JPS5947276B2 - エレクトロクロミツク表示装置を用いた時計 - Google Patents

エレクトロクロミツク表示装置を用いた時計

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JPS5947276B2
JPS5947276B2 JP1627478A JP1627478A JPS5947276B2 JP S5947276 B2 JPS5947276 B2 JP S5947276B2 JP 1627478 A JP1627478 A JP 1627478A JP 1627478 A JP1627478 A JP 1627478A JP S5947276 B2 JPS5947276 B2 JP S5947276B2
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耕三 矢野
宏 中内
久 上出
富夫 和田
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は少なくとも一方が透明な2枚の基板と、該基板
の互いに対向する面上に設けた少なくとも一方は透明な
電極と、該電極に接触した状態で電圧もしくは電流によ
り可逆的に光吸収特性の変化、する物質(いわゆるエレ
クトロクロミック物質、以下EC物質と略す。
)からなる表示装置(いわゆるエレクトロクロミックデ
ィスプレイ、以下ECDと略す)を用いた電子式時計に
関するものである。本発明に用いられるECi)には溶
液中のEC物質に電気化学的、酸化還元反応を行なわせ
、反応物質を電極面上に沈着させるもの、あるいは電極
上に設けられた固体のEC物質に反応を行なわせるもの
等がある。
前者のりリとしては、EC物質としてヘプチルビオロゲ
ンジプロマイ ドを用い、これを支持電解質としての臭
化カリウムと共に水を溶解したものを用いる糸がある。
(C、J、Shoot、et、al−Appl。phy
s、Lett″ 23.64(1973))この系を利
用したECDセルの構造の1例を第1図に示す。図中1
は基板、2は表示電極、3は対向電極、4は参照電極、
5はスペーサー、6はEC物質の溶液である。
この系では表示電極をある一定の電位よりも負の適当な
電位に保つて次のような反応を行なわせ、赤紫色の着色
層を得る。A2+ +e−:A十 (無色) + A +X :AX↓ (赤紫色) この状態て俵示電極を駆動回路から電気的に切り離して
おけI!着色層は数時間乃至数日間保持される。
一刀前記着色状態の表示電極を前記一定電位よりも一定
値以上正の電位に保つと逆方向の反応が起り、着色層は
消去される。後者の例としては、WO3をはしめとする
遷移金属酸化物の膜を電解液と共に用いる系がある。
(B.W.Faughnan,.et.al.゛RCA
Review″ユ止.177(1975))この糸を利
用したECDセルの構造の1例を第2図に示す。
図に於て、TはEC物質膜、8は電解液である。他は同
じである。この系の電位に対する挙動は前述の例と同様
でぁり、青色の着色が得られる。
着色機構は次のように説明されている。WO3は真空蒸
着もしくはスパッタ一によつて得られる無定形のものが
適している。
膜厚は1μm前後が適当である。第1図、第2図に於る
参照電極4は表示電極2の電位を検出する為の電極で参
照電極と表示電極との電位差が−定幅になるように第3
図のような回糸で,駆動する。
書込信号は端子αより加えられ表示電流は対向電極3か
ら流す。消去信号は端子βより加えられ、消去電流は表
示電極より流れるメモリー信号は端子Υに加えられ対向
電極をオープンにする。あるいは表示電極と対向電極と
の間に直接,駆動電圧を挿入し、端子δに印加される書
込信号でトランジスタDをオンオフ制御し、端子εに印
加される消去信号でトランジスタEをオンオフ制御する
。(第4図参照)ECDセルを各種の機器に組み込む場
合は12枚の基板、各電極を共に透明な材料で購成し背
景に反射板9を置く(第5図参照)。
透明基板、透明電極としてはそれぞれガラス、プラスチ
ックおよびIn2O3、TiO2、Au等の薄膜が使用
できる。2 後側の基板上に不活性金属(例えばAu.
