JPS5946704B2 - 連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法 - Google Patents
連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法Info
- Publication number
- JPS5946704B2 JPS5946704B2 JP4582080A JP4582080A JPS5946704B2 JP S5946704 B2 JPS5946704 B2 JP S5946704B2 JP 4582080 A JP4582080 A JP 4582080A JP 4582080 A JP4582080 A JP 4582080A JP S5946704 B2 JPS5946704 B2 JP S5946704B2
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- JP
- Japan
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- mold
- thermocouple
- hole
- tip
- continuous casting
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/16—Controlling or regulating processes or operations
- B22D11/20—Controlling or regulating processes or operations for removing cast stock
- B22D11/201—Controlling or regulating processes or operations for removing cast stock responsive to molten metal level or slag level
- B22D11/202—Controlling or regulating processes or operations for removing cast stock responsive to molten metal level or slag level by measuring temperature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は連続鋳造用鋳型への湯面レベル検出用熱電対の
取付力法に関するものである。
取付力法に関するものである。
従来、前記熱電対は、特開昭47−10545号、特開
昭48−89130号の各公報で紹介のように、鋳型の
側壁に設けた孔に挿入してタングステン棒の先部を鋳型
銅母材に圧接係合せしめる所謂圧接タイプのものが多く
採用されている。
昭48−89130号の各公報で紹介のように、鋳型の
側壁に設けた孔に挿入してタングステン棒の先部を鋳型
銅母材に圧接係合せしめる所謂圧接タイプのものが多く
採用されている。
しかし、この係合圧接による熱電対取付力法は鋳型内壁
の熱歪変形等により熱電対の先部の係合圧接部位と熱電
対後部の支持部位との相対位置関係が変動して、熱電対
先端部が鋳型内壁の該係合圧接部位から完全に離脱した
り、係合圧接不良状態となったり、或いは保合強圧接に
よる曲損、折損、押し潰れ破損状態となり、更にはこれ
らと併行して熱電対先部又はその他の外周部が所定の係
合圧接部位即ち、鋳型内壁内の温度検出部位以外に接触
する等々の不良事故を頻発し、該湯面レベル検出精度を
著しく低下させ、時には湯面レベル検出不能となり、場
合によっては熱電対の後部の複雑な支持機構を破損させ
再使用不能とさせていた。
の熱歪変形等により熱電対の先部の係合圧接部位と熱電
対後部の支持部位との相対位置関係が変動して、熱電対
先端部が鋳型内壁の該係合圧接部位から完全に離脱した
り、係合圧接不良状態となったり、或いは保合強圧接に
よる曲損、折損、押し潰れ破損状態となり、更にはこれ
らと併行して熱電対先部又はその他の外周部が所定の係
合圧接部位即ち、鋳型内壁内の温度検出部位以外に接触
する等々の不良事故を頻発し、該湯面レベル検出精度を
著しく低下させ、時には湯面レベル検出不能となり、場
合によっては熱電対の後部の複雑な支持機構を破損させ
再使用不能とさせていた。
又、該熱電対先部は可能な限り、鋳型内壁の鋳造面に接
近させて設けた孔内に挿入し圧接係合させて鋳型内湯面
レベル検出とこれによるレベル制御を問題な〈実施でき
る優れた熱感応性を得るためできるだけ熱電対間は接近
して設けることが望まれるが、挿入熱電対の外周面と孔
の内周面との短絡を防止するため、@配孔の径は細くす
ることができず、その結果熱電対の鋳型内壁高さ方向へ
の配列間隔は長くなり、鋳型内湯面レベルの変化を細密
に把握することができず、その検出精度を低下させてい
た。
近させて設けた孔内に挿入し圧接係合させて鋳型内湯面
レベル検出とこれによるレベル制御を問題な〈実施でき
る優れた熱感応性を得るためできるだけ熱電対間は接近
して設けることが望まれるが、挿入熱電対の外周面と孔
