JPH0331048B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331048B2
JPH0331048B2 JP61195838A JP19583886A JPH0331048B2 JP H0331048 B2 JPH0331048 B2 JP H0331048B2 JP 61195838 A JP61195838 A JP 61195838A JP 19583886 A JP19583886 A JP 19583886A JP H0331048 B2 JPH0331048 B2 JP H0331048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heartbeat
signal
level
value
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61195838A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6351835A (ja
Inventor
Takeshi Ikeyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP61195838A priority Critical patent/JPS6351835A/ja
Publication of JPS6351835A publication Critical patent/JPS6351835A/ja
Publication of JPH0331048B2 publication Critical patent/JPH0331048B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、人の指,掌,腕等に光を照射して、
その反射または透過光量により心拍数を測定する
心拍測定装置に関する。
(従来の技術) 例えば、車輌操縦においては、ドライバの健康
状態は安全走行に密接に関係している。つまり、
ドライバの健康状態を把握することにより、車輌
のより安全な走行を確保することが可能になる。
このドライバの健康状態を知る1つの方法に、心
拍数の監視がある。
人の心拍は、例えば、指,掌,腕等の人体の一
部に光を照射し、血液流量の脈動を、血管での光
反射率の変化として検出し、それに基づいて測定
できることが知られている。
実開昭60−149603号公報には、AGC回路を備
える心拍計が開示されている。この心拍計は、1
対の、人体の腕が接触する電極を備えるので、例
えば車両のドライバの心拍検出では、測定のため
には電極を腕に装着する作業が必要であるので、
車両運転中に常時又は任意に測定するには適さな
い。
特開昭61−56630号公報の心拍測定装置は、ス
テアリングホイールに複数個の心拍検出端を分散
配置して、ドライバの手が触れている心拍検出端
の検出信号に基づいて心拍検出を行なう。
実開昭59−53008号公報には、母体腹部上に複
数個の胎児心拍検出用の電極を装着し、最高の信
号強度を検索しその結果見出された電極を使用し
て心拍数を測定しようという提案が記載されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記特開昭61−56630号公報の心拍測
定装置では、複数組の心拍検出器間の特性のばら
つきによつて心拍検出器を選択する動作が正しく
行われないおそれがある。実開昭59−53008号公
報の提案は、複数組の心拍検出電極とそれに接続
される電気回路の構成の提示はなく、心拍検出器
の別途の設計が必要であり、胎児心拍検出用の電
極のうちの最高の信号強度のものを正しく判別す
るための技術は未提示であり、今後の開発を要す
る。
本発明は、例えば車両ドライバの心拍を、彼が
車両を運転している間にも常時又は任意に格別な
作業なしに測定し、かつ、複数組の心拍検出器の
内の、ドライバの手が触れているものを正確に選
択してそれに基づいて心拍を測定して、ドライバ
の心拍検出を正確にすることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の心拍測定装置は、少なくとも1つの発
光手段(LED),受光光量を電気信号に変換す
る、少なくとも1つの受光手段(Tr1〜Tr4)、
