂正し捷す
。 Q])同第39ページ第18行目の「F −I −HM
−1sJを、l’−F−I−2−HM−15Jに訂正し
ます。 (イ)同第40ページ第6行目のjr−■−Hy−s
4」を、1F−■−1−[(M−54Jに訂正します。 に)同第40ページ第7行目の1F−I−HM−,15
Jを、「F−1−2−HM−15」に訂正します。 (ハ)同第40ページ第11〜12行目の[F−I−H
M−54,F−I−H’M−15Jを、[iI−1−H
M−54、F−I−2−HM−15Jに訂正します。 に)同第41ページ第4行目の1r−1−HM−54J
を、「F−I−1−、[(M−54Jに訂正します。 QQ 同第41ページ第12行目のlF−I−HM−
15」を、「F−I−2=HM−15Jに訂正します。 (イ)同第42ページ第19行目の[−〇の場合」を、
10%の場合」に訂正します。 (ハ)同第43ページ第2行目の1100の場合」を、
1100%の場合」に訂正します。 (ハ)同第44ページ第5表中の「y−ニーmM−54
jを、l’−F−I−1−、HM−54Jに訂正します
。 (ト)同第44ページ第5表中の「F−I−HM−1,
5Jを、I−F I 2−HM−15Jに訂正しま
す。 (31)同第45ページ第7表の[F−I−HM−54
Jを、[F−I−1−[(M−54Jに訂正します。 (32)同第46ページ第8表の[F−I−HM−15
Jを、IF−I−2=HM、−1s Jに訂正します。 (田)同第47ページ下から3行目の1F−I−HM−
54」を、「F−I−1−HM−54Jに訂正します。 (34)同第48ページ第3行目の[F−I−HM−1
5jを、1F−I−2−HM−15Jに訂正します。 (35)同第48ページ下から1行目の1F−■−HM
−54 、 F−I−[(M−15j を、「F−I−
1−HM−54゜F−I−2−HM−15Jに訂正し捷
す。 (:’m)同第52ページ第9行目の「002グ、F−
I−HM−54は007グ」を、[o、o2y、F−I
−1−HM−54は0.071i’Jに訂正します。 (37)同第52ページ第10行目の1F−I−HM−
15は006グ」を、「F−4−2−HM−15は0.
067」に訂正します。 (38) 同第53ページ第1行目の「010グ」を、
「011i′」に訂正します。 (39)同第53ページ第14行目の「0070グ」を
、[’o、 07 rJに訂正します。 (40)同第53ページ第14行目の「o、o6oグ」
を、「0.067」に訂正します。 (41)同第54ページ第6行目の[F−:c−HM−
5Jを、「F−I−1−HM−54jに訂正します。 (42)同第54ページ第10行目の1y−x−HM−
15」を、[F−I−2−HM−15Jに訂正します。 (43)第25図を別紙のとおシ訂正します。 手続補正書 昭和58年9 月20日 昭和57年特許願第173669号 2発明の名称 新規なプロテアーゼ 3補■をする者 事件との関係 特許出願人 イよ 所愛知県名古屋市中区錦−下目2番7号天野製薬
株式会社(ほか1名) 氏 名 代表者 天 野 源 博 4代 理 人 5 補正命令の日刊 自発 6 補正により増加する発明の数 0 7補正の対象 明細確の特許請求の範囲の欄8補正の
内容 別紙のとおり 特許請求の範囲 1 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼF−1−1−HM−27゜A)活性及び基質特
異性。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−ト/)v−L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩、 N −α−p−トシ
ル−L−l))ンメチルエステル塩酸塩、L〜ピログル
タミル−グリツルーL−アルギニンーp−ニトロアニリ
ド塩酸塩及びH−D−バ1)ルp−口インルーL ’
) シン−p−ニトロアニリド・ジ塩酸塩に対する強い
作用を有するか、N−ベンゾイル−L−アラニンメチル
エステル及びN−ベンゾイル−L−チロシンエチルエス
テルに対する作用を有しない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8付近、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 ′F2)分子量 32.400±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 280 nm付近に吸収極太、2500m付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 p丁=3.6±0.1 H)阻害剤の影響: フイブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチン
及びトラジロールにより完全に阻害され、卵白トリプシ
ンインヒビター及びトランス−4−(アミノメチル)シ
クロヘキサンカルボン酸によりかなり阻害され、ε−ア
ミノカプロン酸、キモスタチン及びペプスタチンによシ
ある程度阻害されるが、エチレンジアミン四酢酸ジナト
リウム塩及びN−エチルマレイミドでは実質的に阻害さ
れない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値。 048.61係、 H6,58係、 N 14.75%
。 82.039110 2 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼm−o−HM−450 A)活性及び基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−トンエと−L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンノイル−L−
チロシンエチルエステルニ対する強い作用を有するが、
L−ピログルタミル−クリシル−L−アルギニン−p−
ニトロアニリド塩H塩及U H−D −ハ+)ルーL−
ロイシル−L、 −リジン−p−ニトロアニリド・ジ塩
酸塩にはわずかな作用を示すのみで、N−ベンゾイル−
L−アラニンメチルエステル及びN−α−p hシル−
L−リジンメチルエステル塩酸塩に対してはほとんど作
用を示さない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2 C)作用適温範囲。 pH’7.8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解
反応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜
60℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全(・こ失活する。 E)分子量。 24.500±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 28Onm付近に吸収極太、250 nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 pI = 4.1士0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパ・fン、キモスタチ
ン、ロイペプチン及びトラジロールにより完全に阻害さ
れ、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカ
ルボン酸及びε−アミノカプロン酸によってかなj)阻
害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド及び卵白
トリプシンインヒビターにょシある程度阻害されるが1
エチレンジアミン四酢酸ジ太トリウムでは実質1的に
1阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値。 048.30%、 H6,84%、 N 15.88係
。 S2.O’7%。 3 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−1−HM−54゜A)活性及び基質特
異性: フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン伸性化作用、カゼイン、p−トン/L−−L−ア
ルギニンメチルエステル塩酸塩及びN〜ベンゾイル−L
−チロシンエチルエステルに対する強い作用を有するが
、N−α−I)−)シル−I、、 −IJレジンチルエ
ステル塩酸塩及びL−ピログルタミル〜L−グリシル−
L−アルギニン−p−ニトロアニリド塩酸塩にはわずか
に作用し、N −ベンゾイル−L−アラニンメチルエス
テル及ヒH−D−バリル−L−口イシル−L−リジン−
p−ニトロアニリド・ジ塩酸塩にはほとんど作用しない
。 B)至適pH及び安定pH範囲。 フィブリン環を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約5.0〜
60℃。 D)失活条件゛ 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 FJ)分子量 27.500±2,000゜ F)紫外線吸収スペクトル: 28Onm付近に吸収極太、250 nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 p工= 4.0±0.1゜ H)阻害剤の影響。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドてよって完全に阻害され、ロイペプ
チン及び大豆トリプシンインヒビターによってかなシ阻
害され、キモスタチン、トランス−4−(アミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸及び卵白トリプシンインヒ
ビターによっである程度阻害されるが、エチレンジアミ
ン四酢酸ンナトリウム、ペプスタチン、アンチパイン、
トランジオール及びε−アミノカプロン酸では阻害され
な匹。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析1直。 048.93%、 H6,6S係+ N 15.95
係。 81.34係。 4 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−2−HM−15゜A)活性及び基質特
異性。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−)フルーL−アルギ
ニンメチルエステル塩酸塩及ヒN−ベンゾイル−L−チ
ロシンエチルエステルニ対する強い作用を有するが、N
−α〜p−トシルーL−リジンメチルエステル塩酸塩及
びL−ピはグルタミル−グリフルーL−’フルギニンー
p−ニトロアニリド塩酸塩にはわずかに作用し、N−ベ
ンゾイル−L−アラニンメチルエステル及ヒH−D−ハ
リルーム−ロイシル−L IJレジンp−ニトロアニ
IJド・ジ塩酸塩にはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲゛ フィブリン環を基質として使用したフィブリン分解作用
の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対しての作用適温30〜6
