JPS5950381B2 - ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造 - Google Patents

ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造

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Publication number
JPS5950381B2
JPS5950381B2 JP12810581A JP12810581A JPS5950381B2 JP S5950381 B2 JPS5950381 B2 JP S5950381B2 JP 12810581 A JP12810581 A JP 12810581A JP 12810581 A JP12810581 A JP 12810581A JP S5950381 B2 JPS5950381 B2 JP S5950381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
upper body
fixed
divided
mantle
Prior art date
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Expired
Application number
JP12810581A
Other languages
English (en)
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JPS5849445A (ja
Inventor
長治 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPS5849445A publication Critical patent/JPS5849445A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジヤイレートリクラツシヤの裏板構造に係り、
特に裏板の取替えを短時間で行いうるようにしたもので
ある。
砕石プラントの合理化対策ため、一次クラッシャとして
使用されるジョークラッシャは、年々大型化の傾向にあ
り、このため二次クラッシャも大型化が要求されている
ジヤイレートリクラツシヤはこれ等の要求を満足させる
ものであり、二次又は三次クラッシャの前処理用として
最適である。第1図はこのようなジヤイレートリクラツ
シヤの正断面図であり、下部胴体1上に載置固定された
略円筒状の上部胴体2の内側には、上方の原料供給口3
の方向に向つて播鉢状に拡開する裏板4、5が上下2段
に分割されて取付けられている。
この裏板の中央に支持された円錐状のマントル6は、裏
板の中心線7のまわりに偏心しつつ旋回し、裏板4、5
とマントル6との間の空間である破砕室8に供給口3か
ら投入された原料石を、裏板とマントルとの間に挟圧し
て破砕するものである。裏板が上方へ拡開しているのは
、前記したようにジヤイレートリクラツシヤが一次破砕
等に用いられ、粒径の大きい原料が供給されるためであ
り、マントルの旋動量は下部の方が大きいため、下段の
裏板5が上段と較べて早く摩耗する。このように裏板が
押圧されて摩耗が進行すると、靭性の高い材質よりなる
裏板は、メタルフローによつて変形しようとする。この
ため裏板を一体構’造とすると、上方及び下方へ延びよ
うとする材料の逃げ場がなくなり、内部応力が蓄積され
て上部胴体2が破損するに至る。このような観点から従
来のジヤイレートリクラツシヤでは図に示す如く、裏板
を上下に多段に分割すると共に、各裏板門を円周方向に
も複数個に分割してメタルフローによる裏板の変形を吸
収しており、このような形状変化を許容するために上部
胴体と裏板との隙間に、合成樹脂や亜鉛等より成る充填
材9を流し込んで裏板4,5を上部胴体2に固定してい
る。しかし上記のような裏板の取付け構造では、裏板を
取替える場合に、合成樹脂等の充填材が硬化するまでに
約12時間放置する必要があり、裏板を頻繁に取替えね
ばならないジヤイレートリクラツシヤの稼動率を著るし
く低下させている。本発明はかかる見地に立つて裏板の
交換を容易にすると共に、メタルフローによる変形の問
題をも一挙に解決せんとなすものである。
続いて本発明を具体化した実施例について第2図以下の
添付図面を参照しつつ詳しく説明する。
ここに第2図、第3図はそれぞれ本発明の一実施例に係
る裏板部の正断面図である。これらの図では、マントル
は上部の主軸10のみ示して他は省略されている。第2
図において、11は上部胴体で、その内面.12に上下
2段に分割された上段裏板13及び下段裏板14が取付
けられている。
上段裏板13は、分割部15によつて円周方向にも複数
個に分割されており、合成樹脂、亜鉛等の充填材16に
よつて上部胴体の内面12に固定されている。上段裏板
13の裏面に凸設された係合突起17は、上部胴体11
の内面12に凹設された係合溝18に嵌り込んで、上段
裏板13を上部胴体11に位置決め固定するためのもの
である。下段裏板14は、円周一体の円環状に形成され
ており、上部胴体11の内面との当り面19は下方に向
けてわずかに拡開するテーパ状をなし、上段裏板とは異
り、このテーパ状当り面19は上部胴体と直接金属接触
しており、上部胴体との間に充填材は介在しない。
この下段裏板14はその下端に外方向へ突出するフラン
ジ20を一体に有し、フランジ20に穿設したポルト穴
21に装着されたボルト22が上部胴体11に螺着して
いることによつて下段裏板14が上部胴体11に取付け
られている。
上記ボルト22の頭部とフランジ20との間には金属バ
ネ23等の弾性部材が介在している。このような弾性部
材は、下段裏板14がメタルフローによつて上下に変形
してきた場合に、その延びを吸収するためのものである
。本発明における下段裏板14の支持手段は、上記のよ
うなフランジ20に限らず、第3図に示す如く、上部胴
体11の底面にボルト22によつて取付けた板状の支え
輪24であつてもよい。
又この支え輪24を下段裏板14に弾性的に押圧する弾
性部材として、ゴム座金25を用いることも可能である