および、受光手段(Tr1〜Tr4)の出力信号の
レベルが大きくなると、それに応じた小さい増幅
率で該出力信号を増幅する、レベル調整手段
(AGC)、を備える複数組の心拍検出手段(SE1
〜SE14);少なくとも1組の心拍検出手段のレ
ベル調整手段で増幅した信号を選択的に出力する
ためのスイツチ手段(AS1);複数組の心拍検出
手段(SE1〜SE14)のレベル調整手段
(AGC)で増幅した信号のそれぞれの時系列高低
差を検出し、それが大きい心拍検出手段の信号の
選択をスイツチ手段(AS1)に指示する選択指
示手段(CPU);スイツチ手段(AS1)が出力
する電気信号の所定時間当りの変動回数もしく
は、変動周期に応じた値を演算する信号処理手段
(CPU);および前記値を表示する表示手段3;
を備える。
なお、カツコ内の記号は、図面に示し後述する
実施例の対応要素を示す。
(作用) 複数組の心拍検出手段(SE1〜SE14)のそ
れぞれが、信号のレベルが大きくなると、それに
応じた小さい増幅率で信号を増幅するレベル調整
手段(AGC)を備えるので、複数組の心拍検出
手段(SE1〜SE14)の間の、心拍検出手段の
特性のばらつきや手の押圧力のばらつきによる、
心拍対応のレベル変動幅のばらつきが小さく、均
一化する。したがつて、複数組の心拍検出手段
(SE1〜SE14)のレベル調整手段(AGC)で
増幅した信号のそれぞれの時系列高低差を検出
し、それが大きい心拍検出手段の信号の選択をス
イツチ手段(AS1)に指示する選択指示手段
(CPU)の、該信号の選択が、心拍測定に最も適
した状態にある心拍検出手段(手が触れている心
拍検出端)の信号の選択となる。
すなわち手の位置に対応して、それに対応し
た、測定を最も正確に行ない得る心拍検出手段が
選択される。
しかして、このように選択された心拍検出手段
の信号をスイツチ手段(AS1)が出力し、信号
処理手段(CPU)が、スイツチ手段(AS1)が
出力する電気信号の所定時間当りの変動回数もし
くは、変動周期に応じた値を演算し、それを表示
手段3が表示するので、適切に選択された心拍検
出手段による、前記レベル調整手段(AGC)で
適切にレベル調整された心拍検出信号に基づいた
正確な心拍検出表示が実現する。
本発明の他の目的および特徴は、以下の図面を
参照した実施例説明より明らかになろう。
(実施例) 第1図は一実施例の車上心拍計の外観を示す。
第1図を参照すると、ステアリングホイール1に
は、左右に分かれて、それぞれ互に所定の間隔を
置いた心拍センサSE1〜SE7およびSE8〜SE
14が配置されており、パツド2の表面には、心
拍数表示用の数字表示器3、心拍タイミング表示
用の発光ダイオード4および、心拍異常表示用の
発光ダイオード5が備わつている。
心拍センサSE1〜SE14はすべて同一構成で
ある。第2a図に心拍センサSE1の正面図を、
第2b図に第2a図を下側から見た平面図を、そ
れぞれ示す。
第2a図を参照すると、この心拍センサSE1
には、4つのフオトトランジスタTr1,Tr2,
Tr3およびTr4が正方形をなして配設され、中
心に配置された発光ダイオードLEDを囲んでい
る。
これらの表面は可視光線をカツトするフイルタ
を構成する黒色の樹脂製カバーにより覆われてお
り、また、各フオトトランジスタと発光ダイオー
ドLEDとは隔壁により遮光されている。
センサSE1にはレベル調整回路AGCが内蔵さ
れており、1パツケージ化されて、外部接続用の
4つのピンVcc、OUT、INおよびGNDが備わつ
ている。
第3図に心拍センサSE1の詳細な構成を示す。
第3図を参照すると、心拍センサSE1は、フオ
トセンス回路SNSおよびレベル調整回路AGCよ
りなる。
フオトセンス回路SNSは、発光ダイオード
LED、フオトトランジスタTr1,Tr2,Tr3お
よびTr4でなる。発光ダイオードLEDのアノー
ド側はピンVccに、カソード側はピンINに、そ
れぞれ接続されている。各フオトトランジスタ
Tr1,Tr2,Tr3およびTr4は並列接続され、
コレクタ側がピンVc.c.に、エミツタ側がAGCの
演算増幅器OPの+端子に接続されている。
レベル調整回路AGCは、演算増幅器OPを中心
とする可変利得増幅回路である。これにおいて
FETはVCR(Voltage Control Resistor)として