0℃、最適温度約50〜60℃。 D)失活条件ニ ア0℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量: 27.00Q±2.000 F)紫外線吸収スペクトル: 280 nm付近に吸収極太、250nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点。 pニー3.9±0.■ H)阻害剤の影響 フィブリン環に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロポスフェート及びN
−エチルマレイミドによって完全に阻害され、卵白トリ
プシンインヒビター及ヒロイヘフチンによシがなシ阻害
され、アンチパイン、大豆トリプシンインヒビター、ペ
プスタチ/、ε〜ルアミノカプロン、キモスタチン、エ
チレンジアミン四酢酸ジナトリウム及びトランス−4−
アミンメチルシクロヘキサンカルボン酸によっである程
度阻害されるが、トラジロールでは阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値 C46,15%、 H6,64%、 N16.02
%。 82.05%。 5 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−11−HM−64゜A)活性及び基質特異
性。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼインに対する強イ作用、p −
トシル−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩に対する
作用を有するが、N−α−p−トシル−J、 IJレ
ジンチルエステル塩酸塩及びL−ピロクルタミルークリ
シルーL〜アルギニノ−p−ニトロアニリド塩酸塩には
わずかに作用し、H−D−バリル−し−ロインルーL−
リジンーp−ニトロアニリド・ジ塩酸塩にはごくわずか
に作用り、 N−ヘ/ソイル−L−アラニンメチルエス
テル及びN−ベンゾイル−L−チロシンエチルエステル
にはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲: フィブリン環を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約7〜8、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温要約50〜6
0℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 27 、800±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280 nm伺近に吸収極太、250nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 pニー3.8±0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェ−)、N−
エチルマレイミド及び大豆トリプシンインヒビターによ
り完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター、トラ
ジロール、ペプスタチン−、キモスタチン及びトランス
−4−(アミノメチル)7クロヘキサンカルボン酸によ
ってかなり阻害され、アンチパイン及びε−アミノカプ
ロン酸によりある程度阻害されるが、エチレンジアミン
四酢酸ジナトリウム及びロイペプチンでは阻害されない
。 ■)アミノ酸組成: J)元素分析1直。 C48,23%、 H6,53%、 N 15.9
3%。 8 1.43 %。 6 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼF−I[1−2−HM−89。 A)活性及び基質特異性: フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、l;117土−L−アル
、ギニンメチルエステル塩酸塩、N −α−p−トシル
−L−IJ シンメチルエステル塩酸塩、L−ピログル
タミル−グリシル−L−アルギニン−p−ニトロアニリ
ド塩酸塩及びH−D−バリル−L−口イシル−L−IJ
レジンp−ニトロアニリド・ジ塩酸塩に対する作用を有
するが、 N −ベンゾイル−し−アラニンメチルエ
ステル及ヒN−ペンソイル−L−チロシンエチルエステ
ルにはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲: フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8付近、pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件ニ ア0℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量。 32 、800±2,000 F)紫外線吸収スペクトル: 280 nm付近に吸収極大、250nm 付近に吸収
極小を示す。 G)等電点; p工;3.5±0.1 H)阻害剤の影響 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチン
及びトラジロールにより完全に阻害され、トランス−4
−アミノメチル/−々ロヘキサンカルボン酸によりかな
9阻害され、ペプスタチン、キモスタチン、ε−アミノ
カプロン酸及び卵白トリプシンインヒビターによりある
程度阻害されるが、N−エチルマレイミド及びエチレン
ジアミン四酢酸・ジナトリウムでは阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値 C! 47.53%、 H−6,55係、 H14
,59%。 32.06係。
解活性でみた新規プロテアーゼF−11[−HM−27
の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性をそ
れぞれ示した。なお至適pH及び作用適温の場合は相対
活性(%)でpI−1安定性は37℃で60分放置した
後のプロテアーゼF−N−HM−2vの残存活性(%)
で示し、湿度安定性の場合は、各温度で60分間保温−
した後のプロテアーゼF−I[−HM−27の残存活性
(%)でそれぞれ表示した。 図−5、図−8、図−11及び図−14は、フィブリン
塊に対するブイプリン分解活性でみた新規プロテアーゼ
F−1−HM−54の至適pH5pH安定性、作用適温
及び温度安定性をそれぞれ示した。図−6、図−9、図
−12及び図−15は、フィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみた新規プロテアーゼF−I−HM−15
の至適pH、pH安定性、作用適湿および温度安定性を
それぞれ示した。図−7、図−10、図−13及び図−
16は、フイブリ−ン塊に対するフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF −II −HM−64の至適
pH、pH安定性、作用適温および温度安定性をそhぞ
れ示した。そして図−1及び図−5〜図−7中○印はリ
ン酸緩衝液を・印はトリス−グリシン緩衝液を表わし、
図−2及び図−8〜図−10中の○印は酢酸緩衝液を、
・印はリン酸緩衝液を、Δ印はトリス−グリシン緩衝液
をそれぞれ表わす。 図−17はミミズ抽出液をアルコール沈降処理した後、
DEAB−セルロファインクロマトグラフイー処理して
得られるフィブリン塊に対するフィブリン分解活性でみ
た本発明の新規プロテアーゼの分画パターンを表わすも
のである。 特許出願人 天軒製薬株式会社 同 美 原 恒図 −1 578910 図 −2 4681012 図−3 3040506070 図 −4 3040506070 図−5 678910 図−6 6,78910 図−7 678910 図−8 4681012 図−9 4681012 図−10 4681012 図 −11 温度(0C) 図−12 3040506070 温度(0C) 図 −13 温度(0C) 図−14 3040506070 温度(0c) 図−15 3040506070 温度(0C) 図 −16 3040506070 温度(0C) 手続補正書 1事件の表示 昭和57年特許願第17’ 3669号2発明の名称 新規なプロテアーゼ 3 補正をする者 事f′1伏の関係 特許出願人 (3・ 所 愛知県名古屋市中区錦−丁目2番7号4
代 理 人 〒104東京都中央区銀座6丁目4番4.t3土屋ビル
5階7袖正0対龜明細書全文及び図面 (1)明細書全文を別紙のとおシ訂正します。 (2)図面全別紙のとおシ訂正します。 全文補正明細書 1、発明の名称 新規なプロテアーゼ2、特許請求の
範囲 E 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼl−III −1−11,’、4−27゜A)
活性及び基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−トルエンスルホニル
−L−フルギニンメチルエステル塩酸塩、N−α−p−
)ンルーL−リジンメチルエステル塩酸塩、L−ピログ
ルタミル有しない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適]〕H約8付近、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲゛ p、H7,+3のフィブリン塊に対してのフィブリ/分
解反応における作用適温30〜60℃、最適温度約50
’C6 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全て失活する。 E)分子量 32.400±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280nm付近に吸収極太、25Onm 付近に吸収
極小を示す。 G)等電点 p工=3.6±0.1 H)阻害剤の影響 フ′イブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆
トリプ7ンインヒビター、ジフルオロホスフエート、大
豆トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチ
ン及ヒl−ラジロールにより完全に阻害され、卵白トリ
プシンインヒビター及びトランス−4−(アミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸によりかなり阻害され、ε
−アミノカプロン酸、キモスタチン及ヒ。ペプスタチン
によりある程度阻害されるが、エチレC48,61チ、
H6,58係、N14.75%。 8 2.03係。 2 以下の理化学的性質を有する白色無定形物1」し°
ロチアーゼF−氾−HM−豆。 A)活性λ互基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解組、プラスミノー
ゲン活性化作用、カゼイン、p −トルエンスルホニル
−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンゾ
イル−L−チロシ1工N−ベンゾイルーL−アラニンメ
チルエステル及びN−α−p −) ’/ルーL−リジ
ンメチルエステル塩酸塩に対してはほとんど作用を示さ
ない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフイブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2 C)作用適温範囲゛ pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応に訃ける作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 24’、500±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 280 nm伺近に吸収極大、250nm 付近に吸
