JPS5953285B2 - 末端がエステル形のコポリエ−テルグリコ−ルの製法 - Google Patents

末端がエステル形のコポリエ−テルグリコ−ルの製法

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JPS5953285B2
JPS5953285B2 JP53078131A JP7813178A JPS5953285B2 JP S5953285 B2 JPS5953285 B2 JP S5953285B2 JP 53078131 A JP53078131 A JP 53078131A JP 7813178 A JP7813178 A JP 7813178A JP S5953285 B2 JPS5953285 B2 JP S5953285B2
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catalyst
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alkylene oxide
copolymer
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ジヤ−フリ−ド・プラツクメイア−
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はTHF(テトラヒドロフラン)と酸化アルキレ
ンまたは環式アセタールとの改良された共重合法に関す
る。
より具体的には、本発明は、上記共重合を、アシリウム
イオン前駆フルオルスルホン酸基含有重合体触媒とを含
有する反応媒質中で行う方法に関する。
コポリエーテルグリコール類、すなわちテトラヒドロフ
ランに酸化アルキレンまたは環式アセタ・−ルを共重合
させた末端ヒドロキシル基を含有するポリエーテルは公
知であり、ポリウレタンの製造に有用である。
この種のグリコールは、米国特許出願連続番号8681
12に記載されているように、触媒としてα−フルオル
スルホン酸基を含有するフエチレン系不飽和モノマーの
ポリマーを用いて、THFと酸化アルキレンを共重合さ
せることにより製造できる。この方法は満足できるもの
であつたが、進行速度が普通望ましい程度より遅くなり
がちである。
; ところがここに、重合反応混合物がアシリウムイオ
ン前駆物質を含有していると、この共重合の反応速度が
著しく増大しうることが見出された。この改良された方
法は、末端がエステルの形になつているコポリエーテル
グリコールを生ずるが、これはアルコリンスによりコポ
リエーテルグリコールに転化できる。本発明の方法は、
(1)THF、(2)酸化アルキレンおよびまたは環式
アセタール、(3)アシリウムイオン前駆物質および(
4)触媒を共重合反応に適した条件下にいつしよに置く
ことからなる。
これに包含される反応を次の例示的な反応式に示す。
開始 上の反応式において、Rは水素または炭化水素基、好ま
しくは炭素数1〜36のアルキル基であり、R1は水素
または炭素数1〜4の炭化水素基もしくはハロカーボン
ン基であり、NfSO3Hは触媒を表わし、〜はコポリ
マー鎖を表わし、mとnは1〜40である。
本発明方法において使用される触媒の機能はSO3H基
を有することと、該−SO3H基の隣りの炭素原子にフ
ツ素原子を有することのみが決定的、要因であつて、ポ
リマーの骨格の構造には直接関係がない。
本発明の方法でコモノマーとして使用できる酸化アルキ
レンは、酸化アルキレン環内の炭素数が2または3のも
のである。
酸化アルキレンは非置換のものでも、また、たとえばア
ルキル基、アリール基もしくはハロゲン原子で置換され
たものでもよい。かかる酸化アルキレンの例には、酸化
エチレン、酸化1,2−プロピレン、酸化1,3−プロ
ピレン、酸化1,2−ブチレン、酸化1,3ブチレン、
2,2−ビスークロルメチルオキセタンおよびエピクロ
ルヒドリンがある。コモノマーとして使用できる環式ア
セタールは次の構造式で表わされるものである。
式中、nは2〜4であり、xとX1は水素または炭素数
1〜4のアルキル基である。
酸化アルキレンの混合物および酸化アルキレンと環式ア
セタールとの混合物も使用できる。
酸化アルキレンとアセタールは市販のものでよく、乾燥
状態(含水量が0.002重量%未満)のものが好まし
い。THFも市販のものでよいが、乾燥状態にあり、過
酸化物含有量が0.002重量%未満であり、望ましく
ない副生成物の生成や着色を防止するためにブチル化ヒ