の内周面との短絡を防止するため、@配孔の径は細くす
ることができず、その結果熱電対の鋳型内壁高さ方向へ
の配列間隔は長くなり、鋳型内湯面レベルの変化を細密
に把握することができず、その検出精度を低下させてい
た。
本発明は、これらの問題を一挙に解決した優れた熱電対
取付力法を提供するものであり、その特徴とするところ
は、第1図に示す如く連続鋳造用鋳型Mの側壁高さ方向
に所定間隔をおき鋳型内湯面レベルL検出用に該鋳型の
銅を一刀の金属とし、これと熱電能(熱起電力を発生す
る能力)を生ずる他の金属を内設するに際し、鋳型Mの
側壁M1の反鋳造面側INに孔Hを設け、孔内挿入部S
1の先端部S2以外を絶縁体Cで被覆した熱電対Sを前
記孔Hに挿入し、その先端部S2を眼孔Hの先端面H1
に所定圧で当接し、スタッド溶接せしめて熱電対Sを構
成することにある。
取付力法を提供するものであり、その特徴とするところ
は、第1図に示す如く連続鋳造用鋳型Mの側壁高さ方向
に所定間隔をおき鋳型内湯面レベルL検出用に該鋳型の
銅を一刀の金属とし、これと熱電能(熱起電力を発生す
る能力)を生ずる他の金属を内設するに際し、鋳型Mの
側壁M1の反鋳造面側INに孔Hを設け、孔内挿入部S
1の先端部S2以外を絶縁体Cで被覆した熱電対Sを前
記孔Hに挿入し、その先端部S2を眼孔Hの先端面H1
に所定圧で当接し、スタッド溶接せしめて熱電対Sを構
成することにある。
即ち、本発明は前記スタッド溶接を採用することによっ
て他の溶接方法に比し、鋳型の銅を一方の金属として、
熱電対Sを構成する他の金属の一例であるCuNi合金
棒の先端部S2を銅製鋳型Mの側壁M1の孔H内光端面
H1に容易確実且つ強固に溶着せしめるとともに;この
溶着部での合金層SMの形成が0.2 rum以下とな
り、しかもその厚みが均等で熱電対Sの熱感応性は極め
て優れているものである。
て他の溶接方法に比し、鋳型の銅を一方の金属として、
熱電対Sを構成する他の金属の一例であるCuNi合金
棒の先端部S2を銅製鋳型Mの側壁M1の孔H内光端面
H1に容易確実且つ強固に溶着せしめるとともに;この
溶着部での合金層SMの形成が0.2 rum以下とな
り、しかもその厚みが均等で熱電対Sの熱感応性は極め
て優れているものである。
これは、次の実験と検討を重ねた結果、確認した事実で
ある。
ある。
つまり、第2図イ2口に示す如く鋳型Mの側壁M1の鋳
造面Mfを蒸気ボックスBxに導入した蒸気Stにより
100℃に昇温させた共通条件下にて、 ■ 従来の圧接タイプの熱電対を健全な圧接セット状態
で該側壁M1高さ方向に配列したC1■ 本発明方法に
よって溶着配列したB、■ 側壁M1の表面温度を接触
部以外を断熱した複数の接触温度計を配列したA、 の夫々で測温した。
造面Mfを蒸気ボックスBxに導入した蒸気Stにより
100℃に昇温させた共通条件下にて、 ■ 従来の圧接タイプの熱電対を健全な圧接セット状態
で該側壁M1高さ方向に配列したC1■ 本発明方法に
よって溶着配列したB、■ 側壁M1の表面温度を接触
部以外を断熱した複数の接触温度計を配列したA、 の夫々で測温した。
その結果は第2図口に示す通りである。
図から明らかな通り、本発明の測定値Bの値は標準的測
定法Aと略同等の傾向を得たが、従来法Cによるものは
接触状態が安定しないためか、その測定値の精度はよく
ない。
定法Aと略同等の傾向を得たが、従来法Cによるものは
接触状態が安定しないためか、その測定値の精度はよく
ない。
又本発明は前記スタッド溶接の際、飛散する溶融火花が
熱電対Sの孔内挿入部S1の外周部と、孔Hの内壁面H
2間に侵入してこれら一力又は相方に亘って付着しても
熱電対Sの該孔内挿入部S1外周にテフロンチューブ等
の絶縁体Cを被覆しであるため短絡現象は皆無となり、
常に熱電対Sの熱感応部位を先端部S2とすることがで
きるものである。
熱電対Sの孔内挿入部S1の外周部と、孔Hの内壁面H
2間に侵入してこれら一力又は相方に亘って付着しても
熱電対Sの該孔内挿入部S1外周にテフロンチューブ等
の絶縁体Cを被覆しであるため短絡現象は皆無となり、
常に熱電対Sの熱感応部位を先端部S2とすることがで
きるものである。
このことは前記火花に限らず熱電対S自体又は鋳型側壁
M1自体の熱歪変形があった場合におきる熱電対S孔内
挿入部S1と孔Hの内壁面H2との接触の際も同様に短
絡現象を全く防止できるのである。
M1自体の熱歪変形があった場合におきる熱電対S孔内
挿入部S1と孔Hの内壁面H2との接触の際も同様に短
絡現象を全く防止できるのである。
そして、これらによって孔H自体の径を熱電対Sの径よ
り若干大とした径とし不必要に大径とすることがなく、
従って鋳型内壁M1への高さ方向の孔配列間隔を僅少な
ものとすることができ、熱電対配列の細密化を有利に可
能とし鋳型内湯面レベルLの変化を迅速確実に、しかも
精度よく検出することができるものである。
り若干大とした径とし不必要に大径とすることがなく、
従って鋳型内壁M1への高さ方向の孔配列間隔を僅少な
ものとすることができ、熱電対配列の細密化を有利に可
能とし鋳型内湯面レベルLの変化を迅速確実に、しかも
精度よく検出することができるものである。
又本発明は、前記スタッド溶接の際は、熱電対Sの材質