機能し、増幅率を調整する。FETのゲートには
コンデンサcおよび抵抗器rでなる積分回路が接
続されており、該積分回路は、温度補償ダイオー
ドDおよびツエナーダイオードZを介して与えら
れるOP出力を積分する。つまり、OP出力がツエ
ナーダイオードのツエナ電位を下まわると、
FETのゲート電位が徐々に下り、FETのドレイ
ン・ソース間抵抗が大きくなり、増幅率が徐々に
低くなる。積分回路の時定数は比較的大きい(心
拍周期程度)ので、これにより、心拍センサSE
1出力信号の平均的なレベルの変動が抑えられ
る。したがつて、例えば、人の指が心拍センサ
SE1を強く押えたことにより、反射率(指)が
変化し、フオトトランジスタTr1〜4の出力が
高い値にシフトしても、それに応じた小さい増幅
率で増幅されるので、SE1の出力レベルは変動
しない。また、各心拍センサSE1〜SE14では
上記ツエナ電位を基準としてレベル調整が行なわ
れるので、各心拍センサごとの出力レベルはほぼ
一定となり、バラツキは少ない。OPの出力端子
はピンOUTに接続されている。
なお、以下では、各心拍センサSE1〜SE14
の構成要素を第3図に示した記号を用いて示すも
のとする。
第4図および第5図は、心拍センサSE1〜SE
14、数字表示器3、発光ダイオード4,5を含
む、車上心拍計の電気回路を示す。これらの図面
に示す電気回路の大部分は、パツド2内に収納さ
れている。
まず、第5図を参照すると、心拍センサSE1
〜SE14の各Vc.c.端子には、定電圧Vc.c.が与え
られ、各IN端子は発振回路OSC1の出力端子に
共通に接続され、各GND端子は共通に接地され
ている。本実施例において、発振回路OSC1は、
1KHzのデユーテイ50%の矩形波を出力する。つ
まり、各センサSE1〜SE14の発光ダイオード
LEDは1KHzの周期で点灯(オン)と消灯(オフ)
を繰り返す。また、OSC1の出力はマイクロプ
ロセツサCPU(第4図)のポートP1にも与えら
れる。
各心拍センサSE1〜SE14のOUT端子は、そ
れぞれ、アナログスイツチAS1およびAS2の対
応する入力端子に接続されている。アナログスイ
ツチAS1およびAS2は、それぞれ14個のアナロ
グスイツチで構成されており、アナログスイツチ
の出力端子は各アナログスイツチAS1,AS2内
で共通に接続されている。アナログスイツチAS
1は、マイクロプロセツサCPUから与えられる
通電制御信号OS1により、アナログスイツチAS
2は、マイクロプロセツサCPUから与えられる
通電制御信号OS2により、それぞれ制御される。
第4図を参照すると、アナログスイツチAS1
出力は復調器DEMを介してアナログスイツチAS
3の第1入力端IN1に与えられ、アナログスイ
ツチAS2出力はアナログスイツチAS3の第2入
力端IN2に与えられる。アナログスイツチAS3
には2つのアナログスイツチが内蔵されており、
マイクロプロセツサCPUからの制御信号により
入力を選択する。アナログスイツチAS3の出力
端子はA/DコンバータADCのアナログ入力端
子に接続されており、A/DコンバータADCは
マイクロプロセツサCPUと接続されている。
例えば、心拍センサSE1〜SE14のいずれか
の検出面に入の指が係合していると(LED,Tr
1〜4に対向していると)、その部分(指)の光
反射率は血液流量の脈動、つまり心拍に応じて変
動する。各センサのLEDは1KHzの周期でオンオ
フするので、指と係合しているセンサは、心拍信
号により振幅変調された1KHzの信号を出力する。
第4図に示す復調器DEMは、振幅変調された信
号を復調する回路である。この復調器DEMは、
増幅器AM1,AM2およびAM3、ローパスフ
イルタLP1およびLP2でなる。復調器DEMの
出力端子には、アナログスイツチAS3とともに
ボルテージフオロワのバツフアBf2が接続され
ている。バツフアBf2は、復調した心拍信号に
応じて発光ダイオード4を点灯する。マイクロプ
ロセツサCPUの外部割込要求端子INTには500Hz
の発振器OSC2が接続されている。これにより、
マイクロプロセツサCPUは2msec毎に外部割込処
理を実行する。
マイクロプロセツサCPUの他ポートには、バ
ツフアf2およびラツチLA1,LA2,LA3が
接続されている。バツフアBf2は、マイクロプ
ロセツサCPUの指示により発光ダイオード5を