ドロキシトルエンのような酸化防止剤を含有しているも
のが好ましい。
所望により、THF(7)0.1〜50%は下記構造式
で表わされるアルキルテトラヒドロフランで代替するこ
とができる。
式中、R1、R2、R3およびR4のいずれか1つは炭
素数1〜4のアルキル基であり、残りは水素である。
本発明方法で使用する触媒は、TFEと下記構造式で表
わされるモノマーとのコポリマーの加水分解物である。
このコポリマーはフツ化スルホニルの形で製造され、そ
の後米国特許第3692569に記載のようにスルホン
酸の形態に加水分解される。
触媒として最も好ましいのは、TFEと前記構造式のモ
ノマーとのモノマー単位重量比が50〜75/25〜5
0のコポリマーである。
この種のコポリマーで当量分子量が1100,1150
および1500のものは、NafiOn8パーフルオル
スルホン酸樹脂としてデユポン社から市販されている。
触媒の当量分子量(Equivalentweight
)は950〜1500、好ましくは1000−1300
である。
触媒の当量分子量とは、スルホン酸基を1グラム当量含
有する単位のグラム質量であり、滴定により測定できる
。触媒は、反応をバツチ式に後述の時間だけ行つたとぎ
に、反応温度で反応媒質中に約5重量%以下しか溶解し
ないような溶解度を有するのが好ましい。
この溶解度は重量測定法により測定できる。
;触媒の溶解度
はできるだけ低いのが望ましく、それにより触媒の損失
を最小限にし、触媒を補給せずに操業をより長時間連続
実施することが可能となる。溶解度は約1重量%以下で
あるのが好ましく、現在の分析技術での検出限界より低
ければ.より一層好ましい。触媒は重合反応を妨害する
恐れのある官能基を;−SOsH基以外には実際上含有
すべきではない〜 本発明の方法で用いられるアジリウムイオン前.駆物質
は、反応条件下で反応式(1)に示すようにアシルオキ
ソニウムイオンを発生させることができればどのような
化合物でもよい。
ここで用いた”アシリウムイオン”とは、R一Ce=0
(Rは水素または炭化水素基、好ましくは炭素数1〜3
6のアルキル基)という構造のイオンを意味している。
アシリウムイオン前駆物質の代表例はハロゲン化アシル
およびカルボン酸無水物である。
各カルボン酸部位の炭素数が1〜36、特に1〜4のカ
ルボン酸無水物が好ましい。このような酸無水物の例は
、無水酢酸、無水プロピオン酸、およびギ酸一酢酸無水
物である。
効果の点で特に好ましい無水物は無水酢酸である。共重
合反応を実施するには、まず反応器にTHF、酸化アル
キレンもしくは環式アセタール、アシリウムイオン前駆
物質および触媒を装入する。
乾燥した触媒を用いると反応速度が著しく増大すること
が判明した。
触媒はできるだけ乾燥しているのが最上であるが、水分
を完全に除去するのは困難であるので、通常の場合は、
使用前に触媒を約0.1mmHgの圧力下で約110℃
の温度に恒量に達するまで保持することにより乾燥を行
う。反応集合物(反応混合物)中の酸化アルキレンまた
は環式アセタールとTHFとの量的関係は、当業界では
周知のように、酸化アルキレンまたはアセタール/TH
Fの重量比が1〜90/10〜99であるコポリマーを
生ずるような範囲内である。特定のコポリマーの重量比
は、その用途によつて決められる。反応集合物中の触媒
濃度は、存在するモノマーの合計重量に対して約0.1
%、10%好ましくは約2〜10%の範囲内でよく、ア
シリウムイオン前駆物質は0.1〜10モル%、好まし
くは0.7〜10モル%の濃度で存在させる。
装入が完了したら、反応集合物を攪拌しながら室温ない
し80℃、好ましくは20〜60℃の温度に保持する。
より高温の反応温度が望ましい場合には、反応を約50
00気圧までの圧力下で行うこともできる。反応は窒素
のような不活性雰囲気中で実施するのが好ましい。重合
は、定期的なサンプリングと赤外または核磁気共鳴分光
分析による末端基の分析とで測定して、所望の分子量の
コポリマーが得られるまで続ける。
この点に達するまでに通常は10分ないし20時間かか
る。この時間は、反応温度およびアシリウムイオン前駆
物質と触媒の濃度に左右される。その後、触媒を沢過、
遠心分離またはデカンテーシヨンにより反応集合物から
分離して、それ以上の重合を防止する。
触媒は次に再使用できる。本発明の方法は回分式でも連
続的にも実施できる。
連続操業の場合、THF、酸化アルキレンもしくは環式
アセタール、アシリウムイオン前駆物質、および触媒を
