JPS5951986A - 微粉炭−油混合物用添加剤 - Google Patents

微粉炭−油混合物用添加剤

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JPS5951986A
JPS5951986A JP14976383A JP14976383A JPS5951986A JP S5951986 A JPS5951986 A JP S5951986A JP 14976383 A JP14976383 A JP 14976383A JP 14976383 A JP14976383 A JP 14976383A JP S5951986 A JPS5951986 A JP S5951986A
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oil
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Akihiro Naka
中 昭広
Shuichi Honjo
本荘 秀一
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DKS Co Ltd
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、乾式わ)砕法によって得られた微粉炭と油と
の混合物の安定性を改良する薬剤に関する。
従来、微わ)炭は発熱量当たりの価格が安いにもかかわ
らず、輸送の困難性、燃焼に際しての制御の困難性、発
熱量の低さ、貯蔵に要する場所が天きいといった欠点を
有しており、燃料としては問題があった。微粉炭と油の
混合物は上記欠点がなく、油単独の場合に比べて発熱最
当たりの価格が低いため実用価値が高い。しかし、微粉
炭と油とを単に混合しただけでは、比重差のため、微粉
炭粒子は沈降分離し、凝結して流動性を失うため満足な
微粉炭−油混合物は(ワられない。
したがって、安定性を向上する添加剤を見いだすことが
重要な課題で、例えば1913年にロシアのブローシン
氏、1920年に英国のグリーンス1−リート氏、19
22年に英国のリードビータ−氏、1932年にドイツ
のバルケ氏、1936年にF−イツのウーデ氏等により
検δ・1が加えられた。
しかし、石ケン、牛乳、ゼラチン、#粉、アルブミン、
ゴム、ヘヒーパラフィン、環状オレフィン、樹脂酸塩、
オレイン酸塩、ステアリン酸塩、パルミヂン酸塩、クレ
オソート油、アルカリ、アントラセン浦、タール、フェ
ノール、ピリジン、アニリン、ナフタレン等の添加剤は
、1重量%以上併用した場合においても、製造した?X
< 15)炭−油混合物の安定性が1ケ月以内と悪く、
かつ、添加剤量が多いため、fi”kわ〕炭−油混合物
の価格が高くなり、安定性と経済性に問題かあり、実用
化されながっノこ。
また、米国特許第3,615,095号にもその例をの
るが、安定性が悪く、添加剤量か多くいるため実用化に
は問題があった。
本発明者らは、」二記問題点を克服し、微粉炭−油混合
物を実用化すべく、鋭意研究を重ねた結果乾式A′5)
枠状によって得られた微粉炭と浦の混合物に対する有効
な添加剤を見いだすことに成功し、実用化を可能にした
本発明により、従来よりも3倍以−L安定性か向上し、
常温または高温で長期間保存しても、微粉炭の沈降は殆
と生じず、たとえ若干化しても、本薬剤の優れた(すJ
きにより、沈降した微粉炭の凝集がほとんど起こらない
ため、ごく簡単な攪拌のみで再流動化することができる
。もちろん、短期間(15日程度)の場合は攪拌の必要
もない。これにより、安心して微粉炭−油混合物を長期
間かけタンカー1イ1j送することや、パイプラインや
配管を流送することも可能となった。また、本薬剤は、
従来よりも使用量が少なくてずめ、経済性の面からも微
粉炭−油混合物の実用化を更に促進できた。
徹わ)炭−油混合物にもういる石炭きは、例えばjH■
