JPS5946177B2 - 口腔清掃器 - Google Patents

口腔清掃器

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JPS5946177B2
JPS5946177B2 JP1414580A JP1414580A JPS5946177B2 JP S5946177 B2 JPS5946177 B2 JP S5946177B2 JP 1414580 A JP1414580 A JP 1414580A JP 1414580 A JP1414580 A JP 1414580A JP S5946177 B2 JPS5946177 B2 JP S5946177B2
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toothbrush
valve
piston
pressure
chamber
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忠憲 岡崎
博章 酒井
耕一郎 白垣
孝俊 米倉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、高圧脈動流体によって、歯ブラシの駆動とジ
ェット水流の噴射を同時に行ない、歯に付着した歯垢・
異物の除去による虫歯の予防とマツサージ効果による歯
槽膿漏の予防並びに治療を効果的に、しかも短時間に行
えるという特徴を有する口腔清掃器に関するものである
一般に口腔清掃器としては、歯ブラシタイプとポンプ装
置を用いて得た高圧水をノズル先端より噴射するタイプ
があり、前者の歯ブラシタイプは手軽に行え、かつ、歯
垢除去に関して優れた効果があるが、構造上、歯のすき
ま等のブラシのとどきにくい部分に歯垢・異物が残る欠
点がある。
一方、後者の高圧水を噴射するタイプは、歯のすきまや
、歯と歯ぐきのすきまに詰った食べカス等の異物の除去
には優れており、かつ、脈動ジェット水による振動付与
により歯ぐきの血行良化を促し、歯槽膿漏の予防並びに
治療に効果があるが、惜しむらくは、歯の表面に付着し
た歯垢の除去に関しては、効果が少なく、不十分である
このように両者には一長一短があり、口腔衛生学会等の
報告にみられるように満足な清掃効果を得るためには、
両者を併用することが必要がある。
ところで、前記両者を別個に併用することでは時間がか
かるばかりでなく、極めて煩わしい。
また手動の歯ブラシの場合、清掃効果に個人差が生じ、
手が疲れるといった不具合がある。
そこで、最近、歯ブラシが自動的に動く電動歯ブラシが
市販されてきているが、これも満足な清掃効果を得るた
めには、前述のように、高圧水噴射タイプと電動ブラシ
との併用が必要であるため、時間の短縮、煩わしさの低
減に効果が少なく、高圧水噴射タイプと電動ブラシとい
う高価な製品を各々、備えることは経済的な負担が大き
い。
また、一般家庭の洗面所は、これら機器の収納スペース
は比較的少なく、上記の各々を備え使用するためにはか
なりのスペースを要し、不便である。
さらに、高圧水噴射タイプと電動ブラシを一体化したも
のや、高圧水噴射と水圧駆動ブラシを一体化したものが
考案されているが、これらは、いずれも高圧水噴射用の
ノズル付ピックと、歯ブラシの2種類を別個に用意し、
前述のように、清掃効果を高めるためには、両者をつけ
かえ使用が必要であり、着脱交換の煩わしさがあるばか
りでなく、時間がかかり、非能率である。
このため、使用者は、いずれか一方のみしか使用しなく
なり、2つの機能は実際的には殆んどその効果を発揮す
ることができない。
さらに、大きな欠点は、高圧ジェット水のみを使い、歯
ブラシを使わない場合は、前述のように歯垢の除去が不
十分なため、歯の疾患予防には役立たない。
この点から、歯ブラシとピックを交換する一体型のタイ
プは使用者に余計な煩わしさと経済的負担を負わせる一
方、不特定多数の使用者に対して、その使い方を徹底で
