JPS5946868B2 - 粉粒体サイロ - Google Patents

粉粒体サイロ

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Publication number
JPS5946868B2
JPS5946868B2 JP54044207A JP4420779A JPS5946868B2 JP S5946868 B2 JPS5946868 B2 JP S5946868B2 JP 54044207 A JP54044207 A JP 54044207A JP 4420779 A JP4420779 A JP 4420779A JP S5946868 B2 JPS5946868 B2 JP S5946868B2
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silo
powder
chute
conveyor
dust
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JP54044207A
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武 伊藤
雄二 沢田
克己 竹本
克也 砂本
仁志 徳弘
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 従来、石炭等の粉塵(ガス)爆発ならびに自然発火など
の危険を有する粉粒体を長期に亘つて大容量の鋼製サイ
ロに貯蔵するという例は少なく、殆んどが荷役自動化を
目的とする短期の貯蔵用として利用されるに過ぎなかつ
た。
従つて長期貯蔵用として前記粉塵(ガス)爆発ならびに
自然発火に対し完全な保守上の対策を具備した大容量の
鋼製サイロはあまり見受けられなかつた。
たゞし一部燻蒸用サイロにおいて有毒ガスの漏洩を防止
するために、輸送系路ならびにサイロを密閉化できる構
造を有したものは、従来からあつた。
このような構造物を前記粉塵(ガス)爆発ならびに自然
発火を生ずる危険を有する粉粒体の貯蔵に適用した従来
の概要例について以下説明を加えると、第1図に図示す
るように、外部からの搬入コンベアaによつてサイロb
迄輸送された粉粒体は、ケーシングcで完全密閉された
垂直コンベヤdによつてサイロb上部迄輸送され、サイ
ロb屋上に設置されたケーシングeによつて完全密閉さ
れた横引きコンベヤfを経て、サイロb内に投入される
この間サィロb上部に設置されたハッチgは開放されて
おり、粉粒体の搬入によつて排除されたサイロb内部の
粉塵を含む空気あるいはイナートガス(不活性ガス)を
排出する。搬入が完了した時点で横引きコンベヤf末端
に設置された開閉ゲートれとハッチgは閉じられ、貯蔵
物は外気から遮断された状態で貯蔵される。
サイロbからの粉粒体の搬出はハッチgを開放した後に
開始される。サイロbの下部は図示されるように漏斗状
となつており、粉粒体の自然落下を利用して下部の回転
弁機構iの作動によつて粉粒体は排出される。この回転
弁機構lならびに搬出コンベヤjはケーシングkによつ
て外気から遮蔽されていると同時に輸送時に発生する粉
塵の漏洩を防止している。また日射によるサイロb壁面
の温度上昇を防止するために、壁面を2重構造とし、空
気による断熱層を構成するべく薄板1を張つている。
このような構造をした従来の粉粒体サイロでは、搬入時
または搬出時において輸送系路からの粉塵漏洩ならびに
外気侵入を遮断できるが、ハツチgを開放するために、
粉塵を含む空気あるいはイナートガスを外気に放出し、
粉塵公害を発生すると同時に、ハツチ入口から新鮮空気
の流入があり、粉塵(ガス)爆発を生ずる危険と貯蔵物
の酸化を促進し、自然発火に到る可能性がある。
また日射は時々刻々、その方向を変えるため、サイロ構
造体への部分的な日射にも拘わらず、広い範囲で遮熱用
の壁面を用意しなければならないため、コスト高となる
さらにサイロaの排出部は漏斗状であるため、密閉構造
には有利であるが、ブリツジを発生する可能性を有する
ため、大型化が困難である。
さらにまた、ハツチgの開閉が手動のため、搬出時に開