収極小を示す。 G)等電点 pI = 4.1±0.1 H)阻害剤の影響 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプ7ンインヒビター、ジフル第1jホス7エー1 、
太ul−IJ7’シンインヒビター、アンチパイン、キ
モスタチン、ロイペプチン及びトラジロールにより完全
に阻害され、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘ
キサンカルボン酸及びε−アミノカプロン酸によってが
なり阻害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド及
び卵白トリプシンインヒビターによりあるJ)元素分析
値 82.07チ。 3 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1”−HM−54゜A)活性及び基質特異
性。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、7°ラスミ
ノ一ゲン活性化作用、カゼイン、p−トルエンスルホニ
ル−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベン
ゾイル−L−チロノンエチルエステルに対する強い作用
を有するが、N−α−p−トシル−L −IJ シンメ
チルエステアラニンメチルエステル及びH−D−バリル
−B)至適pH及び安定pH範囲。 フィブリン塊を基質として使用したときのフ定範囲4〜
12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件 70℃360分間貫丼すると完全に失活する。 E)分子量 27 、500±2.O’00゜ F)紫外線吸収スペクトル 280 ran付近に吸収極大、250 nm 付近
に吸収極小を示す。 G)等電点 pI = 4.0±0.1゜ H)阻害剤の影響8 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプ7ンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドによってシンインヒビターによって
がな J1宙 れ、キモスタチン、トランス−4−(ア
ミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸及び卵白トリプ
ンンインヒビターによっである程度阻害されるが、エチ
レンジアミン四酢酸ジナトリウム、ペプスタチン、アン
チパイン、トランジオール及びε−アミノカプロン酸で
は阻害されない。 J)元素分析値。 Sl、34%。 4 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−HM−15゜−二一一− A)活性及び基質特異性゛ フィブリノ塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化り礼 カゼイン、p−トルエンスルホニル
−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンゾ
イル−L−fロンンエチルエステルρ汀ナエ鬼公作用を
有するが、N−α−p −) フルーLIJ−ジンメチ
ルエステB)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したフィブリン分解作用
の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン塊に対しての作用適温30〜6
0℃、最適温度約50〜60℃。 D)失活条件 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 27.000±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280 nm付近に吸収極太、250 nmイ」近に吸
収極小を示す。 G)等電点 pI = 3.9±0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドによって完全に阻害され、卵白トリ
ズシンインヒビターチパイン、大豆トリグシンインヒビ
ター、ペプスタチン、ε−アミノカプロン酸、キモスタ
チン、エチレンジアミン四酢酸ジナトリウム及びトラン
ス−4−アミノメチルシクロヘキサン力J)元素分析値
: 82.05%。 Zイブリン塊を基質として使用したときのるO E)分子量 G)等電点 オロホスフエート、N−エチルマレイミド及害されない
。 J)元素分析値 C48,23%、 H6,53係、 N 15.9
3係。 用しない。 イブリン分解作用の至適pH約8付近、■)11安定E
)分子量 G)等電点 J)元素分析値。 3、発明の詳細な説明 本発明は、ミミズ例えばルムブリカス・ルベラス(Lu
mbricus ru’be1℃us )から油出され
る新規なタンパク分解酵素に関するものである。さらに
詳しくいえば、本発明は、ミミズの抽出′吻を精製する
ことにより得られ、線岬素溶屏活゛性(以下線溶活性と
略す)を示すことで特徴づけられる6種の白色無定形粉
末の新規なグロテアーゼ、すなわちグロテアーゼF−I
II−1−1(M−27、F−0−HM−45、F−T
1−HM−54、F −1−HM −15、l−111
−1l−H及びF−111−2−HM −89に関する
ものである0 本発明の酵素は、例えばミミズに水性溶媒を加えて適当
な時間、適当な温度に保持して抽出を行い、抽出液をそ
のまま又は適当な時間、適当な温度に保持したのち濃縮
又は乾燥したのち吸着剤、極性有機溶媒、塩析、限外濾
過、イオン交換クロマトグラフィー又は疎水的クロマト
グラフィーのいずれか又はそれらの組合せで処理するこ
とにより得ることができる。すなわち、これらの6種の
新規な酵素(dミミズ由来のグロテアーセであり、いず
れも線溶活性を有する。これらの酵素は、それぞれ分離
に際し第17図に示すように別々のフラクンヨ/中に分
配されており、そのフラク/ヨンによって区別されてい
る。 本発明の酵素例えばグロテアーゼF−111−1−HM
−27は以下に示す理化学的、性質を測定することによ
り、同定される。 A)活性と基質特異性 F−Ill−1−HVI−27は、フィブリ/塊に対し
てフィブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化
活性を有し、カゼイン+p−トルエ:/スルホニル− (以下TAMeと称する。)、N−α− p−トノルー
Lーリジンメチルエステル塩酸塩(以下TLMeと称す
る。)、L−ピログルタミル−グリシル−L−アルギニ
ン−p−ニトロアニリド塩酸塩(、通常.テストチーム
S−2 4 4 =1発色基質といいd<−化学薬品工
業社製品である。以下単にS−’2444と称する。)
及びH−D−バリル−1.+ーロインル〜 L−リジン
−p−ニトロアニリド塩酸塩(]flJ常、テストチー
ムS−2251発色基質といい第一化学薬品工業社製品
である。以下単にS−2251と称する。)に作用する
。しかし、N−ベンゾイル− L−アラニンメチルエス
テル(以下B A M eと称スル。)及びN−ベンゾ
イル−L−チロンンエチルエステル(以下BTBeと称
する。)に(はほとんど作用しなかった。 このフィブリン分解活性は、アストラノプ(T。 Astrup )の方法[ ArCh. Biophy
.、 40, 346( 1952 ) ]と類似の方
法で測定した。すなわち、凝固可能性タンパクが0.1
5%になるようにフィブリノーゲンを0.01M塩化ナ
トリウムを含む0 、 1 7MMホウ酸緩衝液 pH
7−8 )に溶解後10rnlを直径80朋の殺菌ノ
ヤーレに流し込み、トロンビン溶液( 2 0 u/m
l )を0.5蛇加え混和し、蓋をして室温にて1時間
放置する(標準フィブリン平板)。 適当に希釈した被検酵素i’ffl (粉末酵素の場合
は1my/lnllの溶液を1凋製したのち、適当に希
釈し7た酵素水溶液) 0.03ゴを、標準ノイブリン
平板上に垂直に滴下し、p紙を蓋の間に挾み、1o分間
放置後37℃の恒温器に入れて18時間反応させる。 このフィブリン塊のフィブリン分解活性(線溶活性)は
、標準ノイブリン平板上にできた溶解部分の長条と短径
とを測り、その積( mA )と希釈倍数を乗じて表示
しだ(水溶液の場合はml,7 ml 、粉末の場合は
yiffl / rngで活性単位を表示した)。 また、プラスミノーゲン活性化活性は、プラスミノーゲ
ン(シグマ社製) 5 u / mlのもの10μl、
被検酵素水溶液2oμt、0.01 M塩化ナトリウム
を含む0.17 Mホウ酸緩衝液( pH 7.8 )
30μtを混和し37℃.10分間放置し7たのち、
この反応顯のo.o37=グラスミノーゲンフリーのフ
ィブリン(マイルズ社製品)平板に垂直にMi F L
、37℃,18時間反応させ、溶解部分の面積を測定し
た値(−でもって表示する) f:(X)と17、同じ
ように反応系中のフリスミノーゲンの代ゎシにo、、z
7Mホウ酸緩衝i10μtを用いたもので同じように測
定して得られた値を(Y)とし、グラスミノーゲン活性
化活性は(X) −(Ylで表示した。 次に、カゼイノの加水分解活性tよ、クニック(M、
Kunitz )の方法[J、 Gen’、 phye
iol、。 陳291 (1947) 〕 と類似の方法で測定1
−だ。すなわち1.!5%ミルクカゼイ/(メルク社製
、)のり/酸緩r+ij/If (0,1M 、 p、
H8,0)溶g L meに被検酵素水溶RE 1 m
lを加え、37℃で3()分間反応させ、0.4MトI
Jクロル酢酸水溶液2.0mlを加えて反応を停止させ
たのち、15分間インキュベー1・し、4000rpm
、15分間で遠心分離し、その上清層にとり波長280
nmにおける吸光度を測定(〜た。カゼイン溶l夜、
トリクロル酢酸水溶液、被検酵素水溶液の順に加えて同
様に操作したものを対照とし、活性単位をクニック単位
で表わした。 次Qこ、TAMeの加水分解l古注(′↓ [メノソド
・イン・エンザイモロジー(Methods in E
nzymo−10g3’ ) j第19巻、第41ペー
ジ(1970)に記塩酸緩衝7’ii(pH8,0)
50mlに19.7 mgのTAMeを溶解させ、この
TAMe溶液3.0mlと被検酵素水溶/fLO015
TLlを25℃で反応させ、1分間経過後の波長247
nmにおける吸光度を測定(7た。なお同測定系にお
いて酵素水溶液の代わりに精製水を用いたものを対照と
した。活性単位は1分間に1μモルのTAMeを加水分
解するときの酵素量を1単位とした。 さらに、TLMeの加水分解后[生は前記■T A l
tl! 8の代わりにTLMeを用い、測定波長250
nmを使用する以外はすべてTAMeの活性測定法と
同じ操作法により測定した。そして活性単位は1分間に
J、0のΔΔ250 n+n を生ずるときの酵素量
を1単位とした。 さらに、BTEeの加水分解活性は、「メツノドイン・
エンザイモロジ−(Methods in Eqzy−
mOlogy ) J第19巻、第31ページ(197
りに記載の方法によシ測定した。すなわち、メタノール
30m1にBTEe 15.7mfを溶解させ、これに
is水を加えて50rneとし、さらに帆IMFリス塩
酸緩衝液(pH8,0) 46.7mを加えて調製した
BTEe溶液3.0mlと酵素水溶液0.15m1を2
5℃で反応させ、1分間経過後の波長256nmの吸光
