JPS5955917A - 反力アンカ−杭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、地中を凍結させて反力を得る反力アンカー杭
に関する。

土木工事や建築工事において鋼管またはその他の基礎杭
やシートパイル等を打込む方法が種々あるが、公害の問
題等を考慮すると無振動かつ無騒音で杭を圧入すること
ができる装置が望まれている。

しかし、このように圧入する装置を使用するには何かで
反力を得る必要があるが、一般的にはその反力を得るこ
とが難しく、適切な反力を得ることができなかった。

本発明は上記の欠点を解決することを目的とし、断熱部
を適当間隔に設けて凍結室を形成した有底管体中に冷媒
を循環注入する注入管と排出管とを設け、循環注入した
冷媒によって有底管体の凍結室の周囲に凍結土を形成し
、この凍結土と一体となった反力アンカー杭の上端を反
力支持点として利用することを特徴とする。

以下に本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図は削孔工程図、第２図は反力アンカー杭の第１の
実施例を示す側断面図、第３図は冷媒の循環系を称す系
統図であり、図において、１は支持柱、２はスクリュー
アースオーガーでめって、反力アンカー杭の埋設個所に
埋設孔を削孔する。

３は反力アンカー杭を構成する有底管体であり、中に注
入管４と排出管５とを有すると共に断熱部６を有し、こ
の断熱部６は適当間隔で区切られて凍結室Ｉが形成しで
ある。上記注入管４は有底管休３の先部で開口し、排出
管５は各凍結室７毎に開口があシ互に連通している。そ
して注入管４と排出管５は有底管体３の上部で突出して
冷媒の循環パイプ８，９に凍結可能になっている。上記
断熱部５は断熱部を充填するか真空によって形成しであ
る。

１０はこの有底管体３の上端に取付けだ連結部であり、
支持架台１１と連結する。１２は環状もしくは突起状等
の抵抗体であって有底管体３と周囲の土とが強固に一体
となるように数句けである。

上記凍結室Ｉの数は有底管体３の長さによりほぼ決るが
、他の決定要因として地質や必１ｆｉ反力イン数等があ
る。

１３は冷媒の冷却器、１４は圧縮器、１５は凝縮器、１
６は循環ポンプ、１７は送シヘツダー、１８は返りヘッ
ダーである。

次に上記構成の作用を説明する。先ず、反力アンカー杭
を配置する地中に反力アンカー杭の埋設用の穴を第１図
で図示したスクリューアースオーガーやジェットポンプ
等によって削孔する。

なお、埋設する反力アンカー杭の本数は土質。

土層、地下水位および地質の硬さおよび凍結する部分の
深さと圧入する鋼管杭等の地耐トン数を勘案の士圧入ト
ン数を判断して決める。

そして、冷却器１２から送られてくる冷媒は注入管４に
注入されて有底管体３内に放出し、この有底管体３の下
方の凍結室７から順次上方の凍結室７に向けて排出管５
の開口に従って冷媒は循環して、各凍結室７の周囲の土
を凍結させ、その土の凍結膨張により周囲の土圧を増大
させると共に凍結上上方の土庄によって反力支持を得る
。

冷媒は循環パイプ９を通って返りヘッダー１８を介して
循環ポンプ１６により冷却器１３に送られて循環使用さ
れる。

上記したように地中が凍結することによって、反力アン
カー杭としての役目を充分達成できるように、反力アン
カー杭の凍結室の周囲の地中の凍結直径を成長させた後
、アンカー耐カテストジャッキを使用して反力アンカー
杭が設計耐力に達しているかを確認する。

反力アンカー杭が設計耐力に達すると、反力アンカー杭
に支持架台１１を連結部１０によって連結し、支持架台
１１に取付けた圧入機等によって鋼管杭等を地中に圧入
する。

支持架台１１の使用後は、反力アンカー杭から支持架台
１１を取外し、反力アンカー杭と凍結土との間の凍結を
解凍して反力アンカー杭を引抜く。

解凍には自然解凍と強制解凍の二種類が考えられるが、
時間の速い強制解凍の場合は、スチームや熱湯等を注入
管中に送ることによって行なう。

なお、上記実施例において注入管４と排出管５は、注入
管４から冷媒を注入して排出管５から排出して循環する
ようにしたが、第４図に示す如く注入管４と排出管５と
循環バイブ８，９との配管を上記実施例と逆にすること
によυ、上方にある凍結室７の周囲の土から順次凍結さ
せることができる。

第５図は、有底管体３内に翼１９を付けた実施例であシ
、少なくとも凍結室の内側だけに形成してあればよく、
凍結時間を短かくすることが可能である。

第６図は本発明の他の実施例を示し、山留め用に打込ん
だシートパイルの反力支持杭として利用した実施例であ
り、打込んだシートパイル２０の内側に設けた復起し２
１に、斜めに埋設しだ反力アンカー杭の連結部１０を接
続しておくことによりシートパイル２０の支持を行なう
もので上記実施例と全く同様の作用によって反力支持杭
とすることができる。

以上説明した本発明によると、反力アンカー杭を構成す
る有底管体中に断熱部で区切られた複数の凍結室を形成
し、そのそれぞれの凍結室の周囲の土を凍結させること
により、その凍結膨張によって反力アンカー杭の周囲の
土庄が増大するだめ、反力アンカー杭とその周囲の凍結
土とを一体にすると共にその上部の土庄により反力支持
を得ることができて、鋼管杭等を無騒音無振動で圧入す
ることが可能となる。

さらに、反力アンカー杭は使用後に、引抜いて反復使用
することができるために地中に何も残らずかつ産業廃棄
物も発生しない無公害な反力アンカー杭を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は削孔工程を示す側面図、第２図は反力アンカー
杭の第１の実施例を示す側断面図、第３図は冷媒の循環
系を示す系統囚、第４図は第２の実施例を示す側断面図
、第５図は第３の実施例を示す部分側断面図、第６図は
シートパイルの反力支持わ°Ｌ・として用いた場合の断
面図である。 ３・・・有底管体　４・・・注入管　５・・・排出管　
６・・・断熱部　７・・・凍結室 特許　出願人　　大東重機工事株式会社代理人弁理士　
金　倉　喬　二 緬１− 菫３−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、有底管体中に冷媒を循環注入する注入管と排出管と
   を通すと共に適当間隔に凍結室を形成するように断熱部
   を設け、各凍結室を上記注入管もしくは排出管によって
   連結し、注入管に冷媒を循環注入することによって各凍
   結室の周囲の土を凍結させて反力を得るようにしたこと
   ケ特徴とする反力アンカー杭。