JPS5945871B2

JPS5945871B2 - 散水ホ−ス

Info

Publication number: JPS5945871B2
Application number: JP17414380A
Authority: JP
Inventors: 久雄大江
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-12-09
Filing date: 1980-12-09
Publication date: 1984-11-09
Also published as: JPS5797984A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、薄肉シートを複数枚重ね、その左右両側を一
体化して通水路を形成すると共に、上面シートに、複数
個の小孔を穿ち、該小孔よυ水を噴出ぜしめる様に構成
した散布ホースに関する。

上記ホースはスプリンクラー等の散水装置に比べ価格も
安く、又、必要に応じ、捲取撤去し、或いは植物の種類
、大きさ等に応じ、敷きなおす等取扱いが簡便であるが
、反面散水時は膨張して断面円形となり転り易く、一た
ん転つた場合は必要な所に散水できない欠点がある。本
発明は上記欠点を解消し、使用中転がることなく、かつ
巻取りも容易な散水ホースを提給することを目的とする
。

次に本発明の実施例を説明する。

厚さ約０．２ｍｍの三枚の第１、第２、第３ポリエチレ
ンシート１、２、３を上下に重ね合わせ、その横幅両端
部をリブ状部８、８に必要な幅だけ残して溶着一体化す
る。

この際この溶着部４、５間の長さを、第１シート１より
も第２シート２が長く、第２シート２よりも第３シート
３が長くな石ようにしてある。

そして、前記第１、第２シート１、２で形成された第１
通水路Ａに蛇口（図外）より給水された水は、第２シー
ト２にその長手方向で所定間隔に穿設した通水孔６を通
つて、前記第２、第３シート２、３によつて形成された
第２通水路Ｂに供給される。この際第２通水路Ｂ内の水
圧は前記第１通水路Ａよυも減圧され、その第２通水路
Ｂの全長における水圧か略均等化することとなる。そし
て、この第２通水路Ｂの水は、第３シート３の左右横側
近くに形成した散水孔７・・・より横外方に向かつて
噴出され散水され、ホースの全長にわたつて略均等に散
水される。

この様な通水状態において、前記リブ状部８、８は第２
図に示すように下方に向き、これによつて円形に近い断
面となるホースのころかりを防止し、もつて所定の方向
に安定して散水しえるようになつた。

又、この様な通水がなされず、内部の水が流出してしま
つた状態ではリブ状部８，８を含む全体が扁平となつて
巻取ｖなどが行ないやすくなる。

本発明の実施構造は、上記実施例の構成に限らず、これ
を以下の１つ又は複数を組合せた構成に変更しても良い
。１シート１，２，３の材質は、ポリエチレンに限らず
、塩化ビニール又はポリアミド（ナイロン）等の任意の
軟質合成樹脂シートとするか、ポリエチレンフイルムと
ポリアミドフイルムとを重合一体化した重合シートとす
ること。

この重合シートは引張強度が大であるので上記実施例に
示された肉厚よりもさらに薄い肉厚とすることができる
。

２前記シート１，２，３の肉厚を上記０．２關程度に限
らずこれ以上又はこれ以下とすること。

３三枚のシートを重ねて二つの通水路を形成するものに
限らず、二枚のシートにより一つの通水路のみを有する
もの、あるいは、四枚以上重ねて三つ以上の通水路を形
成するものとすること。

４三枚以上のンートを重ね合わせて形成するに当り癖着
部４，５間の長さを、下面シートと中間部シートの一部
又は全部とが等しいか、又は下面シートの方が長くなる
ようにすること。

この際上面シートが下面シートより長いのは当然のこと
である。５三枚以上のシートを重ね合わせて離着するの
に、相隣接するシートの溶着部の内上下のものを横幅方
向にずらせて設けること。

