JPS59610Y2 - 油洩れ検知装置 - Google Patents

油洩れ検知装置

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JPS59610Y2
JPS59610Y2 JP7067779U JP7067779U JPS59610Y2 JP S59610 Y2 JPS59610 Y2 JP S59610Y2 JP 7067779 U JP7067779 U JP 7067779U JP 7067779 U JP7067779 U JP 7067779U JP S59610 Y2 JPS59610 Y2 JP S59610Y2
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JP
Japan
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oil
tube
detection device
leak detection
detection element
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Expired
Application number
JP7067779U
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English (en)
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JPS55170644U (ja
Inventor
良成 羽根
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、気体または液体により内圧が加えられ油に
よって破壊する素材チューブを油性れ検知素子として用
い、この局所的な破壊によるチューブ内の圧力低下によ
り油性れを検知する油性れ検知装置に関する。
従来から油圧機器等の油性れを検知する手段としては多
種多様なものがあるが、そのうち広域にわたって油性れ
を検知する手段としては、ケーブル状の検知素子を用い
油の付着による素材の絶縁インピーダンスの変化をとら
えて油性れを検知する方法がある。
しかし、この方法では油性れ検知に際して非常に時間が
゛ががるという欠点があった。
このため、長尺状でかつ検知感度が高く、また防爆対策
上要請される非電気式の油性れ検知素子の開発が望まれ
ていた。
この考案はかかる要請に応えるもので、油性れ検知素子
として、金属箔又はプラスチックフィルムをチューブ状
に成形し、それを油によって溶解する等の反応をする接
着剤で接合したものを用い、このチューブにガス等で内
圧をがけ、油が接着剤に付着するとその部分からガス等
が洩れて内圧が変化するので、その内圧の変化をとらえ
て油性れを検知する非電気式の油性れ検知装置を提供し
ようとするものである。
この考案の実施例を図面と共に説明すれば次のとおりで
ある。
第1図および第2図はそれぞれこの考案に係る検知装置
における油性れ検知素子の断面図で、1は金属箔又はプ
ラスチックフィルム、2は油感応性接合部、3は中空部
、4は吸油性保護層、である。
該油性れ検知素子は金属箔又はプラスチックフィルムを
丸く形威し、その端部を周方向に一定の長さだけ重ね合
わせて接合し、この接合部分を例えば油で膨潤するプラ
スチックで熱融着させることによって長尺のチューブ状
に成形される。
接合部2の装着は瞬間接着剤やセメダインのように油に
ふれると溶解又は亀裂をおこして接着力をなくしてしま
う接着剤(油感応性の素材)によってもよい。
第2図に示されるようにこのチューブの外周上に更に油
によって膨張するゴム、プラスチック、紙又は油感性の
素材をテープ巻きしたり、押出被覆したりして保護層を
設けることもできる。
この場合紙は吸油性のものを用いる。保護層4には具体
的には粘着性のあるクラフト紙やPVC等のプラスチッ
クテープ巻き、ネオプレンゴムテープ巻きあるいは薄肉
押出等が適用される。
またチューブ材料1として金属箔やガス透過係数の小さ
いプラスチック材料を使用すれば、平常時のガス透過に
よるガス圧低下に対する補償用のりザーバータンクが小
容量ですみ、さらに長期にわたって保守を不要にするこ
とができる。
コンプレッサーを使う場合にはほとんど運転する必要が
ないため、電気代を節約することができる。
本考案の油洩れ検知装置の構成及び使用法を図面と共に
説明すれば次のとおりである。
第3図は油洩れ検知装置の一例を示したもので、油洩れ
検知素子5を所望の監視区域の油圧機器又は油タンク等
に沿わせるようにループ状に布設し、検知素子5である
チューブの両端には、それぞれ流量計6,7が設置され
る。
この流量計6゜7はチューブの接続側に向う方向のガス
の流量を測定するもので、差圧式、電磁式又は超音波式
等の多種の流量計が使用できる。
流量計6,7の入口側は同じ定電圧供給源8に接続され
、流量計6,7を介してチューブ5に所定の圧力例えば