度を測定(−た。なお同調11定系において酵素水溶液
の代わシに精製水を用いたものを対照とした。活性単位
は1分間に1μモルのBTEeを加水分解するときの酵
素量を1単位とした。 また、B A M eの力ロ水分解活性rt、I−,−
BAMe t(1,7m7を01Mトリス塩酸緩衝液(
pH8,0) 50mlに溶解した溶液を用い、測定波
長255nm全1吏用する以外は、前記BTEeの活性
測定法と同じ操作法により測定1.た。活性単位は1分
間に1.0のΔA 255 nm を生ずるときの酵
素量を1単位とした。 S −2444の加水分解活性は、「ザジャーナルオブ
バイオロジカルケミストリ−(The Journal
of Biological Chemj、5try
) J第265巻、第2005ページ(1980)に記
載の方法により測定した。 s −2444を0.1 M食塩を含む0.05M)リ
ス塩酸緩行液(pH7,4)に0−5mMの濃度になる
ように溶解し、この基質溶o、1rrLeに酵素水溶液
10μtを混合し、25℃で反応させ1分間経過後の波
長405 nmの吸光度の増加を測定1.た。酵素単位
は、1分間に1μモルのS −2444を加水分解する
ときの酵素量を1単位とした。 次に、S−2251の加水分解活性は、前記のS−24
44の代わりKS−2251を用い、基質濃度を0.1
’mMとする以外は、すべてS−2444の活性測定法
と同じ操作法により測定j−だ。活性単位は、1分間に
1μモルのS〜2251を加水分解するときの酵素量を
1単位とした。 第1表は本発明の酵素グロテアーゼF−用−1〜HM−
27を用い種種の基質に対して得られた結果を要約して
示したものである。 第 1 表 ただし表中のN、D、はNot Det:ec: Le
d の略でほとんど検出されないことを意味する(以
下、同じ意味である。) B)至適pH及び安定pHの範囲: フィブリン環を基質として使用したプロテアーゼF−1
11−1−HM−27のフィブリン分解拝用の至適pH
は第1図に示したように約8付近であった。また、フィ
ブリン環を基質としてのpH安定範囲は第2図に示した
ようにpH5〜12でほぼどゲ定であった。pH安定性
は37℃で60分間放置した後のプロテアーゼF−[1
〜1−HM−27の残存活性を1llll定することに
よって決定した。 C)作用適温の範囲 pH7,8のフィブリン環を用い、種々の温度で2時間
反応させたときのグロテアーゼP゛−用−I−HM−2
7のフィブリン分解作用の変化を第3図に示した。作用
適温は30〜60℃の範囲内であり、最適温度は50℃
付近でめった。 D)種々の温度による失活の条件 プo77−セF−m −1−HM−27をpH7,8゜
各種の温度で60分間保温1.た後のフィブリン環のフ
ィブリン分解作用の残存活性を第4図に示した。これよ
りプロテアーゼF−m −17HM −,27ば70℃
で60分間保温することによって完全に失活することが
分る。 E)分子量 32.400±2.000 (SDSポリアクリルアミ
ドゲル電気泳J助法によって測定した。);牛血清アル
ブミ/(分子量: 67.000 ) 、オブアルブミ
ン(分子量: 43.000 )およびキモトリプシノ
ーゲンA(分子量 25,000 )’iプロテアーゼ
F ill 1− HM −27の分子量決定の標
準物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル 吸収極大け280nm伺近に、吸収極小は250 nm
付近に存在する。 G)等電点 pI = 3.6±0.1 H)阻害剤の影響。 プロテアーゼF’−111−1−HM−27のフィブリ
ン環のフィブリン分解活性に幻する種(Inの祥素阻害
削の影響を検討した。すなわち各種の阻害剤水溶液(4
mグ/rnl)20μtをプロテアーゼF−m−1−H
M−2’7水溶(i (2,5μ?/lnl ) 80
1’Lと混合し、37℃で10分間保畠1.た後、反応
液3゜μt2とりフィブリン環のフィブリン分解活性を
測定した。その結果を第2表に示した。 第 2 表 この表よシ明らかなようにグロテアーゼF−用=1−
HM−27は、セリン試薬のジフルオロホスフェート、
グロテアーゼ阻害剤のリマ豆トリプ/ンインヒビター、
大豆トリブ/ンインヒビター、アンチハ・イノ、ロイペ
プチン及びトラジロール(商品名バイエル社製品以下同
じ)によって完全に阻害され、卵白トリプ7ンインヒビ
ター及びトランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサ
ンカルボン酸によってかなり阻害きれるが、イグンロン
ーアミノ力プロン酸、キモスタチン及びペプスタチンに
よりある程度阻害される結果を示した。 しかしながら、二価陽イオンキレート化剤であるエチレ
ンジアミン四酢酸ジナトリウ・ム(以下EDTAと略称
する。)及びSH試薬のN−エチルマレイミドは活性を
阻害しなかった。 工)アミノ酸組成。 第 3 表 グロテアーセF−[[1−L−HM−27の帆2mg相
当を内部標準のノルロイシンとともにt) 、 5 m
gに希釈し6N塩酸を加え、110℃で24時間加水分
解した後、アミノ酸自動分析装置で分析した。 J)元素分析値゛ C48,61%、I−T6.58%、 N 14.7
5%。 8 2.03 係 次に、白色無定形粉末で新規なグロテアーセF−0−H
M−45,F−I BM−54,F−1−HM−15
、F−II−HM〜64及びF−III−2−aM−8
9のそれぞすLの理化学的性質については、グロテアー
ゼ14゛−III −1−HM−27の項に記載した測
定法と同一の方法により測定した。以下にこれらの5種
のグロテア〜ゼの理化学的性質を列記する。 A′)活性と基質特異性 5種の新規プロテアーゼF −0−nM−s s 、
F−1〜HM〜54.F−1〜HM−15、F −II
−HM−64およびF−1−2−HM−89のイ重々の
基質に対する作用活性を第4表に示した。 F−Q−HM−45は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼイン、TAMe及びB T K eに作用する。 またS−2444及びEl−2251にはごくわずかに
作用するが、BAMe及びT LMeにはほとんど作用
しない。 F−1−HM−54は、フィブリン分解活性を有し、プ
ラスミノーゲン活性化活性を有し、カゼイン、TAMe
及びBTEeに作用する。TLMe及びS−2444に
はわずかに作用するが、BAMe及びEl −2251
にはほとんど作用しない。 F−1−HM−14)は、フィブリン塊に対してフィブ
リン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有
し、カゼイン、TAMe及び13TEθに作用する。 TLMe及びS−244’4にはわずかに作用するが、
BAMe及び5−2zstにはほとんど作用しなし・。 F−B−HM−64は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼインに作用し、TAMeにはやや作用する。TL
Me及びS−2444にはわずかに作用し、S−225
1にはごくわずかに作用するが、BAMe及びBTEe
にはほとんど作用しない。 F−1−2−HM−39は、フィブリン塊に対してフィ
ブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を
有し、カゼイン、TAMe、TLMe、 S−2444
及びEl−2251には作用するが、BAMe及びBT
’E、eにはほとんど作用しない。 前記に示すとおり、これら5種の新規プロテアーゼF−
0−HM−45、F−1−HM−54、F−1−HM−
15、F−11−HM−64及びF−In−2−HM−
89の基質特異性は若干その活性作用を異にする。前記
の各5種の新規プロテアーゼの各基質に対する加水分解
作用活性の強弱の表現用語は、その酵素単位(+1/f
ny )が1以上のとき作用する。同じく0.1以上1
未満の範囲のときはやや作用する。 同じ(0,01以上0.1未満の範囲のときはわずかに
作用する。 同じ(0,001以上帆01未満の範囲のときはごくわ
ずかに作用する。 同じ(0,001未満のほとんど検出されないときは第
1表及び第4表中にN、D、と示し、はとんど作用しな
いと表現して使い分けた。 このような基質特異性の活性表現は第1表においても同
じ意味である。 B/) 至適pH及び安定pH範囲:5種の新規プロ
テアーゼF−Q−HM−45、F−1−HM−54、F
−1−HM−,15、F−11−HM−54及びF−M
−2−HM−39の至適pH及び安定pH範囲は@5図
から第14図までにそれぞれ示した。すなわち、プロテ
アーゼF−0−]:JM−45(第5図)、F−1−H
M−54(第6図)、及びF−1−HM−15(第7図
)の至適pHはそれぞれ8〜1o付近にあり、プロテア
ーゼF−■−HM−64(第8図)の至適pHは7〜8
付近にあり、プロテアーゼF−1−2=HM、89 (
第9図)の至適pHは8付近にあった。 そシテプロテアーゼF−0−HM−4s (第10図〕
、F−1=HM−54(第11図)、F−j−HM−1
5(第12図)及びF−1−2−HM−139(第14
図)のpH安定範囲はpH4〜12でほぼ安定であり、
プロテアーゼF−ト4(M〜64(第13図)のpH安
定範囲はpH5〜12でほぼ安定であった。 C/)作用適温の範囲: 5種の新規プロテアーゼF−Q−HM−45、F−1−
HM−54、F−1−HM−15、F−11−HM−6
4及びF−m−2−HM−89の作用適温の範囲は第1
5図から第19図までにそれぞれ示した。すなわちプロ
テアーゼF−Q−HM−45(第15図) 1.F−[
−HM−54(第16図)、F−1−HM−15(第1
7図)、F−1にHM−64(第18図)及びF−11
1−2−HM−Bg (第19図〕の5種の酵素は、い
ずれも作用適温が30〜60℃の範囲であり、最適温度
は約50〜60℃であった。 D/)種々の温度にょろ失活の条件: 5種の新規プロテアーゼF−0−HM−45、F−1−
HM−54゜F−j−HM−35、F−11−HM−5
4及びFm2−HM−BgのpH7,8における各種温
度で60分間保温した後のフィブリン塊のフィブリン分
解作用め残存活性第20図から第24図までに示した。 プロテアーゼF−0−HM=45(第20図)、F−1
−HM−54(第21図)、F−1−H1φ−15(第
22図〕、F−[−HM−64(第23図)及びF−1
−2−HM−89(第24図) ノイずれも70 ”C
で60分間保温することによって完全に失活することが
分る。なお、第1図及び第5図ないし第9図の白丸はリ
ン酸緩衝液、黒丸ばトリス−グリシン緩衝液を表わし、
第2図及び第10図ないし第14図の白丸は酢酸緩衝液
、黒山6’i’ II y耐I駆熔・席 =々i
φ L II −h+ ・・ 、・−一一−−を示
す。 E’) 分子量: 分子量は、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法に
より測定した。結果は次のとおりであった。 F−0−HM−4524,500±2,000F−1−
HM−5427,500±2.000F−1−HM−1
527,000±2,00qF−1−HM−6427,
800±2,000F−1−2−HM−89:32,8
00±2.(100F/)紫外線吸収スペクトル: プロテアーゼF−0−HM−45、F−1−HM−54
、F−1−HM−15、F−11−HM−64及びF−
1−2−HM−89の吸収極太はいずれも280nm付
近にあり、吸収極小はいずれも250nm付近にあった
。 G’)等電点ニ プロテアーゼF−0−HM−45の等電点はp工=4.