放を忘れると、エアロツクされて搬出不能となる。しか
も、貯蔵物の粉塵爆発ならびに自然発火を防止するため
に、イナートガスを封入する場合に、サイロ内圧が外圧
に対して上昇するが、この時ハツチを開放して圧力を調
整することは、貯蔵物の自然酸化を促し、自然発火の惧
れがあつて適切ではない。
本発明はこのような難点を克服した粉粒体サィロの改良
に係り、側壁上部には屋根板を密閉して設け、該屋根板
上にはフードで密閉された搬入用コンベヤに付属してト
リツパシユートを設け、上部が該トリツパシユートに接
続して開閉自在の投入口を有すると\もにサイロ外部の
集塵装置とパイプで連結した排気ダクトを兼ねる2種構
造のシユートを設け、該シユートの下端には投下点を中
心として旋回可能なるデイストリビユータを設け、サイ
ロ底部には1個ないし複数個のスロツト状の開口部と水
平に張出した棚を有するホツパを設け、該ホツパ開口部
に遮蔽板を設け、該ホツパ開口部に並行して設置した走
行レール上を走行可能な掻出し装置を設け、該掻出し装
置の走行範囲全長に亘つて搬出コンベヤを設けたことを
特徴とするもので、その目的とする処は、粉粒体の輸送
貯蔵時において発生する粉塵を外部から遮断し、外気の
新鮮空気の侵入を防止することができる粉粒体サィロを
供する点にある。
本発明に前記したように、側壁上部には屋根板を密閉し
て設けた\め、日射によるサイロ構造体の昇温を防止す
ることができる。
また本発明では、前記屋根板上にはフードで密閉された
搬入用コンベヤに付属してトリツパシユートを設けた\
め、シユート部で発生する粉塵ならびにコンベヤ上の粉
粒体の飛散が防止され、また雨による粉粒体の吸湿も防
止される。
さらに本発明においては、上部が前記トリッパシユート
に接続して開閉自在の投入口を有するとともにサイロ外
部の集塵装置とパイプで連結した排気ダクトを兼ねる2
種構造のシユートを設けたため、粉粒体の搬入によつて
生ずる粉塵を前記集塵装置で捕集し、粉塵を除去された
排気を大気中に放出することができ、サイロ周辺の環境
を粉塵で汚染することが防止される。
さらにまた本発明では、前記シユートの下端には投下点
を中心として旋回可能なデイストリビユータを設けたた
め、サイロ内に粉粒体を均一に充填すること力5できる
しかも本発明においては、前記サイロ底部には1個ない
し複数個のスロツト状の開口部と水平に張出した棚を有
するホツパを設け、該ホツパ開口部に遮蔽板を設けた\
め、前記した2重構造のシユートと\もに、サイロの気
密性を充分に確保することができ、粉塵(ガス)爆発お
よび酸化熱による自然発火を確実に防止することができ
る。
また本発明においては、前記ホツパ開口部に並行して設
置した走行レール土を走行可能な掻出し装置を設け、該
掻出し装置の走行範囲全長に亘つて搬出コンベヤを設け
た\め、ブリツジを発生することなく、粉粒体を確実に
搬出することができ、サイロを大型化9−ることができ
る。以下本発明を第2図ないし第9図に図示の実施例に
ついて説明すると、1は粉粒体サィロで、同サイロ1の
屋根上部には、その直径方向に風雨からの遮断を目的と
するコンベヤフード2に蔽われた搬入コンベヤ3が設置
され、同コンベヤ3の中心部、即ちサイロ1の屋根の中
心部には同コンベヤ3から粉粒体を荷卸しする機構を備
えた逆Y字状のトリツパシユート4が設置され、その下
部は第5図に拡大して示されるように2股に分岐し、そ
のシユート末端には、各々シユート開閉ゲート5が、こ
れに取付けられたラツク6と,駆動用ピニオン7と駆動
装置8とによつて第6図に図示されるように摺動可能に
取付けられている。
さらにこのシユート開閉ゲート5の下部には上端部を塞
いだ外筒と同ゲート5と連通して粉粒体のシユートとす
る内筒とを有し、これらの間隙を排気通路とした排気ダ
クト付シユート9を備え、前記排気通路に接続した排気
管10はコンベヤフード2の外側に設置された1対もし
くは共通の集塵装置12に接続され、同集塵装置12の
出口には排気ブロワ11を備え、前記1対の排気ダクト
付シユート9の下部には、旋回可能なるように取付けら
れサイロ1の中心部から外周に向け粉粒体を均一にばら
まく1対のデイストリビユータ13を備えている。