Pt.Pd)の表示電極2を設け、前面測の透明基板上
に透明な対向電極3及び必要に応じて参照電極4を設け
る(第6図参照)。
3 透明な前面基板上に透明な表示電極を設け、セル中
に多孔質の光反射物質層(例えば瀘紙やセラミック)を
設けるか、あるいは電解液中10に適当な色の化学的に
安定な顔料(例えば白色のものとして、TiO2、Ba
sO4)を分散させる(第T図参照)〇が考えられる。
2,3の方法によれば、光源からの元が2回着色層を通
り、目に入るので、同じ着色物質の量ではよいコントラ
スト比が得られる。
そしてECDは次の特徴をもつ。(1)視角力徘常に広
い。
(2) コントラストが良好で視角に依らない。
(3)低電圧で駆動できる好 (数ボルト以T)(4)
電圧を除去した後も数時間乃至数日、着色状態が持絖す
る。(メモリー作用){5)着色濃度は流1−た電荷量
によつて一義的に決まり、消費エネルギーは表示面槓及
び着色−消色のサイクル数に比例する。
以上のような特徴を持つECDはその低電圧駆動特性を
活かした、電池駆動による携帯用電子機器の表示装置へ
の応用に注目されている。
さて、本発明はECD(D特徴の中でも特にそのメモリ
ー効果を積極的に利用し、駆動に要する平均電力の低減
を目指すものである。
更に本発明は秒表示を可能にする駆動方法を提供するも
のである。以Tその妥当性を前述のWO3を利用したE
CDを例にとつて述べるが必ずしもこれに限定されるも
のではない。ところで、現在電子式腕時計用(−’−)
電源としてはボタン型の水銀電池、酸化銀電池、あるい
はリチウム電池が用いられている。
そこでその代表例を表1に示す。ここでWO3{CDの
駆動電圧は2Vであり、なお、電流値も最大60〜70
mA/Cdのピーク値を持つているので、効率よく昇圧
回路を構成する事は不可能であると考えられる。
このために水銀あるいは酸化銀電池は2ケ直列に使用す
る必要がある。この事を考慮して表1にあげた例の電池
の直径は水銀と酸化銀電池の場合は11.6mmφであ
る。電子式腕時計の電池の交換時期を1年間最高1度で
あると仮定し、許容電流値をもとめる。
WO3−ECDは書込及び消去の動作を行う事によりエ
ネルギーを消費するから電流は間歇的に消費される事に
なるがそれを1秒間あたりに平均して流れるものとして
計算する。電池として酸化銀市池(UCC−.36.3
57)を用いると、1秒間平均21.7μAの電流まで
許容できる事になる。以下この値をMAA・357と称
する。さてここで本発明に用いられるWO3−ECDの
己流光学諸特性を表2に示す。
表2で示したデータは、我々が試作したECDセルの基
本特注であり、実用化されたものでは無い。
しかしながら上記諸特性に関しては、実用のものもほぼ
変化ないものと考えられる。現在市販されている液晶表
示の電子時計の表示文字の大きさは例えばオリニント時
計製LCクウオーツは縦4.2wm、横2.7rwL1
セグメント幅0.6聰であり、1デイジツトの表示体は
日の字型の7セグメント構造であり、1セグメント当り
の面積はほぼ0.01cdであり、ほとんどの会社の表
示がほぼ同じ大きさであるから、この文字サイズを用い
て以下にECD表示の電子時計を考える。
第8図に示した日の字型7セグメントのパターンを用い
て、0〜9の数字を表示する場合に、1数字につき平均
5セグメントを使用するので1桁の書込一消去のサイク
ルにつき、07mCの電荷量が必要になる。ここでこの