見′ylj炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭等の各種石炭で
、種類や産地にかかわりなく、また化学組成や水分含有
量にもかかわりなく、いかなるものも利用できる。かか
る石炭は、通電のミルにより乾式粉砕すれば、大量に微
粉炭を製造できる。また、石炭中の水分は、乾燥して除
いてもあるいは除かなくても支障はない。ただし、含有
水分の多い褐炭等は重量当たりの発熱量か小さいため乾
燥するのが芹通である。
微粉炭の粒度は燃料性より判断して、J常200μ以下
のものが好ましく、更に粒度の小さい100μ以下が好
適であるが、微粉炭−油混合物の安定性等の物性に関す
るかぎり、更に粒度の大きいものでも問題はない。この
微粉炭の含有量は最終混合物に対して60重量%未満で
あり、60重量%以上の微1′5〕炭を含有した場合は
、粘度が著しく高くなり、流動性を失うため好ましくな
い。20重量%以下の場合も1)゛&粉炭含有による価
格面のメリソ1−が少ない理由により好ましくない。
したがって、60重量%未li!i混合できるが、20
〜55市量%が更に々fましい。
また、微粉炭−油混合物に用いる油とは、石炭原油、原
油から得られる各種留分、例えば灯油、軽油、へ重油、
B重油、C重油等が主体で、この他エチレン分解残油、
クレオソ−1・油、アントラセン油、各種配合油等の一
般に燃料として用いられる浦や廃油、例えはカッリンス
タンド廃/lI](自動車lr、’l泪油、/i値油)
鉄工所廃油(機械油、切削曲、洗浄油等の混合油)、石
油タンカーやその他船舶の廃油、一般化学工場廃/11
1等をいい、その相互の混合物も含む。
中でも、石油原油、B重油およびC重油の利用が特に好
ましい。予め配合した油を用いて微粉炭−浦混合物を作
っても、単独油(好ましくは石油原油、重油)で、微粉
炭−油混合物を作った復信の浦を混合したり、混焼して
もよし)。
水は、石炭中に含まれる水分が微わ)炭−油混合物[1
弓こ混入したり、製造者か加える場合等があるが、水の
体積分だけ輸送費、貯蔵費、その他一般管理費等が高く
なり、さらに蒸発熱をうはし)、熱tFi失が大きくな
るため好ましくなく、少なし)方がよい。
一方、水は微粉炭−油混合物の安定性を良好にする性質
と、j〃焼時排ガス中のNOxとノーインンを少なくす
る9JJ果を有する。
したがって、目的に応して任意に用いられるが、50市
量%以」二加えることは、)r・1焼を阻害するため避
けるべきである。
本発明に係る乾式粉砕法による微粉炭−油混合物用添加
剤とは、分子内に活性水素を少なくとも3個以上、好ま
しくは5個以上有するアルコ−/l/、アミン、カルホ
ン酸およびそれらの誘導体のいずれか1種以上を出発物
質として、これにアルキレンオキシドを(=]加し、そ
の分子量を1 、000〜10万、好ましくは7 、0
00〜10万にしたポリエーテルを必須成分として含む
添加剤である。
かかる本発明の乾式粉砕法によって冑た1)>1分度と
浦の混合物用添加剤は、1重量%以下の極少量加え混合
するだりで、安定な微粉炭−油混合物を得ることができ
る。1重M%以上加える場合も、その効果は悪くならな
いのは当然であるが、例えば、0.2用足%程度でも、
その効果は顕著で、経済的理由により多く加える必要性
がない。
また、本必須成分は、アニオン性やカヂオン性や非・イ
オン性や両性の通電の界面活性剤とイ3[用してもよい
が、添加剤総量の5%以上、好ましくは20%以上存在
していなりればならない。
ところで、乾式粉砕法により石炭を微粉砕することは、
既に大量に生産している実績があるため、大量消費を常
とする燃料を生産するには、−最も好ましい粉砕方法と
言えるが、本発明の薬剤は、かかる乾式粉砕法によって
得られた微粉炭60重量%未満と燃料油とを少なくとも
含有する微粉炭−油混合物に用いた場合°に、前記の如
く卓越した効果を発揮するため、本新燃料は大量供給が
