JPS594687Y2 - ネット張り具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は卓球のネットを張る時に使用するネット張り具
に関するものである。

従来のネットは、固定されたポールにネットを取り付け
、該ポールに卓球台板にネジ等により固定していた。

このため、ポールが左右に振れたり又ネジ１〜が、緩く
なった場合、その都度ネジを締めかえなければならず、
非常に面倒であった。

本考案は一度卓球台板にポール台を取り付ければ、その
後は簡単な操作により、ネットの緩みを矯正することが
できるよう改良したものである。

以下、本考案を実施例の図面に基づき説明すると、卓球
台板１に取り付けるポール台２とポール３を立設せるス
ライドアーム４を別体とし、前記ポール台２に溝５を設
け、該溝５にスライドアーム４を嵌合させ摺動自在とな
し、ポール３を該溝５より外方に引き出すことにより、
ネット６を水平に保持させるものである。

ポール台２は、固定アーム７の止めネジ８により卓球台
板１に締付は固定する。

該固定アーム７の垂直部にはポール３の振れを防止する
振止めバー９を取り付ける。

当該振止めバー９は台板１の端面に接触させ、振れを防
止する。

当該ポール台２にはポール３が立設したスライドアーム
４が嵌合摺動する溝５を設ける。

当該スライドアーム４の一部にポール側に傾斜面１０を
、ネット側に垂直面を有する鋸刃部Ａを凹凸状に設け、
該鋸刃部Ａに相対するポール台２の一部にストッパー１
１を設け、当該ストッパー１１が、鋸刃部Ａの凹部に嵌
合自在となす。

該ス１〜ツバ−１１には、板バネ等により、圧力を加え
自由に鋸刃部Ａ凹部から掛けはずれのないようにすれば
、より作動が確実となる。

本考案は以上の構成であるから、卓球のネット６を張る
場合、ポール３にネジｌ−６を取り付け、スライドアー
ム４を外方に引き出すのみで゛、ポール３が外方に移動
し、ネジｌ−６を水平に張ることができる。

当該操作によりスライドアーム４の鋸刃部Ａに嵌合する
ス１ヘツパー１１は、該鋸刃部Ａの傾斜面１１に沿って
上方に押し上げられ、次の鋸刃部Ａの四部に落下嵌合す
る。

スライドアーム４を外方に引き出せば、ストッパー１１
は上記動作を繰返し乍ら、当該スライドアーム４の内方
への移動を、鋸刃部Ａの垂直面との嵌合により阻止する
。

一方、スライドアーム４を内方に、即ち、ポール３を内
方に移動させ、ネットを緩める場合には、人力等により
鋸刃部Ａ凹部より、ストッパー１１を上方に上げ、当該
凹部との嵌合状態から開放すればよい。

当該操作により、スライドアーム４は、内外方に自由に
摺動移動させることができる。

したがって、競技中等にネット６が緩めば、スライドア
ーム４を外方に引き出す操作のみで、ネット６を水平に
保持できる。

又、固定アーム７の垂直部に振止めバー９を設けたため
、当該バー９が台板１の端面に接解し、ネット６の振れ
を完全に防止し、常にネット６は台板１と直角の状態を
保持できる。

上述の如く、本考案は、ネット６の緩みを簡単な操作に
より矯正できると同時に、当該ネット６の振れを完全に
防止した優れたネット張り具である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一部断面図を示す図である。 第２図は、本考案の斜視図である。 図中、２はポール台、３はポール、４はスライドアーム
、５は溝、７は固定アーム、９は振止めバー、１０は鋸
刃部の傾斜面、１１はストッパー、Ａは鋸刃部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 固定アームの垂直部に振止めバーを、水平部に止めネジ
   を有するポール台に溝を設け、該溝に、ポールを立設し
   、傾斜面をポール側とした鋸刃部を有するスライドアー
   ムを嵌合させ摺動自在となし、該鋸刃部の凹部に嵌合、
   開放自在となるストッパーを前記ポール台に設けてなる
   ネット張り具。