パターンで秒表示を行うと1秒間あたりの平均電流は0
.7mAという事になる。先程示したように酸化銀電池
(UCC−滝357)を用いた場合の最大許容電流MA
A357は、21.7μAであるから、32.3倍の電
流が秒表示の1位の桁のみの表示で消費される事になる
。そこで本発明はECD特有のメモリー特性(着色状態
が無消費電力で維持できる。
)を活用(一て消費電力の低減を図るものである。上に
述べたものは、表示をあらためる場合、現在表示にある
数字を全部消去してあらためて新数字を表示する場合で
ある。
本発明は電子時計に関するものであるから、数字の移り
変わりは予測できる。そこで表示をあらためる場合に、
その時点で表示してある数字のセグメントのうら次の表
示に利用できるものは、メモリー特性を利用して、保持
しておき次の表示に利用する方法である(本件発明者等
による特願昭50−152354(「表示装置の駆動方
法」)例えば第8図のセグメント配置の例に於いて、「
2」を表示している状態(A,b,g,e,dの各セグ
メントが着色ノから「3」を表示する状態(A,b,c
,d,gの各セグメントが着色)に書き換える場合、e
セグメントのみ消去し、cセグメントを書込み、他のA
,b,d,gの各セグメントはメモリー特性を利用する
次にこの方法における具体的実施方法を以下に述べる。
第9図における信号a−gは0〜9の数字に対応するT
セグメントの着消色状態を矩形波で示す。ここで矩杉波
の・・イで示され゜期間は対応しているセグメントが着
色している事を意味し、ロウで示される期間は、同様に
対応しているセグメントが消色している事を意味する。
また信号a −GCCは第9図におけるセグメントスウ
イッチ、例えばC −MOsァナログスウイッチで実現
した場合の、該スウイッチリコントロール信号であり、
先程述べた場合と同様矩形波において、ハイの場合には
セグメントスウイッチを0N,ロウの場合には0FFに
する。
さらに第9図に於いて、或るセグメントが消色状態から
着色状態へと変化する場合と、逆に着色状態から消色状
態へと変化する場合に於いて、タイミングをずらしてあ
るが、この事はSWOに依る印加電圧極性切り換に同期
させるためである。なおA。〜Gcにおけるコントロー
ル信号の波形は、順序回路により簡単に実現し得る事は
自明である。以下この方法を部分消去法と称する。
該部分消去法を用いて時計における秒表示を行つた場合
の消費電荷量を求める。第9図より解るとおり数字がo
から9を,経過してoに帰える10秒間に30ケのコン
トロール信号が必要である。すなわち30セグメントを
書込あるいは消去を行う事になる。−方前述の方法であ
れば、50セグメントを書込及び消去を行う事になる。
すなわち消費電荷量が70%低減され、平均消費電流が
0.21mAにまで低下する。
しかしながら、まだ先述のMAA357に対し10倍程
度の平均電流でd−8)の電池で葡侍間駆動する事はで
き\ない。
ところが、民生用の電子時計において、通常は時、分の
表示だけで充分であり、秒表示は特殊な場合、例えば動
作の確認、簡単な測定(脈拍:ラップタイム等)、調時
の際等に例外的に使用されるにすぎず、常時秒表示は必
要ないと考えられる。
そこで時分表示のみの場合の消費電力を前述のMAA3
57と比較する。前.ホの部分消去法であれば、メモリ
ー特性の為10分間に先程と同様2.1mC/桁のエネ
ルギーのみで良い事になる。すなわち600秒間で2.