６三枚以上のシートを重ね合わせて溶着するのに、重ね
合わされたシートの内中間部の一枚又は複数枚をとぱし
て浩着すること。

例えば、上記実施例において、第１シート１と第３シー
ト３との端部を第２シート２の端部より突出させ、この
第１シート１と第３シート３とを直接爵着すること。

該部分は４ａ，５ａとして第３図、第４図に示してある
。（第３図、第４図参照）７前記リブ状部８，８は、全
体を一体的に酪着すること。

リボン状の合成樹脂シートを別途一体化して強度を高め
ること。８前記リブ状部８，８は、ホース長さ方向にふ
・いて連続されているものに限らず、所定間隔おきに切
ね目を入れて分割したね、所定間隔おきに所定長さ部分
の突出長さを短かくしたりすること。

９各シートの肉厚は相互同一のものに限らず多少肉厚を
ことならしめてあつても良い。

又材質も必ずしも同一のものに限らずシート同志が一体
化されるものであれは良い。０複数の通水路を有するも
のに卦いて、通水路同志を連通する孔６は図示のような
円形大径孔に限らず、惰円あるいは三角四角あるいはこ
れ以上の多角形状とすること。

又は、多数の小径孔としたり、あるいはＹの字、Ｔの字
、Ｘの字などの切込みにより孔６を形成すること。（第
３図はＹの字状の切込み孔の例を示す。）９散水孔７は
円形に限らず、三角、四角あるいは多角形状としたり、
あるいは、舌状片を存在させて霧散化させるようにする
こと。

以上要するに、発明は冒記した散水ホースにおいて、そ
の左右両側に横方向に突出するリブ状部を形成すると共
に、各シートの前記左右の一体化部分間の長さの内、上
面の薄肉シートよりも下面の薄肉シートを短くしてある
ことを特徴とするが故に、非通水時にはリブを含む全体
が偏平となるので、巻収り収納しやすく、運搬、収納す
るのに便利である。

さらに通水による水圧によつて全体が円形に近い断面形
状に変形され維持されることとなるので、リブはその断
面の半径方向に沿つて突出する姿勢となるが、この場合
、上記の通り上辺が下辺よりも長いのであるから、左右
のリブは下方に向いて突出することとなる。この結果、
通水中は左右のリプによつてホースを左右から支えるよ
うになジ、ホースがころがるようなことを防止し、所散
の散水方向に確実にかつ安定して水を噴出することがで
きるようになつた。

【図面の簡単な説明】図面は本発明に係る散水ホースの実施の態様を例示し、
第１図は本発明の散水ホースの斜視図、第２図はその使
用時の状態を示す断面図、第３図は池の実施例を示す平
面図、第４図は池の実施例を示す縦断正面図である。１，２，３・・・・・・薄肉シート、４，５・・・・・
・一体化部分、８・・・・・・リブ。

Claims

【特許請求の範囲】１薄肉シート１、２・・・を複数枚上下に重ね、その
左右両側を一体化して構成した散水ホースに於いて、そ
の左右両側に横方向に突出するリブ状部８、８を形成す
ると共に、各シート１、２・・・の前記左右の一体化部
分４、５間の長さの内、上面の薄肉シートよりも下面の
薄肉シート１を短くしてあることを特徴とする散水ホー
ス。２重ねるシートは三板であつて、上側のシートほど一
体化部分４、５間の長さを長くしてある特許請求の範囲
第１項に記載の散水ホース。３シート１、２・・・の一体化部分４、５は、リブ相
当の横幅を有していて、該部分をリブ状部８、８として
ある特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の散水ホー
ス。４シート１、２・・・の一体化部分４、５よりも横外
方に非一体化部分を存在させ、これらをリブ状部８、８
としてある特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の散
水ホース。５シート１、２・・・の一体化部分４、５を含む左右
両側部にリボン状合成樹脂シートを一体化し、これをリ
ブ状部８、８としてある特許請求の範囲第１項又は第２
項に記載の散水ホース。