JPS5952199B2 - 染色装置に付着した染料の洗浄剤 - Google Patents
染色装置に付着した染料の洗浄剤Info
- Publication number
- JPS5952199B2 JPS5952199B2 JP6541282A JP6541282A JPS5952199B2 JP S5952199 B2 JPS5952199 B2 JP S5952199B2 JP 6541282 A JP6541282 A JP 6541282A JP 6541282 A JP6541282 A JP 6541282A JP S5952199 B2 JPS5952199 B2 JP S5952199B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dyeing
- cleaning agent
- dyes
- dyeing equipment
- adhering
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は染色槽、染色釜等の染色装置内部に付着した
染料等を除去する洗浄剤に関するものである。
染料等を除去する洗浄剤に関するものである。
一般にポリエステル系繊維を染色するに際してはキャリ
ア−染色および高温高圧染色等の染色法があるが、高温
高圧染色が主として行われている。
ア−染色および高温高圧染色等の染色法があるが、高温
高圧染色が主として行われている。
この高温高圧染色は耐圧の染圧の染色装置内に被染色物
とともに分散染料を加えて120℃程度の高温高圧下で
染色を行わせるものであるが、この際使用される分散染
料が染色装置の内壁にこびりつき除去が困難であり、そ
のため屡々不上り品の発生の原因ともなり不便を来たし
ており、その除去には相当の労力と時間とを費やしてい
る。したがつてこれら強固に付着しているタール状化し
た分散染料を簡単に洗浄、脱落除去することができれば
、次の染色工程における操作も容易になり、時間も節約
され操作上にも非常にプラスとなる。そして従来これら
染色槽内壁にこびりついたタール状の分散染料の除去を
目的として還元性の洗浄剤や界面活性剤或いは溶剤等が
使用されているが、これらの洗浄剤を使用しても必ずし
も染色槽、染色釜等の内壁にこびりついた染料の除去を
十分に行なうことは困難である。
とともに分散染料を加えて120℃程度の高温高圧下で
染色を行わせるものであるが、この際使用される分散染
料が染色装置の内壁にこびりつき除去が困難であり、そ
のため屡々不上り品の発生の原因ともなり不便を来たし
ており、その除去には相当の労力と時間とを費やしてい
る。したがつてこれら強固に付着しているタール状化し
た分散染料を簡単に洗浄、脱落除去することができれば
、次の染色工程における操作も容易になり、時間も節約
され操作上にも非常にプラスとなる。そして従来これら
染色槽内壁にこびりついたタール状の分散染料の除去を
目的として還元性の洗浄剤や界面活性剤或いは溶剤等が
使用されているが、これらの洗浄剤を使用しても必ずし
も染色槽、染色釜等の内壁にこびりついた染料の除去を
十分に行なうことは困難である。
この発明は上記実情に鑑み、染色槽、染色釜等の内壁に
こびりついた染料を簡単に除去することができるような
洗浄剤を開発する目的で種種の実験と研究を重ねた結果
、硫酸と硫酸アンモニウムの混合物に蓚酸及びメタノー
ルを加えることにより、強固に付着した染料でも非常に
簡単に洗浄することができることを見出したものである
。
こびりついた染料を簡単に除去することができるような
洗浄剤を開発する目的で種種の実験と研究を重ねた結果
、硫酸と硫酸アンモニウムの混合物に蓚酸及びメタノー
ルを加えることにより、強固に付着した染料でも非常に
簡単に洗浄することができることを見出したものである
。
更に硫酸酸性液或いは蓚酸酸性液単独による付着染料の
洗浄も行われているが、この場合は器壁に強く作用して
溶解させ、また錆発生の原因ともなる。しかし、この発
明による洗浄剤は染色槽、染色釡内壁を溶解する等の不
都合もなく、また内壁に錆の発生を見ることもないので
ある。これは組成中の硫酸アンモニウムが硫酸或いは蓚
酸による内壁への作用を和らげるためと推定される。こ
の発明で主眼とするものは、特にタール状になり易く洗
浄されにくい分散性染料の洗浄であるが、その他の染料
例えば反応性染料等の洗浄を行うことができる。この発
明の洗浄剤配合割合は硫酸アンモニウム35〜45Wt
%、硫酸35〜45Wt%、蓚酸5〜15Wt%、メタ
ノール5〜15Wt%の範囲であり、特に好ましい配合
割合は硫酸アンモニウム40wt%、硫酸40wt%、
蓚酸10wt%、メタノール10wt%である。
洗浄も行われているが、この場合は器壁に強く作用して
溶解させ、また錆発生の原因ともなる。しかし、この発
明による洗浄剤は染色槽、染色釡内壁を溶解する等の不
都合もなく、また内壁に錆の発生を見ることもないので
ある。これは組成中の硫酸アンモニウムが硫酸或いは蓚
酸による内壁への作用を和らげるためと推定される。こ
の発明で主眼とするものは、特にタール状になり易く洗
浄されにくい分散性染料の洗浄であるが、その他の染料
例えば反応性染料等の洗浄を行うことができる。この発
明の洗浄剤配合割合は硫酸アンモニウム35〜45Wt
%、硫酸35〜45Wt%、蓚酸5〜15Wt%、メタ
ノール5〜15Wt%の範囲であり、特に好ましい配合
割合は硫酸アンモニウム40wt%、硫酸40wt%、
蓚酸10wt%、メタノール10wt%である。
またこの発明の洗浄剤の好ましい調整法としては次の方
法を挙げることができる。
法を挙げることができる。
即ち、硫酸アンモニウムに同重量の硫酸を60℃以下に
保ちながら徐々に加えて硫酸アンモニウムと硫酸の混合
