JPS5948084B2 - スライドフアスナ−ストリンガ− - Google Patents
スライドフアスナ−ストリンガ−Info
- Publication number
- JPS5948084B2 JPS5948084B2 JP9103980A JP9103980A JPS5948084B2 JP S5948084 B2 JPS5948084 B2 JP S5948084B2 JP 9103980 A JP9103980 A JP 9103980A JP 9103980 A JP9103980 A JP 9103980A JP S5948084 B2 JPS5948084 B2 JP S5948084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threads
- tooth
- thread
- teeth
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Slide Fasteners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、合成樹脂製の個々の務歯が、ファスナーテー
プの端縁に、該テープ組織によって固定されているスラ
イドファスナーストリンガ−の改良に関するものである
。
プの端縁に、該テープ組織によって固定されているスラ
イドファスナーストリンガ−の改良に関するものである
。
この種のファスナーストリンガ−は、隣接する合成樹脂
製の務歯同士が、該務歯の上下脚部の内側面側に埋め込
まれた連結糸によって一連に連続され、かつこの連結糸
を介して織物組織あるいは経メリヤス組織によってファ
スナーテープの端縁に固定されているのが一般的な構造
である。
製の務歯同士が、該務歯の上下脚部の内側面側に埋め込
まれた連結糸によって一連に連続され、かつこの連結糸
を介して織物組織あるいは経メリヤス組織によってファ
スナーテープの端縁に固定されているのが一般的な構造
である。
しかしこの構造では、務歯の成形時に、その脚部に埋め
込まれた連結糸がファスナーテープ端縁への固定構造の
一部をなすため、スライドファスナーとしての使用の際
、強い横引力等が作用すると、該連結糸が脚部から剥離
する欠点があり、この欠点を防ぐため、上下の脚部の対
向する内側面同士を溶着するとか、あるいは連結糸の一
部を脚部内に深く埋め込む等の手段も採用されているが
、製作工数が多くなったり、均一な品質が得られず十分
な強度も得られない等の欠点があり、満足すべきもので
はなかった。
込まれた連結糸がファスナーテープ端縁への固定構造の
一部をなすため、スライドファスナーとしての使用の際
、強い横引力等が作用すると、該連結糸が脚部から剥離
する欠点があり、この欠点を防ぐため、上下の脚部の対
向する内側面同士を溶着するとか、あるいは連結糸の一
部を脚部内に深く埋め込む等の手段も採用されているが
、製作工数が多くなったり、均一な品質が得られず十分
な強度も得られない等の欠点があり、満足すべきもので
はなかった。
本発明は、特許請求の範囲に記載する構成とすることに
より、前述の連結糸を務歯の固定構造と無関係とし、強
い横引力等が作用しても脚部からの剥離等が生じないよ
うにし、しかも務歯の取付けを強固ならしめることを目
的としている。
より、前述の連結糸を務歯の固定構造と無関係とし、強
い横引力等が作用しても脚部からの剥離等が生じないよ
うにし、しかも務歯の取付けを強固ならしめることを目
的としている。
以下図示例についてその構成を説明する。
第1図ないし第5図は第1の実施例を示しており、合成
樹脂の射出成形によって成形された個々の務歯1は、第
5図に示されるように、務歯列の長さ方向に走通する連
結糸2,3により、一連に連結されている。
樹脂の射出成形によって成形された個々の務歯1は、第
5図に示されるように、務歯列の長さ方向に走通する連
結糸2,3により、一連に連結されている。
務歯1は、第5図に示されるように直杆状に成形された
ものを、第2図、第3図に示されるようU曲成形するも
のであり、前述の連結糸2,3は、上脚部4と下脚部5
の互に対向する内側面6.γ側に浅く埋め込まれている
。
ものを、第2図、第3図に示されるようU曲成形するも
のであり、前述の連結糸2,3は、上脚部4と下脚部5
の互に対向する内側面6.γ側に浅く埋め込まれている
。
また上脚部4の上面8と下脚部5の下面9とには、務歯
列長さ方向に平行に各2条の凹溝10゜11.12,1
3が形成されており、この凹溝のうち凹溝10と12と
は、前述の連結糸2,3より僅かに噛合頭部14寄り位