hnC/桁であるから3.5μAの1秒間当りの平均消
費電流という事になる。これは分表示の1位の桁のみで
あり、10位の桁ではその1/10で時間の位の桁では
その−L一で時間の10位ではその6。100となり、
これを全部加えると3.9μA程度となる。
メモリー時間が無限大と1.て話を進めたが、通常1時
間程度経過すると隣接するセグメントが、書込まれたば
かりであると 〜34程度の反射率の差が生じてくる。
この差は目祝で確認できるため1時間に1回程度リフレ
ッシユ(全セグメントを消去し、新たに書き込む)する
必要がある。この消費電力は平均5セグメント3桁を1
時間に1回書込み一消去する。よつて0.15cwiを
1時間に1度0N−0FFする事になる。この消費電流
は2.1mC電荷量が1時間に必要なのであるから1秒
間平均0.58μAである。だから4桁の表示で時分の
変示を行い、1時間に1回リフレツシユすればその時表
示部で消費される電流は4.5μAと見積もられる。こ
こまでは表示部のみによる消費電流を考えてきたが、電
子時計には他に論理回路部と表示部の駆動回路による消
費電流も考慮する必要がある。
この回路部は1チツプLSI(集積回路)により構成で
きる事は知られている。ECDを表示部に用いる電子時
計用のLSIは市販されていないが該回部をC−MOS
ICあるいは工2L−ICにて構成できる事は自明であ
る。これらのLSIの消費電流は3μA程度と見積もら
れる。以上を考え合わせると、ECDを表示素子とする
時、分表示の基本型電子時計の全消費電流は1秒間平均
7.5μAという事になる。
先述した酸化銀電池(UCC−慮357)2個使用した
場合最底1年間連続して流す事のできる電流MAA35
7は21.7μAであつたので14.2μAの電流をま
だ流せる事になる。そこでこの余剰の電流容量を用いて
、このECD表示電子時計に種々の機能を付加できる。
現在市販の時計の多くの比率のものが秒針付であり消費
者は秒針付に慣れている。
しかしながら通常の秒における表示は、該時計の動作の
確認、あるいは調時、特殊な機会における測定(ストッ
プウオッチ機能)等に限定され、通常は秒表示あるいは
秒動作は必要ないと考えられる。そこで本発明において
は、動作の確認は10秒〜15秒毎の点滅で行い、手動
スウイッチにより所望の機会期間のみ秒表示を行うもの
である。一般に用いられている腕時計の表示パターンを
第10図に示すが、この第10図において16なるドッ
ト2ケ(計0.01cd)を毎秒点滅させると140μ
A1秒当りの平均電流を要する。
そこでこのドットはリフレッシュ信号と同時に0N、0
FFさせ常時点灯させておく。この時の1秒平均の消費
電流は、0.04μAである。
そこで本発明は第10図において、曜日表示を行うため
に備えている12に示した三角形のドット(0.004
3cd)を10秒毎に0N、0FFし通常秒動作を表示
する。
この時の秒平均の消費電流は6μAである。さらにこの
点滅の位置により、第10図のごとくに曜日を前面基板
に印刷しておき曜日を表示する。ECDの寿命はその点
滅回数に依存し、現在開発中のECDの寿命は1000
万回程度である。
1秒単位を表示するため、1秒着色−1秒消色の駆動を
する場合、1日の点滅回数nはn=30(回/分X6O
(分/時間) X24(時間)=43200(回/日) である。
ECDが1000万回の繰返し寿命であるとすると、寿
命は10000000(回)÷43200(回/日)E
23l(日)となる。
しかし、本発明は秒単位の表示を7個の曜日表示体12
を用い、該当曜日の表示体のみを点滅させるから、秒単
位の表示を7ケ所で分散させて行うこととなり、寿命は
7倍になる。
従つて、231(日)X7=1617(日)=4.4年
となり、腕時計の寿命に近づき、ECDを腕時計の秒単
位表示体として実用に供することが可能となる。そして
これは、同時に曜表示のリフレッシユを実質的に行なう
ことになり、曜表示部で色むらをなくす。さらに手動ス
ィッチにより、第10図において14に示す2っのデイ
ジットで秒表示を行う。このデイジットの大きさは例え
ば縦3.2Trm1横2.1Trrm1幅0.5聴程度
で時分表示のものより小さいものを用いる。これの面積
は0.006(Cd/Segment)であるから1位
の桁で22.7μAlO位の桁で2.3μA(前に述べ
た部分消去法を用いる)で計25μAである。これを1
回当り1分間、1日平均10回用いるとすると、1秒当