、それぞれの必要な濃度と好適な滞留時間とを与えるよ
うな速度で反応器に連続的に送給し、コポリマー生成物
と過剰の反応物質を連続的に取り出す。好ましくは、触
媒は最初に装入しておいて、適当なスクリーンまたはフ
イルタ一により反応帯域内に保持すれば、連続使用でき
る。反応集合物を反応器から取り出したら、反応器がバ
ツチ式または連続式の如何にかかわらず、抽出、沈殿ま
たは蒸発のような慣用手段により未反応のTHF、酸化
アルキレンもしくは環式アセタール、ならびにアシリウ
ムイオン前駆物質を分離して、末端がエステル形のコポ
リエーテルグリコール生成物を単離する。
この生成物はペルキー国特許第853028に示された
方法によつてコポリエーテルグリコールに転化させうる
。実施例 1 当量分子量が1200のNafiOn8樹脂を0.1m
mHgの真空下110℃で恒量になるまで乾燥し、その
後この触媒1gをTHF4Og(ナトリウム上で乾燥し
たもの)、ジオキソラン10gおよび無水酢酸5gと混
合した。
この混合物を、水分を排出するための乾燥チユーブを備
えた重合ケトル(攪拌槽型反応器)に入れて、窒素雰囲
気中で攪拌しながら25℃に保持した。7時間後、触媒
を淵過により混合物から除去し、水酸化カルシウムを添
加して淵液のPHを7以上にした。
沈殿したカルシウム塩は濾去した。その後、濾液を10
mmHgの圧力下で水蒸気浴上で加熱して未反応のモノ
マーを除去すると、20gの末端がアセテート形のコポ
リエーテルグリコールが得られ、この生成物はNMR分
析で測定して14.5モル%のジオキソラン単位を含有
していた。
実施例 2 当量分子量が1100のNafiOn8樹脂を0.1m
mHgの真空下で110℃において恒量になるまで乾燥
し、次にこの触媒2.5gをTEF(ナトリウム上で乾
燥したもの)25g、および無水酢酸2.5gと混合し
た。
この混合物を攪拌しながら25℃に20分間保つた後、
これに酸化1,2−プロピレン10gとTHF35gの
混合物を加えた。得られた混合物を、水分を排出するた
めの乾燥チユーブを備えた重合ケトルの中で攪拌下に2
5℃に保持した。16時間後、メタノール25m1を加
え、触媒は淵過により混合物から除去した。その後、沢
液を10mmHgの圧力下で80℃に保つことにより揮
発性物質を戸液から追い出して、14gのコポリマーを
得た。さらに精製するために、このコポリマーを約10
0m1のトルエンに溶解し、得られた溶液を各20m1
の水で5回洗浄した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化アルキレンもしくは環式アセタールとテトラヒ
    ドロフランとを触媒およびアシリウムイオン前駆物質の
    存在下で共重合させることにより末端がエステル形のコ
    ポリエーテルグリコールを製造する方法において、触媒
    としてテトラフルオロエチレンと式▲数式、化学式、表
    等があります▼ で表わされるモノマーのコポリマーの加水分解物を使用
    することを特徴とする方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、該コポ
    リマーが50〜75/25〜50の重量比のテトラフル
    オロエチレンと前記モノマーからなる方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、酸化ア
    ルキレンが酸化エチレンである方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、酸化ア
    ルキレンが酸化プロピレンである方法。 5 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、アシリ
    ウムイオン前駆物質が無水酢酸である方法。
JP53078131A 1978-06-29 1978-06-29 末端がエステル形のコポリエ−テルグリコ−ルの製法 Expired JPS5953285B2 (ja)

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JPS52138598A (en) * 1976-03-31 1977-11-18 Du Pont Process for preparing poly*tetramethylene ether*glycol

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