JPS594654Y2 - 簡易包装救急ばんそうこう - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は簡易包装救急ばんそうこうに関する。

従来救急ばんそうこうは救急ばんそうこう本体を１個ず
つ紙等で密封包被し、その１０個、２０個等の所要数を
箱、罐等内に包装し市販しているが、登山、スキーその
他の旅行のさいなど多数の救急ばんそうこうを持参する
場合に、箱詰、罐詰のものはポケット等に入れて携帯す
るには嵩ぼって都合が悪い。

これを避けるため箱詰、罐詰から救急ばんそうこうの所
要数を取出して携帯すれば折れ曲ったり、包装が破れた
りして使用し難くなったり、使用不能になったりする。

又従来のように箱、罐等で包装すれば包装費も高くなり
経済的にも有利とならない。

本案は携帯等取扱いに便利で、経済的にも有利なものを
提供しようとするものである。

以下実施例について説明すると、粘着テープ１１の粘着
剤層１２のほぼ中央部に消毒ガーゼ、ヨードホルムその
他の薬剤の付着したガーゼのような小片の布帛１３を接
着し、前記布帛の両側に露出する粘着剤層に剥離紙１４
．１５を貼り、該剥離紙の先端部１４ ａ 、１５ ａ
が前記布帛上において相互に重なり合うように形成され
た救急ばんそうこう本体１ａを形成し、前記救急ばんそ
うこう本体は１個づつ紙その他の材料で形成され、上縁
部９帯７に被開封部１８を有する包装袋１６内に密封さ
れ、そのさい前記救急ばんそうこう本体に貼着された重
なり合う外側の剥離紙１４の端部１４ａが被開封部１８
側に向くようにすると共に該端部１４ａを前記包装袋１
６の内面に固着して包装救急ばんそうこう１が形成され
ている。

第３図には、剥離紙１４の端部１４ａを被開封部に設け
られたつまみ１８ａに連続する包装袋の部分１６ ａの
内面に接着剤を介して固着２１シたものが示されている
。

この包装救急ばんそうこうをその被開封部がこれとほぼ
同じ大きさの背面板２の上縁部側になるようにして該背
面板の上面に適宜数、例えば５個、１０個、２０個等を
重ね、更にその上面の上縁部９帯７に適当な大きさの短
板３を重ね合わせ、これらをその上縁部９帯において糸
、針金、金具等の綴具て綴着若しくは接着剤を介して接
着等して一体的に重着６している。

又前記背面板２の下縁には適当に形成された折曲部４を
存して表面板５を連設し、この表面板は折曲部から内方
側に、即ち前記重ね合わされた包装救急ばんそうこうの
下端８を挾むようにして上方へ折返し、該表面板の先端
５ａを前記重着された短板３と包装救急ばんそうこうの
間に挿込む等して前記表面板が開閉できるように止着し
ている。

上記背面板、短板及び前面板等の外包板は適度に腰のあ
る紙、板紙、プラスチックシート等で形成でき、表面板
、短板、背面板には必要に応じて品名、模様その他適当
な表示ができる。

又短板３は前記背面板２の上縁に適当な折曲を部９を存
して連設し前面板、背面板と一体に連続した外包板であ
ってもよく、包装救急ばんそうこうを前記同様綴着等し
て同様に形成できる（第４図）。

また包装救急ばんそうこうは重着６される場合に救急ば
んそうこう本体１ａが綴着等されないよう必要に応じて
包装置６の上端に適宜長さの綴代１７を設けることもで
きる。

上記の簡易包装救急ばんそうこうは包装救急ばんそうこ
う及び外包板をそれぞれ切離し容易な切線１９．２０を
存して２以上連設することもでき（第５図）、又必要に
応じて適当な袋等の容器に封入して市販に供することも
できる。

上述の如く救急ばんそうこうの所定数を背面板、表面板
及び短板で構成された外包机内に綴着等して定着してい
るので、箱や罐等の容器内に包装した場合のように嵩ば
らす、ポケット等に入れて簡易に携帯でき、運動その他
の動作の邪魔にならず、必要に応じて使用する場合には
、ポケット等から最り出し、その外包板の前面板を開き
、露出した包装救急ばんそうこうの被開封部を下方に引
っばれば該包装救急ばんそうこうは上縁部９帯で重着支
持されると共にその剥離紙が包装の内面に固着している
ので開封と同時に救急ばんそうこう本体の一方の剥離紙
１４が簡易に剥離されるから包装袋１６から取出された
救急ばんそうこう本体１ａは直ちに一方側の露出粘着剤
層を介して要部に貼着できる。

又残った包装救急ばんそうこうは外包板の前面板を短板
に止着し、再びポケットに入れて携帯できる。

携帯中容包装救急ばんそうこうは外包板によって規整さ
れるから折れ曲がったり、包装が破れたすせず最後の一
個まで何等の支障もなく使用できる。

又構造簡単で、手数を要せず容易に製造でき経済的にも
有利なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示し、第１図は概略斜面図、第２
図は側面図、第３図は包装救急ばんそうこうの断面図、
第４図は変形例を示す概略斜面図、第５図は他の変形例
を示す概略斜面図である。 １は包装救急ばんそうこう、１ａは救急ばんそうこう本
体、２は背面板、３は短板、５は前面板、６は重着部、
７（其上縁部区帯、１２は粘着剤層、１４及び１５は剥
離紙、１６は包装袋、１８は被開封部、２１は固着部で
ある。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 粘着テープの粘着剤層のほは沖央部に布帛小片を接
   着し、粘着剤層をその両側から剥離紙によってその先端
   部が相互に重り合うように被覆形成された救急ばんそう
   こう本体の一個づつを、上縁部９帯に被開封部を有する
   包装袋に入れると共に前記重り合う外側の剥離紙を前記
   包装袋の内面に固着し密封して包装救急ばんそうこうを
   形成し、前記包装救急ばんそうこうをその被開封部が上
   縁部側になるようにして背面板上に適宜数を積重ね、そ
   の上面の上縁部９帯に短板を重ね、前記背面板、包装救
   急ばんそうこうおよび短板をそれらの上縁部９帯で綴着
   等して重着し、前記背面板の下縁に折曲部を存して前記
   板を連設し前記前面板を包装救急ばんそうこう上に折り
   重ねその先端部を前記短板に開閉可能に止着した簡易包
   装救急ばんそうこう。 ２ 背面板の上縁に折曲を部を存して短板が連結形成さ
   れた実用新案登録請求の範囲第１項に記載の簡易包装救
   急ばんそうこう。 ３ 切離し容易な切線を存して２以上の包装救急ばんそ
   うこうが連結した実用新案登録請求の範囲第１項または
   第２項に記載の簡易包装救急ばんそつこつ。