りの平均電流は0.17μAである。この2桁の表示は
、通常は日付を表示しており、腕時計の外側の龍頭型ス
イッチによつて秒表示に切換えられる。そして15に示
す2桁のデイジットで月を表示する。この月、日の表示
においては、1時間に1回のリフレツシユの時のみの電
流を考慮すればいい。平均5セグメント3桁を1時間に
1回0N−0FFする。よつて0.09cr!Lを1時
間に1回0N.0FFする。この1秒当りの消費電流は
1.26mCの電荷量が1時間に1回必要なのであるか
ら1秒間平均0.35μAである。これで月日の表示が
できる。ここで用いたECD表示素子は液晶表示素子と
同様受光素子であるため夜間等周囲光が暗い時には表示
が確認できないという欠点は、補助照明手段を用いるこ
とにより解消できる。この照明刀法は第7図に示すごと
くECDセルを構成している透明基板の端面に対向して
設けた白熱ランプ11の照明光を入射させる。この照明
ランプ11の0N−0FFは、時計の外側に設けた龍頭
型スイッチ(図示しない)にて行う。白熱電球として例
えば日電バリアン社製ミクロンランプタイプB(定格電
圧1.55V電流6〜8mA光束4〜51m)を用いれ
ば、秒当りの平均消費電流は実灯時が8mAであるから
1回2秒間、1日10回とすれば1.9μAとなる。以
上述べてきた如く、第10図のパターンを用い常時、時
、分、月、日、曜日、を表示し10秒毎にドットが点滅
し、あるいは秒単位で曜日表示体12が点滅して秒表示
を行い、手動スウイッチにより秒の表示(これは調時、
あるいはストツブウオッチとして使用する)、又は夜間
あるいは暗い周囲下に補助照明を行うように構成した、
本発明のECD表示時計の1秒当りの全平均消費電流は
、16.0μAである。
前述したとおり酸化銀電池(UCC−.7$6357)
を用いると1年間にわたつて1秒平均21.7μAの電
流を流す事ができる。従って、本発明の例として用いた
ECD表示電子時計は1年と4力月動作できる事になる
。第11図に、表2に示したECDの駆動時の電流一時
間特性を示す。
第11図より解るとうりECDは、特に消去時に最大1
cd当り60〜70mA程度の電流が流れる。第10図
に示す全セグメント書込時にリフレツシユ信号がはいる
と最大0.4cri,が0N−0FFされる事になるの
で、最大24〜28mAの電流が流れる事になる。
ところが表1にあげた電子時計用電池において、例えば
H−C、(松下電器製・水銀電池)においては、許容最
大電流は5mAであり、他のものについて止確なデータ
は無いがほぼこの程度である。だから最大0.07〜0
.08一が同時に消去できるだけであり、全セグメント
を0FFすれば電池の内部抵抗の為に規定の電圧がとれ
ず誤動作の原因となる。そこでかかる欠点を解決するた
めに、0.07cd以Tを1単位としてリフレッシユ信
号を入れる。すなわち6桁の表示のうち1桁ずつリフレ
ッシユ信号を入れる事により全回路を流れる電流を最大
、5mA以下にする。以上の考案により、初めてECD
表示の電子時計が可能になり効果は大である。以下に具
体的実施例をあげる。
<実施例−1> 市販のソーダガラス製の基板上に透明導電膜としてIn
2O3、EC物質としてWO3を電子ビーム蒸着法によ
り、それぞれ3000A、5000Aの厚さに順次蒸着
した。
次にフオトエッチング法により表示電極のパターンニン
,グを行なつた。(第8図、第10図を参照)$用した
フオトレジストはAZ−119A、現像液AZ3O3A
(以上Shipley社製)であり、WO3のエツチン
グはフオトレジストの現像液で現像と同時に行ない、I
n2O3のエツチングはFeCl3−HCl混合液(4
2’ Be−FeCl3水溶液2部、12N・HCI水
溶液1部)で行なつた。表示に不要な電極リード゜部は
エポキシ樹脂(R−2401/HC−11.ソマール工
業製)で被覆した。対向電極にはガラ又基板上に塗布し
た黒鉛ペースト(エプリオーム#30日本黒鉛製)を使
用した。厚さ1rvnのガラス製スペーサーを介して前
記2種の基板を貼合せて第2図のようなECDセルを構
成した。電解液としてΥ・ブチロラクトンにLiClO
4を1.0m01/ l の割合で溶解した電解液10
0及びそれに白色の背景を与えるTiO2(石原産業製
タイベークCR・ 50)20V01%になるごとく混
合、練り合せてペースト状にしたものを前記ECDセル
に注入した。このECDセルを第3図に示す定電位駆動
回路で、In2O3の参照電極に対して表示電極を0.
