JPS594684Y2 - 卓球ネツトの取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は卓球ネットの取付装置に関するものである。

従来、卓球用のネットを板上に張って取付けるときには
、ネットの端部の紐を板端に直立した支柱に掛は止めて
いたが、これではネットの取付けに手数と時間がかかり
、またその取外しにも手間どる等、利用者にとってきわ
めて不便なものであった。

そこで、本考案は従来のこのような欠点を一掃除去した
取扱いのきわめて簡単な取付装置を提供することを目的
とするものである。

本考案の構成および作用を図面の実施例について説明す
る。

１は卓球板の適所に固定する任意の取付具で、この取付
具の後端部に設けた枢軸２には支筒３の基端が起倒自在
に枢支する。

この支筒は、直立時にはその基端部内側が取付具側に当
接し、倒伏時には取付具の下側面に平行にまとまるよう
になる。

４は支筒３の内側面に上端がら下端にがけて設けたスリ
ットで、このスリットの中央部にはやや幅広の凹溝５が
設けられている。

６はネットで、このネットの端部に上下から出ている組
部７，７の中間部には収縮する弾機８を介装している。

９はこの組版７，７を取付ける平断面半円形の半筒で、
この半筒の上端面には通孔１０′を有する蓋板１０が溶
着している。

前記組部７，７をこの半筒９に取付けるときは、上方の
組部７を弾機８の上端部がら外しておき、この組部７を
蓋板１０の通孔１０′に挿通した後再び弾機８に掛止め
ればよい。

また、下方の組部７は弾機８の下端部に掛止めておき、
これにより上下の組部７，７は半筒９内部に取付けられ
るようになる。

１１は半筒９の中央部に設けた凸起で、この凸起はネッ
ト６が左右に張られたときには前記支筒３のスリット４
の凹溝５部に嵌合するようになる。

１而して、いまネットを卓球板間に張り架けるとき
は、ネット６端部の半筒９をもちこれを板上に直立して
いる支筒３に嵌挿する。

嵌挿しただけでは、半筒９側の凸起１１は支筒３側の凹
溝５に嵌合しない。

そこで、左右両側の支筒３に半筒９を嵌挿すると、ネッ
ト６は左右の組部７，７を引張り、その中間の弾機８は
伸張し同時に半筒９全体を組部７．７の引張り方向に引
き寄せるがら、半筒側の凸起１１は支筒３側の凹溝５に
嵌合する。

これによって、ネット６は左右の支筒３，３間に完全に
緊張状態を保って取付けられるようになる。

なお、ネットの取外しを行うときは、内方の半筒９の凸
起１１を指先で押すとともにネット６を上動すれば半筒
９が支筒３から抜は出るようねなる。

本考案はこのように、ネット６の左右側において上下に
設けた綴部７，７の中間に弾機８を介装し、この上下の
綴部を半筒９内に取付け、この半筒を卓球板上に固定す
る取付具１の支筒３に嵌挿するように戒ることを特徴と
するものであるため、取付具の支筒へのネット端部の取
付けが半筒の嵌挿だけで簡単かつ迅速に行われるように
なり、ネツ１−の緊張状態も弾機の伸張によって確実に
保持することができ、ワンタッチでネットの取付けがで
きるものとしてきわめて便利なものとなり、その実用的
効果は大きいものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は全体の正断面図
、第２図は要部の分解斜視図、第３図は第１図Ａ−Ａ線
の断面図である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ネットの左右側において上下に設けた組部の中間
   に弾機を介装し、この上下の組部を半筒内に取付けてお
   き、この半筒を卓球板上に固定する取付具の支筒に嵌挿
   するように戊る卓球ネットの取付装置。
2. （２）半筒の適所に凸起を設けこの凸起を支筒の適所に
   設けた凹溝に嵌合して固定するように戒る実用新案登録
   請求の範囲１に記載した卓球ネットの取付装置。