点灯付勢する。ラツチLA1,LA2およびLA3
の各データ入力端子はマイクロプロセツサCPU
に共通に接続されており、各出力端子はデコーダ
DE1,DE2およびDE3に接続されている。各
ラツチLA1〜LA3はマイクロプロセツサCPU
からのラツチ信号により制御される。各デコーダ
DE1〜DE3はBCD信号を7セグメント信号に
変換するデコーダおよびドライバを内蔵してい
る。各デコーダDE1〜DE3の7セグメント信号
は、表示器3の各桁のカソード端子に与えられ
る。表示器3はアノードコモンであり、定電圧V
c.c.が与えられている。
第6図、第7図および第8図は、マイクロプロ
セツサCPUの動作概略を示すフローチヤートで
ある。以下、これらの図面を参照してマイクロプ
ロセツサCPUの動作概略を説明する。
電源が投入されると、つまり、Accスイツチ
(車輌に備わるアクセサリモードスイツチ)がオ
ンとなると、入出力ポート、内部メモリ等を初期
化する。このとき、アナログスイツチAS3には
IN2入力選択を指示する。
Nレジスタを1にセツトすると、CNレジスタ
を0にリセツトしてセンサセレクト処理を実行す
る。
第7図を参照してセンサセレクト処理を説明す
る。センサセレクト処理は、概略で14個の心拍セ
ンサSE1〜SW14のうち、心拍信号を抽出する
ことができるものを探索し、それらを指定する通
電制御信号OS1をアナログスイツチAS1に与え
る。
まず、アナログスイツチAS3にIN2入力の選
択を指示する。これにより、A/Dコンバータ
ADCには、アナログスイツチAS2の出力が入力
する。次に、Cレジスタに1をセツトした後、ポ
ートP1入力(OSC1出力)を監視して、LED
のオンタイミングになると、Cレジスタの値対応
の通電制御信号OS2を出力し、アナログスイツ
チAS2にCレジスタの値に対応するセンサSE
(C)(C=1〜14:つまりSE1〜SE14に対
応)の選択を指示する。該センサSE(C)出力を
A/D変換して読み取ると、その値をCレジスタ
の値に応じたメモリMB(C)に格納し、Cレジ
スタを1インクリメントする(+1)。以上の処
理ループを繰り返し、Cレジスタの値が14になる
とこのループを抜ける。
再びCレジスタに1をセツトした後、ポートP
1入力(OSC1出力)を監視して、今度はLED
のオフタイミングになると、Cレジスタの値対応
の通電制御信号OS2を出力し、アナログスイツ
チAS2にCレジスタの値に対応するセンサSE
(C)の選択を指示する。該センサSE(C)出力
をA/D変換して読み取ると、その値を、Cレジ
スタの値に応じたメモリMB(C)にすでに格納
している値〔LEDオンとしたときのSE(C)出
力〕から減じ、Dレジスタに格納する。Cレジス
タの値に応じた心拍センサSE(C)に指、掌等が
触れていれば、LEDオンのときと、LEDオフの
ときとでは出力信号のレベルに大きな差が生じる
が、心拍センサSE(C)になにも触れていなけれ
ば、LEDオンのときと、LEDオフのときとでは
出力信号のレベルにあまり差を生じない。したが
つて、Dレジスタの値が所定値TH2を越えると
きは、Cレジスタの値に応じたメモリMC(C)
にSE(C)の選択を示す1を格納し、Dレジスタ
の値が所定値TH2を以下のときは、Cレジスタ
の値に応じたメモリMC(C)にSE(C)の非選択を示す
0を格納する。この後、Cレジスタを1インクメ
ントする(+1)。以上の処理ループを繰り返し、
Cレジスタの値が14になるとこのループを抜け
る。
これにより、メモリMC(1)〜MC(14)に、心拍
センサの番号に対応して選択(1)/非選択(0)が
セツトされるので、これに基づいて通電制御信号
OS1を設定し、アナログスイツチAS1に与え
る。
最後にアナログスイツチAS3にIN1入力の選
択を指示して第6図に示したメインルーチンにリ
ターンする。
ここで、OSC2による外部割込要求に応答し
て、すなわち、2msec周期で実行される外部割込
処理を第8図を参照して説明する。この処理で
は、まず、周期データを測定するためのTレジス
タを1インクリメント(+1)する。アナログス
イツチAAS1にセンサセレクト処理において心
拍信号が抽出可能な心拍センサの選択を指示し、
アナログスイツチAS3にIN1入力の選択を指示
しているので、A/DコンバータADCには、心
拍信号が抽出可能な心拍センサの出力を復調器
