JPS595034B2 - 浄水に対する消毒液の混入方法 - Google Patents

浄水に対する消毒液の混入方法

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JPS595034B2
JPS595034B2 JP3878279A JP3878279A JPS595034B2 JP S595034 B2 JPS595034 B2 JP S595034B2 JP 3878279 A JP3878279 A JP 3878279A JP 3878279 A JP3878279 A JP 3878279A JP S595034 B2 JPS595034 B2 JP S595034B2
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purified
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は浄水に対する消毒液の混入方法に関する。
上水道、簡易水道等の水道施設において浄化された浄水
は、一旦浄水池に貯水され、その後給水施設によって各
需要先へ給水される。
ところで上記の浄水は既に塩素により消毒されているが
、給水施設においてさらに必要に応じ塩素消毒補強を行
なうことが法律により義務づけられている。
第4図は従来の塩素消毒補強の方法を示し、41は受水
槽、44は高架水槽、45は揚水ポンプで、揚水ポンプ
45の吐出側の揚水管46部分(または吸込側の吸入管
46′部分)に薬液注入ポンプ50を接続し、このポン
プ50により消毒薬品(塩素製剤・次亜塩素酸ナトリウ
ム液で液化ガスの塩素に比し取扱いが非常に簡便なもの
)を揚水中に注入して浄水の塩素消毒補強を行なってい
る。
しかしこのようき方法によると、揚水ポンプ45の揚程
に比して注入に高圧を必要とし、ダイヤフラム・プラン
ジャ一方式のポンプによらなければ注入が不可能であり
、必然的に間欠注入となるので、揚水中においては薬液
の混合状態は均一ではなく濃淡ができる結果、高架水槽
44内で十分に混合されないまま需要先へ給水される不
都合があった。
しかも上記の方法によると、揚水管46と注入ポンプ5
0との接続部分53が酸化腐蝕して破損漏水の原因とな
りやすいばかりでなく、注入ポンプ50のダイヤフラム
弁が高水圧や水撃作用のため損傷しやすく、注入ポンプ
50の耐久性に悪影響を及ぼすものであった。
また吸入管46′部分に注入ポンプ50を接続して実施
した場合、薬液タンクが空になっているのを知らずに注
入ポンプ50を運転していると、吸入管46′内へ空気
が流入し、そのため揚水ポンプ45が空転する原因にな
るほか、注入した薬液によって揚水ポンプ45内部の酸
化腐蝕が促進されポンプ45の寿命を短める結果になっ
ている。
なお42は配水池よりの浄水流入管、43はボールタッ
プ、47は需要先へ給水するための給水管を示す。
この発明はこのような欠点をなくするためになされたも
ので、高架水槽等の給水用水槽からの給水の一部を分流
し、この分流水中へ注入ポンプにて消毒液を注入し分流
水にて稀釈しながら受水槽へ送液して浄水に混入するよ
うにしたものである。
以下この発明の実施例を図によりながら説明する。
1は受水槽で、図の場合地上に設置しているが、地下に
埋設してもよい。
2は浄水流入管、3は浄水流入管2の管端に設けたボー
ルタップで、配水池(図示省略)から送水される浄水は
、この流入管2よりボールタップ3を経て受水槽1に貯
水される。
4は高層建物の屋上や給水塔等の高所に設置した給水用
高架水槽、5は揚水ポンプで、このポンプ5の運転によ
り揚水管6を経て高架水槽4へ受水槽1の浄水が揚水さ
れる。
揚水ポンプ5は高架水槽4の貯水が所定量以下に減水し
たとき作動し、高架水槽4の水位が所定量に達したとき
自動的に運転が停止するようなっている。
そして揚水ポンプ5の運転により受水槽1の貯水が減水
すると、減水量に相当する浄水が流入管2より補給され
、受水槽1には常に一定量の浄水が貯水されるようボー
ルタップ3により調節される。
7は給水管で、この給水管Iにより各需要先へ給水され
る。
8は給水管7より分岐した分岐管で、受水槽1に接続さ
れる。
分岐管8は、例えば20t/分〜50t/分程度の浄水
が通水可能な13〜16φの口径のものが用いられる。
この分岐管8は図のように受水槽1の満水位より上方に
開口するようなし、分岐管8が破損したり、他の個所で
事故が発生したりした際、分岐管8内の流体の逆流に伴
うサイホン作用によって受水槽1の浄水が流出するのを
防止する。
9は分岐管8の途中に設けた電磁弁で、揚水ポンプ5と
連動して開口作動する。
10は、例えば10cc/分〜300cc/分程度の薬
品の注入ができる薬液注入ポンプで、吐出管11を経て
受水槽1と電磁弁9との間の分岐管8部分に接続される
12は分岐管8と吐出管11との接続部13に取付けた
サイホン防止器、14は電磁弁9と接続部13との間に
設けたトラップで、電磁弁9が閉じたとき、分岐管8内
の薬液との混合水が逆流してきて電磁弁9の弁座部分を
酸化腐蝕するのを防ぐ。
このトラップ14は電磁弁9の設置位置より受水槽1の
満水位が高い場合にのみ設ければよく、したがって受水
槽1が地下に設置される場合は、通常は設けなくてもよ
く、この場合は接続部13に上記したサイホン防止器1
2を設けるだけでよい。
15はゲート弁、16はストレーナ−である。
なお分岐管8中、電磁弁9から受水槽1までの部分(ト
ラップ14を含む)は耐薬品性の塩化ビニール管を用い
る。
次に上記による塩素消毒補強の方法を説明する。
