JPS5952603B2 - 電気車の抑速ブレ−キ制御装置 - Google Patents

電気車の抑速ブレ−キ制御装置

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JPS5952603B2
JPS5952603B2 JP3444777A JP3444777A JPS5952603B2 JP S5952603 B2 JPS5952603 B2 JP S5952603B2 JP 3444777 A JP3444777 A JP 3444777A JP 3444777 A JP3444777 A JP 3444777A JP S5952603 B2 JPS5952603 B2 JP S5952603B2
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JP
Japan
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brake
electric
electric vehicle
overspeed
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JP3444777A
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JPS53120123A (en
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敏克 河野
貞男 麻場
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、機械ブレーキと電気ブレーキの両方を備え勾
配下降時に抑速ブレーキとして電気ブレーキを使用する
電気車の制御装置に関するものである。
〔発明の背景〕
一般に、勾配を下降する電気車が、電気ブレーキを使用
しないで、機械ブレーキのみで一定速度に保って下降す
る場合、減速させたり、停止させたりする場合より長時
間を要するため、機械ブレーキの容量は電気ブレーキの
ものより大きいことが要求される。
また、一定速度に保つ速度が高ければ、車輪とブレーキ
シューの間の摩擦係数が小さく、有効ブレーキ力が小さ
くなるために、抑速々度を高くとればとるほど機械ブレ
ーキの容量を大きくする必要がある。
これを避けるために、一定速度に保って下り勾配を抑速
するには、電気ブレーキが使用される。
この電気ブレーキの利点は、抑速に必要なブレーキ力を
長時間一定して発揮できることであり、かつ、機械ブレ
ーキと異なって、速度が高くなれば、同一条件下では発
電々圧が高くなり、ブレーキ力が大きく作用できること
である。
このように電気ブレーキを使用した場合、電気ブレーキ
が確実に作用しないと、下降する電気車が非常な危険に
さらされることになる。
このため、特開昭51−73212号公報に開示されて
いるように、電気ブレーキが所定値以上に作用していな
いことを検出し、非常ブレーキをかけることにより、安
全に走行できるようにした電気車の制御装置が公知であ
る。
このように、一般に、電気鉄道においては、ブレーキ系
の異常が検出されると、その異常の大小の関係なく、即
時に電気車を停止させるようにして、安全を期している
ところで、抑速ブレーキをかけるような勾配の急な下り
坂においては、電気ブレーキが異常であると判断されて
停止した場合、他の救援車の到着を待つか、機械ブレー
キを人切りしながら、ゆっくりと勾配区間を下りるしか
ない。
従って、制御装置によって、電気車の電気ブレ−キに異
常があると判断された場合、長時間、急勾配区間に電気
車が拘束されることとなる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、電気ブレーキ装置と機械ブレーキ装置
を備え、勾配下降時に電気ブレーキにより抑速する電気
車においても、制御装置により電気ブレーキに異常があ
ると判断された場合にも、可能な限り速かに勾配区間を
通過させ、より安全性を高めな抑速ブレーキ制御装置を
提供することである。
〔発明の概要〕
本発明の特徴とするところは、下り勾配での抑速電気ブ
レーキ使用時に、過速度検出手段と、その出力に応動す
る非常ブレーキ手段と、電気ブレーキが予定値以上作用
していないことを検出する異常検出手段と、この異常検
出手段の出力に応動して上記過速度検出手段のセット値
を低下させる手段とを設けることである。
すなわち、電気ブレーキに異常があると判断する信号が
生じた場合にも、これをもっていきなり非常ブレーキを
かけるのではなく、過速度を検出して非常ブレーキをか
けるようにしておき、電気ブレーキの異常信号が生じた
場合には、過速度の検出レベルを低くしておくのである
このように構成することによって、電気ブレーキの異常
信号が誤りである場合の外、その異常が軽微で充分に抑
速機能を満す場合には、電気車は過速することなく、従
って、勾配区間に停止することなく、勾配区間を速かに
通過させることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例図面によって詳細に説明する。
図は本発明による電気車制御装置の一実施例の回路図を
示すもので、主回路中において、1はパンタグラフ、2
および3は遮断器、4および5は主抵抗器、6および7
はバーニア抵抗器、8〜15は主抵抗器4,5の抵抗値
を制御するための接触器、16〜19はバーニア抵抗器
6,7の抵抗値を制御するための接触器、20,21,
29゜30は接触器8〜15用の遮断器、22および2
3は接触器16〜19用の遮断器、24はカ行時に閉路
する転換器、25〜28は制動時に閉路する転換器、3
1〜38は逆転器、39および40は電流検出器、41
は電気ブレーキ時に有効となる接地検出リレー、42〜
45は主電動機、46〜49は界磁巻線を示す。
本発明の要部をなす制御回路において、50゜51は電
流検出器39.40の出力信号11.f2を、所定電流
設定器52の設定電流値ipと比較し、設定値ipを下
廻ったとき信号tlll+となる出力C1,C2を得る
比較器である。
53はオアゲートで、上記出力C1,C2を入力する。
54は過速度検出器であり、直流電源+、接点541、
抵抗542及び543により設定された過速度検出レベ
ルVpと、速度検出器55により検出された車両速度信
号Vとを比較する。
速度信号Vが、過速度検出レベル■2を越えると、出力
C3は“1゛となり、非常ブレーキ装置56を作動させ