可能となる。
本発明の薬剤が少量の添加において卓越した効果を発揮
できる機構はさだがでないが、恐らくこれら薬剤が油中
の粉炭粒子表面に吸着し、薬剤の分子鎖による反発やイ
オン反発9)J果を十二分に発揮し、粉炭粒子の凝並と
沈降を防11−すると推考する。
このような観点に立てば、少量の添加で上記効果を発揮
せしめるには、薬剤分子の粉炭粒子表面への吸着のだめ
の極性シ1(の導入と相まって、物理的にも石炭粒子の
凝集を阻止できる分子の大きさとかさぼりが必要とされ
ると嵩えられる。
本発明の薬剤は、すべてかかる分子構造を有するもので
、分子内にアルキレンオキシドのエーテル結合に基づく
極性基を有し、分子量が1 、000〜10万、好まし
くは7,000〜10万七大きく、がっ、ポリエーテル
の出発物質の活性水素が3個以上、好ましくは5個以上
であるため、ポリエーテル分子が立体的でかさぼりが大
きい点が特徴である。
このように本発明の薬剤は、すべてその分子内に極性基
すなわち親水基を有しているため、微粉炭−油混合物に
加えた場合、弱い親水性を有する粉炭粒子表面に吸着し
、かつ、その分子が大きくかさばっているため、粒子が
互いに接近した場合、分子の立体障害により、粒子の凝
集を防止し、沈降を阻止できるため、著゛シク優れた効
果を発揮するものと推考する。
本発明の薬剤は、乾式粉砕法によって得た微粉炭と油と
を混合したものに後添加しても、あるいは予め油中に加
えておいた後微粉炭を加えても、いずれでも有効である
本発明の薬剤を加えた敬重5)炭−油混合物は、攪拌を
行い、薬剤を均一に熔解あるいは分散させれば、安定な
微粉炭−油混合物を得ることができる。
特に攪拌方法を限定するものではないが、製造プロセス
のいずれかの時点で、加熱または、ならびに強攪拌を加
えれば、粒子表面の活性が上がり、薬剤の吸着性が良く
なるため、fiik粉炭−油混合物の性能がさらに向上
する。
強攪拌とは、通電2m/sec以」二、好ましくは10
m/sec以上の線速度のシエヤーを加えることをさし
、攪拌はブし1ペラ、タービン型、スクリュー型ぐライ
ンミキサ、ホモジナイザ、コロイドミル等いかなる形式
でもよく、この強攪拌により粉炭粒子表面の活性度が上
昇し、薬剤と粒子表面との接触の機会が上昇する。また
、加熱は50°C以上、好ましくは70℃以上がよく2
00℃前後まで上昇させてもよい。強攪拌や加熱を加え
る時期はいずれの時点でもよく、例えば石炭を粉砕する
時や粉砕後薬剤を加える時や、加えた後や貯蔵時や、配
管輸送時等である。
加熱や強攪拌を加えない場合でも、本薬剤は有効ではあ
るが、これらの条件を加えた時は、約2倍程度効果が上
昇する。
本数わ〕炭−油混合物は、本発明の添加剤を利用するた
め、室温においては5ケ月以上、70℃においても90
日以上、上層と下層とに性能差が殆ど生じず、非常に安
定であり、ボイラーや加熱炉等で;&〜焼した場合も、
通常の液体燃料に類似した燃焼が行える。また、本混合
物中に含まれる場合の水は、燃焼性の改香、ハイジンの
減少、NOxの減少といった良い効果を示すものである
。必要に応して防錆剤、公害防止薬剤、助燃剤、水、石
炭以外の炭素質等を併用することはこばむものではない
以下に本発明の微粉戻−油混合物用添加剤の具体例を示
す。
本発明に係る微粉炭−油混合物用添加剤とは、分子内に
活性水素を少なくとも3 (1111以上、好ましくは
5個以」二有するアルコール、アミン、カルボン酸およ
びそれらの誘導体のいずれか1種以上を出発物質として
、これにアルキレンオキシドを付加し、分子量を1 、
000〜10万、好ましくは7 、000〜10万とし
たポリエーテルを必須成分として含有するものである。
ここに言うポリエーテルとは、一般式 2式%) で示しうるちので、Zは分子内に活性水素を少なくとも
3個以」二、好ましくば5(flit以上有するアルコ
ール、アミン、カルボン酸およびその誘導体の残基であ