1十〇、、1;プロテアーゼF−1−HM−54の等電
点はpI’=4.Q±0.にプロテアーゼF−1−HM
−15の等電点はp工=3.9±0.1;プロテアーゼ
F−1−HM−64の等電点はp工=3.8上帆1;プ
ロテアーゼF−1t−2−HM−89の等電点はpニー
3.5上帆1であった。 H’)阻害剤の影響: 前記F−If−1−HM−27の場合の測定法において
、F−1−1−HM−27の水浴液(2,5μg肩)の
代わりにプロテアーゼF−Q−HM−45水溶液(25
μ!j/ld) ニブロチアーゼFil−HM−54水
@散(12,5μg/rrd!、) ;プロテアーゼF
−1−HM−15水浴* (i 2 、5μg//rn
l);プロテアーゼF−[−HM−54水溶液(25μ
b毎);プロテアーゼF−m2−HM−89水溶W (
2、5μ、9Anl)のそれぞれの各酵素水浴液80μ
eを用い、そのほかは同じように操作してプロテアーゼ
F−0−HM−45、F−1−HM−54、F−1−H
M−15、F−[1−HM−64及びF−1−2−HM
−89に対する各種阻害剤の影響を測定した。 その結果を第5表に示した。これより明らかのようにプ
ロテアーゼF−’O−HM−45は、リマ豆トリプシン
インヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆トリズシ
ンインヒビター、アンチパイン、キモスタチン、ロイペ
プチン及びトラジロールによって完全に阻害され、イプ
シロン−アミノカプロン酸及びt−AMOHAによって
かなり阻害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド
及び卵白トリプシンインヒビターによっである程度阻害
されろか、EDTAには全(阻害されなかった。プロテ
アーゼF−1−HM−54は、リマ豆トリプシンインヒ
ビター、ジフルオロホスフェート及びN−エチルマレイ
ミドによって完全に阻害され、ロイペプチン及び大豆ト
リプシンインヒビターによってかなり阻害され、キモス
タチン、t−AMOHA及び卵白トリプシンインヒビタ
ーによっである程度阻害されろが、KDTA1ペプスタ
チン、アンチパイン、トラシロ豆トリプシンインヒビタ
ー、ジフルオロホスフェート及びN−エチルマレイミド
によって完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター
及びロイペプチンによってかなり阻害され、アンチパイ
ン、大豆トリプシンインヒビター、ペプスタチン、イプ
シロン−アミノカプロン酸、キモスタチン、EDTA及
びt−AMCHAによっである程度阻害されるかトラジ
ロールには全(阻害されなかった。プロテアーゼF−[
−HM−54は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジフ
ルオロホスフェート、N−エチルマレイミド及び大豆ト
リプシンインヒビターによって完全に阻害され、卵白ト
リプシンインヒビター、トラジロール、ペプスタチン、
t−AMOHA及びキモスタチンによってかなり阻害さ
れ、アンチパイン及びイプシロン−アミノカプロン酸に
よっである程度阻害されるが、EDT A及びロイペプ
チンには全く阻害されなかった。F−1−2−HM−8
9はリマ豆トリプシンインヒビター、ジフルオロホスフ
ェート、大豆トリプシンインヒビター、アンチパイン、
ロイペプチン及びトラジロールによって完全に阻害され
、t−AMCIAによってかなり阻害され、ペプスタチ
ン、キモスタチン、イプシロン−アミノカプロン酸及び
卵白トリプンンインヒビターによっである程度阻害され
ろか、N−エチルマレイミド及びEDTAには全く阻害
されなかった。なお、完全に阻害されろとは、第5表中
の相対活性値か0の場合であり、がなり阻害されろとは
相対活性値が50係未満であり、ある程度阻害されろと
は相対活性値が50係以上であり、全く阻害されないと
は相対値が100の場合と表現を使い分けた。この表現
は前記第2表の場合も同じ意味である。 / I/) アミノ酸組成: 第6表 プロテアーゼF−Q−HM−45のアミノ酸組
成第8表 プロテアーゼF−1−HM−15のアミノ酸
組成第9表 プロテアーゼF−1−HM−54のアミノ
酸咀成第10表 プロテアーゼF−[1−2−1−2−
Hのアミノ酸組成J7)元素分析値: 1)プロテアーゼF−0−HM−45の元素分析値;0
48.30係 H6,84係 N 15.88係 8 2.07係 2〕 プロテアーゼF−1−HM−54の元素分析値;
C48,93係 H6,65係 N’ 15.95 係 8 1.34 係 3)プロテアーゼF−1−HM−15の元素分析値;C
46,15qb H’6.64係 N 16.02 係 6 2.05 係 4)プロテアーゼF−n −HM−6’ 40元素分析
値;0 48.23係 H6,53係 N 15.93係 S 143係 5)プロテアーゼF−1−2−HM−89の元素分析値
;0 47.53係 H655φ N 14.59チ S2゜06係 不発明の新規なプロテアーゼF−1−1−HM−27、
p−O−HM−45、F−1−HM−54、F−1−H
M−15、F−11−HM−64及びF−111−2−
HM−89の6種の酵素は、前記したようにいずれも優
れたフィブリン塊のフィブリン分解活性を有し、またプ
ラスεノーゲン活性化活性を有することがわかった。す
なわち、本発明の6種の新規プロテアーゼは、不発明者
等がはじめてミミズから抽出、単離して得た安定な新規
酵素であり、優れたm溶油性を有する効果を通して次に
示す臨床効果が期待される。 一般に酵素により線維素原から転化された線維素ば、血
栓症及び塞栓症発症の重要な原因の一つである。不発明
の6種の新規プロテアーゼは、前記の活性作用により末
梢動静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈閉塞症、心筋硬塞症
、脳血管閉塞症、網膜動静脈血栓症、硝子体出血、前房
出血等の予防ならびに治療効果が期待される。 更に制癌剤との併用により癌に対ずろ併用効果も期待で
きろと共に、輸血の際の抗凝固剤として、又血管手術に
おける縫合線の塞栓形成防止、又は血液透析における動
静脈シャントの長期機能維持にも効果が期待されろ。 次に本発明の各種新規プロテアーゼの製法、分離法、精
製法は実施例にて詳細に説明する。 実施例1 (1)ミミズ凍結乾燥粉末I K9に101の0.1
%安息香酸ナトリウムを含む0.9チ塩化ナトリウム水
溶液を添加し、30℃で72時間がきまぜて抽出したの
ち、濾過し、残留分を34の0.1 %安息香酸ナトリ
ウムを含む0.9 %塩化ナトリウム水MWで洗浄し、
抽出液と洗浄液とを合した清澄抽出i(フィブリン塊に
対ずろフィブリン分解活性は10倍希釈で450mAl
m12 ) 131Jを得た。この抽出液を限外濃縮
して液量な帆714とし、これにエタノール9.71d
を加えて沈殿分別後のP液に終濃度でエタノール濃度が
80係になるようにエタノールを添加し、得られた沈殿
をさらにエタノールで洗浄後、真空乾燥し、乾燥粉末4
2Jを得た(このもののフィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性は1322yj/myであった。)。該粉末
を精製水1000−に溶解し、これにDEAE−セルロ
ファイン(チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフ
ィーにて処理し第25図に示すように新規なプロテアー
ゼを含むF−0,F−1−1、F”−1−2、F−11
及びF−1の5分画を得た。 (2)それぞれの画分を硫安0.6飽和塩析後、得られ
た沈殿を少量の10mMリン酸緩衝i (pH8,0)
に溶解し、七フアクリルS −200によろゲル濾過処
理、ウルトラフィルトレージョンによる脱塩譲縮処理し
た後、凍結乾燥することによってF−Q分画、o、、o
7i、 F=+−i分画0.20’l、F−1−2分画
0.420&、 F−11分画0.879.17. F
−dl1分画1.070.!9の精製プロテアーゼを得
た。これら各分画のフィブリン塊に対するフィブリン分
解活性はF−0が8 、816 msR/mg、F−1
−1が15,200mA / ”g、F−1−2が12
,000 mA/ mg、F−11が9 、290 m
A/ mg及び’F−1[がl 7 + 620 mA
/ ’グであった。 実施例2 実施例1−111と同一の方法によりF−0分画、F−
1−1分画、F=l−2分画、F−11分画及びF−1
分画を得たのち、F−0分画、F−1−1分画及び’F
−1−2分画のそれぞれを10mM リン酸緩衝’g(
pus、o)テ平衡化したDEAE−セルロファインカ
ラムに通液し、活性区分を吸着せしめた後、同緩衝液で
食塩O〜100mMの濃度勾配にて活性区分の溶出を行
い得られた活性区分を集め、さらにセファデックス−G
−75のゲル濾過を行うことによりポリアクリルアミド
ゲル電気泳動として単一な精製品のびF−1−HM−1
5は0.06.9を得た。F−11分画は硫安0.3飽
和濃度にて平衡化したトヨバールHW−55(東洋ソー
ダ製品)カラムに通し、活性画分を吸着せしめ、硫安0
.3〜0.1飽和の濃度勾配で溶出を行い、活性区分を
集め脱塩し、このものを10mM−’Jン酸緩衝g(p
H6,o)で平衡化したヘキシル−セファロースカラム
に通液し、活性区分を吸着せしめた後、同緩衝液で食塩
の0〜150mMの濃度勾配にて活性区分の溶出を行い
、活性区分を集め、セファデックスG−75でゲル濾過
を行いポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な
精製品のF−11−HM−64はo、1ojを得た。F
−1分画は20mM ’]ン酸緩衝液(pHs、o)に
て平衡化した卵白トリプシンインヒビター(シグマ社製
品)セファロースアフイニテイ担体カラムに通赦し、活
性画分を吸着せしめた後、1M食塩を含む同緩衝液及び
0.1M酢酸緩衝1(pHs、0)で洗浄を行った後、
0.5Mアルギニン及び1M食塩を含む酢酸緩衝液(p
Hs、o)にて活性画分を溶出しFil1画分を得た。 該F−1画分をさらに硫安0.3飽和溶液にて平衡化し
たトヨバールHW−55カラムに通液し活性画分を吸着
せしめ、硫安0.3飽和〜0.1飽和の濃度勾配で溶出
を行うことによりポリアクリルアミドゲル電気泳動にお
いて単一な精製品F−1−1−HM−27(第26図)
。 4、図面の簡単な説明 第1図ないし第4図は、フィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみたプロテアーゼF−M−1−HM−27
の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性をそ
れぞれ示すグラフ、第5図、第10図、第15図及び第
20図は、フィブリン塊に対するフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF−0−HM−45の至適pH,
pH安定性、作用適温及び温度安定性をそれぞれ示すグ
ラフ、第6図、第11図、第16図及び第21図は、フ
ィブリン塊に対するフィブリン分解活性でみた新規プロ
テアーゼF−1−HM−54の至適pH,pH安定性、
作用適温及び温度安定性をそれぞれ示すグラフ、第7図
、第12図、第17図及び第22図は、フィブリン塊に
対するフィブリン分解活性でみた新規プロテアーゼF−
1−HM−15の至適pH,pH安定性、作用適温及び
温度安定性をそれぞれ示すグラフ、第8図、第13図、
第18図及び第23図はフィブリン塊に対するフィブリ
ン分解活性でみた新規プロテアーゼF−11−HM−6
4の至適pH,pH安定性、作用適温及び温度安定性を
それぞれ示すグラフ、第9図、第14図、第19図及び
