JPS59500448A - 長期間培養用微生物培養プレ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 長期間培養用微生物培養プレート 本発明はペトリ皿型の培養装置に係り、更に詳細にはペトリ皿型の培養装置のた めの耐汚染性に１憂れた長期間培養用シールガスケットに係る。

ペトリ皿の欠点の一つは、ペトリ皿内外へ移動する空気またはガスの生物学的ま たは物理学的影響を制御することができないということである。ペトリ皿内に於 ける通気は好ましいことが多く、皿がガラスにて形成されている場合にはコンテ ナセクションの縁部に畝を設けることにより、またカバーの周縁の内側またはコ ンテナセクションの縁部に通常三つの突起を設けることにより、通気が確保され るようになっている。これらの畝や突起はコンテナセクションとカバーとの間に 空間または物理的空隙が存在することを確保する。しかしかかる空隙は埃や浮遊 粒子、場合によっては危険な物質、例えば病原菌の胞子がプレート内外へ移動す るに十分なほど大きいだけでなく、比較的大きい昆虫、例えば霜、壁朶、小さい ゴキブリなどがプレート内外に自由に這い擦り回るほど大きなものである。

ペトリ皿の構造的不完全性により生じる他の一つの欠点は、培養基や他の比較的 蒸発し易い成分がかなり速く乾燥してしまうということである。従って結核菌の 如きミコバクテリウムや皮ａ寄生菌、二形性菌の如きｍ菌をゆっくりと成長させ る微生物培養が培養基の水含有量が急激に低下することによって危険な状態にさ れる。

成る短い時間の間を除き寒天板上に培養物を保存することは困難であり、かかる 培養物を適宜に保存することができない。これと同様のことが使用されていない 培養基についてもいえる。即ち使用されていない培８％を長期間に亙り保存する ことはできない。従って現在知られているベトリ皿装置によっては、ガスがペト リ皿内へ流入したりぺ［〜り皿またはその内容物より流出したりすることを制御 することは殆ど不可能である。

例えば温度条件が変化することによりガスが膨張し収縮する場合の如く、ベトリ 皿型の培養装置内外へ空気が流動することは明らかである。培養基は通常冷凍庫 の低温下にて保存され、培養が行われる場合には暖められなけれ（ｆならない。

このことによりプレートの内側より外部へ空気が膨張によって流出することが不 可避的に発生する。より低温の室温下にて検査すべくプレートが培養機の温暖な 環境より取出されると、プレート内の空気は収縮し、これに伴いプレート外より プレート内へ空気が流入する。かかる空気の移動は純秤に物理的な性質の条件の 変化、即ち温度変化に起因して生じる。他方、非常に活性的にガスを吸収し及び ／又はガスを発生する多くの微生物の培養に於ては、培養プレートの内外へ流動 する非常に強いガスの流れ（場合によっては例えばＣＩＯ３ｔｉｄｉｕｍ　Ｗｅ ｌｃｈｉｉによる激し＋、ｙｉ酵を伴う）か発生する。例えば酸素が培養プレー ト内へ流入し、二酸化炭素及び場合によっては硫化水素が培養プレートより流出 する。

本発明に関連する従来技術としては、米国特許第３，１５８．３５３号、同第３ ，１８４，３９５号、同第１，５１３．３６０号、同第３．３２６．４０１号が ある。米国特許第３，１５８，３５３号に於ては、カバーを皿に取外し可能に取 付は且皿とカバーとの接続部を密閉式にシールする感圧性の接着剤であってカバ ーと共に皿より取外し可能な接着剤にてカバーが取付けられたペトリ皿が記載さ れている。米国特許第３，１８４．・３９５号に於ては、縁部に沿ってシール接 続された可撓性を有する熱可塑性材料の二つの層にて形成された好気的な培養を 行うための袋体であって、該袋体の両側部より内方へ延在する複数個の熱シール 仕切り壁を有し、二つの層が培養基に対する不透過性を有し少くとも一方の層が 空気に対する透過性を有する袋体が記載されている。米国特許第１，５１３，３ ６０号に於ては、試験管にその頂部に近接した位置にて周縁方向に延在する溝が 設けられており、木綿が該溝内に配置され且試験管の開口端及び前記溝上に取外 し可能に被せられたキャップにより加圧された容器が記載されている。更に米国 特許第３．３２６．４０１号には、容器の端壁及び頂部に当接するガスケットが 中間部に支持されたプラグを受ける開口が頂部に設けられた容器が記載されてい る。かくしてこれら従来技術の構造体の何れも本発明によるミクロ化されたフィ ルタガスケットまたはこれと等価なものではない。

本発明の一つの目的は、構成材料に応じて種々の目的に適合するよう種々のモデ ルにて一般的クラスのペトリ皿型の装置を提供することである。

本発明の他の一つの目的は、ガスや他の生１カまたは無生物がプレート内外へ移 動することを生物学的及び物理学的に制迎することができ、これにより一般にペ トリ皿と呼ばれる装置の内容物に対する制御をより良好に行うことのできる好適 なフィルタを備えたプレートを提供することである。

