JPS596281A - 廃タイヤオイル中の軽質油分離方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は廃タイヤを溶融加熱分解して得られた油（以下
廃タイヤオイルと称す）の中の悪臭を有するカーボン化
合物粒子（以下カーボンと称す）及びパラフィンろう等
の不純物や不用成分を除去し再使用に耐える純度の高い
軽質油を得る廃タイヤオイルの精製法に関するものであ
る。

最近自動中台数の添加に伴ない多量の廃タイヤ廃棄物が
氾濫しその処理手段が公害対笛として問題視されている
。その処理方法として溶融加熱分解によって廃タイヤメ
イルを取り出し資源の再利用化が試みられているが、該
オイルｔこけ多量のカーボンが含まれ、遠心分離機やフ
ィルターブレス　　　−等を用いても■利用に耐える油
を得るこ２はで鮫なかった。

すなわち、機械的分離を試みてもミクロン状のカーボン
はエマルジぢン状態で油に溶解しまた該カーボンは炭素
のみから構成されておらず多量σ）タイヤ誘粒子をも含
むと考えら第１、エネルギー源として用いた場合、黒憚
を発生しか、つ特有の爬臭を放ち大東汚染を開発するに
至っている。そしてそれだけにとどまらず、バーナチッ
プの閉塞現象やタイヤ成分中の塩紫等がボイラデユープ
等を破損させ、ボイラ自体の壺命を著しく縮めている。

また、廃タイヤオイルには、パラフィンろ５が７０〜．
２０％含まれ脱ろう操作を行なわずして用いた場合、粘
度指数が極めて高く、イーの運用ｔこ大きな支障をきた
している。

本発明はかかる間Ｒ６を解決するために鋭意研究を積み
重ね無機酸エステルがカーボンの分離に大きな効果をあ
げ、２りわけニトログリセリン（グリセリンの硝酸エス
テル）が多大な効果を奏するこ２をつきとめ、本発明に
至ったものである。

すなわち本発明は廃タイヤオイル中に残存する主として
カーボン、・パラフィンろうの不用成分と軽質油たる有
効成分を分離ｗ４ｆＡするもので、ニトログリセリンを
添加しながら減圧京留を行なうことによりカーボンを減
圧蒸留塔のボトムよりアスファルト状の缶残油として拒
出し、塔頂よりの留出油を冷却する過程でパラフィンろ
うを取除いた後、高品質の灯油、軽油に相応する軽質油
を回収しようとするものである。

以下本発明を実杵例に基づいて説明する。昨タイヤオイ
ルはカーボンが約１１０％パラフィンろうが７０〜２０
％残りが灯油あるいけ軽油に相応する油であり、一般の
クルードオイルとは大きな異なりをみせている。かかる
廃タイヤオイルを第１図に示すごとくサービスタンク１
に貯蔵しポンプ２にて圧送し減圧蒸留塔３に送液する。

減圧蒸留塔３は第２図に示すようンこボイラ廃温水、ま
たけスヂームのコイル４とジャケット５によりあるいは
熱源が得ら第１ない場合は加熱缶６により塔内を１ｒｊ
−２００″Ｃに加温されている。いっぽう真空ポンプ７
で塔内け１００〜ｔＩＯ（１）Ｔｏｒｒで減圧維持され
るがもちろん真空ポンプの代りにエジェクターを用いて
もよい、イーシて薬注ライン８より薬注剤であるニトロ
グリセリン溶液を添加し、かかるうえで減圧蒸留を行な
うとカーボンの分離沈降が促進され、減圧残油のなかに
該カーボンが集約さ第１て系外に容易に取出すことが可
６１となる。

ニトログリセリンは当初のサービスタンク１内に添加し
ても効果はあるが、所要時間が伴くなり減圧蒸留下で行
なうこ２で大きな効果を力、げることかできる。ｔ）：
た、減圧蒸留を行なうことにより沸点を下げ熱分解によ
る品質の劣化や回収製品である軽質油の収率低下も抑制
でき、角片て減圧蒸留温度が低いことから高温腐食も一
１避でき防食の面からも相乗期待がもてるものである。

