JPS5946557B2 - ガム質含有植物油脂の精製法 - Google Patents

ガム質含有植物油脂の精製法

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JPS5946557B2
JPS5946557B2 JP5472579A JP5472579A JPS5946557B2 JP S5946557 B2 JPS5946557 B2 JP S5946557B2 JP 5472579 A JP5472579 A JP 5472579A JP 5472579 A JP5472579 A JP 5472579A JP S5946557 B2 JPS5946557 B2 JP S5946557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガム質含有植物油脂の精製法及びそれに用い
る精製剤に関し、より詳細には、少ない工程数で且つ良
好な濾過性で、ガム質や色素の除去された精製植物油脂
を製造する方法に関する。
天然に得られる多くの植物油脂、例えばパーム油等には
、色素の他にガム質物質が油脂類に溶解した状態で含有
されており、油脂類の精製に際してこれを除去すること
が重要な問題となつている。従来、植物油脂中のガム質
物質を除去するために用いられている方法は、ガム質含
有植物油脂にリン酸等の脱ガム用酸を添加し、混合して
、油脂中に溶解したガム質を凝集させ、凝集後の油脂類
にモンモリロナイト系脱色剤を添加混合して脱色処理を
行ない、最後にガム質凝集物を使用済みの脱色剤(廃白
土)と共にP過分離することから成つている。上述した
公知の精製法は、ガム質や色素類の除去率の点では満足
し得るものであるが、精製操作及び濾過操作の点で未だ
多くの欠点を有している。
即ち、公知の精製法では、凝集したガム質物質が混合槽
の器壁や撹拌機等に粘着し、これを除去するために面倒
で且つ手数のかかる清掃操作を行わねばならない煩わし
さがある。また、脱色処理後に使用済み脱色剤を炉別す
るに際して、ガム質凝集物の混在によつて濾過性が著し
く低下し、濾過に著しく長い時間を必要とし、また油脂
類の濾過ケーキ中への残存量(オイル・りテンション)
も概して多くなる欠点がある。更に、濾過ケーキ中への
ガム質凝集物の混在によつて、P過ケーキ等の払い出し
操作も困難となり、例えば沢葉式加圧に過機等の自動式
ろ過機の使用が困難となる。ガム質凝集物が使用済み脱
色剤のP過ケーキ中に混在することの欠点を解消するた
め、凝集処理後の油脂類を水洗し、ガム質凝集物を水相
中に移行させることも既に行われているが、このような
格別の処理を行つた場合にも、7削酎頃中に含有される
ガム質凝集物を完全に除去することは困難であり、やは
りガム質凝集物の混在によつて、使用済み脱色剤のろ過
性を向上させることは困難である。のみならず、凝集処
理工程と脱色処理工程との間に水洗工程を設けることは
、工程数や設備の増加の点で不利であるばかりではなく
、汚濁排水を生じてその浄化処理を必要とすること、及
び水洗により油脂中に混入する水分を脱水するための格
別の操作を必要とすること等において、種々の不利益が
もたらされる。本発明者は、植物油脂中に含有されるガ
ム質物質をリン酸等を用いて凝集させる際、リン酸等の
脱ガム用酸を無機多孔質担体に指持させた状態で植物油
脂と均密に混合するときには、ガム質物質が前記祖体と
共に実質上非粘着性の凝集体となり混合槽壁や攪拌機等