置に設けられている。
列長さ方向に平行に各2条の凹溝10゜11.12,1
3が形成されており、この凹溝のうち凹溝10と12と
は、前述の連結糸2,3より僅かに噛合頭部14寄り位
置に設けられている。
上述の凹溝10ないし13内には、務歯列長さ方向に連
続する上下の固定糸15,16,17゜18が配置され
ており、第2図および第3図から明らかな通り、各凹溝
10ないし13の深さは、固定糸15ないし18の径よ
り犬とされ、該固定糸が上脚部4の上面8および下脚部
5の下面9から突出しないように意図されている。
続する上下の固定糸15,16,17゜18が配置され
ており、第2図および第3図から明らかな通り、各凹溝
10ないし13の深さは、固定糸15ないし18の径よ
り犬とされ、該固定糸が上脚部4の上面8および下脚部
5の下面9から突出しないように意図されている。
第1図ないし第4図に示される実施例では、ファスナー
テープ19の構成糸中の緯糸20群か務歯1の間21に
緯入れされ、上下の固定糸15ないし18の外側15’
、 16’、 17’、 18’を通り、更に固定糸1
5および17の前面15“、17“と交叉する組織を構
成し、務歯1をファスナーテープ19の端縁22に緊縛
し、固定している。
テープ19の構成糸中の緯糸20群か務歯1の間21に
緯入れされ、上下の固定糸15ないし18の外側15’
、 16’、 17’、 18’を通り、更に固定糸1
5および17の前面15“、17“と交叉する組織を構
成し、務歯1をファスナーテープ19の端縁22に緊縛
し、固定している。
図中符号23は、ファスナーテープ19の端縁22と務
歯1の上下脚端との間に介装された添糸条である。
歯1の上下脚端との間に介装された添糸条である。
以上説明した第1の実施例では、第3図、第4図から明
らかなごとく、務歯1は、固定糸15゜17.16,1
8と緯糸20とのなす組織により強く緊縛され、上脚部
4と下脚部5との内側面6゜7の脚端寄りの部分6/、
7/とは互に上下方向から強く密接させられると共に、
ファスナーテープ19の端縁22方向に強く引かれて該
端縁22に固定される。
らかなごとく、務歯1は、固定糸15゜17.16,1
8と緯糸20とのなす組織により強く緊縛され、上脚部
4と下脚部5との内側面6゜7の脚端寄りの部分6/、
7/とは互に上下方向から強く密接させられると共に、
ファスナーテープ19の端縁22方向に強く引かれて該
端縁22に固定される。
しかも、この緯糸20による緊縛、固定のための張力あ
るいは該緯糸20を介して作用する横引力は、務歯列長
さ方向に走通し、連結糸2,3より噛合頭部14寄りに
位置する固定糸15.17により担持されるので、連結
糸2,3が上脚部4、下脚部5から剥離させられるよう
な外力の作用を全く受けることがなくなるものである。
るいは該緯糸20を介して作用する横引力は、務歯列長
さ方向に走通し、連結糸2,3より噛合頭部14寄りに
位置する固定糸15.17により担持されるので、連結
糸2,3が上脚部4、下脚部5から剥離させられるよう
な外力の作用を全く受けることがなくなるものである。
上述のごとく、第1の実施例では、務歯1の噛合頭部1
4寄りに配置した固定糸’15,17により緯糸20を
介して作用する張力を担持し、該張力が連結糸2,3に
直接作用しないように構成されているが、第6図に示す
実施例では、第2図、第3図において符号24で示され
る上下脚部間の空所に相当する空所25に楔状に喰い込
む芯紐26を配置し、固定糸27.2Bと芯紐26とに
より、緯糸29を介して作用する張力を担持し、該張力
が連結糸30.31に作用しないようにしたものである
。
4寄りに配置した固定糸’15,17により緯糸20を
介して作用する張力を担持し、該張力が連結糸2,3に
直接作用しないように構成されているが、第6図に示す
実施例では、第2図、第3図において符号24で示され
る上下脚部間の空所に相当する空所25に楔状に喰い込
む芯紐26を配置し、固定糸27.2Bと芯紐26とに
より、緯糸29を介して作用する張力を担持し、該張力
が連結糸30.31に作用しないようにしたものである
。
この実施例では芯紐26を配置したこと以外は、先に説
明した第1の実施例と全く同一の構成である。
明した第1の実施例と全く同一の構成である。
第7図は、第6図に示される実施例における固定糸27
.28を省略したものに相描する実施例であって、務歯
32の上脚部33と下脚部34とには、脚端寄り位置に
凹溝35,36が凹設されているのみで、噛合頭部37
寄り位置には凹溝が設けられず、代りに、上脚部33と
下脚部34の脚間の空所38内において、連結糸39.