第24図はフィブリン塊に対ずろフィブリン分解活性で
みた新規プロテアーゼF−1−2−HM−89の至適p
H、pH安定性、作用適温及び温度安定性をそれぞれ示
すグラフ、第25図はミミズ抽出液を” ルコール沈降
処理した後、DEAK−セルロファインクロマトグラフ
イー処理して得られろフィブリン塊に対するフィブリン
分解活性でみた不発明の新規プロテアーゼの分画パター
ンを表わすグラス、第26図は、ミミズ抽出液をアルコ
ール沈降処理した後、DE、AE−セルロファインクロ
マトグランイー処理して得られるF−1分画について、
さらにトヨバールHWi−455カラムクロマトグラフ
イー処理して得られろフィブリン塊に対ずろフィブリン
分解活性、S−2444分解活性及びS−2251分解
活性でみた不発明の新規プロテアーゼF−1−1−HM
−27及びF−111−2−HM−89の分画パターン
を表わすグラフである。 特許出願人 天野製薬株式会社 ほか1名 代り人 阿 形 明 第1図 H 第2図 e a to /2f−1 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 H 第8図 第9図 pH 第to図 4 6 8 10 12H 第17図 瀘崖(1C) 第゛18 図 fX)LじC) 第21図 第22図 温 1じC) 第23図 渫A(’(’) 第24図 i&(”(:> 手続補正書 1事件の表示 昭和!57年特許願第173669号 2、発明の名称 新規なプロテアーゼ 3補正をする者 事件との関係特許出願人 住 所愛知県名占屋市中区錦−下目2番7号天野製薬株
式会社(ほか1名 氏7名 代表者 天 野 源 博 4代 理 人 〒105東京都港区新橋2丁目2番2号川志満・邦信ビ
ル8階5、補正命令の日付 自 発 8、補正の内容 (1)全文明細書第20ページ第7行目の「第17図」
を、「第25図及び第26図」に訂正します。 (2)同第20ページ第16〜17行目の[トルエ54
、F、I−HM−15Jを、 「F−I−1−)IM−
54゜F −I −2−HM−15Jに訂正します。 (4)同第33ページ第9〜10行目の[F−I−HM
−54、F−I−[(M−15Jを、「F I−I
HM−54、F −l−2−[(M−1sJに訂正し
ます。 (5)同第34ページ第4表中の「F−I−HM−54
J)を、gF−I−1−HM−54Jに訂正し捷す。 (6)同第34ページ第4表中の[F −I −HM−
15Jを、lBr 、I−2−Hl−2−Hに訂正しま
す。 (7)同第35ページ第6行目の(−F−I−[(M−
54Jを、「F−I−1−HM−54」に訂正します。 (8)同第35ページ第11行目の「F−I−[(M−
15jを、「F−I −2−HM−15Jに訂正します
。 (9)同第36ページ第7行目の「F−I−HM−54
゜F−I−HM−15Jを、 [F−I−1−HM−5
4、F−I−2−HM−15]に訂正します。 01 同第37ページ第3〜4行目の[’F−I−HM
−54、F−I−[(M−154を、[F−I−t−[
(M−54,F−1−2−HM−15Jに訂正します。 (ロ)同第37ページ第7行目の「F−X−’[(M−
54(第6図)、及びF−I−HM−15Jを、[F−
I−1−HM−54(第6図)、及びF−I−,2−H
M−15jに訂正します。 α力 同第37ページ第12〜13行目のl”F−I−
[(M−54(第11図)、F−I−HM−15Jを、
1F−I−1−HM−54(第11図)、p−r、−z
−HM−xsjに訂正します。 01 同第37ページ第18〜19行目の[F−I−H
M−54,F−I−HM−15J を、 1F−I−1
−HM−54、F−I−2−HM−15Jに訂正します
。 α力 同第38ページ第2〜3行目の[F−I−HM−
54(第16図)、F−I−FIM−1sJを、1−F
−I−1−[(M−54(第16図)、F I 2
−HM−15Jに訂正します。 αつ 同第38ページ第8〜9行目の「F−工−HM−
54、F−I−[(M−151を、「F−I−1−[(
M−54、F−I−2−Hl、II−15Jに訂正しま
す。 ◇Q 同第38ページ第13〜14行目のl’−F−I
−HM−54(第21図)、F−I−HM”15Jを、
[F−I−Ll−HM−54(第21図)、F −I
−2−HM 15 jに訂正します。 α力 同第39ページ第6行目の「F−I−HM−54
Jを、[F I 1−HM−54Jに訂正します。 0→ 同第39ページ第7行目の’i’F −r −I
I M−15Jを、[F−I−2−H1+!−15Jに
訂正します。 αつ 同第39ベーン第11〜12行目の「F−I−H
M−54,F−I−18M−t5J を、 「F−I−
1−Hlシー54、F−I−24M−15Jに訂正しま
す。 (ハ)同第39ページ第17行目のl”F−I−HM−
54Jを、[F−I−1−HM’−54Jに訂正し捷す
。 Q])同第39ページ第18行目の「F −I −HM
−1sJを、l’−F−I−2−HM−15Jに訂正し
ます。 (イ)同第40ページ第6行目のjr−■−Hy−s
4」を、1F−■−1−[(M−54Jに訂正します。 に)同第40ページ第7行目の1F−I−HM−,15
Jを、「F−1−2−HM−15」に訂正します。 (ハ)同第40ページ第11〜12行目の[F−I−H
M−54,F−I−H’M−15Jを、[iI−1−H
M−54、F−I−2−HM−15Jに訂正します。 に)同第41ページ第4行目の1r−1−HM−54J
を、「F−I−1−、[(M−54Jに訂正します。 QQ 同第41ページ第12行目のlF−I−HM−
15」を、「F−I−2=HM−15Jに訂正します。 (イ)同第42ページ第19行目の[−〇の場合」を、
10%の場合」に訂正します。 (ハ)同第43ページ第2行目の1100の場合」を、
1100%の場合」に訂正します。 (ハ)同第44ページ第5表中の「y−ニーmM−54
jを、l’−F−I−1−、HM−54Jに訂正します
。 (ト)同第44ページ第5表中の「F−I−HM−1,
5Jを、I−F I 2−HM−15Jに訂正しま
す。 (31)同第45ページ第7表の[F−I−HM−54
Jを、[F−I−1−[(M−54Jに訂正します。 (32)同第46ページ第8表の[F−I−HM−15
Jを、IF−I−2=HM、−1s Jに訂正します。 (田)同第47ページ下から3行目の1F−I−HM−
54」を、「F−I−1−HM−54Jに訂正します。 (34)同第48ページ第3行目の[F−I−HM−1
5jを、1F−I−2−HM−15Jに訂正します。 (35)同第48ページ下から1行目の1F−■−HM
−54 、 F−I−[(M−15j を、「F−I−
1−HM−54゜F−I−2−HM−15Jに訂正し捷
す。 (:’m)同第52ページ第9行目の「002グ、F−
I−HM−54は007グ」を、[o、o2y、F−I
−1−HM−54は0.071i’Jに訂正します。 (37)同第52ページ第10行目の1F−I−HM−
15は006グ」を、「F−4−2−HM−15は0.
067」に訂正します。 (38) 同第53ページ第1行目の「010グ」を、
「011i′」に訂正します。 (39)同第53ページ第14行目の「0070グ」を
、[’o、 07 rJに訂正します。 (40)同第53ページ第14行目の「o、o6oグ」
を、「0.067」に訂正します。 (41)同第54ページ第6行目の[F−:c−HM−
5Jを、「F−I−1−HM−54jに訂正します。 (42)同第54ページ第10行目の1y−x−HM−
15」を、[F−I−2−HM−15Jに訂正します。 (43)第25図を別紙のとおシ訂正します。 手続補正書 昭和58年9 月20日 昭和57年特許願第173669号 2発明の名称 新規なプロテアーゼ 3補■をする者 事件との関係 特許出願人 イよ 所愛知県名古屋市中区錦−下目2番7号天野製薬
株式会社(ほか1名) 氏 名 代表者 天 野 源 博 4代 理 人 5 補正命令の日刊 自発 6 補正により増加する発明の数 0 7補正の対象 明細確の特許請求の範囲の欄8補正の
内容 別紙のとおり 特許請求の範囲 1 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼF−1−1−HM−27゜A)活性及び基質特
異性。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−ト/)v−L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩、 N −α−p−トシ
ル−L−l))ンメチルエステル塩酸塩、L〜ピログル
タミル−グリツルーL−アルギニンーp−ニトロアニリ
ド塩酸塩及びH−D−バ1)ルp−口インルーL ’
) シン−p−ニトロアニリド・ジ塩酸塩に対する強い
作用を有するか、N−ベンゾイル−L−アラニンメチル
エステル及びN−ベンゾイル−L−チロシンエチルエス
テルに対する作用を有しない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8付近、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 ′F2)分子量 32.400±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 280 nm付近に吸収極太、2500m付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 p丁=3.6±0.1 H)阻害剤の影響: フイブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチン
及びトラジロールにより完全に阻害され、卵白トリプシ
ンインヒビター及びトランス−4−(アミノメチル)シ
クロヘキサンカルボン酸によりかなり阻害され、ε−ア
ミノカプロン酸、キモスタチン及びペプスタチンによシ
ある程度阻害されるが、エチレンジアミン四酢酸ジナト
リウム塩及びN−エチルマレイミドでは実質的に阻害さ
れない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値。 048.61係、 H6,58係、 N 14.75%
。 82.039110 2 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼm−o−HM−450 A)活性及び基質特異性 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−トンエと−L−アル
ギニンメチルエステル塩酸塩及びN−ベンノイル−L−
チロシンエチルエステルニ対する強い作用を有するが、
L−ピログルタミル−クリシル−L−アルギニン−p−
ニトロアニリド塩H塩及U H−D −ハ+)ルーL−
ロイシル−L、 −リジン−p−ニトロアニリド・ジ塩
酸塩にはわずかな作用を示すのみで、N−ベンゾイル−
L−アラニンメチルエステル及びN−α−p hシル−
L−リジンメチルエステル塩酸塩に対してはほとんど作
用を示さない。 B)至適pH及び安定pH範囲 フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2 C)作用適温範囲。 pH’7.8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解
反応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜
60℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全(・こ失活する。 E)分子量。 24.500±2,000 F)紫外線吸収スペクトル 28Onm付近に吸収極太、250 nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 pI = 4.1士0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパ・fン、キモスタチ