なお、その他の薬注剤としては、硫酸エステルの他、亜
硝酸エステルなどの無機酸エステルが考えられるが二１
−ログリセリンに多大な効果がある。

減圧“蒸留塔には圧力ゲージ９、温度計１０、液面計１
１により定常運転監視され、廃タイヤオイルは減圧蒸留
下で低沸点のものがエリミネータ犯を通過し灯油留分に
相当する油は塔頂の塔頂ノズル１５に導かれ、他方、軽
油留分に相当する油のものがフード１３よりノズル１４
から次工程へ導かれる。

ここでこｆｌらの留出油にはパラフィンろうが含まれ軽
質油と同一沸点を有しているので蒸留によっては分離で
きないが熱交換器１（ｉ、１７を通過する過程で分離が
Ｔｊｒ能となる。

第３図に示すごｋく、冷凍機１８を用い直膨コイル１９
により熱交換器］（ｉ、１７内を−７〜−７５＠Ｃに冷
却し７た中を留出油が熱交チューブ鉛白を通過する過程
で間接急冷却されパラフィンろうを該管内面に抽促する
。この」こうにし、て、塔頂ノズル１５からの留出油は
熱交ψ（器１６を通りパラフィンろうを取除かれた後し
シーバタンク２１には灯油よして採取され１、いっぽう
ノズル１４からの油は熱交換器１７を通りパラフィンろ
うの除去後レシーバタンクｎに軽油２して採取さｉ］る
。

次に熱交グーユーブ加内面に捕促し′／：：パラフィン
ろうは廃タイヤＡイル処理操作徒直膨コイル１０による
冷却を止め熱交換器１６．１７を加温すれば容易に取出
口羽より糸外に排出できる。

本実施例は廃タイヤ１イルを灯油、軽油、パラフィンろ
う１缶娃油２に分離したが、フード１３を取除き、減圧
蒸留塔頂部取出ノズルを塔頂ノズル／木化とし、灯油と
軽油を分離しないＭ＃油として取出すことももちろん回
前である。

かかる状態においては熱交換器／基で処理ができるが、
２基並ベパラフインろうの排出をタイマー切替でパッチ
運転することにより、減圧蒸留塔の廃タイヤオイルの連
続操業も実施できる。

以上のごとく本発明は廃タイヤオイルからカーボン及び
パラフィンろうを取除き、再利用可能な純度の高い精製
油を回収するもので、従来の簡易的に得られた廃タイヤ
オイルの処理法を解決し、ボイラあるいけジーゼルエン
ジン等の用途使用にも十分配老５る軽質油を提供するこ
とにより資源の円利用のうえから多大な効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の寮施態様を示すもので、第１図は本発明
の一寮施例のフローシートであり、第２図は減圧蒸留塔
の概略断面図、第３図は熱交換器の概略断面図である。 １・・・・ザービスタンク、２・・・・ポンプ、３・・
・・減圧蒸留塔、７・・・・真空ポンプ、８・・・・薬
注ライン、　１６．１７・・・・熱・交換器、１８・・
・・冷凍機、２１・・・・レシーバタンク。 特許出願人　　富　１）三智夫 ＋　　？ 代理人弁理士伊藤　　毅　、〕１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 廃タイヤオイルをｔｌＱＱＴｏｒｒ以下目つ、２０００
   Ｃ以下の条件にて減圧蒸留しその減圧蒸留下で廃タイヤ
   オイルにニトログリセリンを添加して悪枦を有するカー
   ボン化合物粒子を沈降除去し、その彷蒸留によって得ら
   れた留出油を熱交換器に通し、該留出油に含まれたパラ
   フィンＡうを胛り除くことを特徴とする廃タイヤオイル
   中の軽質油分離方法。