40より噛合頭部37側に寄った位置に太い芯紐41を
配置し、緯糸42をこれに交叉させたとき、該芯紐41
が空所38内に楔状に喰い込んで緯糸42を支承し、該
緯糸42を介して作用する張力を担持するようにしたも
ので、緯糸42を介して作用する張力が、連結糸39.
40に作用しないように意図されたものである。
.28を省略したものに相描する実施例であって、務歯
32の上脚部33と下脚部34とには、脚端寄り位置に
凹溝35,36が凹設されているのみで、噛合頭部37
寄り位置には凹溝が設けられず、代りに、上脚部33と
下脚部34の脚間の空所38内において、連結糸39.
40より噛合頭部37側に寄った位置に太い芯紐41を
配置し、緯糸42をこれに交叉させたとき、該芯紐41
が空所38内に楔状に喰い込んで緯糸42を支承し、該
緯糸42を介して作用する張力を担持するようにしたも
ので、緯糸42を介して作用する張力が、連結糸39.
40に作用しないように意図されたものである。
本発明は、以上説明した構成、作用のものであって、隣
接する務歯同士を連結する連結糸を、務歯をファスナー
テープに固定する組織と全く無関係とし、該固定を、上
脚部の上面と下脚部の下面とに形成された凹溝内に配置
した上下の固定糸と、連結糸より噛合頭部寄り位置の務
歯部分に配置され、務歯列長さ方向に走通ずる糸条と、
緯糸との交叉する組織で実現しているので、緯糸を介し
て作用する横引力等に基づく張力が連結糸に作用するの
を完全に防止でき、務歯と連結糸との剥離を防止できる
効果を奏する。
接する務歯同士を連結する連結糸を、務歯をファスナー
テープに固定する組織と全く無関係とし、該固定を、上
脚部の上面と下脚部の下面とに形成された凹溝内に配置
した上下の固定糸と、連結糸より噛合頭部寄り位置の務
歯部分に配置され、務歯列長さ方向に走通ずる糸条と、
緯糸との交叉する組織で実現しているので、緯糸を介し
て作用する横引力等に基づく張力が連結糸に作用するの
を完全に防止でき、務歯と連結糸との剥離を防止できる
効果を奏する。
また務歯の固定が、上下脚部の上下両面に配置された固
定糸と、務歯の噛合頭部寄り位置に配置され、務歯列長
さ方向に走通ずる糸条と緯糸との交叉組織によって行な
われているので、務歯の上脚部と下脚部とは、互に対向
する内側に向って緊縛され、またファスナーテープの端
縁に向っても緊縛されるので、務歯の取付けが強固とな
る効果をも奏する。
定糸と、務歯の噛合頭部寄り位置に配置され、務歯列長
さ方向に走通ずる糸条と緯糸との交叉組織によって行な
われているので、務歯の上脚部と下脚部とは、互に対向
する内側に向って緊縛され、またファスナーテープの端
縁に向っても緊縛されるので、務歯の取付けが強固とな
る効果をも奏する。
更には、固定糸が上脚部の上面と下脚部の下面とに凹設
された凹溝内に配置されているので、スライダーの摺動
等によって固定糸が摩損するのを防止しうる効果も有し
ている。
された凹溝内に配置されているので、スライダーの摺動
等によって固定糸が摩損するのを防止しうる効果も有し
ている。
第1図は実施の1例の一部分の拡大平面図、第2図は第
1図中■−■線断面図、第3図は第1図中III−II
I線断面図、第4図は第1図中ff−IV線におけるや
メ縮尺された断面図、第5図は射出成形直後の務歯列の
拡大平面図、第6図は別の実施例の第3図と同一位置に
おける拡大断面図、第7図は更に異なる実施例の第3図
と同一位置における拡大断面図である。 1・・・・・・務歯、2,3・・・・・・連結糸、4・
・・・・・上脚部、5・・・・・・下脚部、6,7・・
・・・・内側面、8・・・・・・上脚部の上面、9・・
・・・・下脚部の下面、10〜13・・・・・・凹溝、
14・・・・・・噛合頭部、15〜18・・・・・・固
定糸、15′〜18′・・・・・・固定糸の外側、19
・・・・・・ファスナーテープ、20・・・・・・緯糸
。
1図中■−■線断面図、第3図は第1図中III−II
I線断面図、第4図は第1図中ff−IV線におけるや
メ縮尺された断面図、第5図は射出成形直後の務歯列の
拡大平面図、第6図は別の実施例の第3図と同一位置に