る。
なお、オアゲート53と接点541との間には、増幅器
とリレーを必要とすることはもちろんであるが、図では
これらを省略し、オアゲート53の出力が°1°“のと
き、接点541は解放されるものとして示している。
以下に動作を説明する。
まず、運転士が主幹制御器(図示省略)により、カ行ま
たは電気ブレーキ指令を与える。
カ行指令の場合は、転換器24が閉路され、主回路が構
成される。
一方、電気ブレーキ指令の場合は、転換器25〜28が
閉路される。
後は運転士の指令するノツチになるように、遮断器20
〜23. 29. 30、接触器8〜15を制御し、主
抵抗器4および5の抵抗値を調整する。
一方、電流検出器39および40は電気ブレーキ電流1
1,12を検出し、比較器50.51へ伝える。
比較器50.51は、ブレーキ電流11,12が所定電
流設定器52により設定された電流値ipに満たないこ
とを検出する。
設定電流値ipは、例えば、以下のような条件によって
決まる値に選ばれる。
5(1)電気車の荷重のみで、他の荷重(貨車または客
車)がない状態。
(2)所定勾配を定めた走行速度の最小値(定格速度の
50%程度)。
勾配を降下中に電気ブレーキ運転を行なった時、電流検
出器39および40でブレーキ電流11.12が所定電
流値ip以上になったかどうかを検出する。
したがって、運転士が主幹制御器にて電気ブレーキを指
示した後に電流検出器39および40からの検出出力1
1,12が11〈ipあるいはi2<i、で゛あれば、
電気ブレーキが充分には作用していないと判断できる。
そこで、電流検出器39.40の検出出力11゜12が
十分である場合、すなわち、ブレーキ電流11.12が
所定値(セット値) ip以下である場合は、比較器
50.51の出力C1,C2は′0゛であり、オアゲ’
−) 53の出力もnOnで゛ある。
この場合は、過速度検出器54内の接点541は閉じた
ままであり、抵抗器542は短絡されているので、抵抗
543から取出されている過速度のセット値vpは高く
とられる。
一方、電流検出器の検出出力が小さい場合、すなわち、
ブレーキ電流i□あるいは12が所定値ip以下である
場合、比較器50の出力C1あるいは比較器51の出力
C2が”1゛となり、オアゲート53を介して接点54
1が開放され、抵抗542を有効とする。
従って、過速度検出器54のセット値Vpを低くとる。
この過速度検出器54が動作した後は、例えば、自動非
常ブレーキ56等を印加する等の処理を行なう。
すなわち、電気ブレーキが確実に作用していない(電気
ブレーキの異常)ことを検出し、その検出出力に応じて
過速度検出器54のセット値vpを低下させているので
、電気ブレーキの異常検出自体が誤りであったり、軽微
な異常である場合には、過速することがないので、低下
させた過速度検出レベルにも達せず、安全に車両を降下
せしめるように制御できる。
従って、危険なく非常停止できる速度以下で、速かに勾
配区間を通過させる機会を増やし、より安全な抑速ブレ
ーキ制御装置が得られる。
なお、上述した例では、電流検出器でブレーキ電流を検
出する場合について説明したが、電気ブレーキが作用し
ているか否かを検出できる手段であれば何でもよく、例
えば、無接点式電流検出装置を使用してブレーキ電流を
検出したり、車両速度を検出して、電気ブレーキ指令後
に車両が加速していないことを検出(加速度の検出)し
たり、連結器に作用するブレーキ力を機械的に検出した
りしてもよい。
また、過速度検出器のセット値を変える手法としては、
自動列車制御装置等の安全装置の制限速度のセット値を
自動的に変更したり、このような安全装置を複数個備え
、所定のセラI・値を有する安全装置を自動的に選別す
るようにしてもよい。
さらに、上記した例では、バーニア制御方式の主回路に
適用した場合を説明したが、これに限らず、一般に、機
械ブレーキと電気ブレーキを有する電気車制御回路に適
用できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、電気車の電気ブレ
ーキの異常信号が生じた場合にも、安全かつ速かに勾配
区間を通過させる機会を増やすことのできる抑速ブレー
キ制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明による電気車の抑速ブレーキ制御装置の一実
施例の回路構成図である。 39.40・・・・・・ブレーキ電流検出器、42〜4
5・・・・・・主電動機、46〜49・・・・・・界磁
巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電気ブレーキ装置と、機械ブレーキ装置とを備え、
    勾配下降時に抑速ブレーキとして電気ブレーキを使用す
    る電気車において、抑速ブレーキ時に電気車の速度が予
    定のセット値を越えたことに応動する過速度検出手段と
    、この過速度検出手段の出力に応動する非常ブレーキ手
    段と、抑速ブレーキ時に上記電気ブレーキが所定値以上
    作用していないことを検出する異常検出手段と、この異
    常検出手段の出力に応動して上記過速度検出手段のセッ
    ト値を低下させる手段とを備えたことを特徴とする電気
    車の抑速ブレーキ制御装置。
JP3444777A 1977-03-30 1977-03-30 電気車の抑速ブレ−キ制御装置 Expired JPS5952603B2 (ja)

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JP3444777A JPS5952603B2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 電気車の抑速ブレ−キ制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3444777A JPS5952603B2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 電気車の抑速ブレ−キ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS53120123A JPS53120123A (en) 1978-10-20
JPS5952603B2 true JPS5952603B2 (ja) 1984-12-20

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