DEMにおいて復調した信号、が入力し、それら
をA/D変換して読み取る。ここで、今回得たレ
ベルデータと1回前の外部割込処理におけるレベ
ルデータとを比較してピーク検出を行なう。つま
り、この比較において、今回のレベルデータの方
が大きいときには増加を記憶し、増加を記憶して
いるときに、今回得たレベルデータと1回前の外
部割込処理におけるレベルデータとが等しいか、
または今回のレベルデータの方が小さいとき、ピ
ーク値(つまり極大値)が存在したことになるの
で、その場合をピーク検出(上ピークを検出し
た)と判定する。
ピークを検出しない場合には、直ちに処理を終
了してメインルーチンにリターンするが、ピーク
を検出すると、Tレジスタの値を吟味する。Tレ
ジスタは、ピーク検出からピーク検出までの割り
込み処理の回数をカウントするが、この外部割込
処理を2msec周期で実行するので、その値は時間
に対応している。したがつて、ノイズの擾乱があ
る場合や、選択した心拍センサ(SE1〜14)
から指、掌等が離れた場合などではTレジスタの
値が所定範囲から外れてしまう。
Tレジスタの値が所定範囲(TL<T<TH)に
あれば、F1レジスタにピーク検出ありを示す1
をセツトし、R0レジスタにTレジスタの値を格
納し、Tレジスタをクリアして、メインルーチン
にリターンする。
再度第6図を参照する。F1レジスタに1がセ
ツトされていないときは、CNレジスタの値を1
インクリメントする。CNレジスタの値が所定値
CNH以下であれば、ピーク済出待ちループを構
成するが、CNHを超えると、CNレジスタをクリ
アして、もう一度センサセレクト処理を実行す
る。つまり、選択した心拍センサ(SE1〜14)
から指、掌等が離れた場合などでは、CNレジス
タの値がCNHを超えてもピークが検出されない
ので、その場合は、再びセンサセレクト処理を実
行して適正な心拍センサを選択する。
外部割込処理でピークを検出し、F1レジスタ
に1をセツトすると、F1レジスタをリセツトし
て、R0レジスタの値を、Nレジスタの値に応じ
たメモリMA(N)に格納する。この後、Nレジ
スタの値を1インクリメント(+1)して、Nレ
ジスタの値がLになるまでループ処理を繰り返
す。
Nレジスタの値がLになると、メモリMA(1)〜
MA(L)には、L個の心拍の周期を表わすデー
タが格納されるので、これらの平均値を演算す
る。平均値は、MA(N)/Lの総和を演算すれ
ば良い。つまり、Nレジスタの値を1〜Lまで逐
次更新してMA(N)/LをAレジスタに加算す
る。
次に、L個の心拍の周期を表わすデータの分散
を演算する。これは、Nレジスタの値を1〜Lま
で逐次更新して〔MA(N)−A〕2/LをBレジス
タに加算して、〔MA(N)−A〕2/Lの総和を演
算する。分散は、データのバラツキを示す値であ
り、この値が大きいときは、心拍が乱れているこ
とになる。そこで、Bレジスタの値と、所定値
TH1とを比較して、TH1を超えるときには発
光ダイオード5を点灯して異常を報知する。な
お、図示を省略したが、Aレジスタの値に基づい
て、表示器3に心拍数を表示する。
上記実施例においては、ステアリングホイール
1に心拍センサSE1〜SE14を配設している
が、例えば、パツド2上あるいはステアリングホ
イール1とパツド2を結合するスポーク部に配設
しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明によれば、複数組
の心拍検出手段(SE1〜SE14)のそれぞれ
が、信号のレベルが大きくなるとそれに応じた小
さい増幅率で信号を増幅するレベル調整手段
(AGC)を備えるので、複数組の心拍検出手段
(SE1〜SE14)の間の、心拍検出手段の特性
のばらつきや手の押圧力のばらつきによる、心拍
対応のレベル変動幅のばらつきが小さく、均一化
する。すなわち複数組の心拍検出手段(SE1〜
SE14)のそれぞれの信号レベルが規格化され
る。
したがつて、複数組の心拍検出手段(SE1〜
SE14)のレベル調整手段(AGC)で増幅した
信号のそれぞれの時系列高低差を検出し、それが
大きい心拍検出手段の信号の選択をスイツチ手段
(AS1)に指示する選択指示手段(CPU)の、
該信号の選択が、心拍測定に最も適した状態にあ
る心拍検出手段(手が触れている心拍検出端)の
信号の選択となる。