さらにまたサイロ1下部には、粉粒体が支障なく滑落ち
るに足る傾斜度を有する1対の傾斜面からなる1列ない
し複数列の連続ホツパ開口部14を有し、第7図に図示
されるように、連続ホツパ開口部14の下部には、水平
に張出した棚15を有し、この下部にそれと平行に敷設
された走行レール16上を走行し、前記棚15上に一定
の安息角で堆積した粉粒体を掻出す回転羽根17からな
る掻出し装置18を有し、この掻出し装置18によつて
任意の位置で掻出し動作ができるように、前記走行レー
ル16の間には、搬出コンベヤ19が設置されている。
また連続ホツパ開口部14の開口側(掻出し装置18の
側)全長に亘つて遮蔽板22が、第8図ないし第9図に
図示されるように、流体圧シリンダ20の作用により、
開閉自在に設置されており、掻出し装置18による掻出
し作業中には全長に亘つて第9図のように開放され、掻
出し作業休止中には全長に亘つて第8図のように閉塞さ
れるようになつている。
また遮蔽板22の先端下面には防振ゴム21が取付けら
れており、棚15との密着性と耐衝撃性が保持されるよ
うになつている。しかも遮蔽板22が非常に長く、1個
の流体圧シリンダ開閉作業困難な場合には、複数個のシ
リンダ20を取付けてもよく、また遮蔽板22を複数個
に分割して、作動し易くしてもよい。第2図ないし第9
図に図示の実施例は前記したように構成されているので
、搬入コンベヤ3上を輸送された粉粒体は、サイロ1の
屋根中心に設置されたトリツパシユート4によつて途中
荷卸しされ、トリツパシユート4の2つに分岐したシユ
ートに沿つて落下する。
この時シユート開閉ゲート5は開放されている。また前
記開閉ゲート5を通過した粉粒体は、排気ダクト付シユ
ート9の内筒を経て排気ダクト付シユート9の内筒に取
付けられたデイストリビユータ13に投入される。
また前記デストリビユータ13は1対設けられており、
ベルトのスピードを調整することにより、粉粒体をサイ
ロ1の中心から外周方向に向つて均一にばらまくと同時
にシユート9との接続部の中心の回りに旋回させること
ができ、他のデイストリビユータ13と\もに全円周方
向に均一に積付けすることができる。
さらに粉粒体がサイロ1内部に投入される時に発生する
粉塵(ガス)の一部を含む排気は、前記排気ダクト付シ
ユート9の内筒と外筒の間隙を排気通路として排気管1
0を介してコンベヤフード2の外側に設置された集塵装
置12へ排気ブロワ11によつて吸気されて気固分離さ
れ、同集塵装置12において粉塵と分離された排気は前
記排気ブロワ11によつて外部に放出される。
粉粒体の搬入が完了した後に、前記シユート開閉ゲート
5は遠隔からの指令により駆動装置8は起動され、これ
と連動するピニオン7の回転によつて、前記シユート開
閉ゲート5に取付けられたラツク6は駆動され、シユー
ト開閉ゲート5は摺動され、前記トリツパシユート4の
シユート端末は閉塞される。
またサイロ1内部に貯蔵された粉粒体を搬出する場合に
は、第7図に図示されるように、連続ホツパ開口部14
の下部に設けられた棚15上に一定の安息角に粉粒体が
堆積しており、走行レール16上の所定位置迄走行した
掻出し装置18は同掻出し装置18に付属する回転羽根
17を回転させ、同回転羽根17を前記棚15上の粉粒
体の中に挿入して、搬出コンベヤ19上に粉粒体を掻落
す。
さらに排出作業中に前記掻出し装置18は微速前進ある
いは後進を行い、前記連続ホツパ開口部14全長に亘つ
て万偏なく粉粒体の搬出を行なうことができる。
このように第2図ないし第9図に図示の実施例において
は、サイロ1の上部に敷設されたコンベヤ3およびトリ
ツパシユート4はコンベヤフード2で蔽われているため
、シユート部で発生する粉塵ならびにコンベヤ上の粉粒
体が風で飛散することがなく、周辺環境は粉粒体で汚染
することがない。
また雨による粉粒体の吸湿も防止できるため、水分によ
つて自然酸化し易いあるいはカロリーロスを生ずる粉粒
体の貯蔵には適している。またサイロ1上部の搬入シユ
ート9は、2重構造であり、粉粒体の搬入によつて生ず
る粉塵を含む排気を排気ダクトで捕促し、集塵装置12
を経て大気に放出するため、前記排気がシユート9の内