きず、本来の効果を十分発揮することはできない。
また、使用者は常に製品を使用しながら、逆に歯に疾患
がでてくるといった問題点が生じることは明白である。
本発明は上記の欠点を一挙に解消し、極めて短時間に満
足な口腔内の清掃効果と歯ぐきのマツサージ効果を有す
る口腔清掃器を提供するものである。
また、本発明は不特定多数の使用者に対しても、確実に
歯ブラシによる刷掃効果と脈動ジェット流による歯垢・
異物の除去効果およびマツサージ効果を発揮するように
構成された口腔清掃器を提供するものである。
さらに、本発明は不特定多数の使用者に対し、その使用
時、何ら煩わしさや非能率さを与えないばかりか、上記
のいづれのタイプよりも、容易に、かつ確実に使用させ
、短時間で極めて能率的に清掃できる口腔清掃器を提供
するものである。
本発明は、以上のように優れた利点と新規性を有し、口
腔清掃上、多大の貢献を成す口腔清掃器を提供するもの
である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の外観構成を示すものである。
図において高圧脈動流を発生させるポンプ装置1は、単
一の可撓性導管2によって歯ブラシ部ユニット3に連結
されている。
可撓性導管2は、ポンプ装置1と歯ブラシ部ユニット3
との間に、高圧脈動流の往復流路を有している。
ポンプ装置1は、水槽4、外装ケース5内のポンプと、
駆動部からなる。
外装ケース5には、電源スィッチの操作ツマミ6、可撓
性導管2と歯ブラシ部ユニット3の保持部7が設けられ
ている。
水槽4の上部には、使用しないときに水槽4内を清潔に
保つため、蓋4′が設けられている。
歯ブラシ部ユニット3には、高圧脈動ジェット水を噴出
できるようにした歯ブラシ8が着脱自在に挿着されてい
る。
また、実際使用時は、歯ブラシ8から噴出する脈動ジェ
ット水の流量を調節することが望ましく、歯ブラシ部ユ
ニット3を握りながら、親指と八指し指で容易に回動操
作できるように、ケース9の上方で、かつ、歯ブラシ8
に近い位置に流量調節ツマミ10が設けられている。
実際の使用は、歯ブラシ8を歯ブラシ部ユニット3に挿
着し、水槽4に給水した後、操作ツマミ6を回動して電
源を入れると、ポンプ装置1によって高圧脈動水流が発
生し、この高圧脈動水流が可撓性導管2を経由して歯ブ
ラシ部ユニット3へ供給されることにより歯ブラシ8が
駆動される。
流量調節ツマミ10の操作によって歯ブラシ8から脈動
ジェット水を噴出させながら、歯ブラシ8を駆動できる
ようになっており、前述の歯ブラシ8と高圧の脈動ジェ
ット水の同時併用ができ、確実に両機能が発揮でき、所
期の優れた清掃効果とマツサージ効果を得ることができ
る。
通常は、単なる水だけで清掃効果は十分であるが、給水
にはみがき等を添加すれば、清掃後の爽快感を得ること
ができる。
また、習慣上、練りはみがきを使いたい場合は、流量調
節ツマミ10によって歯ブラシ8から噴出する脈動ジェ
ット水の流量を0にすれば歯ブラシ単独となり、従来の
電動歯ブラシと同様に使用でき、その後、流量調節ツマ
ミ10によって脈動ジェット水を付加しながら歯ブラシ
8を駆動できるので、上述の機能に何ら支障がなく、か
つ確実に簡便に、不特定多数の使用者に優れた清掃効果
とマツサージ効果を提供しうるものである。
第2図および第3図はポンプ装置1の構造を具体的に示
すものである。
通常、水槽4には洗浄水中の混入異物のろ過のためフィ
ルタ41が、また、給水時の洩れ防止のため、給水口部
にはボールよりなる弁42が設けられている。
水槽4をケース5の上部に載せ、その給水口部をケース
5の上部に構成された挿着部51へ挿着すると、挿着部
51に設けられた弁押し部52によって弁42を突き上
げ、挿着部51の下方に設けられたポンプ室44へ洗浄
水が流入する。
水槽4とケース5の挿着部51との間は、シール材43
によって洩れが防止されている。
ポンプ室44の上方には逆止弁45が設けられており、
ポンプ室44への吸込時は、上方の逆止弁45が下がり