への付着が防止され、更にこの凝集体は該担体と別個に
添加され、使用された使用済みの脱色剤と共に良好なP
過性をもつてP別されることを見出した。
本発明によれば、水銀圧入法で測定して細孔半径100
λ以上の細孔容積が0.2CC/y以上であり且つ数平
均粒径が0.5m7IL以下である無機多孔質担体に、
脱ガム用酸を、前記担体当り3乃至300重量%の量で
含浸せしめた流動性粉粒体から成るガム質精製剤を、ガ
ム質含有植物油脂に添加し、両者を均密に混合して、ガ
ム質を無機多孔質和体に含んだ状態で凝集させ、凝集処
理後の油脂と前記精製剤とは別個のモンモリロナイト系
脱色剤と接触させて油脂の脱色処理を行ない、次いで脱
色処理後の油脂をP過して前記凝集物を使用済みの脱色
剤と共にP滓として分離することを特徴とするガム質含
有植物油脂の精製法が提供される。
天然に産出される稙物油脂は、程度の差はあれ、リン脂
質(PhOsphatide)を主体とするガム質物質
を含有しており、本発明によれば、これらのガム質物質
を比較的小量含有する場合も或は比較的多い量で含有す
る場合にも、これを色素等の着色成分と共に除去するこ
とが可能となる。
これらの植物油脂の数例について、ガム質物質の含有量
を示すと下記第1表の通りとなる。本発明においては、
土述したガム質含有植物油脂に、リン酸、クエン酸等の
脱ガム用酸を無機質多孔質担体に担持させた状態で添加
し、両者を均密に混合することが、ガム質凝集体の粘着
性を防止し、且つこの凝集体を使用済みの脱色剤と共に
、能率よくP過分離するようにするために極めて重要で
ある。
既に詳述した通り、ガム質含有植物油脂に単に酸を添加
した場合には、ガム質の凝集体が粘着性の状態で生成し
、更にこのような凝集体は、従来の水洗のような操作で
完全に除去することは困難であり、また次の脱色処理に
用いた脱色剤のP過性を著しく悪化させるという欠点を
生ずる。
これに対して、本発明に従い、ガム質の酸による凝集処
理に際して、酸を無機多孔質担体に担持させた状態で使
用すると、ガム質が非粘着性の状態でしかも完全に凝集
し、この凝集体は次の脱色処理に用いた脱色剤と共に、
完全にしかも優れたP過性をもつて分離されるのである
。この理由は、詳細には不明であるが、油脂類に含まれ
るガム質物質が多孔質相体中のマクロボアに吸着された
形で凝集する結果として、ガム質物質が無機質和体で包
まれた状態で凝集粗大化し、これにより凝集体に非粘着
性と優れたP過性とが賦与されるものと推定される。
本発明において、脱ガム用酸としては、従来この目的に
使用されている酸は全て使用でき、例えば、リン酸、シ
ユウ酸、クエン酸、酒石酸、酢酸等が使用される。
特に有用な脱ガム用酸はリン酸である。これらの脱ガム
用酸は、油脂中のガム質含有量によつても相違するが、
原料油当り一般に0.01乃至1重量%(以下%は特記
しない限り重量基準とする)、特に0.1乃至0.5%
の量で用いるのがよい。
本明細書において、「多孔質」とは、マクロボア、即ち
細孔半径が100λ以上の孔を多数含有するという意味
で用いるものとする。
また、[担体」とは、このものがガム質物質に対しては
吸着性を示すが、油脂類に対しては実質上不活性である
という意味で使用するものとする。本発明の目的に有用
な無機多孔質担体の適当な例は、ケイソウ土、粒状活性
白土、粉末乃至は粒状のパーライト、シラスバルーン、
軽石粉、活性炭等である。
特に好適な無機多孔質担体は、水銀圧入法で測定して細
孔半径100λ以上の細孔容積が0.1CC/7以上、
