JPS5951177A - 圧縮機の給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷媒圧縮機給油装置の制御機構に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来の冷媒圧縮機給油装置では、ポンプ強制給油方式、
差圧給油方式のいづれの場合とも給油量の制御方法とし
て冷媒圧縮機等の回転数検出、まだは、潤滑油等の差圧
検出により制御するものであった。これらの冷媒圧縮機
給油装置は、その構造が検出体と制御体とが別体の場合
が多く、複雑でコスト高である。壕だ、潤滑油の粘性と
無関係な給油量制御方式であり過不足な給油が行われ、
過剰な潤滑油が冷媒ガスとともに圧縮され冷媒厖縮機の
圧縮効率の低下、および、摺動部の焼付等の原因になる
欠点があった。

発明の目的 本発明は上記欠点を無くするため、温度変化によって給
油通路の開度を調整する弁装置を用いて上記欠点を改善
することを目的とするものである。

発明の構成 そのだめの構成として、本発明は、油路を形成する弾力
性ある弁体を、下端を油溜に浸した油吸込管に設け、特
定温度以上になると線膨張係数が急増丑たは漸次増加す
る特性を有するばね装置を設けたものである。

実施例の説明 以下、本発明を、その実施例を示す図面の第１図、第２
図を参考に説明する。

第１図は、給油通路の最上流側となる冷媒圧縮機の油溜
１に浸漬した給油量制御装置の断面で、油吸込管２のシ
リンダ３の内部には油路４を有し、金具５を装飾しだゴ
ノ・製の弁体６を収納し、この弁体６の下側には線膨張
係数が特定温度（例えば約５０℃）以上で急増加する特
性をもつ形状記憶合金からなるコイルスプリング了を配
置している。

寸／こ、油吸入管２の開口端には油路８を設けたキャッ
プ９がシリンダ３に圧入されコイルスプリング７を支え
ている。弁体６の上端は第２図の外観の通り油路が形成
されるように切欠溝１０が設けられており、油路１１と
シリンダ３との接続段差面１２に対面している。まだ、
弁体６の外径面とシリンダ３の内壁との間および弁体６
の下端面とキャップ９の上端面との間には油路になる隙
間が設けられている。

以−Ｊ二の構成において、油溜１の潤滑／１１」はポン
プ装置または差圧によって油路８、シリンダ３、油路４
、り欠溝１０を通って油路１１に流れる。潤滑油の温度
が特定温度（約５０℃）以上になるとコイルスプリング
７の線膨張係数が急増してはね定数か大きくなりゴム製
の弁体６を押し上げ、切欠溝１０の高さが低くなって切
欠溝１ｏの開度を小さくする。潤滑油の温度が特定温度
（約５０’Ｃ）以下になるとコイルスプリング了の線膨
張係数かもとの値に戻り、ばね定数が小さくなって弁体
６の切欠溝１０の高さはゴムの弾性力で元の形状に復帰
する。

なお、弁体６は、温度上昇とともに軟化する弁体を使用
することにより、潤滑油の温度変化に対して迅速に油路
開度調整ができる効果がある。

発明の効果 本発明によれば、圧縮機が冷時起動し油溜の潤滑油温度
か設定温度に達するまでは、粘性が高く、流れにくい潤
滑油を通しやすい状態の油路開度を保ち、圧縮機が定常
運転１だは熱時起動後のように油溜の潤滑油温度が設定
値以上になって粘性が低く、流れやすい潤滑油を通しに
くいようにはね装置の伸縮と弁体の弾性変形によって油
路開度を調整するので圧縮機の運転状態に応じた過不足
のない安定した潤滑油供給が比較的安価に得られ摺動部
の適切な給油によって摺動部の耐久性が向上する優れた
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における圧縮機の給油装置の
縦断面図、第２図は弁体の外観斜視図である。 １・・・・・油溜、２・・・・・油吸込管、４・・・・
・・油路、６・・・・・・金具、６・・・・・弁体、７
・・・・・コイルスプリング、８・・・・・・油路、９
・・・・・・キャンプ、１ｏ・・・・切欠溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油路を形成する弾力性ある弁体を、下端を油温に浸した
   油吸入管に設け、特定温度以上になると線膨張係数が急
   増または漸次増加する特性を有するはね装置を設けた圧
   縮機の給油装置。