8〜0.0V負の電位に保てば200msec以内にコ
ントラスト比5:1以上の良好な表示が得られる。ここ
でのコントラスト比とは着色状態と非着色状態との59
0nmの単色元の反射率の比である。この時に流れた電
荷量は表示電極面積1crA当り7mCであつた。また
参照電極と表示電極との電位差を逆転すると同程度の時
間内にもとの非着色状態に復帰した。また第4図に示す
駆動力法で表示電極2と対向電極3の間に±2.0〜
2.5Vの電圧を印加しても同等の結果が得られた。
上記ECDセルを電子時計として前述の部分消去方式に
より駆動(一た。
第12図に本発明を実施した場合のブロックダイアグラ
ムの一例を示す。
第12図に於いて各々の記号で示されたプロックは次の
ことを示す。イはタイムベースを含む秒カウンターを示
し、その出力は1秒周期、デユーテイ1/2である。口
は10進のカウンターで10秒カウンターである。ハは
10秒カウンター口の出力の1つであり曜日表示を10
秒毎に点滅させる信号である。二は口の出力を入力とす
る6進カウンターで分カウンターである。この出力が1
分周期である。ホは60進のカウンターよりなる10分
カウンターであり、その出力ば分″表示信号である。へ
は12進カウンターよりなる時カウンターであり、その
出力ば時″表示信号である。卜は2進カウンターであり
、その出力周期は24時間となる。チは7進カウンター
であり、その出力は曜日表示信号でぁる。リは1ケ月の
周期を持つ信号を出力とするカウンターであり、その出
力ば日付″表示信号である。ヌは12進カウンターであ
り、その出力ば月″表示信号である。ル,オ,ワ,力,
ソ,ッは各々のカウンター出力をそれに対応するセグメ
ントスイッチの制御信号に変換する交換器である。変換
器オ,ワ,力,ソ,ツの端子Refはリフレッシユ信号
入力を受ける。リフレッシユ信号は10分カウンターホ
の出力から導かれており、即ち1時間毎に1回入つてく
る。ただし、変換器ワにおいては、曜日表示を10秒毎
に点滅させる信号ハを端子Refに入れて、これをリフ
レッシユ信号にも兼用している。リフレッシユの方法の
一例としては、着・消色に拘らず一度総てのセグメント
に消色電圧を加え、その後に着色させるべきセグメント
を改めて着色させる。という方法が考えられる。ネはリ
フレッシユ信号を同時に入れない、という本発明(スタ
ガ・リブ′ツシユメント、TheSしAggeredr
efreshment)を実現するためのプロックであ
り、このプロツクにより力9ソ,ツにはオのリフレツシ
川時とは時期的にずれた時点で、また力,ソ,ツ各々の
リフレッシユも時期的にずらせて行なう。
ヨは10進カウンター。夕は10進カウンター。ヨ,夕
の二つにより99秒までのストップウオッチ用のカウン
ターを構成する。ムは第10図の14で示した2デイジ
ットの表示信号の選択信号であり、選択される3つの信
号は前述の説明の如く、リの日付信号、口,ハの秒表示
信号、ヨ,夕のストップウオッチ信号である。ソ,ツは
レの出力を第10図の2デイジット14のセグメントス
イツチの制御信号に変換する変換器である。ナはアンド
・ゲート。ラはストノプ・ウオツチ機能を開始及び終了
させるための信号ラ仁ンであり、この信号は手動ス・イ
ッチにより行なつてもよい。この信号がハイのとき1秒
周期の信号がヨへ送り込まれる。ムは第10図の2デイ
ジット14の表示信号を選択するための信号ラインであ
り、例えば1つのスイッチによりムがハイになる毎に表
示する信号を変えて行くようにすることが考えられる。
この方法に依れば4つ目のパルスでもとの表示になる。
ウは0.5秒毎に印加電圧極性を反転させるためのイン
バータ。ヰはランプを一定時間点灯させるためのワン・
シヨット・マルチ。ノはヰを動作させるためのトリガ・
スウイッチ。Sはセグメント電極、Iは各セグメントに
直列に接続されているアナログスイッチ。A−Fは各々
対応する変換器からの制御信号を受けるアナコグスイッ
チIの制御端子群である。なお制御信号はウのインバー
タの反転と同期させてセグメントの着・消色を行なうこ