と鋳型Mの側壁M1の材質主に融点に応じた所定の圧力
で圧接しこれを維持してスタッド溶接を瞬時に行うため
、熱電対Sの先端部S2を孔Hの先端面H1の任意の適
正な面積部位に溶着することができるものである。
と鋳型Mの側壁M1の材質主に融点に応じた所定の圧力
で圧接しこれを維持してスタッド溶接を瞬時に行うため
、熱電対Sの先端部S2を孔Hの先端面H1の任意の適
正な面積部位に溶着することができるものである。
次に本発明の実施例を次表に詳細に示す。
第3図は前記表の各実施例におけるテスト装置を示すも
のであり、鋳型Mの側壁M1の鋳造面Mfに昇熱ボック
スBx’の上部開口面を当接し、同ボックスBx’内に
水Wを張り、これに蒸気Stを供給して沸騰させその蒸
気で該鋳造面Mfを所定温度に均等に昇温せしめる装置
である。
のであり、鋳型Mの側壁M1の鋳造面Mfに昇熱ボック
スBx’の上部開口面を当接し、同ボックスBx’内に
水Wを張り、これに蒸気Stを供給して沸騰させその蒸
気で該鋳造面Mfを所定温度に均等に昇温せしめる装置
である。
前記表から明らかなように、本発明は連続鋳造用鋳型の
側壁高さ方向に熱電対を常に健全な状態で配列すること
ができ、且つその細密化による鋳型内湯面レベル検出精
度を大幅に向上せしめるとともに、これらを長期に亘つ
確実に維持し、その整備作業を簡便にする等、幾多の優
れた効果を有し、連続鋳造操業の円滑化を有利に可能な
らしめるものである。
側壁高さ方向に熱電対を常に健全な状態で配列すること
ができ、且つその細密化による鋳型内湯面レベル検出精
度を大幅に向上せしめるとともに、これらを長期に亘つ
確実に維持し、その整備作業を簡便にする等、幾多の優
れた効果を有し、連続鋳造操業の円滑化を有利に可能な
らしめるものである。
第1図は、本発明方法による熱電対取付状態を示す側断
面説明図であり、第2図は本発明方法で取付けた各熱電
対からの測温結果と他の方法によるそれとを比較して示
すグラフ、第3図は実施例におけるテスト装置を示す側
断面図である。 図中、M・・・・・・鋳型、H・・・・・・孔、S・・
・・・・熱電対、C・・・・・・絶縁体。
面説明図であり、第2図は本発明方法で取付けた各熱電
対からの測温結果と他の方法によるそれとを比較して示
すグラフ、第3図は実施例におけるテスト装置を示す側
断面図である。 図中、M・・・・・・鋳型、H・・・・・・孔、S・・
・・・・熱電対、C・・・・・・絶縁体。
Claims (1)
- 1 連続鋳造用鋳型の側壁高さ方向に所定間隔をおき、
鋳型内湯面レベル検出用に該鋳型の銅を一力の金属とし
、これと熱電能を生ずる他の金属を内設するに際し、鋳
型の側壁の反鋳造面側に孔を設け、孔内挿入部の先端部
外を絶縁被覆した熱電対を前記孔に挿入し、その先端部
を該孔の先端面に所定圧で幽接し、スタッド溶接せしめ
て熱電対を構成することを特徴とする連続鋳造用鋳型へ
の熱電対取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4582080A JPS5946704B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4582080A JPS5946704B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56141955A JPS56141955A (en) | 1981-11-05 |
JPS5946704B2 true JPS5946704B2 (ja) | 1984-11-14 |
Family
ID=12729878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4582080A Expired JPS5946704B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946704B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324008Y2 (ja) * | 1984-12-28 | 1991-05-24 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6250060A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-04 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造用鋳型への熱電対取付方法 |
-
1980
- 1980-04-08 JP JP4582080A patent/JPS5946704B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324008Y2 (ja) * | 1984-12-28 | 1991-05-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56141955A (en) | 1981-11-05 |
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