る。Rはアルキレンオキシド残基で、エチレン、プロピ
レン、ブチレン端等で、nはアルキレンオキシドの重合
度により定まる値である。
rnはZのもつ活性水素の数であり、少なくとも3以上
、好ましく 4J: 5以」二である。ROは単独物で
あっても、2種以」二でもよく、その配列順序は単独の
まま、ブロック共重合型、ランダム共重合型になっても
よい。ただし、界面活性剤のjff1例として、共重合
型の場合は、ブロック共重合型にするのが一般的で好ま
しくは、末端を親水基にするためエチレンオキシドを付
加する。
Zで示される分子内に活性水素を少なくとも3個以」二
、このましくは5個以上有するアルコール、アミン、カ
ルボン酸およびその誘導体においてアルコール類は、例
えばグリセルン、ブタントリオール、ヘキサントリオー
ル、トリメヂロールプロパン、トリエタノールアミン等
の活性水素3個を有するアルコール類、ジグリセリン、
ペンクエリスリトール等の活性水素4個を有するアルコ
ール類、ソルビタン、ソルビトール、グルコース、シ二
一クローズ、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物、ポリ酢酸ビ
ニル共重合体部分ケン化物、セルロース、デンプン等の
活性水素5個以上を有するアルコール類が有用であり、
また4個以上の活性水素を有するアルコール類の部分エ
ステル化物等の各種誘導体であっても3個以王の活性水
素が残っていれば用いることができる。
またアミン類とは、活性水素を3個有するアミン類、例
えばアンモニア、牛脂プロピレンシアミン等、活性水素
を4個有するアミン、例えばエチレンジアミン、テトラ
メチレンシアミン、ヘキザメチレンジアミン、フェニレ
ンシアミン、ヘンジジン、シクロヘキシルシアミン等活
性水素を5個以」二有するアミン、例えばジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン等が有用であり、また4個以」二の活性水素を
有するアミンの部分アミド等の、各種誘導体であっても
、3個以上の活性水素が残っていれば用いることができ
る。
また、カルボン酸とは、活性水素3個を有するカルボン
酸、例えばヘミメリト酸、l・リメリl−f’ffl、
トリメシン酸等、活性水素4個を有するカルボン酸、例
えばブタンテトラカルボン酸、ピロノリ1〜酸、エチレ
ンジアミン四甫酸等活性水素5個以」二を有するカルボ
ン酸、例えはアクリル酸重合体、アクリル酸共重合体、
j4!;水マレイン酸重合体、ツ■(水マレイン酸共重
合体、メタクリル酸重合体、メタクリル酸重合体、アク
リル酸やメククリル酸エステルの重合体や共重合体の部
う)ケン化物等がa用であり、それらの部分エステル化
物等の各種誘導体も利用できる。
またZば異種の官能基を同一分子内に含むものであって
もさしつかえない。例えは、グリシノ、リンニ1酸、モ
ノエタノールアミン、シェクノールアミン、酒石酸、ア
ミノエチルエタノールアミン等である。
実施例 (以下余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 乾式粉砕法によって香られた微粉炭60重量%未1IV
    −と、燃料油とを少なくとも含有する1′1々粉炭−油
    混合物の安定性を改良するために用いる、分子内に活性
    水素を少な(とも3個以上有するアルコール、アミン、
    カルボン酸およびそれらの誘導体のいずれか一種以上を
    出発物質として、これにアルキレンオキシドを付加し、
    その分子量を1,000〜10万にしたポリエーテルを
    含有することを特徴とする微粉炭−浦混合物用添加剤。
JP14976383A 1983-08-16 1983-08-16 微粉炭−油混合物用添加剤 Expired JPS6033871B2 (ja)

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