、逆止弁45の上方の弁座46との間の空隙から洗浄水
を流入する。
また、吐出時はポンプ室44の圧力により逆止弁45が
上昇して弁座46との間で密着シールし、ポンプ室44
内の加圧された洗浄水は、可撓性導管2′を通り排出さ
れる。
この行程の繰り返しによって、ポンプ装置1から、高圧
脈動流が可撓性導管2を経由して、歯ブラシ部ユニット
3に供給される。
ポンプ室44内のピストン部は、折り畳みをもったベロ
フラムなどの弾性体でできたピストン弁53を、ピスト
ンロッド50の先端取付部48に、ピストン弁53の偏
心防止を兼ねたリテーナプレート47で押え、ビス49
で固定して構成されている。
前記リテーナプレート41は、外周をポンプケース64
の内側に軽く当接させているので偏心がなく、ピストン
弁53の繰返し耐久性を向上させ、本構造における機器
の耐久性上、著しい効果を発揮するものである。
さらに、ピストン弁53はポンプケース64.65でそ
の周辺を挟合固定されており、ポンプ室44の一部を形
成している。
駆動モータ54のトルクは、シャフト55に固定された
駆動ピニオン56、従動ギア57によって減速比に相当
する大きさに増大される。
前述のピストン部は、従動ギア57と同時に回転し、か
つそのセンター軸59に対して偏心した偏心部58によ
って、偏心量の2倍に相当するストロークで往復運動を
行う。
このピストン部の運動に応動して逆止弁45が上下し、
ポンプ室44内に脈動圧を生じ、高圧脈動流は可撓性導
管2′、2を経由して歯ブラシ部ユニット3へ供給され
る。
組立性を簡便化し、また、始動トルクを安定化させるた
め、従動ギア51と偏心部58が同時に回転するように
し、そのセンター軸59は、フレーム61に圧入され、
他のフレーム60で保持されている。
この構造によれば、組立性を簡便化し、部品コストを低
廉化できるだけでなく、最も重要な精度の確保ができ、
モータ54の始動トルクを低くとることができる等の利
点を有している。
また、歯および歯ぐきへの歯ブラシの影響、清掃効果、
使用性の点から、歯ブラシの摺動数は毎分2000サイ
クル程度以下が望ましく、機器の消費電力低減の市場ニ
ーズを考え合せ、ピストン部の適正な往復回数と適正な
トルクを設定するためには、駆動モータ54と適当な減
速比をもつ減速機構との組合せが必要である。
第2図に示す実施例では、歯車1段減速としている。
脈動時の偏荷重によってフレーム61に曲げモーメント
が作用し、このため機構部にはピストン部の運動方向に
振動が発生する。
製品の振動および騒音低減のため、緩衝材66.67で
ポンプ部のフレーム61、ケース64を各々底板63、
外装ケース5に弾性的に保持している。
参考までに電源スィッチ62を図示している。
次に歯ブラシ部ユニット3について実施例を示す第4図
〜第8図を参照しながら説明する。
歯ブラシ部ユニット3のケース9の下部には可撓性導管
2、水通路14を介して高圧脈動水が出入する室15を
設けている。
この室15は水通路14をもつ部材12とシール11を
とりつけることによって構成される。
室15′の上部には、内部に通水路80を有する弁体1
6が設けられ、その先端に設けたテーパ弁18とケース
9の弁座部17とで流量調節のための弁部を構成してい
る。
弁体16は、常にテーパ弁18と弁座部17とが当接す
るようにスプリング19で押圧されている。
また、弁体16は、室15に発生する正の流体圧を受け
て弁座部17との当接力が増大するように設けられてい
る。
これによって、室15に発生する脈動圧の変化に対して
安定した流量調節を行うことができる。
流量調節はケース上部に設けられた流量調節ツマミ10
を回動し、弁押圧ロッド24を上下に移動させ、この弁
押圧ロッド24の下部に位置する弁体16を上下させ、
前記テーパ弁18と弁座部17との隙間を変化させるこ
とにより、最終的には歯ブラシ8の噴流口35′から流
出する流量をO〜最大まで任意に調節できる。
前記流量調節ツマミ10は、歯ブラシ8を駆動する運動