すなわち手の位置に対応して測定値が正確に得
られる。手が触れている心拍検出手段が選択され
る。
しかして、このように選択された心拍検出手段
の信号をスイツチ手段(AS1)が出力し、信号
処理手段(CPU)が、スイツチ手段(AS1)が
出力する電気信号の所定時間当りの変動回数もし
くは、変動周期に応じた値を演算し、それを表示
手段3が表示するので、適切に選択された心拍検
出手段による、前記レベル調整手段(AGC)で
適切にレベル調整された心拍検出信号に基づいた
正確な心拍検出表示が実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の車上心拍計の外
観を示す平面図である。第2a図は、第1図に示
した装置の心拍センサSE1の外観を示す正面図
である。第2b図は、第2a図に示す心拍センサ
SE1の低面図である。第3図は、第1図に示し
た装置の心拍センサSE1の電気回路図である。
第4図および第5図は、第1図に示す心拍測定装
置の電気回路構成を示すブロツク図である。第6
図、第7図および第8図は、第4図に示したマイ
クロプロセツサCPUの動作概要を示すフローチ
ヤートである。 1:ステアリングホイール(ステアリングホイ
ール)、2:パツド(ステアリングホイールを支
持する部材)、3:表示器(表示手段)、4,5:
発光ダイオード、SE1〜14:心拍センサ(心
拍検出手段)、LED:発光ダイオード(発光手
段)、Tr1〜Tr4:フオトトランジスタ(受光
手段)、AGC:レベル調整回路(レベル調整手
段)、CPU:マイクロプロセツサ(選択指示手
段、信号処理手段)、DEM:復調器、AM1〜
AM3:増幅器、LP1,LP2:ローパスフイル
タ、AS1〜AS3:アナログスイツチ(AS1:
スイツチ手段)、OSC1,OSC2:発振器、
ADC:A/Dコンバータ、Bf1,Br2:バツフ
ア、LA1,LA2,LA3:ラツチ、DE1,DE
2,DE3:デコーダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1つの発光手段;受光光量を電気
    信号に変換する、少なくとも1つの受光手段;お
    よび、受光手段の出力信号のレベルが大きくなる
    と、それに応じた小さい増幅率で該出力信号を増
    幅する、レベル調整手段;を備える複数組の心拍
    検出手段; 少なくとも1組の心拍検出手段の前記レベル調
    整手段で増幅した信号を選択的に出力するための
    スイツチ手段; 前記複数組の心拍検出手段のレベル調整手段で
    増幅した信号のそれぞれの時系列の高低差を検出
    し、それが大きい心拍検出手段の信号の選択を前
    記スイツチ手段に指示する選択指示手段; 前記スイツチ手段が出力する電気信号の所定時
    間当りの変動回数もしくは、変動周期に応じた値
    を演算する信号処理手段;および 前記値を表示する表示手段; を備える心拍測定装置。 2 前記複数組の心拍検出手段は、ステアリング
    ホイールもしくはそれを支持する部材に分散配置
    した、前記特許請求の範囲第1項記載の心拍測定
    装置。 3 心拍検出手段のレベル調整手段は、受光手段
    の出力信号のレベルが設定レベルを超えると該レ
    ベルに応じて前記増幅率を設定する前記特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の心拍測定装置。
JP61195838A 1986-08-21 1986-08-21 心拍測定装置 Granted JPS6351835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61195838A JPS6351835A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 心拍測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61195838A JPS6351835A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 心拍測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6351835A JPS6351835A (ja) 1988-03-04
