JPS5953008B2 - 電流による真珠貝の害虫駆除方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電流を用いて真珠貝に付いた害虫ポリドラシリ
ア−ターを殺す方法に関するものである。

真珠貝の養殖においてポリドラシリア−ターなる害虫は
真珠貝の貝殻に穴をあけ、その穴に生息して、真珠貝の
成長が止まるなどの悪影響を及ぼしている。

従来の害虫駆除方法は次のとおりである。

■ いま、真珠貝を海より上げる。

■ 真珠貝を真水に１０分間浸す。

これは貝の口を締めさせ次に行なう塩水処理の時、貝に
炎症を行さないようにするため。

■ 真珠貝を比重１．３の塩水に１０分間浸す。

この時害虫ポリドラシリア−ターは死ぬ。

■ その後、真珠貝を２０分間空気中で休ます。

■ 真珠貝を海に戻す。

以上のようにして害虫ポリドラシリア−ターを駆除して
いる。

しかし貝殻の浅い部分にいる害虫は駆除できるが、奥深
い害虫を殺すのは困難である。

又、真水、比重１．３の塩水と水を使う作業が多いため
、なかなかの重労働である。

本発明は、その欠点を除くため短時間にして少ない動力
で害虫ポリドラシリア−ターを駆除する方法である。

■ いま海より上げた真珠貝を海水の入った水槽に入れ
る。

■ その水槽に電極を２本又は他数入れる。

これは水槽の大きさによって水槽の中の海水に流れる電
流の密度を均一にするためである。

■ 直径１０ｃｍのシャーレの場合、交流又は直流を３
００ｍ Ａで５分間電流を流す。

この時、害虫ポリドラシリア−ターは貝殻より出て死に
至る。

■ 害虫駆除をした真珠貝はもとの海に戻す。

以上、本発明により次のような効果がある。

■ 真水の入った水槽を必要としない。

文具を浸す必要もない。

■ 比重１．３の塩水を作る必要がない。

貝を浸す必要もない。

■ 貝殻の奥深くに生息している害虫も死に至らしめる
。

■ 作業時間が短かく、少ない動力ですむ。

■ 貝の部止まりがよい。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 真珠貝を収容した容器内の海水中に電流を流すこと
   により真珠貝に付いた害虫ポリドラシリア−ターを殺す
   方法。