筒を逆流してコンベヤフード2内部に粉塵を伴つて流入
することがなく、粉塵爆発を生ずる惧れがない。
さらにサイロ1上部のトリツパシユート4の端末には、
シユート開閉ゲート5を設けた\め、粉粒体搬入の停止
時には、これを閉塞することにより、自然酸化(自然発
火)の主要因である空気の供給を断ち、長期の粉粒体貯
蔵が可能となる。
さらにまたサイロ1の下部に連続ホツパ開口部14を設
けた\め、搬出時のブリツジの発生が少なくなり、さら
に走行可能な掻出し装置18と搬出コンベヤ19を設け
た\め、比較的簡単な搬出設備で広い範囲の払出しを行
なうことができ、従つてサイロ1の大型化が可能となる
。しかもホツパ開口部14に遮蔽装置20,21,22
を設けた\め、サイロ1の下部から流入する自然酸化(
自然発火)の主要因である空気の供給を断ち、長期間に
亘る粉粒体の貯蔵が可能となる。
第2図ないし第9図に図示の実施例においては、ホツパ
開口部14に設けた遮蔽装置は、同開口部14の開口側
の全長に亘つて上下に開閉自在に枢着された遮蔽板22
と、同遮蔽板22を開閉駆動する流体圧シリンダ20と
、同遮蔽板22の先端下面に取付けられた防振ゴム21
とよりなつているが、前記遮蔽装置を第10図ないし第
13図に図示するように構成してもよい。第10図ない
し第13図に図示の実施例では、連続ホツパ開口部14
の開口側の傾斜部に、弾性コムを素材とし自由端に耳2
3を設けた遮蔽板24の一端を固着し、掻出し装置18
の掻出し側の側面には、前記耳23を上下から掴み、同
掻出し装置18の掻出し動作に支障のない範囲に亘り前
記遮蔽板゜24を持上げるように、同耳23を案内する
2個のローラを1組とするガイドローラ26a,26b
・・・26gを、第10図および第11図に図示する如
く、中央のガイドローラ26dが最も高くなるように、
順次段差をつけて配置した状態で、掻出し装置18の本
体にあるローラ支持材25に枢着する。
また掻出し装置18の形状および遮蔽板24の形状に基
づき同遮蔽板24に無理な力が生じないようにガイドロ
ーラ26a・・・26gとこの前後端の1個のローラか
らなる2組の終端ローラ27とは配置され、特に終端ロ
ーラ27a,27bは、棚15の突端部に取付けられた
溝形レール28の直上にガイドローラ26aまたは26
gによつて案内された前記耳23を上方から押え、同耳
23を溝形レール28の凹部に嵌込むように、ローラ支
持材25に取付けられている。
さらに掻出し作業中止時には、前記掻出し装置18が前
記連続ホツパ開口部14の末端壁面(図示されず)より
外側に退避可能になつており、同開口部14は完全に遮
蔽されるようになつている。
第10図ないし第13図に図示の実施例も、第2図ない
し第9図に図示の実施例と同様な作用効果を奏しうる。
さらに前記実施例に、第」4図に図示のような圧力管理
システムを導入することができる。
サィロ1内の圧力または差圧を検出して制御器30に伝
送する圧力検出・伝送器29が設けられ、前記制御器3
0からの制御信号によつて、イナートガスを発生しまた
は封入し、サイロ1内にイナートガスを供給・排出させ
るイナートガス発生・封入器31が設けられている。第
14図に図示の実施例では、サィロ1内の圧力が大きく
なつて、外気との差圧がある一定値以上に正の方向に大
きくなることが、圧力検出・伝送器29による検出信号
に基づいて制御器30によつて判断されると、排気指令
が制薗器30より発せられ、排気ブロワ11が起動する
逆に内圧が小さくなつて外圧との差がある一定値以上に
負の方向に大きくなることが検出器29による検出信号
に基づいて制御器30によつて判断されると、イナート
ガス封入指令が制御器30より発せられ、イナートガス
発生・封入器31が作動し、イナートガスをイナートガ
ス管32よりサイロ1内に封入される。
このように第14図に図示の実施例では、サィ口外部の
圧力と内部の圧力を平衡させ、サイロ構造体に異常な負
荷がか\るのを未然に防止することができる。
また不活性のイナートガスを封入することにより、粉塵
の漏洩および新鮮な空気の流入を阻止でき、粉塵(ガス
)爆発を防止でき、貯蔵中の石炭の昇温と自然発火とを
