JPS5951857B2 - 粉末耐火物溶射法 - Google Patents

粉末耐火物溶射法

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JPS5951857B2
JPS5951857B2 JP1971880A JP1971880A JPS5951857B2 JP S5951857 B2 JPS5951857 B2 JP S5951857B2 JP 1971880 A JP1971880 A JP 1971880A JP 1971880 A JP1971880 A JP 1971880A JP S5951857 B2 JPS5951857 B2 JP S5951857B2
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JP
Japan
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powder
flame
refractory
refractories
fine powder
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Expired
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JP1971880A
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Inventor
弘美 福岡
正孝 松尾
和男 浜井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉末状耐火物を溶射吹付けする場合の溶射方法
に関するものである。
鉄鋼業の各種窯炉設備ライニングの補修や築炉、および
耐火レンガの製造に溶射吹付技術が応用されていること
は周知のとおりである。
この溶射技術は気体や液体燃料の燃焼によつて得られた
火焔中に微粉状の耐火物粉体を投入し、粉体が溶融又は
半溶融後、対象物に吹付けられ、補修部の肉盛あるいは
吹付物をある形状に切削して所定の溶射体を得ている。
この溶射技術で使用される粉末状耐火物は火焔中で瞬時
に溶融させる必要性から従来は比較的微粒子(1重用以
下)が、使用されていた。
しかしながら微粒子のみを使用した溶射法においては、
次に示すようないくつかの欠点がある。1 溶射吹付成
形体は完全な溶融組織となるため亀裂が発生しやすい。
2 微粒子の火災中での飛散が多く付着率が低い。
3 溶射能力を大きくするためには火焔の熱量、即ち燃
料使用量も大きくしなければならない。
1については微粒子が火焔中でほとんど溶融し、吹付け
られた溶射層は完全な溶融冷却組織、即ち電融鋳造耐火
物と略同一の組織となりこの組織の欠点である加熱冷却
に対する耐熱スポーリング性に弱く、かつ溶射吹付中は
層が形成されるに従つて収縮現象を発生する。
さらに2については使用する粉体が微粒子のため火焔以
外への飛散が多く、かつバーナーから噴出した粒子が対
象物に到達することなく途中で大気へ飛散するという欠
点がある。
また3については従来の溶射技術が粒子を完全溶融させ
るという発想に基づいていることから、′粉体の噴射能
力を増加させれば、燃料も増加させざるを得ないという
原理から必然的に装置やバーナー自体の規模が巨大化し
てしまうという欠点がある。
本発明者らは以上のような従来技術の欠点をな夕くする
ような各種の実験、試作を行ない従来技術よりさらにす
ぐれた溶射方法を見い出すことができた。
即ち本発明は粉末溶射器の中央ノズルからは粗粒子耐火
物を噴出させ、その周囲(周辺)ノズルからは微粉末耐
火物を噴出させながら、ガスθ火焔中を通過させて溶射
を行なうことを特徴とする粉末耐火物溶射法を要旨とす
るものである。一定の火焔エネルギーで溶融できる粉末
の量はある限界値があることは当然である。粒子1個、
1個が溶融しないと対象物に付着しないという従5来の
考え方では溶融しない粉体は付着せず大気中へ飛散する
ことになるが、本発明者等の実験によれば、火焔中への
粉体の投入方法を考慮すれば、粉体は必ずしも溶融しな
くても固体の状態で対象物に付着することの知見を得た
。すなわち、0.2mm以下の微粉末耐火物のみを略完
全溶融し、その溶融状態の粉体又は溶射層中へ0.2m
m以上の粗粒子耐火物を投射することで粗粒子耐火物は
、溶融粒子間に埋められ、良好な溶射成形体を形成する
上記微粉末耐火物と粗粒子耐火物の供給の仕方としては
微粒子によつて溶射される吹付部の中央部に粗粒子を吹
付けることが最も付着性が良好である。その場合、微粉
末耐火物は溶融又は半溶融状態とすることが必要である
が、粗粒子は溶融状態にする必要がなく、火焔の中央部
を通過するのみで付着する。なお、上記粗粒子耐火物の
最大粒子径は10mmまでとすることが好ましい。次に
本発明の実施例を図によつて詳細に説明する。
第1図は、本発明法を実施する粉末溶射器の概略説明図
で、イは正面図、口は縦断面図である。
1は溶射ノズル構成体2,3からなる溶射ノズル本体を
