JPS5945634B2 - シリコン融液からのシリコンデイスク引上げ時に垂直pn接合を製造する方法 - Google Patents

シリコン融液からのシリコンデイスク引上げ時に垂直pn接合を製造する方法

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JPS5945634B2
JPS5945634B2 JP56180461A JP18046181A JPS5945634B2 JP S5945634 B2 JPS5945634 B2 JP S5945634B2 JP 56180461 A JP56180461 A JP 56180461A JP 18046181 A JP18046181 A JP 18046181A JP S5945634 B2 JPS5945634 B2 JP S5945634B2
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HERIOTORONIKU FUORUSHUNKUSU UNTO ENTOITSUKURUNGUSU G FUYUA ZORARUTSUEREN GURUNTOSHUTOTSUFUE MBH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/20Controlling or regulating

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Description

【発明の詳細な説明】 従来のエネルギー源に匹敵することができる地上で使用
の太陽電池の製造のための必要条件は基礎材料のコスト
の相邑な低減にある。
したがって多数のリボン引上げ方法が開発され、これら
の方法においてシリコンは直接所望の厚さで得られ、し
たがってロッド材料からのディスクの製造に必要である
高価で時間のかかる切断工程を省いている。
このような方法は、例えば、EFG法 (edgedefined fi 1m fed gr
owth )およびシリコンを充填した毛細管体の上方
開口からその形状を画成してシリコンリボンが引き上げ
られるCAST法(capillary action
shapingtdchnique ) ([太陽エ
ネルギー変換に使用するため低コストシリコンJ G、
W、 Schwuttke 等、I B M J 、
Res 、 Develop 、、1978年7月、v
ol、 22.44 )である。
これら2つの方法はまた最終的にシリコンディスクに分
割されかつソーラーセルを形成するように処理される多
面体を引き上げるのに使用することができる(EFGチ
ューブ・グロースによる大面積シリコンシート、A、
S 、 Taylor等、1981年オーランドでの第
15回IEEE光電池専門家会議の議事録)。
他のリボン引上げ法はデンドライト間に薄膜を形成する
ことに基づ<WEB法(RlG。
S eidenstickBr等、[プントリティック
WEB成長法のコンピュータモデリングおよびその材料
の特性J1978年、ワシントンD、C,での第13回
IEEEフォトボルタイック専門家会議の議事録、第3
58頁)、リボンの所望の幅に間隔を置いた2本のグラ
ファイトフィラメントがシードプレートとともに融液中
に浸漬され、そして次にグラファイトフィラメント間で
結晶化するシリコンリボンが融液から引き上げられるE
SP法(edge 5upported pullin
g ) (「エツジ・サポーテツド・プリングによるシ
リコンシートの溶融成長JT、C15zek、1980
年ミゾ−り州セントルイスでの新規な結晶化技術に関す
るEC8春季会議シンポジウムの印刷議事録)、多結晶
リボンがレーザー光または電子線によって多結晶ないし
単結晶材料に再結晶化されるRTR法(Ribbont
o Ribbon ) (R,W、 Gurtler
等、「熱的環境制御による改良シリコンリボン成長に関
するポテンシャル」、1979年、ロンドン、ボストン
での国際光電池太陽エネルギー会議の議事録、第145
頁)、リボンが液体シリコンで充填された容器の下側の
スリットから引き出されるインバーテツド・ステパノウ
法(アメリガ特許第 4157273号)、および最後に、シリコンリボンが
冷却引出し傾斜路に沿ってシリコン融液から引き出され
る西ドイツ公開特許第2903061号による方法であ
る。
太陽電池を製造するために、通常、融液へのホウ素の添