揚水ポンプ5の作動とともに電磁弁9が開口し、分岐管
8が通水される。
そして同時に薬液注入ポンプ10が運転を開始し分岐管
8内へ所定量の塩素製剤を間欠的に注入しはじめる。
注入された薬品は分流水にて稀釈されながら受水槽1へ
送液され、受水槽1内において、流入管2より送水され
る浄水によって攪拌されつつさらに稀釈され、受水槽1
内の貯水に均一に混合されて塩素消毒補強が行なわれる
ことになり、この貯水をポンプ5にて高架水槽4へ揚水
し、給水管7にて各需要先へ給水すればよい。
この場合揚水ポンプ5の作動とボールタップ3の作動と
は必ずしも連動させる必要はなく、流入管2よりの浄水
の流入・停止と揚水ポンプ5の起動・停止との間に時間
的なずれがあっても、揚水ポンプ5の作動中、揚水量に
応じて所定量の薬品が注入ポンプ10にて注入されるの
で、受水槽1への浄水流入量と高架水槽4への揚水量と
は最終的に合致することになり、均質な塩素消毒補強が
できる。
なお需要先への給水に際しては、上記のような落差を利
用して加圧する高架水槽4に代え、加圧タンクを利用し
て給水するようにしてもよい。
第2図は病院、学校、住宅団地、会社、工場のように、
多量の給水を必要とする専用水道、特設水道の施設にこ
の発明の方法を適用する場合を示し、流入管22により
送水される浄水は、自己敷地内の地上または地下に設け
た受水槽21に一旦貯水されたのち、揚水ポンプ25に
より揚水管26を経て高架水槽24へ揚水され、加圧さ
れて給水管27を経て需要先へ給水される。
そしてこの給水の一部を分岐管28により分流し、この
分流水中に注入ポンプ30にて消毒液を注入することに
より、上記と同様に塩素消毒補強ができる。
23は液面制御用ボールタップまたは電動バルブを示す
第3図は上水道、簡易水道などの水道施設の塩素消毒に
この発明の方法を適用する場合を示し、31は上記の受
水槽1に相当する浄水池で、浄化された浄水が流入管3
2により流入貯水される。
34は高所に設けた配水池で、上記の高架水槽4に相当
し、浄水池31の浄水がポンプ35により揚水管36を
経て揚水される。
揚水された浄水は落差により加圧されて給水管37にて
各需要先へ給水されるが、この給水の一部を分岐管38
により分流し、この分流水中に注入ポンプ40にて消毒
液を注入し、分流水にて稀釈しながら浄水池31へ送液
することにより塩素消毒ができる。
なお33は液面制御用の電極を示す。
以上説明したようにこの発明の方法によると、給水の一
部を分流し、この分流水中に注入ポンプにて消毒液を注
入し、注入された消毒液を分流水にて稀釈しなから受水
槽へ送液して受水槽の浄水に混入するので、受水槽自体
の消毒もでき、給水される浄水に対する消毒を一層確実
ならしめることができる。
しかもこの発明によると、注入された消毒液はまず分流
水にて稀釈され、次いで受水槽の貯水にぞ稀釈されて浄
水に混入されるので、浄水に対する混合が促進され均質
に消毒されて需要先へ給水されることとなり、需要者に
不都合を与えることがない。
そして注入に際しては、分流水の流水圧にのみ抗して注
入すればよいので、注入ポンプのダイヤフラム弁に高水
圧や水撃作用が及ぶことがない。
そのため注入ポンプの耐久性の向上を果せ、維持費を低
減することができる。
なおこの発明は上記のように浄水の塩素消毒補強あるい
は塩素消毒の目的のみに実施するほか、給水される浄水
が、塩素製剤や酸化腐蝕等による「赤い水」となること
を防止するために、防錆剤をもあわせ注入してもよく、
また各種水処理剤の注入にも適用できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す説明図、第2図および
第3図はこの発明の応用例を示す説明図、第4図は従来
の方法を示す説明図である。 1.21・・・・・・受水槽、4,24・・・・・・高
架水槽、5.25.35・・・・・・揚水ポンプ、7,
27,37・・・・・・給水管、8,28,38・・・
・・・分岐管、10゜30.40・・・・・・注入ポン
プ、31・・・・・・浄水池、34・・・・・・配水池

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 浄化した浄水を受水槽に貯水し、この貯水された浄
    水をポンプにて給水用水槽へ送水し、この給水用水槽か
    ら各需要先へ給水するようにした給水施設において、上
    記給水の一部を分流し、この分流水中に消毒液を注入ポ
    ンプにて注入し、この注入された消毒液を上記分流水に
    より稀釈しながら上記受水槽へ送液して受水槽の浄水に
    混入することを特徴とする浄水に対する消毒液の混入法
JP3878279A 1979-03-30 1979-03-30 浄水に対する消毒液の混入方法 Expired JPS595034B2 (ja)

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JPS55129187A JPS55129187A (en) 1980-10-06
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JP2014136206A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Nagoya Oshima Kikai:Kk 浮上式分離装置
JP6159495B2 (ja) * 2017-03-10 2017-07-05 株式会社ナゴヤ大島機械 浮上式分離装置

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