おける拡大断面図、第7図は更に異なる実施例の第3図
と同一位置における拡大断面図である。 1・・・・・・務歯、2,3・・・・・・連結糸、4・
・・・・・上脚部、5・・・・・・下脚部、6,7・・
・・・・内側面、8・・・・・・上脚部の上面、9・・
・・・・下脚部の下面、10〜13・・・・・・凹溝、
14・・・・・・噛合頭部、15〜18・・・・・・固
定糸、15′〜18′・・・・・・固定糸の外側、19
・・・・・・ファスナーテープ、20・・・・・・緯糸
。
Claims (1)
- 1 務歯列長さ方向に走通し、かつ務歯の上脚部と下脚
部とが互に対向する内側面側に埋め込まれた連結糸によ
り、隣接する務歯の上胸部同士および下脚部同士が連結
されており、また上脚部の上面と、下脚部の下面とには
、務歯列長さ方向に平行に凹溝が形成され、該凹溝内に
は、務歯列長さ方向に連続する上下の固定糸が配置され
ていると共に、ファスナーテープから延び務歯間に緯入
れされた緯糸は、前記上下の固定糸の外側を通り、かつ
連結糸より噛合頭部寄り位置の務歯部分に配置され、務
歯列長さ方向に走通ずる糸条と交叉する組織をなして務
歯をファスナーテープの端縁に固定していることを特徴
とするスライドファスナーストリンガ−0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9103980A JPS5948084B2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | スライドフアスナ−ストリンガ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9103980A JPS5948084B2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | スライドフアスナ−ストリンガ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5717601A JPS5717601A (en) | 1982-01-29 |
JPS5948084B2 true JPS5948084B2 (ja) | 1984-11-24 |
Family
ID=14015353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9103980A Expired JPS5948084B2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | スライドフアスナ−ストリンガ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948084B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210122672A (ko) | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 주식회사 히타치하이테크 | 하전 입자선 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60128805A (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 電動車の始動制御装置 |
-
1980
- 1980-07-03 JP JP9103980A patent/JPS5948084B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210122672A (ko) | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 주식회사 히타치하이테크 | 하전 입자선 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5717601A (en) | 1982-01-29 |
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