l〜2気圧以下のガスを充填している。
流量計6,7の流量信号Q1.Q2はそれぞれ監視装置
9に入力され、監視装置9は流量の変化に応動して油洩
れによる警報を発すると共に、流量Q1.Q2の比率か
ら油洩れ位置を求める。
今、油洩れ事故が発生してチューブ5の×印で示す位置
にてその接合部2が破壊されたものとする。
破壊部分からはガスが洩れ、流量計6,7の流量Q1.
Q2が変化するので、直ちに油洩れを検知して監視装置
9は警報を発する。
また破壊位置を求めるには次のようにしてなされる。
チューブ5の布設長をL、破壊点までの距離を1とし、
また定圧供給源8の圧力をPc、破壊点における内圧を
Poとすると、破壊時の流量計6,7の流量Q1.Q2
は次式で与えられる。
定圧供給源8から破壊点までのチ ューブ5の流体抵抗(距離1の分) 定圧供給源8から破壊点までのチ ューブ5の流体抵抗(距離2L−1 の分)、 C−比例定数 そこで、流量Q1とQ2の比率を求めてみると、Rt2 Rt。
但し、 となり、 その結果、破壊点までの距離lは となる。
ここで、Lは定数であることから、流量Q1.Q2の比
がわかれば、直ちに破壊位置を表す距離lを求めること
ができる。
ここで重要なことは、流量Q1.Q2が瞬時値として得
られることから、破壊直後に破壊位置を知ることができ
、しかも流量の比を用いることから破壊孔の大きさは距
離lの決定に影響せず、破壊孔の大きさと無関係に破壊
位置を正確に求めることができる。
以上のようにこの考案に係る油洩れ検知装置は、その検
出素子を非電気式に構成したので防爆上も安全でさらに
検知応答速度も早いという実用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれこの考案に係る油洩れ検知
素子の実施例の断面図、第3図はこの考案に係る油洩れ
検知装置の一実施例の説明図である。 1・・・金属箔又はプラスチックフィルム、2・・・油
戻応性接合部、3・・・中空部、4・・・吸油性保護層
、5・・・油洩れ検知素子、6,7・・・流量計、8・
・・定圧供給装置、9・・・監視装置。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)気体又は液体により内圧が加えられ、油の付着に
    よって破壊する素材からなるチューブを油性れ検知素子
    として用い、この油性れ検知素子の局所的な破壊による
    チューブ内の流体の圧力又は流量の変化により油性れを
    検知する油性れ検知装置において、前記油性れ検知素子
    として、金属箔又はプラスチックフィルムを丸く重ね合
    わせてチューブ状に成形し、この重ね合わせ部分を油に
    よって溶解又は亀裂等の反応をする油感応性の素材で接
    合してなるチューブを用い、該チューブの両端にそれぞ
    れ流量計を設置し、該流量計の入口を、それぞれ定圧供
    給装置に接続することにより、流量の変化により油性れ
    を検知すると同時に、前記流量計の流量比により油性れ
    位置を検知することを特徴とする油性れ検知装置。
  2. (2)油性れ検知素子が基体チューブの外周上に更に吸
    油性、又は油感応性の素材でテープ巻保護層若しくは押
    出被覆層を設けたものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の油性れ検知装置。
JP7067779U 1979-05-28 1979-05-28 油洩れ検知装置 Expired JPS59610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7067779U JPS59610Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 油洩れ検知装置

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JP7067779U JPS59610Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 油洩れ検知装置

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Publication Number Publication Date
JPS55170644U JPS55170644U (ja) 1980-12-08
JPS59610Y2 true JPS59610Y2 (ja) 1984-01-09

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ID=29304406

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JPS55170644U (ja) 1980-12-08

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