伝達部材33と、液圧作動部の第1作動ピストンを押圧
付勢するスプリング68を保持する保持部材21の外周
を軸として、使用中、人指し指または親指で容易に回動
できるように挿着されている。
また、回動時の軸方向上下のガタを低減するため、ワッ
シャ22を介してケース蓋23で上方向から規制してい
る。
流量調節ツマミ10の回動力を弁体16の上下移動に変
換するために、前記弁押圧ロッド24を設けている。
弁押圧ロッド24は、上端部に部分的に形成された内ネ
ジ20を前記流量調節ツマミ10の下方外周に設けたネ
ジ部20′に螺合させ、かつ、前記弁押圧ロッド24の
下端の弁押圧部26が常に弁体16の端面に当接し、ケ
ース9の内壁の一部を案内として滑動するように0リン
グ25を介して挿着されている。
なお、第4図では、ケース9のコンパクト化のため、弁
押圧ロッド24の0リング25の挿着部軸心と弁押圧部
26の軸心を一致させていないが、調節上、全く支障は
ない。
前記流量調節部は、上記のような構成において流量調節
ツマミ10を回動ずれば、該ツマミ10のネジ部20′
と部分的に螺合させた弁押圧ロッド24で弁体16を上
下させ、テーパ弁18と弁座部17との間の隙間を変え
、歯ブラシ8の噴流口35′からの流量を調節すること
ができる。
また、流量調節ツマミ10とケース9の間で、ストッパ
ー等を設けて規制すれば、必要以上に回動して弁押圧ロ
ッド24の上端部と、前記ツマミ10の端面とが当接し
、ネジ部20,20’の嵌合部に異常な荷重が加わり、
破損したり、変形したりすることを容易に防止できる。
次に前記室15へ流入した脈動高圧流体が歯ブラシ8の
通水路35を経由し、噴流口35′から流出するまでの
通水路の構成について説明する。
前記流量調節部によって、テーパ弁18と弁座部17と
の間に流量調節ツマミ10の回動角度に相描する通水路
が形成されると、脈動圧力流体は前記室15から弁体1
6に設けた通水路80を通り、前記テーパ弁18と弁座
部17とで形成された隙間からケース9と弁体16の外
壁と、後述する液圧作動部のシリンダ28と第2の作動
ピストン30で形成される室81へ流入する。
前記第2の作動ピストン30は、その上方に配置され、
かつ通水路75を有する第1の作動ピストン71の一部
外周を軸として、滑動できるように挿着され、かつ、互
に近接するようにスプリング68.73’で付勢されて
いる。
前記第1の作動ヒストン77の通水路75は、第2の作
動ピストン30の滑動軸を貫通し、前記室81と連通し
ている。
また、前記第1の作動ピストン77には通水路34を有
する運動伝達部材33が一体化されており、該通水路3
4は前記第1の作動ピストン77の通水路75を経由し
て、前記室81と連通ずるように構成されている。
したがって、脈動高圧流体は、流量調節ツマミ10の回
動調節に応じて、部材12の通水路14から、弁体16
の通水路80、テーパ弁18と弁座部11との隙間、前
記室81、前記第1の作動ピストンTIの通水路75を
経由して前記運動伝達部材33の通水路34を通り、該
運動伝達部材33の先端部36に01Jング37を介し
て挿着された歯ブラシ8の通水路35を経て、噴流口3
5′より噴出する。
以上のような通水路の構成によれば、歯、みがき時、口
腔内に歯ブラシ8を挿入したま5親指または人指し指等
で容易に流量を調節でき、清掃時片手操作が簡便化でき
るばかりでなく、弁押圧部材26で弁体16の通水路8
0を閑さいて歯ブラシ8の噴流口35′からの噴流を完
全に止め、後述するように歯ブラシ8だけの使用も可能
であり、かつ、噴流量がO〜最大において、歯ブラシの
摺動量をほぼ一定にすることができる。
次に、流量調節ツマミ10によって前記テーパ弁18と
弁座部17とが当接し、かつ室81への流量をOにした
場合を説明する。
第1の作動ピストン77と、第2の作動ピストン30と
、シリンダ28と、該シリンダ28に当接するシール材
38.38’、39.40で、前記液圧作動部が構成さ
れている。