ン、ロイペプチン及びトラジロールにより完全に阻害さ
れ、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカ
ルボン酸及びε−アミノカプロン酸によってかなj)阻
害され、ペプスタチン、N−エチルマレイミド及び卵白
トリプシンインヒビターにょシある程度阻害されるが1
エチレンジアミン四酢酸ジ太トリウムでは実質1的に
1阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値。 048.30%、 H6,84%、 N 15.88係
。 S2.O’7%。 3 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−1−HM−54゜A)活性及び基質特
異性: フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン伸性化作用、カゼイン、p−トン/L−−L−ア
ルギニンメチルエステル塩酸塩及びN〜ベンゾイル−L
−チロシンエチルエステルに対する強い作用を有するが
、N−α−I)−)シル−I、、 −IJレジンチルエ
ステル塩酸塩及びL−ピログルタミル〜L−グリシル−
L−アルギニン−p−ニトロアニリド塩酸塩にはわずか
に作用し、N −ベンゾイル−L−アラニンメチルエス
テル及ヒH−D−バリル−L−口イシル−L−リジン−
p−ニトロアニリド・ジ塩酸塩にはほとんど作用しない
。 B)至適pH及び安定pH範囲。 フィブリン環を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜1
2゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約5.0〜
60℃。 D)失活条件゛ 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 FJ)分子量 27.500±2,000゜ F)紫外線吸収スペクトル: 28Onm付近に吸収極太、250 nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 p工= 4.0±0.1゜ H)阻害剤の影響。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドてよって完全に阻害され、ロイペプ
チン及び大豆トリプシンインヒビターによってかなシ阻
害され、キモスタチン、トランス−4−(アミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸及び卵白トリプシンインヒ
ビターによっである程度阻害されるが、エチレンジアミ
ン四酢酸ンナトリウム、ペプスタチン、アンチパイン、
トランジオール及びε−アミノカプロン酸では阻害され
な匹。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析1直。 048.93%、 H6,6S係+ N 15.95
係。 81.34係。 4 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−1−2−HM−15゜A)活性及び基質特
異性。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、p−)フルーL−アルギ
ニンメチルエステル塩酸塩及ヒN−ベンゾイル−L−チ
ロシンエチルエステルニ対する強い作用を有するが、N
−α〜p−トシルーL−リジンメチルエステル塩酸塩及
びL−ピはグルタミル−グリフルーL−’フルギニンー
p−ニトロアニリド塩酸塩にはわずかに作用し、N−ベ
ンゾイル−L−アラニンメチルエステル及ヒH−D−ハ
リルーム−ロイシル−L IJレジンp−ニトロアニ
IJド・ジ塩酸塩にはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲゛ フィブリン環を基質として使用したフィブリン分解作用
の至適pH約8〜10 、 pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対しての作用適温30〜6
0℃、最適温度約50〜60℃。 D)失活条件ニ ア0℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量: 27.00Q±2.000 F)紫外線吸収スペクトル: 280 nm付近に吸収極太、250nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点。 pニー3.9±0.■ H)阻害剤の影響 フィブリン環に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロポスフェート及びN
−エチルマレイミドによって完全に阻害され、卵白トリ
プシンインヒビター及ヒロイヘフチンによシがなシ阻害
され、アンチパイン、大豆トリプシンインヒビター、ペ
プスタチ/、ε〜ルアミノカプロン、キモスタチン、エ
チレンジアミン四酢酸ジナトリウム及びトランス−4−
アミンメチルシクロヘキサンカルボン酸によっである程
度阻害されるが、トラジロールでは阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値 C46,15%、 H6,64%、 N16.02
%。 82.05%。 5 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状グロ
テアーゼF−11−HM−64゜A)活性及び基質特異
性。 フィブリン環に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼインに対する強イ作用、p −
トシル−L−アルギニンメチルエステル塩酸塩に対する
作用を有するが、N−α−p−トシル−J、 IJレ
ジンチルエステル塩酸塩及びL−ピロクルタミルークリ
シルーL〜アルギニノ−p−ニトロアニリド塩酸塩には
わずかに作用し、H−D−バリル−し−ロインルーL−
リジンーp−ニトロアニリド・ジ塩酸塩にはごくわずか
に作用り、 N−ヘ/ソイル−L−アラニンメチルエス
テル及びN−ベンゾイル−L−チロシンエチルエステル
にはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲: フィブリン環を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約7〜8、pH安定範囲5〜12゜ C)作用適温範囲。 pH7,8のフィブリン環に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温要約50〜6
0℃。 D)失活条件。 70℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量 27 、800±2,000 F)紫外線吸収スペクトル。 280 nm伺近に吸収極太、250nm付近に吸収極
小を示す。 G)等電点 pニー3.8±0.1 H)阻害剤の影響。 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェ−)、N−
エチルマレイミド及び大豆トリプシンインヒビターによ
り完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター、トラ
ジロール、ペプスタチン−、キモスタチン及びトランス
−4−(アミノメチル)7クロヘキサンカルボン酸によ
ってかなり阻害され、アンチパイン及びε−アミノカプ
ロン酸によりある程度阻害されるが、エチレンジアミン
四酢酸ジナトリウム及びロイペプチンでは阻害されない
。 ■)アミノ酸組成: J)元素分析1直。 C48,23%、 H6,53%、 N 15.9
3%。 8 1.43 %。 6 以下の理化学的性質を有する白色無定形粉末状プロ
テアーゼF−I[1−2−HM−89。 A)活性及び基質特異性: フィブリン塊に対するフィブリン分解作用、プラスミノ
ーゲン活性化作用、カゼイン、l;117土−L−アル
、ギニンメチルエステル塩酸塩、N −α−p−トシル
−L−IJ シンメチルエステル塩酸塩、L−ピログル
タミル−グリシル−L−アルギニン−p−ニトロアニリ
ド塩酸塩及びH−D−バリル−L−口イシル−L−IJ
レジンp−ニトロアニリド・ジ塩酸塩に対する作用を有
するが、 N −ベンゾイル−し−アラニンメチルエ
ステル及ヒN−ペンソイル−L−チロシンエチルエステ
ルにはほとんど作用しない。 B)至適pH及び安定pH範囲: フィブリン塊を基質として使用したときのフィブリン分
解作用の至適pH約8付近、pH安定範囲4〜12゜ C)作用適温範囲 pH7,8のフィブリン塊に対してのフィブリン分解反
応における作用適温30〜60℃、最適温度約50〜6
0℃。 D)失活条件ニ ア0℃に60分間保持すると完全に失活する。 E)分子量。 32 、800±2,000 F)紫外線吸収スペクトル: 280 nm付近に吸収極大、250nm 付近に吸収
極小を示す。 G)等電点; p工;3.5±0.1 H)阻害剤の影響 フィブリン塊に対するフィブリン分解作用は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、大豆
トリプシンインヒビター、アンチパイン、ロイペプチン
及びトラジロールにより完全に阻害され、トランス−4
−アミノメチル/−々ロヘキサンカルボン酸によりかな
9阻害され、ペプスタチン、キモスタチン、ε−アミノ
カプロン酸及び卵白トリプシンインヒビターによりある
程度阻害されるが、N−エチルマレイミド及びエチレン
ジアミン四酢酸・ジナトリウムでは阻害されない。 ■)アミノ酸組成。 J)元素分析値 C! 47.53%、 H−6,55係、 H14
,59%。 32.06係。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 以下の理化学的性質を有する新規プロテアーゼF−
II−HM−27: A〕 活性と基質特異性: F−■−HM−27は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼイン、P−)ルエンスルホニルーL−アルギニン
メチルエステル塩酸塩およびN−α−P−)シル−L
−IJジン−メチルエステルに作用する。またF−I−
HM−27は、N−ベンゾイル〜L−アラニンメチルエ
ステル及びN−べしシイルート−チロシンエチルエステ
ルには作用しない。 B)至適pHおよび安定pHの範囲: フイブリン塊を基質と、して使用したプロテアーゼF−
■−HM−27のフィブリン分解作用の至適pHは図−
1に示したように約8付近であり、うイブリン塊を基質
としてのpH安定範囲は図−2に示したようにpH4〜
12で安定である( pH安定性は、37℃で60分間
放置した後のプロテアーゼF−I−HM−27の残存活
性を測定することによって決定した。)。 C)作用適温の範囲: pH7,8のフィブリン塊を用い、種種の温度で2時間
反応させたときのプロテアーゼF−1b、−HM−27
のフィブリン分解作用を図−3に示した。作用適温は3
0〜60℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃
である。 D〕 種種の湿度による失活−の条件ニブロチアーゼF
−I−H,M、−27をpH7,8,各種の温度で60
分間保温した後のフィブリン塊のフィブリン分解作用の
残存活性を図−4に示した。プロテアーゼF−1[’−