特に0,2CC/7以上であり且つ数平均粒径が1.0
鼎以下、特に0.5龍以下である無機粉粒体であり、就
中ケイソウ土、粒状活性白土等が望ましい。
これらの無機多孔質担体は、その粒度や油脂中のガム質
含有量によつても若干相違するが、原料油当り、一般に
0.1乃至5%、特に0.2乃至3.0%の量で用いる
のがよい。
本発明者等は、前述した細孔半径100λ以上の細孔容
積が0.2CC/7以上であり且つ数平均粒径が0.5
m71L以下である無機多孔質担体に、予め脱ガム用酸
を、前記指体当り3乃至300%の量で含浸せしめたも
のを、土述したガム質物質の凝集処理に使用すると、操
作の点でも、或いは精製油脂の特性の点でも顕著な利点
が達成されることを見出した。
即ち、このような含浸処理を行つたものは、酸が担体中
のマクロボア中に含まれていることに関連して、サラサ
ラした流動性のある粉粒体であり、計量及び原料油への
添加が極めて作業性よく行い得るという利点を有してい
る。
のみならず、この複合粉粒体から成る精製剤をガム質物
質の凝集処理に使用すると、続いて行なう脱色処理にお
いて、脱色能を一層向上させ、更に凝集体と使用済み脱
色剤とのp過速度を一層向上せしめることが可能となる
のである。
この理由は、無機担体のマクロボア中に含有されるリン
酸等の脱ガム用酸が、油脂中のガム質物質を凝集させる
と同時に、凝集したガム質物質が担体中のマクロボア中
に捕集されるためであると思われる。無機多孔質担体の
マクロボア中に、脱ガム用酸を一様に分布させた状態で
含浸させるためには、脱ガム用酸の稀釈水溶液を調製し
、この水溶液と無機多孔質担体とを一様に親和させた後
、この混和物をサラサラした粉粒体となる迄乾燥すれば
よい。原料油脂、脱ガム用酸及び無機多孔質担体の混合
は、原料油脂の十分な流動性が保たれるような条件下で
、これらを攪拌することにより行われる。
一般には、60乃至150℃、特に70乃至130℃の
温度で、5乃至120分間、特に30乃至60分間攪拌
を行なうことにより、原料油脂中に含有されるガム質を
無機多孔質担体を含んだ状態で凝集させることが可能と
なる。凝集処理を施した油脂には、次いでモンモリロナ
イト系脱色剤を添加して油脂の脱色処理を行なう。
モンモリロナイト系脱色剤としては、従来白土(Ble
achingearth)と称されているもの、特に酸
性白土、ベントナイト、サブベントナイト、バイデライ
ト、ノントロナイト等の天然に産出するモンモリロナイ
ト族粘土鉱物や、これらの粘土鉱物を酸処理及び/又は
アルカリ処理して得られる所謂活性白土が使用される。
これらのモンモリロナイト系脱色剤は、一般に50m′
/7以上、特に200m゜/7以上の比較的大きな比表
面積を有しており、且つ一般に微粉末の形で使用される
。凝集処理後の油脂の脱色処理は、それ自体公知の条件
下で行なうことができ、例えば油脂当り0.1乃至5%
の脱色例を添加し、90乃至150℃温度で5乃至30
分間、両者の組成物を攪拌することにより、脱色処理を
完了することができる。脱色処理を終えた混合物は、こ
れを任意のP過機、例えばフイルタープレス、ベルトフ
イルタ一オルバーフイルタ一、アメリカンフイルタ一、
P葉加圧式P過機、遠心P過機等の減圧乃至は加圧式P
過機に供給して、精製油脂と、ガム質凝集体及び使用済
み脱色剤の残渣とに分離する。本発明によれば、ガム質
物質を無機多孔質担体と共に凝集せしめることに関連し
て、水洗等の格別の工程を設けることなしに、しかも優