第2の作動ピストン30は、第1の作動ピストン77の
通水路75をなす管の一部74を軸として、シリンダ2
8内を滑動できるように挿着されている。
また、前記第1、第2の作動ピストン77.30は、互
に近接するようにバネ68゜73′で付勢されている。
第1の作動ピストン77の外壁と、第2の作動ピストン
30の外壁と、シリンダ28の内壁と、シール材38
、38’ 、 76で、液圧作動のための室78が形成
されている。
シリンダ28の側壁には、通水口29が、また、ケース
9のテーパー弁18の流出側に位置する部分には側孔2
7が設けられており、ケース9の内壁とシリンダ28の
外壁とシール材39で形成される室31を経て、前記室
78と前記通水路29と、前記ケース9の側孔27が連
通している。
したがって、流量調節ツマミ10によって、テーパ弁1
8と弁座部17との隙間を閉じると、可撓性導管2の連
結部材12の通水路14から、室15へ流入した脈動高
圧流体が、弁体16の通水路80、弁体16の外壁とケ
ース9の内壁と弁押圧ロッド24、Oリング25とで形
成される室を通り、さらに、前述の如く、ケース9の側
孔27、シリンダ28の通水口29を経て、前記室78
のみに連通ずるように構成される。
一方、弁体16と、ケース9と、Oリング79と、シリ
ンダ30の内壁とで構成される室81は、前述のように
、歯ブラシ部より第1の作動ピストン77の通水路75
によって、大気と連通している。
また、第1の作動ピストン77を押圧するスプリング6
8が挿着されている室も、常時、孔69で大気に連通ず
るように構成されている。
したがって、室γ8に作用する脈動高圧流体の正の圧力
によって、第1の作動ピストン77、第2の作動ピスト
ン30は、各々の圧力作用両積に比例した力を受け、各
々、スプリング68,73’の付勢荷重に抗して、互に
反対方向に滑動する。
脈動高圧流体は第1図および第3図で示すポンプ装置に
より発生されるため、正の圧力と、負もしくはOの圧力
の繰り返えしである。
よって負もしくはOの圧力のとき、すなわちポンプ室4
4が吸入行程のとき、前記スプリング68.73’の付
勢により、前記第1の作動ピストン77、第2の作動ピ
ストン30は互いに近づき、室78内の流体を可撓性導
管2を介して前記ポンプ室へ押し戻す。
ここで、一見、水槽4からも水がポンプ室44内に流入
しそうであるが、ポンプ室4内の水には大気圧しかかか
つていないのに対し、室78内の水はスプリング68お
よび73′により付勢されているため、正圧さなってい
る。
このため、ポンプのピストン部が吸込工程のとき、つま
りピストン部が下降状態のときは、水槽4からの水の流
入は起らず、室78内の水が、可撓性導管2を介して前
記ポンプ室4に押し戻されるのである。
また、仮に外的要因にて、可撓性導管2が屈曲したりし
て、室78からの水の逆流人が阻害され可撓性導管2内
の水の流れが悪くなった場合を考えると、ポンプのピス
トン部の吸込工程の際水槽4より、水の流入が起こり、
続いてピストン部の吐出工程の際には、室78にさらに
水を押し込もうとするが、室18は既に水で充満されて
いるため室78の水圧はさらに上がり、また、通水孔2
9、側孔21、さらには、弁押圧部材26と、Oリング
25とケース9と、テーパ弁18の上部にて構成される
部分も水圧が上がるため、水がテーパ弁18を押し下げ
ることとなり、テーパ弁18と弁座11との隙間より流
れ出た水は、室81に流れ込み、室81、通水路75,
34,35をも充満すると噴流口35′より、ポンプの
動作に応じて、水は脈流となって噴出される。
ところで前述の第1、第2の作動ピストン71゜33の
滑動量はスプリング68.73’の初期付勢荷重、バネ
定数、およびポンプ装置の1回当りのピーク圧、吐出流
量、ならびに、該作動ピストン77.33の圧力作用面
積によって規定されるので、これらの諸元を適切に設定
することにより、前記運動伝達部材33の運動変位量も
規定される。
すなわち、上記の諸元の設定によって、前記第2の作動