未然に阻止でき、しかもエアロツクによる搬出トラブル
を防止することができる。
また定常状態で圧力が管理されている状態から、正常な
制御が不可能となつた場合の対策として、図示されたい
排気リリーフノカげおよび吸気リリーフバルブを設置す
れば、第15図に図示のような制御フローチヤートで、
非常状態にも対処することができる。
さらに搬入作業中に、サイロ内圧が外気圧に対して若干
負圧になるようにオペレーシヨンモードに従つた圧力設
定が可能になるようにすれば、サイロ1に対する粉粒体
のコンベヤ3を介する搬入作業中に粉粒体自体のコンベ
ヤフード2内への充満を防止することができ,粉塵の大
気拡散が未然に阻止される。
さらにまた第16図に図示されるように、酸素濃度を検
出し、一定の設定酸素濃度を超えた場合には、イナート
ガスをサイロ1に封入して酸素濃度を設定値以下に下げ
、設定酸素濃度以下になつたら、イナートガスの封入を
停止させるようにすれば、自然酸化(自然発火)を押え
、長期の粉粒体貯蔵が可能となり、粉塵(ガス)爆発を
確実に防止することができる。
しかも第19図ないし第21図に図示するように、サイ
ロ1外壁面に温度検出・伝送器33を適宜配置し、同伝
送器33の検出信号を受けて設定温度以上の場合に制薗
信号を発信する制帥器34を設け、同制御器34の制岬
信号によりポンプユニツト37を稼動させて貯水プール
36より冷却水を吸引し、給水管38、弁39および散
水管40を介して所要の個所に冷却水を放出させる散水
設備駆動制御器35を形成し、第22図に図示のような
制仰フローチヤートで制御させるようにしてもよい。
このような実施例では、1方位区分の温度検出・伝送器
33のうちいずれか1つ(2つ以上でも可)設定値を超
えると、その方位区分の散水が行なわれ、方位区分の切
換えは弁39によつて行なわれる。
このような散水設備を設けると、日射によるサイロ構造
物壁面の温度土昇を抑制し、貯蔵中の粉粒体の自然酸化
の進行を妨げ、長期の貯蔵を可能にすることができる。
また区間散水によつて、散水を必要とする区間にのみ散
水を行なうため散水量を節減できる。
また第23図に図示するように、在庫管理装置を構成し
てもよい。第23図において、搬入コンベヤ3の搬入端
側に計量器41が付設されると\もに、搬出コンベヤ1
9の搬出端側に計量器42が付設され、前記両計量器4
1,42の計量信号は制紳器43の積算器44,45に
送信されるようになつている。
また前記両積算器44,45は累算器46に接続されて
おり、両積算器44,45の出力信号の差が求められて
、累算器46から在庫量が表示されるようになつている
。さらに出庫量設定信号と、出庫量積算器45の出力信
号とが比較器47に送信されて、両信号が比較され、そ
の出力信号が掻出し指示装置48に送信されて、掻出し
装置18に対する作動指冷が発信されるようになつてい
る。
しかも前記計量器41,42のホツパには図示されない
超音波検出等による溝様検出器が設置されている。
第23図に図示の実施例は前記したように構成されてい
るので、入庫時では、粉粒体が搬入コンベヤ3を経てサ
イロ1に投入され、計量器41の計測信号が制御器43
の積算器44に伝送され、同積算器44で積算され、次
にそれ迄の在庫量と累算されて、新しい在庫量が表示さ
れる。
また出庫時では、在庫があることが確認された後、出庫
量が設定されると、掻出し装置18に対する作動指令が
発せられ、前記掻出し装置18が作動し、払出された貯
蔵物は搬出コンベヤ19によつて所定の場所に向け搬出
される。
この時、搬出された量は搬出コンベヤ19に付設された
計量器42によつて計測され、計測信号が制御器43の
積算器45に伝送され、同積算器45内で積算され、そ
れ迄の在庫量から減算され、新しい在庫量が表示される
と\もに、積算された値と出庫量設定値が一致すれば、
掻出し指示が停止される。前記在庫管理装置は、1つの
サイロに限らず複数のサイロに適用されて、品種と併せ
てそれぞれのサイロの貯蔵量を管理できるようになつて
いることはいうまでもない。以上本発明を実施例につい
て説明したが、勿論本発明はこのような実施例にだけ局
限されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲
内で種種の設計の改変を施しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の粉粒体サイロの縦断側面図、第2図は本
発明に係る粉粒体サイロの一実施例を図示した縦断正面
図、第3図はその平面図、第4図はその頂部拡大横断平
面図、第5図は第4図の−線に沿つて截断した縦断正面
図、第6図はその要部拡大斜視図、第7図は前記実施例
の底部拡大斜視図、第8図はその縦断拡大正面図、第9
図は他の作動状態における縦断拡大正面図、第10図は
本発明の他の実施例の要部拡大平面図、第11図はその
側面図、第12図はその要部拡大縦断正面図、第13図
は他の作動状態の要部拡大縦断正面図、第14図は本発
明のさらに他の実施例の縦断正面図、第15図はその制
御フローチヤート、第16図はさらに他の実施例の制御
フローチヤート、第17図は散水装置を付設したさらに
他の実施例の冷却範囲を図解した正面図、第18図はそ
の平面図、第19図は同実施例の正面図、第20図はそ
の平面図、第21図はその散水装置の制御プロツタダイ
ヤグラム、第22図はその制御フローチヤート、第23
図は出庫管理装置を付設したさらに他の実施例の概略説
明図である。 1・・・・・・粉粒体サイロ、2・・・・・・コンベヤ
フード、3・・・・・・搬入コンベヤ、4・・・・・・
トリツパシユート、5・・・・・・シユート開閉ゲート
、6・・・・・・ラツク、7・・・・・・駆動用ピニオ
ン、8・・・・・・駆動装置、9・・・・・・排気ダク
ト付シユート、10・・・・・・排気管、11・・・・
・・排気ブロワ、12・・・・・・集塵装置、13・・
・・・・デイストリビユータ、14・・・・・・連続ホ
ツパ開口部、15・・・・・・棚、16・・・・・・走
行レール、17・・・・・・回転羽根、18・・・・・
・掻出し装置、19・・・・・・搬出コンベヤ、20・
・・・・・流体圧シリンダ、21・・・・・・防振ゴム
、22・・・・・・遮蔽板、23・・・・・・耳、24
・・・・・・遮蔽板、25・・・・・・ローラ支持材、
26・・・・・・ガイドローラ、27・・・・・・終端
ローラ、28・・・・・・溝形ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 側壁上部には屋根板を密閉して設け、該屋根板上に
    はフードで密閉された搬入用コンベヤに付属してトリツ
    パシユートを設け、上部が該トリツパシユートに接続し
    て開閉自在の投入口を有するとゝもにサイロ外部の集塵
    装置とパイプで連結した排気ダクトを兼ねる2重構造の
    シュートを設け、該シュートの下端には投下点を中心と
    して旋回可能なるデイストリビユータを設け、サイロ底
    部には1個ないし複数個のスロット状の開口部と水平に
    張出した棚を有するホッパを設け、該ホッパ開口部に遮
    蔽板を設け、該ホッパ開口部に並行して設置した走行レ
    ール上を走行可能な掻出し装置を設け、該掻出し装置の
    走行範囲全長に亘つて搬出コンベアを設けたことを特徴
    とする粉粒体用サイロ。
JP54044207A 1979-04-13 1979-04-13 粉粒体サイロ Expired JPS5946868B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP54044207A JPS5946868B2 (ja) 1979-04-13 1979-04-13 粉粒体サイロ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451083U (ja) * 1987-09-17 1989-03-29

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JPS6451083U (ja) * 1987-09-17 1989-03-29

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