HM−27は70℃で60分間保温することによって完
全に失活することが明らかである。 E)分子量: 28.000±2.000 (分子量はセファデックスG−75によるゲルr過法に
よって測定した。); 牛血清アルブミン(分子量: 43,000 )。 キモトリプシノーゲンA (分子m :25,000
)およびリボヌクレアーゼA(分子量:13,700)
をプロテアーゼF−H−HM−27の分子量決定の標準
物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル: 吸収極大は280 nm付近に、吸収極小は250 n
m付近に存在する。 G)等電点: pI==3.7±0.1 H)阻害剤の影響ニ プロテアーゼp−z−HM−z7のフィブリン塊のフィ
ブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を検討
した。各種の阻害剤水溶液(4mグ/mt、 ) 20
p AをプロテアーゼI’−I28onm −HM’−27水溶液(0,00847ml )80μ
tと混合し、37℃で10分間保温した後。 反応液30μtをとりフィブリン塊のフィブリ示した。 プロテアーゼF−,l[−HM−27はセリン試薬のジ
フルオロホスフェ−) 、 SH試薬のN−エチルマレ
イミド、プロテアーゼ阻害剤のリマ登トリプシンインヒ
ビター、大豆トリプシンインヒビター、ペプスタチン、
ロイペプチンおよびトラジロール(商品名、バイエル社
製品、以下同じ)によって完全に阻害され、卵白トリプ
シンインヒビター キモスタチン、トランス−4−(ア
ミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸およびイプシロ
ン−アミノカプロン酸において、ある程度阻害される結
果を示した。二価陽くオンキレート化剤であるED、T
A、アンチパインは活性を阻害しなかった。 2 以下の理化学的性質を有する新規プロテアーゼF−
I−HM−54: A)活性と基質特異性: F−I−HM−54は、フィブリン塊に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼイン、P−)ルエンスルホニルーL−アルギニン
メチルエステル塩酸塩およびN−ベンゾイル−’f、、
−チo シンエチルエステルに作用する。またF −
I −HM−54は、N−ベンゾ゛イルーL−アラニン
メチルエステル及びN−α−P−)シルーL−リジンメ
チルエステルには作用しない。 B)至適pHおよび安定pHの範囲; フィブリン塊を基質として使用したプロテアーゼF−I
−HM−54のフィブリン分解作用の至適pHは図−5
に示したように約8〜10付近であり、フィブリン塊を
基質としてのpH安定範囲は図−8に示したようにpH
4〜12て安定である( pH安定性は、37℃で60
分間放置した後のプロテアーゼF−I−HM−54の残
存活性を測定することによって決定したのC)作用適温
の範囲: pH7,8のフィブリン塊を用い、種種の温度で2時間
反応させたときのプロテアーゼF−I −HM −’5
4のフィブリン分解作用を図−11に示した。作用適温
は30〜60℃の範囲内であり、最適温度は約50〜6
0℃である。 D)種種の温度による失活の条件ニ ブロチアーゼF−I −HM−54−をpH7,8,各
種ノ温度で60分間保温した後のフィブリン塊のフィブ
リン分解作用の残存活性を図−14に示した。プロテア
ーゼF−I−MJ(−54は70℃で60分間保温する
ことによって完全に失活することが明らかである。 E)分子量: 22.000 ± 1,000 (分子量はセファデックスG−75によるゲルr過法に
よって測定した。); 牛血清アルブミン(分子量: 43,000 )。 キモトリプシノーゲンA(分子i : 25,000
)およびリボヌクレアーゼA (分子M :13,70
0)をプロテアーゼF−I、HM−54の分子量決定の
標準物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル: 吸収極大は280 nm付近に、吸収極小は2.50
nm付近に存在する。 G)等電点: pi = 4.’O±01 H) 阻冨剤の影響ニ プロテアーゼF−I−HM−54のフィブリン塩のフィ
ブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を検討
した。各種の阻害剤水溶液(4mf/ml ) 204
7をプ’ry テア −セF −I−HM−54水溶液
(0’、061 nm/mz ) 80μtと混合し
、37℃で10分間保温した後。 反応液30μtをとりフィブリン塩のフィブリン分解活
性を測定した。その結果を表−4に示した。プロテアー
ゼF−I−HM−54はリマ豆トリプシンインヒビター
、ジフルオロホスフェートおよびN−エチルマレイミド
によって完全に阻害され、大豆トリプシンインヒビター
、キモスタチンおよびトランス−4−(アミノメチル)
シクロヘキサ・ンカルボン酸には若干阻害されるが、E
DTA 、卵白トリプシンインヒビター、ペプスタチン
、アンチパイン、トラジロールおよびイプシロン−アミ
ノカプロン酸には阻害されなかった。 3 以下の理化学的性質を有する新規プロテアーゼF−
I −HM、−15: A)活性と基質特異性: p−I−HM−15は、フィブリン塩に対してフィブリ
ン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し
、カゼイン、P−トルエンスルホニル−L−アルギニン
メチルエステルa酸塩およびN−ベンゾイル−L−チロ
シンエチルエステルに作用する。またF−I−HM−1
5は、N−ベンゾイル−L−アラニンメチルエステル及
びN−α−1P−)シルーL−リジンメチルエステルに
は作用しない。 B)至適pHおよび安定pHの範囲: フィブリン塩を基質として使用したプロテアーゼF−I
−HM−15のフィブリン分解作用の至適pHは図−6
に示したように約8〜l。 付近であり、フィブリン塩を基質としてのpH安定範囲
は図−9に示したようにpH4〜12で安定である(
pH安定性は、室温で60分間放置した後のプロテアー
ゼF−I−HM−15の残存活性を測定することによっ
て決定しム)。 C)作用適温の範囲: pH7,8のフィブリン塩を用い、種種の温度で2時間
反応させたときのプロテアーゼF−I−HM−15のフ
ィブリン分解作用を図−12に示した。作用適温は30
〜60℃の範囲内であり、最適湿度は約50〜60℃で
ある。 D)種種の温度による失活の条件ニ ブロチアーゼF−I−HM−15をpH7,8、各種の
温度で60分間保温した後のフィブリン塩のノイブリン
分解作用の残存活性を図−15に示した。プロテアーゼ
F−I−HM−1,5は70℃で60分間保温すること
によって完全に失活することが明らかである。 E)分子量: 21.500±2,000 (分子量はセファデックスG−75によるゲルr過法に
よって測定した。); 牛血清アルブミン(分子量: 43,000 )。 キモトリプシノーゲンA(分子量: 25,0(10)
およびリボヌクレアーゼA(分子量: 13,700
)をプロテアーゼF−I−HM−15の分子量決定の標
準物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル: 吸収極大は280 nm付近に、吸収極小は25 Q
nm付近に存在する。 G)等電点: pI=3.9±0.1 H)阻害剤の影響ニ プロテアーゼF−I−HM−15のフィブリン塩のフィ
ブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を検討
した。各種の阻害剤水溶液(4rnIF/mt) 20
piをプロテアーゼF−I−A 2ao n m HM−15水溶液(0,061/mA ) 80μAと
混合し、37℃で10分間保温した後2反応液30μt
をとりフィブリン塩のフィブリン分解活性を測定した。 その結果を表−4に示した。プロテアーゼF−I−HM
−15はリマ豆トリプシンインヒビター、ジフルオロホ
スフェートおよびN−エチルマレイミドによって完全に
阻害され、EDTA 、卵白トリプシンインヒビター、
ペプスタチン、アンチパイン、°キモスタチン、トラン
ス−′4−アミンメチルシクロヘキサンカルボン酸およ
びイプシロン−アミノカプロン酸にはある程度阻害され
るが、トラジロールには阻害されなかった。 4 以下の理化学的性質を有する新規プロテアーゼp−
n−HM−64: A)活性と基質特異性: F−I[−I−IM−64は、フィブリン塊に対してフ
ィブリン分解活性を有し、プラスミノーゲン活性化活性
を有し、カゼイン、P−)ルエンスルホニルーし一アル
ギニンメチルエステル塩酸塩およびN−ベンゾイル−L
−チロシンエチルエステルに作用する。またF−11−
I(M−64は、N−ベンゾイル−L−アラニンメチル
エステル及びN−α−P−)シルーL−リジンメチルエ
ステルには作用しない。 B)至適pHおよび安定pHの範囲: フイブリン塊を基質として使用したプロテアーゼF−I
[−HM’−64のフィブリン分解作用の至適pHは図
−7に示したように約7〜8付近であり、フィブリン塊
を基質としてのpH安定範囲は図−10に示したように
pH5〜12で安定である( pH安定性は、37℃で
60分間放置した後のプロテアーゼF−11−HM−6
4の残存活性を測定することによって決定した。)。 C)作用適湿の範囲: pH7,8のフィブリン塊を用い、種種の湿度で2時間
反応させたときのプロテアーゼF−11−HM−64の
フィブリン分解作用を図−13に示した。作用適温は3
0〜60℃の範囲内であり、最適温度は約50〜60℃
である。 D)種種の温度による失活の条件ニ ブロチアーゼF−II−HM−64をpH7,8,各種
の温度で60分間保温した後のフィブリン塊ノフイブリ
ン分解作用の残存活性を図−16に示した。プロテアー
ゼF−■−M)(−64は70℃で60分間保温するこ
とによって完全に失活することが明らかである。 E)分子量: 23.000±2,000 (分子量はセファデックスG−75によるゲル濾過法に
よって測定した。); 牛血清アルブミン(分子量: 4:3,000 ) 。 キモトリプシノーゲンA(分子i:25.ooo、)オ
よびリボヌクレアーゼA(分子!: 13,700 )
をプロテアーゼF −,1−HM −6,4の分子量決
定の標準物質として使用した。 F)紫外線吸収スペクトル: 吸収極大は28 Onm付近に、吸収極小は25 On
rri付近に存在する。 G)等電点: pI = 3.8±01 H) 阻害剤の影響ニ プロテアーゼIi’−1−HM−64のフィブリン塊の
フィブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響を
検討した。各種の阻害剤水溶液(4’f/ml ) 2
0 triをプロテアーゼF−1−HM−64水溶液(
0,026A28o””7ml ) 80μtと混合し
、37℃で1.0分間保温した後、反応液30μtをと
りフィブリン塊のフィブリン分解活性を測定した。その
結果を表−4に示した。プロテアーゼF−■−HM−5
4は、リマ豆トリプシンインヒビター ジフルオロホス
フェート、N−エチルマレイミドオよヒ大豆トリプシン
インヒビターによって完全に阻害され、アンチパインに
より若干阻害され、卵白トリプシンインヒビター 、ペ
プスタチン、キモスタチン、トランス−,4,−、(ア
ミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸、トラジロール
およびイプシロン−アミノカプロン酸によってかなりの
程度阻害されるが、 EDTAにより阻害されなかった
。
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