れたP過性をもつて、ガム質物質を脱色剤と共に分離し
得ることが顕著な利点であり、更に、P過ケーキの払い
出し操作等も容易に行なうことが可能となる。
本発明によれば更に、リン酸等の脱ガム用酸を油脂に配
合した後、格別の水洗操作等を行わない場合にも、精製
油脂中にリン酸等の脱ガム用酸が実質上含有されていな
いことは、真に意外のことであつた。その理由は、正確
には不明であるが、系中に添加された脱ガム用酸の内遊
離のものは、無機多孔質指体や脱色剤に吸着されるため
であろうと推察される。勿論、本発明において、遊離の
脱ガム用酸が精製油脂中に混在するおそれを完全になく
するために、一般に必要ではないが、ガム質物質の凝集
処理後、P別前の任意の段階で炭酸カルシウム等のアル
カリ剤を油脂中に添加混合することができる。
この際、脱色処理前或は脱色処理後に、脱ガム用酸の0
.5乃至1,0当量の炭酸カルシウムを添加すると、精
製油中の遊離脂肪酸量を低下させるのに有用である。本
発明の精製処理を終えた油脂類を、所望により任意の後
処理に賦することができる。
例えば、この油脂類を、180乃至280℃の高温で減
圧雰囲気中に曝すことにより脱臭処理することができる
。本発明を次の例で説明する。
実施例 1 リン酸(85%濃度試薬1級)23.67を純水150
m1に希釈した液に市販ケイソウ土(細孔半径100λ
以上の細孔容積1.9CC/2、数平均粒径0.1關以
下、商品名スーパーライト)1007を加え、十分混合
した後110℃に調整した電気乾燥器で?発乾固せしめ
た。
次に乾燥物を小型アトマイザ一で粉砕し脱ガム精製剤約
110yを得た。次に、70℃の湯浴中で融解させ液状
油としたマレーシア産パーム原油3007を11の三ツ
カフラスコに秤りとり、上記脱ガム精製剤1.87を加
え、マントルヒーターで加熱し90℃で30分間攪拌処
理した。
次に油温を70℃に下げ、水澤化学工業(株)製活性白
土V2を7.57添加し、マントルヒーターで加熱し、
6mmHgの真空下135℃で20分間撹拌処理し脱色
を行なつた。次に脱色油の温度を70℃に下げ、▲過中
油温を70℃に保つようにバンドヒーターを巻いた直径
70m1L、高さ50m77!のステンレス製ブフナー
ロートを31のP瓶に取り付け、真空ポンプで300m
mHgの真空度を保ちながらステンレス製ブフナーロー
トに脱色油を注ぎP過を行ない、P過速度を求めた。P
過速度は脱色油が廃白土から分離する迄の時間を意味す
る。P過後の油は口ピポッド比色計(5%インチ石英セ
ル)による色度と光電光度計(20mm石英セル)によ
る光線透過率を求めた。更に脱色油107を秤りとり、
ベンゼン、エタノール混合液1001n1に溶かし、フ
ェノ一ルフタレンを指示薬としてN/10K0H規定液
の滴定より酸価を求め、下記計算式より遊離脂肪酸量を
求めた。遊離脂肪酸(%)=酸価×0,5 これらの結果を第2表に示す。
次に脱色油2007を脱臭処理装置にとり、マントルヒ
ーターで加熱し、245℃で真空度371tmHgで水
葦気を吹き込みながら90分間脱臭処理した。
水蒸気吹き込み量は油に対し6%である。脱臭後、油温
を70℃に下げ定性口紙腐2を用いてP過した。P過後
の油は口ピポッド比色計(5Hインチ石英セル)による
色度と光電光度計による光線透過率を求めた。又、中和
滴定により酸価を測定し計算より遊離脂肪酸量を求めた
。結果を第3表に示す。上記精製法による油をA精製油
とする。上記精製法において脱ガム精製剤の処理後、炭