ピストン30の滑動量を規定すれば、第1の作動ピスト
ン77の滑動量も規定されるので、前記運動伝達部材3
3に挿着された歯ブラシ8の運動変位量を規定し、噴流
口35′からの流量が最大のときとはゾ同じ程度の滑動
量を得ることができる。
噴流口35′からの流量がある場合は第2の作動ピスト
ン30の両端の圧力作用面積を同一にしているので、室
78と室81の圧力差によって、該第2の作動ピストン
30の滑動量が、前記流量に応じて補正され、第1の作
動ピストン77の滑動量は、流量0のときとはゾ同程度
に維持される。
以上のような構成によって、歯ブラシ8の滑動量は、該
ブラシ8の噴流口35′の流量が0〜最犬において、は
ゾ同程度の範囲に規定することができる。
さらに、前記歯ブラシ8に往復螺旋運動を与えるために
、前記液圧作動部と、前記運動伝達部材とに運動変換部
を設けている。
運動変換部は、螺旋ガイダ10と、第1の作動ピストン
17および運動伝達部材33と、該第1の作動ピストン
71、該運動伝達部材33に回動を与える部材69から
構成されている。
以下、これについて説明する。
第1の作動ピストンγ7には回動を与える少なくとも1
対の部材69が設けられ、螺旋ガイダ70の対になった
ガイド溝13に係合されている。
螺旋ガイダ10は、シリンダ28に部分的に蟲接し、保
持部材21で上方より固定されている。
また、スプリング68のガイドを兼ねている。
第1の作動ピストン77の上下運動に従って、ガイド溝
73に係合するように部材69が強制されるため、第1
の作動ピストン17は、螺旋状の往復運動を行ない、該
作動ピストン17に連結された運動伝達部材33、およ
ぎ該部材33に挿着された歯ブラシ8は必然的に螺旋状
の往復運動を行う。
本発明は、以上のように、ポンプ装置1から、可撓性導
管2を経由して、歯ブラシ部ユニット3に供給された脈
動高圧流体を、流量調節部で任意の流量に規制し、歯ブ
ラシ8の噴流口35′から噴出させながら、液圧作動部
と運動伝達部と運動変換部の構成によって、脈動圧に応
動して歯ブラシ8に螺旋状の往復運動を与え、かつ、前
記噴流口35′の流量O〜最最大範囲で、はぼ、一定の
摺動角度(変位量)を確保できるので、本発明の目的と
する不特定多数の使用者に対して簡便かつ確実に歯ブラ
シによる刷掃効果と、脈動ジェット水流による歯垢・異
物の除去効果およびマツサージ効果が発揮でき、また使
用時、何ら煩わしさや非能率さを与えるものでなく、容
易にかつ確実に使用させ短時間で極めて能率的に清掃で
きる口腔清掃器を提供しうるものであり、口腔清掃上、
多大の貢献を成すものである。
特に歯ブラシの駆動系に第1、第2のピストンを設け、
流量調節部で流量をしぼったときに脈動高圧流体が前記
2つのピストン間の室に与えられて2つの相反する方向
に駆動し、かつ歯ブラシを駆動する側のピストンの運動
量を制約し、歯ブラシの過大なローリングを抑えること
ができ、その使用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の口腔清掃器の側面図、第2
図は同ポンプ装置部の断面図、第3図は同ポンプ装置部
の要部断面図、第4図は歯ブラシユニット部の断面図、
第5図は弁押圧ロッドの斜視図、第6図は第1の作動ピ
ストンの斜視図、第7図は歯ブラシの断面図、第8図は
螺旋ガイダの斜視図である。 1・・・・・・ポンプ装置、2・・・・・・可撓導管、
3・・・・・・歯ブラシユニット、4・・・・・・水槽
、5・・・・・・外装ケース、6・・・・・・操作ツマ
ミ、8・・・・・・歯ブラシ、9・・・・・・ケース、
10・・・・・・流量調節ツマミ、15・・・・・・室
、16・・・・・・弁体、17・・・・・・弁座部、1
8・・・・・・テーパ弁、24・・・・・・弁押圧ロッ
ド、27・・・・・・通水孔、28・・・・・・シリン
ダ、29・・・・・・側孔、30・・・・・・第2の作
動ピストン、31・・・・・・ピストン室、33・・・