本発明によれば、上述の目的を達成すべく、ペトリ皿または他の培養物収容装置 のためのフィルタガスケツ１−であって、少くとも一方の側好ましくは全ての側 に空気に対する透過性を有し粒子に対する不透過性を有するフィルム、薄膜、ま たは薄層を有するオープンセルの発泡プラスチックまたは［ｔＷのベーパよりな るコア物質よりなるフィルタガスケットが与えられる。また本発明によれば、底 壁を有する皿部分と該皿部分の縁部に関連するＭ１１壁とを含み皿部分の縁部と カバーとの間にそれらの間をシールすべくガスケットが固定された培養物収容装 置が与えられる。本発部に沿って延在していることが好ましい。ガスケットは適 当な接着剤にてカバーまたは皿の何れかに取付けられて良い。

第１図は本発明によるガスノ７ットを一部切欠いて承り平面図である。　゛ 第２図は第１図の線２−２による断面図である。

第３図は第１図の線３−３による断面図である。

第４図は本発明によるガスケットを祖述まれたペトリ皿組立体を示す縦断面図で ある。

添付の各図に於て、ガスケツ１へ１はプラスチックまたはベーパにて形成された オープンセルのコア１２と、少くとも一方の側に固定されガスに対し透過性を有 するがバクテリアや他の粒子物質に対し不透過性を有するスキン１４とよりなっ ている。スキン１４は第２図乃至第４図に示されている如く、コア１２をそのす べての側にて覆っていることが好ましい。ガスケット１０は断面長方形または円 形であることが好ましく、３〜５ｍｍの厚さ及び幅を有していることが好ましい 。

コア１２は厚さが数ｍｉ＋（３〜５ｍ；ｎ）でありオープンセルの溝道を有する ポリウレタンフォームの如き柔軟な発泡シート材にて形成されている。コア側、 阻として好）廃なプラスチックの池の例として、Ｇ　ｅｌｍａｎ　ＣＯｍｐａｎ ’／よりｒＡｃｒｏｐｏｒＪ及び［ｖｅｒｓａｐｏｒ　Ｊなる商品名にて販売さ れているものかある。

スキン１４は、プレート内に於ける微生物や細胞の成長を誰持し得るよう空気や 他のガスの通過を許すが、バクテリアや埃、花扮の如き伯の小粒子がプレート内 へ侵入することを阻止するに十分な小孔を有するシート材、フィルム、薄層の形 態をなす種々のｖＩＪ質にて形成されて良い。スキン１４はそれにより保護され た内容物より揮発性吻質が蒸発する速度を低減する。何故ならば、水蒸気がスキ ンを通過することか成るη度ｉｉ′ｌｌ限されるからである。スキン１４は絶対 的な無菌小孔として知られているＯ１２μまたはそれ以下のサブミクロン（１μ 以下）の小孔を有していることか好ましく、史には０．４５μ以下の小孔かコン テナ内の内容物の汚染を阻止しガスの通過を許しつつ水の蒸発速度を低減する点 に於て十分である。スキンはコンテナが適当なシート材または潤滑剤にてシール されると、バクテリア、胞子、他の粒子物質がコンテナ内へ侵入することを阻止 する。

スキン１４は有人または熱蔵またはそれらの混合物を問わず、サブミクロンの小 孔を有する非常に広い範囲の天然ｕ判または人工材料にて形成されて良く、また それらの材料の密に織られた繊維にて形成されて良い。かかる材料としては、未 迅浬のまたは化学的に処理された木綿、羊毛、人絹、ナイロン、テフロン、ポリ エステルなどがある。例えばＱｌｌ　ｐｏｎｔ　ＣＯｍｐａｌｌｌ／よりｒＴｙ ｖｅｋｊなる商品名にて販売されている密に織られた繊維よりなるシートの形態 、または所望の有孔度を有するポリエチレンにて被覆されたペーパの形態にてポ リエチレンが使用されて良い。また二］−〇セルロースも上述の如きサブミクロ ンの小孔を有するシート材として適した月利である。好演的な理由から、「Ｔｙ ｖｅｋ」、セロファン、セロファンとプラスチックとの混合物が最も実用的な材 料であり、入手し易い月利である。これらの薄膜はすべて非常にＦｉｔ　＜　、 ｍｉ＋の単位ではなりｍ１１の単位にて測定されるものであり、通常６〜１Ｑｍ ｉｌの厚さを有している。

スキン１４のシート及びガスケットのコア１２のシートは、加熱及び加圧により 、またはメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイドポ リマーの如きポリマー、デキストリンの如きガム、樹脂、またはこれらの混合物 の如き適当な接着剤により接合される。加熱及び加圧による接合が最も容易で最 も実際的である。