。以上述べた実施例では、裏板が上下2段に分割されて
いるものを対象としたが、本発明においてはこれに限定
されることなく上下3段以上に裏板を分割してもよく、
いずれの場合でも最下段の裏板が最もよく摩耗するから
、これを円周一体化してその外周面を下方へ拡開するテ
ーパ状とするものである。
従つて摩耗が進んで裏板を取換える場合には、最も摩耗
の進んだ最下段の裏板のみを取付ボルトを緩めて交換す
ることによつて裏板が新品同様となり、その分寿命を延
長できる。しかも摩耗が進行した場合、メタルフローに
よる延びは、テーパ面に沿つて下方に向つて進行するの
で、変形する材料の逃げ場がなくなつて上部胴体を破損
させるようなことがない。本発明に係る裏板構造は、上
下方向に複数段に分割され、上部胴体の内面に取付けら
れ上方に向けて拡開した播鉢状の裏板内で、円錐状のマ
ントルを偏心旋回させることにより、裏板とマントルと
の間の破砕室に供給した原料を挾圧破砕するジヤイレー
トリクラツシヤにおい、最下段の裏板を円周一体の円環
状に形成して上部胴体に固定すると共に、該最下段の裏
板の上部胴体との当り面を下方に向けてわずかに拡開す
るテーパ状となし、且つこのテーパ状当り面を上部胴体
に直接金属接触させると共に、上記最下段の裏板14を
上部胴体11の下端部に垂直に螺着したボルト22によ
り上下方向に弾性付勢する弾性部材23,25を介して
押圧固定し、更に上記最下段以外の裏板を円周方向に複
数個に分割して上部胴体に充填材を介して固着する如く
なしたものであるから、最もよく摩耗する最下段の裏板
の取換えのみで裏板の寿命を延長することができて経済
的であり、プラスチツク樹脂等の充填材を用いないので
最下段の裏板を取付けボルト等を緩めるのみで短時間で
交換できるため破砕工程全体の稼動率が向上する。
又最下段の最もよく摩耗する裏板は円周方向一体で下方
へ向かつて拡開していると共に、上部胴体に弾性的に押
圧固定しているので、摩耗と共に生じるメタルフローに
よる最下段裏板の上下方向への変形を弾性的に吸収でき
、内部応力の蓄積がないので容易に取り換えが可能であ
ると共に上部胴体の破損が防止される。
【図面の簡単な説明】 第1図は、従.来のジヤイレートリクラツシヤの正断面
図、第2図、第3図は、それぞれ本発明の一実施例であ
るジヤイレートリクラツシヤの裏板の正断面図である。 (符号の説明)、6・・・マントル、8・・・破砕室、
11・・・上部胴体、12・・・内面、13・・・上段
裏板、14・・・下段裏板(最下段裏板)、16・・・
充填材、17・・・係合突起、19・・・当り面、20
・・・フランジ、23,25・・・弾性部材、24・・
・支え輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上下方向に複数段に分割され、上部胴体11の内面
    12に取り付けられ上方に向けて拡開した擂鉢状の裏板
    13、14内で、円錐状のマントル6を偏心旋回させる
    ことにより、裏板とマントルとの間の破砕室8に供給し
    た原料を挾圧破砕するジヤイレートリクラツシヤにおい
    て、最下段の裏板14を円周一体の円環状に形成して上
    部胴体に固定すると共に、該最下段の裏板14の上部胴
    体との当り面19を下方に向けてわずかに拡開するテー
    パ状となし、且つこのテーパ状当り面19を上部胴体に
    直接金属接触させると共に、上記最下段の裏板14を上
    部胴体11の下端部に垂直に螺着したボルト22により
    上下方向に弾性付勢する弾性部材23、25を介して押
    圧固定し、更に上記最下段以外の裏板13を円周方向に
    複数個に分割して上部胴体に充填材16を介して固着す
    る如くなしたジヤイレートリクラツシヤの裏板構造。
JP12810581A 1981-08-14 1981-08-14 ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造 Expired JPS5950381B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12810581A JPS5950381B2 (ja) 1981-08-14 1981-08-14 ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造

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JP12810581A JPS5950381B2 (ja) 1981-08-14 1981-08-14 ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5849445A JPS5849445A (ja) 1983-03-23
JPS5950381B2 true JPS5950381B2 (ja) 1984-12-07

Family

ID=14976507

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JP12810581A Expired JPS5950381B2 (ja) 1981-08-14 1981-08-14 ジヤイレ−トリクラツシヤの裏板構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0167670B1 (de) * 1984-07-13 1990-02-28 Siemens Aktiengesellschaft Einrichtung zum Zertrümmern von im Körper eines Lebewesens befindlichen Konkrementen
JPS6421779U (ja) * 1987-07-31 1989-02-03

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JPS5849445A (ja) 1983-03-23

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