・・・運動伝達部材、34・・・・・・通水路、35・
・・・・・通水路、35′・・・・・・噴流口、68・
・・・・・スプリング、70・・・・・・螺旋ガイダ、
73・・・・・・ガイド溝、73′・・・・・・スプリ
ング、75・・・・・・通水路、77・・・・・・第1
の作動ピストン、78・・・・・・室、80・・・・・
・通水路、81・・・・・・室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貯水槽および高圧脈動流体を供給するポンプよりな
    るポンプ装置と前記ポンプ装置に可撓導管で接続され、
    高圧脈動流体の圧力変化により往復動する液圧作動部、
    該作動部によって駆動され歯ブラシへ運動を伝達する運
    動伝達部材よりなるブラシ部ユニットを備え、前記液圧
    作動部は運動伝達部材を駆動するための第1の作動ピス
    トンと、前記第1のピストンに縦列し、第1の作動ピス
    トンとの間に流体圧が加わったときに下動して第1の作
    動ピストンへの作用力を抑える第2の作動ピストンより
    なり、ブラシ部ユニットは液圧作動部より歯ブラシに至
    る通水路を有し、高圧脈動流体を歯ブラシより噴射する
    ように構成してなる口腔清掃器。 2 第1、第2の作動ピストン間への高圧脈動流体供給
    路中に流体流入量を調節する流量調節装置を設けてなる
    特許請求の範囲第1項に記載の口腔清掃器。 3 第2の作動ピストンは第1の作動ピストンを軸とし
    て、はぼ同軸に滑動可能に挿着してなる特許請求の範囲
    第1項に記載の口腔清掃器。 4 第1の作動ピストンは運動伝達部材と一体化されて
    なる特許請求の範囲第1項に記載の口腔清掃器。 5 第1の作動ピストンもしくは運動伝達部材は螺旋ガ
    イダよりなる運動変換部に係合し、往復運動をローリン
    グ変換して歯ブラシに運動伝達するように構成してなる
    特許請求の範囲第1項に記載の口腔清掃器。 6 第2、第1の作動ピストンおよび運動伝達部材は高
    圧脈動流体を受は入れる室より歯ブラシに至る高圧脈動
    流体の通水路を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の口腔清掃器。 7 前記流量調節装置を構成する弁部を、第2の作動ピ
    ストン、ケースおよび前記可撓性導管を連結する部材の
    少なくとも1部で構成される室に設けたことを特徴とす
    る特許 記載の口腔清掃器。 8 前記流量調節装置を構成する弁部の弁体に通水路を
    設け、第1の作動ピストンと、第2の作動ピストンと、
    シリンダ内壁とで構成される室と、前記可撓性導管を連
    結する部材の通水路とを常に連通させて成る前記特許請
    求の範囲第1項記載の口腔清掃器。 9 前記流量調節装置を構成する弁部の弁体に通水路を
    設け、前記液圧作動部を構成する第1の作動ピストンと
    第2の作動ピストンとシリンダ内壁とで構成される室と
    、前記可撓性導管とを連結する部材の通水路とを、常時
    連通させ、前記室に、作用する流体圧を受けて、互に反
    対方向に滑動するように、第1の作動ピストン、第2の
    作動ピストンを配して成る前記特許請求の範囲第1項記
    載の口腔清掃器。 10前記流量調節装置を構成する弁部の弁体に通水路を
    設け、弁体、ケースに設けた弁座および弁体を常に弁座
    に当接するように押圧するスプリングを設け、ポンプ装
    置より供給される液体の正の圧力を受けて、弁座との当
    接力を増大するように弁体を設けたことを特徴とする特
    許 囲第1項記載の口腔清掃器。
JP1414580A 1980-02-06 1980-02-06 口腔清掃器 Expired JPS5946177B2 (ja)

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