第４図はガスケット１０を組込まれたペトリ皿１１を示している。このペトリ皿 は任意の形状のものであって良く、また任意の好適な材料にて形成されていて良 い。ペトリ皿１１は底壁１６と該底壁より上方へ延在する側壁１８とを含んでい る。側壁１８には同房方向に延在する上９２０が形成されている。カバー２２が 皿１１の上縁２ｏに嵌合しており、側壁１８と平行に緩く嵌合した状態にて下方 へ延在している。カバー２２は上壁２４を有しており、該上壁の内面２３は上縁 ２０と密に当接してそれらの門をシールするようになっている。ガスケット１０ はカバー２２の内側及びカバー２２の側Ｗ２６に熱シーリングまたはシリコンセ メントまたはアクリル糊の如き接着剤により固定された環状体である１、利用さ れる接着剤はカス透過性を有でる必要はない。まｔこ周縁方向に延在する幅約３ 〜５ｍｉのベッドをカバー２２の内側に設（プ、ダイスにて裁断されたガスケツ １−ではなくリボン状のガスケットを嵌込み式に機械的に保持することにより、 接る剤の必要性を排除しまたダイスにて裁断する場合の如き材樗の浪費を回避す ることも可能である。この場合ベッドの深さはガスケットの厚さに適合づるＪｚ う変化されて良い。ガスケツｌ−１０とシール係合するよう底壁１６の上縁２０ 上にはシート材または潤滑剤３０が配置されている。このシール材は石油ゼリー またはシリコンゼリーであって良い。ａｌｌは縁部の表面が平坦であり畝を有し ないガラスまたはプラスチックまたはポリカーボネ−１〜にて形成されて良く、 種々の目的に適合するよう１０．１５．２０，２５．３Ｑｔｎｍ、またはそれ以 上の高さ及び６０．９０．１２０，１５０ｍｍの如き種々の直径にて形成されて 良い。

また底壁が差異を検査する研究のための皿の如く冊１１をその底壁が二個乃至四 個またはそれ以上のセクションに分割された状態にて装造することも可能であり 、また差異をカウントする際の手助けとなるよう格子模様を有するよう皿を形成 することも可能である。更に皿は円形、正方形、長方形の回れであっても良い。

この場合ガスケット１０は皿の形状と同一の形状にて所定の材料シートよりダイ スにより裁断される。

一つの特に好）沓なガスケツ１〜が１ｍ、ｉｌの１氏密度のポリエチレンフィル ムにて被覆された空気に対する透過性が小さく且水分に対する透過性が小さいセ ルロースまたはカラス繊維にて形成された３〜５’ｍ１ｌｌ厚のフィルタベーパ のシー１〜より形成される。実際の制御された条件下に於ける試験に於て、ガス ケット１０は緩慢に成長する微生１勿の成長サイクル内に於て約５０％培養基よ りの蒸発速度を低減し、従って乾燥、ｐＨの低下、周囲の大気よりの汚染などよ り培養基を保護し、これと同時に周囲の大気及び実験空の研究の胞子より保護す るものであることが解った。

本発明の利点としては以下の事項が挙げられる。

１、粒子物質などによる培養物の汚染が最小限に抑えられまたは排除される。実 際の試験に於ては、無菌のフィルタプレート内に分散された無菌の培養基の微生 物による汚染は空温に於ける２週間の培養後に於ても０％であった。

雰囲気や温度の如き条件を同一に設定して培養されたがフィルタを設けられてい なかった一群の皿に於ては、バクテリアや細菌による汚染コロニーが蔓延してい た。

２、第４図に示された皿内の無菌の培養基は３週間の視察期間中には殆ど乾燥し なかったが、ガスケット１０を設けられていない皿内の培１ｘは乾燥によりその 元の大きさの半分以下に収縮していた。

以上に於ては本発明を特定の実施例について詳祖に説明しｔこか、本発明はかか る実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で あることは当業者にとって明らかであろう。例えばコンテナや皿の大きさ、形状 、構造などは変化されて良く、任意の培養基が使用されて良く、本発明の装置は 任意の微生物の培養や若し必要ならば組繊細胞の培養に使用されて良い。

ＦＩＧ、／ ＦＩＧ、４ 国際調査報告・

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）組繊細胞を含む微生物の好気的または嫌気的培養のためのコンテナにして 、底壁と該底壁より上方へ延在し周縁方向に延在する上縁を有する側壁とを有す る皿と、前記皿のためのカバーであって前記皿の前記側壁の上縁に前記皿と前記 カバーとの当接部に於て接触するよう構成された内面を有する頂壁を有するカバ ーと、前記皿と前記カバーとの間に前記当接部に沿って配置されたガスケットで あってオーブンセルの材料のコアと前記ガスケットの少くとも一方の側に前記コ ンテナ内外へガスが移動することを許すがバクテリアや伯の粒子物質が侵入する ことを阻止するサブミクロンの小孔を有する材料の薄膜とを含むガスケットとを 含んでいることを特徴とするコンテナ。
2. （２）少くとも一方の側にサブミクロンの小孔を有する薄膜を有するオーブンセ ルの材料よりなるインナコアを含み、前記薄膜はガスに対する透過性を有するが バクテリアや他の粒子物質に対する不透過性を有するガスケット。