収納する外筒で、この外筒1と、溶射ノズル本体はOリ
ング4でシールされている。
5はバーナー本体及び外筒1の冷却用水入口で、供給さ
れた冷却水はバーナー本体の周囲に設けた水路6を通り
、冷却水出口7から排出する。
8は火焔C孔で、供給管9からの気体燃料と供給管10
からの02が、混合点11で混合し、火焔孔8から噴出
するように構成される。
また12は微粉末耐火物通路用パイプで気体によつて輸
送されてきた微粉末耐火物はパイプ12を通り、円周状
に配列さ;れた微粉噴出孔13から噴出する。さらにパ
イプ12の中央部に位置するパイプ14は粗粒子耐火物
を輸送する通路管であり、この通路管を輸送される粗粒
子耐火物は粗粒子噴出孔15より対象物へ噴射される。
このように構成されたバーナーの使用態様を説明すると
、まず、冷却用水入口5より冷却水を供給七、次いで供
給管9より可燃性ガス例えばプロパン等を注入し、火焔
孔8に点火する。
さらに供給管10より02ガスを注入し、混合点11に
お4いてプロパンと混合し、火焔孔8から噴出し完全な
中性焔を得る。ここまでの工程は溶射に必要な高温火焔
を得る操作である。次いで粉体の噴出を行ない溶射吹付
を行うが、その場合微粉末耐火物は微粉噴出孔13より
、また粗粒子耐火物は噴出孔]5より噴射される。
ここで微粉噴出孔13と粗粒子耐火物噴出孔15の関係
をのべる。微粉末耐火物は火焔中に均一に分布させる必
要性からバーナー円周部から均一に火焔中に噴出させる
よう外周火焔(2列)と、内周火焔の中央部に設けた噴
出孔から噴射させるが粗粒子耐火物はできるだけ火焔の
中央部より噴出させ微粉末耐火物で溶射された対象物の
中央部に噴出させないと効果が小さい。この原因は火焔
中央部程高温であり火焔中での粗粒子への溶融微粉末の
接着が良好なこと、さらに微粉末で成形された溶射物の
中央部ほど高温のため溶融状態にあり、粗粒子が埋まり
やすいことによる。本発明によつて得られた溶射層中に
粗粒子耐火物が均一に点在するため溶射層に亀裂を発生
することが少なく、また粉体材料を完全に溶融させるこ
となく粗粒子耐火物を噴出するのみで溶射能力を格段に
向上させることができる利点がある。
実施例燃料に酸素、プロパンを使用し、従来の微粉末耐
火物のみの溶射法と微粉末耐火物と粗粒子耐火物を併用
する本発明との溶射吹付実験を行い、溶射能力と成形さ
れた成形体の物性を比較した。
その場合使用した粉末は、微粉末、粗粒子ともアルミナ
質とし、それぞれの粒子の大きさは微粉が0.2mm以
下、粗粒子を5mm以下とした。その結果を表−1に示
すが02、プロパンそれぞれ100m3/Hr、20m
2/Hrのとき従来法では40kg/Hrの能力しか発
揮できなかつたものが本発明によれば従来法の約2倍、
85kg/Hrの溶射が行なえる。さらに成形された溶
射体の物性も圧縮強度において前者2500kg/CT
n2、後者3200kg/Cn]・と高い値を示してい
る。表1:本発明法及び従来法の能刃物性比較
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための溶射器の説明図で、イ
は正面図、口は縦断面図である。 8:火焔孔、]3:微粉噴出孔、15:粗粒子噴出孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉末溶射器の中央ノズルからは粗粒子耐火物を噴出
    させ、その周辺ノズルからは微粉末耐火物を噴出させな
    がらガス火■中を通過させて溶射を行なうことを特徴と
    する粉末耐火物溶射法。
JP1971880A 1980-02-21 1980-02-21 粉末耐火物溶射法 Expired JPS5951857B2 (ja)

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JPS56118763A JPS56118763A (en) 1981-09-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012207817A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Taiyo Nippon Sanso Corp 燃焼バーナ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053272B2 (ja) * 1982-10-19 1985-11-25 日本鋼管株式会社 窯炉の火炎溶射補修方法
JPS60110362A (ja) * 1983-10-26 1985-06-15 Nippon Steel Corp 炉壁補修用粉体溶射装置
JPH0232984Y2 (ja) * 1986-06-27 1990-09-06
US5692678A (en) * 1995-05-01 1997-12-02 Kawasaki Steel Corporation Flame spraying burner

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