とはもちろんである。ここで、エレクトロクロミック表
示素子を用いた携帯用電子式デイジタルウオッチの利点
及び特徴をLED表示(発光ダイオード)あるいはLC
D表示(液晶)の腕時計と対応させて述べ、本発明の効
果の説明とする。
現在市販のLED表示腕時計は、LED表示素子の消費
電力が比較的大であり、常時表示を行う事ができないと
いう欠点を、手動スウイッチにより所望の機会のみ表示
を行う事により補助しているが、かかる解決法は、時刻
を認識したい機会において常に両方の手が自由でなけれ
ばならないという制約が一般的に満足せられるという前
提により成立しているが、この前提は人間工学的に考え
て無理があると考えられ、さらにLED表示は、能動型
であるため明るい環境、例えば太陽の下においてはほと
んど認識できないという欠点を有している以一ヒの事を
考え合わせるとLED表示腕時計の将来に渡つた市場性
は非常に乏しいと考えられる。
一方、低消費電力の面で最後の表示素子とまで称せられ
ているLCD(T−N液晶表示素子)を表示素子とする
腕時計は、消費電力の面で、現在市販のボタン型電池を
用いて十全に常時表示が可能であるが、偏光板を用いな
ければならないという構造上の問題より、表示に使う有
効光量が少く、この事により表示が暗くなるという欠点
あるいは、理論的に表示視野角が狭いという欠点を有し
ている。いいかえれば表示品位が悪いといつたフアッノ
シヨンの一部として語られている腕時計用の表示として
は致命的なる弱点を有している。本発明に因るECD表
示素子は、表示品位が悪いといつたかかる液晶表示素子
の弱点を総べて解決するもので、前述した通り原理的に
、人間が慣れ親しんだ吸収型の表示であるため、非常に
良い表示品位を提供する。
ところが、該表示素子は消費電力が比較的高く(しかし
LEDと比すと数段低消費電力ではあるが)、携帯用腕
時計用の表示素子として、該時計に要求される秒表示を
行うときの寿命あるいは暗い雰囲気での認識といつた問
題を有している.本発明は、かかる問題゛を総べて解決
するもので秒表示を行いかつ暗い雰囲気での認識をも可
能にしたECD表示腕時計の提供を可能にし、又実際に
ECDを腕時計用表示素子として用いる場合の問題点も
併せ解決するもので効果は大である。
最後に唐い雰囲気での認識に関してもLCDに比し原理
的にECDは認識度が高く、機械式時計のそれと同等か
あるいはそれ以上である事を付記しておくお
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は異なるタイプのECDセルの構造の断
面図、第3図、第4図はECDの駆動回路図、第5図乃
至第T図はECDの観測モードを示す断面図、第8図は
日の字型セグメントの例の平面図、第9図はECDセル
の照明法の一例を示す断面図、第10図は本発明の一実
施例の腕時計の表示パターンを示す平面図、第11図は
時間と電流密度の関係を示す図、第12図は本発明の一
実施例の駆動回路図である。 12:三角ドット(曜日表示体)、13:時分表示体、
14:日又は秒表示体、15:月表示体、16:ドット
、1?:曜日表示。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エレクトロクロミック表示装置を表示体とする時計
    において、時、分を表示するエレクトロクロミックより
    なる時分表示装置と、各曜日毎に備えられた7個のエレ
    クトロクロミックよりなる曜日表示装置と、適当な秒数
    間隔で上記表示装置を点滅させるための信号と、上記曜
    日表示体の中、該当曜日表示体を上記信号で点滅させて
    秒単位と曜日を表示させる回路手段と、からなることを
    特徴とするエレクトロクロミック表示装置を用いた時計
JP1627478A 1978-02-14 1978-02-14 エレクトロクロミツク表示装置を用いた時計 Expired JPS5947276B2 (ja)

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