酸カルシウム0.23yを油に加え撹拌し遊離のリン酸
を中和し、ついで水澤化学工業(株)製活性白土V27
.57を加え脱色処理を行いP過を行なつた。次に脱色
油を脱臭装置を用いて脱臭した。このような処理法で得
られた精製油をB精製油とする。この結果を第2表及び
第3表に示す。実施例 2水澤化学業(株)製粒状白土
(細孔半径100λ以上の細孔容積0.8CC/t、数
平均粒径0.37mm1商品名ガレオナイト#236)
50yをリン酸(濃度85%試薬1級)11.87を純
水50m1に希釈した液中に浸漬し、そのまXの状態で
110℃に調整した電気乾燥器で水分を蒸発させ粒状の
脱ガム精製剤557を得た。
次に、70℃の湯浴中で融解させ液状油としたマレーシ
ア産パーム原油3007を11の三ツカフラスコに秤り
とり、上記脱ガム精製剤1.8tを加え、マントルヒー
ターで加熱し90℃で30分間攪拌処理した。
次に油温を70゜Cに下げ、水澤化学工業(株)製活性
白土V2を7.57添加し、マントルヒーターで加熱し
、6m1LHgの真空下135℃で20分間攪拌し脱色
処理を行なつた。脱色後は実施例1と同様の処理を行な
つた。その結果を第2表及び第3表に示す。実施例 3 70℃の湯浴中で融解させ液状油としたマレーシア産パ
ーム原油300fを11の三ツロフラスコに秤りとり、
これにリン酸(85%濃度試薬1級)0.35f1を加
え、マントルヒーターで加熱し、90℃で30分間攪拌
処理した後実施例1で用いた市販ケイソウ土を1.5y
加え更に15分間攪拌処理した。
次に油温を70℃に下げ、水澤化学工業(株)製活性白
土V2を7.5t添加し、マントルヒーターで加熱し、
6m71LHgの真空下、135℃で20分間攪拌し脱
色処理を行なつた。脱色処理後は実施例1と同様の処理
を行なった。その結果を第2表及び第3表に示す。実施
例 4 水澤化学業(株)製活性白土V25O7に実施例1で合
成した脱ガム精製剤12yを加え十分混合した。
次に70℃の湯浴中で融解させ液状油とした。マレーシ
ア産3007を11の三ツロフラスコに秤りとり、上記
活性白土と脱ガム精製剤の混合物9.3yを添加後マン
トルヒーターで加熱し、6m!Hgの真空下、135℃
で30分間攪拌処理、し脱ガム処理及び脱色処理を行な
つた。脱色後は実施例1と同様の処理を行なつた。その
結果を第2表及び第3表に示す。比較例 1 70℃の油浴中で融解させ液状油としたマレーシア産パ
ーム原油300yを11の三ツロフラスコに秤りとり、
これに試薬1級リン酸(濃度85%)0.35fを加え
、マントルヒーターで加熱し、90℃で30分間攪拌処
理した。
次に油温を70℃に下げ、水澤化学工業(株)製活性白
土V2を7.57添加し、マントルヒーターで加熱し、
6mmHgの真空下、135℃で20分間撹拌処理し脱
色を行なつた。脱色後は実施例1と同様の処理を行なつ
た。結果を第2表のC及び第3表のCに示す。上記精製
法において、リン酸処理後、油温を70℃に下げ、水澤
化学工業(株)製活性白土V27.57と試薬1級炭酸
カルシウム0.467を十分混合したものを油に添加し
、マントルヒーターで加熱し、6中Hgの真空下、13
5℃で20分間撹拌処理し脱色を行なつた。脱色後は実
施例1と同様の処理を行なつた。結果を第2表のD及び
第3表のDに示す。更に上記精製法において、リン酸処
理後、パーム油に対し4倍量の90℃の温湯でリン酸処
理により生成したガム質を洗浄除去した。
次に、油2507に水澤化学工業(株)製活性白土6.