JPH0331048B2 true JPH0331048B2 (ja) 1991-05-02

Family

ID=16347846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61195838A Granted JPS6351835A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 心拍測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6351835A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5673122B2 (ja) * 2011-01-19 2015-02-18 国立大学法人広島大学 生体情報検出装置および生体情報検出方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953008B2 (ja) * 1981-12-31 1984-12-22 新一 浦瀬 電流による真珠貝の害虫駆除方法
JPS6156630A (ja) * 1985-03-29 1986-03-22 アイシン精機株式会社 車上心拍計

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953008U (ja) * 1982-09-30 1984-04-07 持田製薬株式会社 胎児心拍数測定用電極シ−ト装置
JPS60149603U (ja) * 1984-03-16 1985-10-04 カシオ計算機株式会社 心拍計

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953008B2 (ja) * 1981-12-31 1984-12-22 新一 浦瀬 電流による真珠貝の害虫駆除方法
JPS6156630A (ja) * 1985-03-29 1986-03-22 アイシン精機株式会社 車上心拍計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6351835A (ja) 1988-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6156629A (ja) 車上心拍計
US4425921A (en) Apparatus for checking pulse and heart rates
US5025791A (en) Pulse oximeter with physical motion sensor
US5830148A (en) System and method for evaluating the autonomic nervous system of a living subject
CA2236877A1 (en) Ekg based heart rate monitor
US4572207A (en) Pulsimeter for vehicles
EP0479322A2 (en) Apparatus for detecting transducer movement
JPH08317912A (ja) 脈拍計
JPH01135330A (ja) 脈拍酸素計システム
JPH08512216A (ja) 警報修正のための動き検出を有する酸素計
GB2516239A (en) Monitoring systems
US4353152A (en) Pulse rate monitor
JPH07299043A (ja) 脈拍検出装置
JPH0331048B2 (ja)
JP2002017694A (ja) 脈拍数検出装置
JPS61187836A (ja) 脈拍計
JPH08112270A (ja) 睡眠状態判定方法
JPH09215664A (ja) 自律神経機能評価装置
JP3300464B2 (ja) 測定装置用コネクタ装置
JPH0147174B2 (ja)
CN109875526B (zh) 一种基于压力与反射式综合测量脉搏装置
JPH0233251B2 (ja)
JP2758101B2 (ja) 脈波測定装置
CN218806055U (zh) 方向盘及具有其的车辆
JPS6357033A (ja) 車上心拍計