物を調整し、次いで所定の蓚酸を加え、常温にまで冷却
後、メタノールを加えるものである。
保ちながら徐々に加えて硫酸アンモニウムと硫酸の混合
物を調整し、次いで所定の蓚酸を加え、常温にまで冷却
後、メタノールを加えるものである。
なおここで加えるメタノールは器壁に付着した染料を硫
酸或いは蓚酸と協働して可溶化を助けるものと推定され
る。
酸或いは蓚酸と協働して可溶化を助けるものと推定され
る。
以下、この発明の実施例を示す。
実施例 1
2)製造法
上記の硫酸アンモニウムに硫酸を60℃以下に保ちなが
ら徐々に加え、次に蓚酸を添付して常温に冷却後、メタ
ノールを加えて洗浄剤を調製した。
ら徐々に加え、次に蓚酸を添付して常温に冷却後、メタ
ノールを加えて洗浄剤を調製した。
3)洗浄試験
高温高圧染色機でポリエステル糸を次の条件で染色を行
つた。
つた。
染色後、上記洗浄剤の0.5%水溶液にて30℃で染色
機内を循環させ、約10分間洗浄を行なつたところ染色
機の内壁にこびり付いたタール状の染料は脱落して洗浄
効果は充分に認められた。
機内を循環させ、約10分間洗浄を行なつたところ染色
機の内壁にこびり付いたタール状の染料は脱落して洗浄
効果は充分に認められた。
実施例 2高温高圧染色機でポリエステル糸を次の条件
で染色を行つた。
で染色を行つた。
染色後、実施例1の洗浄剤の1%水溶液にて30℃で染
色機内を循環させ、約10分間洗浄を行つたところ機内
にこびり付いたタール状の染料は脱落し、十分な洗浄効
果が認められた。
色機内を循環させ、約10分間洗浄を行つたところ機内
にこびり付いたタール状の染料は脱落し、十分な洗浄効
果が認められた。
実施例 3
1)洗浄試験
下記の条件で染色した染色機について染色後洗浄試験を
行つた。
行つた。
染色後、染色したポリエステル糸のみ取出して染色釜を
水洗し、次いで実施例1の洗浄剤(本発明品)、比較品
(実施例の組成中硫酸アンモニウムを同重量の水に置き
替えて得られた洗浄剤)を加えて30℃にて10分間洗
浄を行つた。
水洗し、次いで実施例1の洗浄剤(本発明品)、比較品
(実施例の組成中硫酸アンモニウムを同重量の水に置き
替えて得られた洗浄剤)を加えて30℃にて10分間洗
浄を行つた。
その後アセトンで洗浄し、アセトンに溶出した色相をも
つて洗浄効果を判定した。この結果を次に示す。上記の
結果よりこの発明による洗浄剤は硫酸アンモニウムを含
まない比較品に比べて充分な洗浄効果が認められた。2
)錆発生試験 鉄製容器内に上記のように本発明品、比較品の0.1%
水溶液を満たし、5日間常温に放置して錆の発生を検定
し、この結果を次に示す。
つて洗浄効果を判定した。この結果を次に示す。上記の
結果よりこの発明による洗浄剤は硫酸アンモニウムを含
まない比較品に比べて充分な洗浄効果が認められた。2
)錆発生試験 鉄製容器内に上記のように本発明品、比較品の0.1%
水溶液を満たし、5日間常温に放置して錆の発生を検定
し、この結果を次に示す。
Claims (1)
- 1 硫酸35〜45Wt%と硫酸アンモニウム35〜4
5Wt%の混合物に蓚酸5〜15Wt%及びメタノール
5〜15Wt%を加えて成る染色装置に付着した染料の
洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541282A JPS5952199B2 (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 染色装置に付着した染料の洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541282A JPS5952199B2 (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 染色装置に付着した染料の洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58183797A JPS58183797A (ja) | 1983-10-27 |
JPS5952199B2 true JPS5952199B2 (ja) | 1984-12-18 |
Family
ID=13286290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6541282A Expired JPS5952199B2 (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 染色装置に付着した染料の洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952199B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63121790U (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-08 | ||
JPH0444875Y2 (ja) * | 1986-11-18 | 1992-10-22 |
-
1982
- 1982-04-21 JP JP6541282A patent/JPS5952199B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444875Y2 (ja) * | 1986-11-18 | 1992-10-22 | ||
JPS63121790U (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58183797A (ja) | 1983-10-27 |
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