257を添加し、マントルヒーターで加熱し、6mmH
gの真空下、135℃で20分間攪拌処理し脱色を行な
つた。脱色後は実施例1と同様の処理を行なつた。結果
を第2表のE及び第3表のEに示す。実施例 5リン酸
(85%濃度試薬1級)70.8クを純水150dに希
釈した液に市販ケイソウ土1007を加え、十分混合し
た後、110℃に調整した電気乾燥器で蒸発乾固し小型
アトマイザ一で粉砕して脱ガム精製剤約1507を得た
次に大豆原油200fを三ツロフラスコに秤りとり、上
記脱ガム精製剤1.67を加え、マントルヒーターで加
熱し、90℃で30分間攪拌処理した。次に、油温を3
0℃に下げ、水澤化学工業(株)製活性白土V2を47
添加後マントルヒーターで加熱し、110℃で20分間
攪拌処理を行ない脱色を行なつた。次に油温を70℃に
下げ、P過中油温を70℃に保つようにバンドヒーター
を巻いた直径70中、高さ5017!のステンレス製ブ
フナーロートを31のP瓶に取り付け、真空ポンプで3
00mmHgの真空度を保ちながらステンレス製ブフナ
ーロートに脱色油を注ぎP過を行ないP過速度を求めた
。▲過後の油は口ピポッド比色計(5%2石英セル)に
よる色度と光電光度計(20mm石英セル)による光線
透過率を求めた。更に、実施例1と同様の方法で酸価を
求め計算式より遊離脂肪酸量を求めた。これらの結果を
第4表に示す。上記精製法による脱色油をF精製油とす
る。上記精製法において脱ガム精製剤の処理後、炭酸カ
ルシウム0.69tを油に添加し撹拌処理を行ない、つ
いで活性白土による脱色を行なつた精製油をG精製油と
する。
この結果を第4表に示す。実施例 6リン酸(85%濃
度試薬1級)35.47を純水501!l!に希釈した
液に水澤化学業(株)製粒状白土(商品名ガレオナイト
#236)50yを浸漬し、そのまXの状態で110℃
に調整した電気乾燥器で水分を蒸発させ粒状の脱ガム精
製剤約757を得た。
次に大豆原油2007を三ツロフラスコに秤りとり上記
脱ガム精製剤1.67を加え、マントルヒーターで加熱
し、90℃で30分間攪拌処理した。次に油温を30℃
に下げ、水澤化学工業(株)製活性白土V24f!を加
えマントルヒーターで加熱し、110℃で20分間攪拌
処理を行ない脱色を行なつた。脱色油について実施例5
と同様の測定を行なつた。結果を第4表に示す。実施例
7 大豆原油2007を三ツロJャ宴Xコに秤りとり、試薬1
級リン酸(濃度85%)0.77を加え、マントルヒー
ターで加熱し、90℃で30分間撹拌処理した後市販ケ
イソウ土1.07加え更に15分間攪拌処理した。
次に油温を30℃に下げ水澤化学工業(株)製活性白土
V2を47添加し、マントルヒーターで加熱し、110
℃で20分間攪拌処理を行ない脱色を行なつた。脱色油
について実施例5と同様の測定を行なつた。結果を第4
表に示す。実施例 8水澤化学工業(株)製活性白±5
07に実施例5で合成した脱ガム精製剤207を加え十
分混合した。
次に大豆原油2007を三ツロフラスコに秤りとり、上
記活性白土と脱ガム精製剤5.67を加えマントルヒー
ターで加熱し、110℃で30分間攪拌し脱色を行なつ
た。脱色油について実施例5と同様の測定を行なつた。
結果を第4表に示す。比較例 2大豆原油2007を三
ツロフラスコに秤りとり、試料1級リン酸(濃度85%
)0.77を加え、マントルヒーターで加熱し、90℃
で30分間処理した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水銀圧入法で測定して細孔半径100Å以上の細孔
    容積が0.2cc/g以上であり且つ数平均粒径が0.
    5mm以下である無機多孔質担体に、脱ガム用酸を、前
    記担体当り3乃至300重量%の量で含浸せしめた流動
    性粉粒体から成るガム質精製剤を、ガム質含有植物油脂
    に添加し、両者を均密に混合して、ガム質を無機多孔質
    担体に含んだ状態で凝集させ、凝集処理後の油脂と前記
    精製剤とは別個のモンモリロナイト系脱色剤と接触させ
    て油脂の脱色処理を行ない、次いで脱色処理後の油脂を
    濾過して前記凝集物を使用済みの脱色剤と共に濾滓とし
    て分離することを特徴とするガム質含有植物油脂の精製
    法。
JP5472579A 1979-05-07 1979-05-07 ガム質含有植物油脂の精製法 Expired JPS5946557B2 (ja)

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