加の結果としてp導電性で得られる上述した方法によっ
て得られたディスク形状材料は例えばリンによる拡散ま
たはイオン注入によって表面的にカウンタドープされ、
それによりn−導電性にされる領域がディスク材料のp
−導電性の優勢な部分へのpn−接合の形成により、約
0.1〜0.5μmの深さに通常速している。
このような太陽電池の下側は、例えば、電流をタップす
るようにアルミニウム/金のコーティングを備えている
が、上側の金属接触区域は出来るだけ小さな表面積が光
の入射から遮蔽されるように一定の導電性指状パターン
を有し、更に該上側は入射する光の最適利用のための反
射防止コーティングを通常備えている。
かかる半導体小板の厚さは通常200〜400μmの間
で変化するが、太陽光の入射光子の一部分のみが得られ
るべき電力に寄与するだけである。
知られているように、この太陽光エネルギーの吸収はデ
ィスクの種々の深さ領域における電子/正孔対の形成を
伴なう。
しかしながら、電流に寄与する電子および正孔は約50
μm程度である電荷キャリヤの拡散長さによって規制さ
れるpn−接合の下方の区域に形成されるものだけであ
り、その結果赤外領域における光によってディスクの比
較的深い深さで発生される電荷キャリヤはタップし得る
電流に寄与しない。
入射光線全体をできるだけ利用するために、例えば、ア
メリカ特許第4155781号は、例えば多結晶シリコ
ンからなる基板上に成長し、かつその後n−またはp−
ドープされかつ次いで表面に近い区域において拡散によ
りp−またはn−カウンタドープされる学結晶半導体ボ
イスカーからなる垂直pn−接合を有する材料を開示し
ている。
接触のため、次いでボイスカー表面は電導性でしかも透
明な材料で被覆される。
極めて理論的であるこの興味ある方法は、しかしながら
、実施例によって説明されていないから、地上で使用す
る太陽電池の条件にはほとんど合わないであろう。
すなわち、高効率、製造の低廉性、堅牢性および耐候性
を満たさないであろう。
垂直卯−接合を有するシリコンを基材とする太陽電池は
またアメリカ特許第3669746号から公知である。
それに記載された方法によれば、平行なスリットが食刻
剤を使用してシリコン本体に食刻され、次にそれにドー
パントがpn−接合を発生させるために拡散により導入
され、そのドーパントがシリコン内にすでに存在するド
ーパントによって発生される導電性と反対の導電性を生
ずる。
このシリコン本体の上面および下面はその後通常の方法
で接点を施こさる。
しかしながら、このような方法は時間がかかりかつ作業
が厳しいだけでなく高価であり、したがってそれは集光
プラントにのみうまく使用することができ、このプラン
トにおいて、例えばフレネルレンズによって集光された
太陽光は太陽電池上に注がれるが、このことは例えばア
メリカ特許第4110122号の再発行特許第3038
3号におけるエツチングまたは切断作業によって製造さ
れた垂直pn−接合を有する太陽電池材料に関して記載
されている。
本発明は、垂直pn−接合を有するシリコンを基材とす
る太陽電池材料の製造方法を提供という課題に基づくも
のであり、その方法は公知のリボンおよび多面体引上げ
方法で構成され、かつできるだけ少ない個々の処理工程
により、広範な地上での使用のための妥当な価格の太陽
電池をもたらす。
この課題は、シリコン結晶内でアクセプタとしてまたド
ナーとして作用するドーパントがシリコン融液に加えら
れ、高結晶成長速度布 において有効な分布係数kAe
ff(vll)およびkD8ff(vh)ならびに低結
晶成長速度vn において有効な分布係数kAeff
(Vn )オヨヒkDeff (Vn )が条件 kAeff (vn ” kDeff (vh )>
3マタ(、t< o、 3kAeff(vh)°kDe
ff(vn)を満足する必要があり、ここで一般的にA
はアクセプタをそしてDはドナーを意味し、vhは平均
引上げ速度より高い結晶成長速度でありそしてVnは平
均引上げ速度より低い結晶成長速度であり、分布係数4
ff (v)は次式で表わされ、k8H(v )−(1
) k十(1−k)8Xp(−v/■D) この式においてVは結晶成長速度を、kは熱的平衡にお
ける分布係数、すなわちkAまたはkDを、keff(
v)は結晶成長速度Vにおける有効な分布係数、すなわ
ちkAeff(v)またはkDoff(v)を、そして
VDは関連のドーピング元素の融液中の拡散係数りおよ
び拡散長さLの商から得られる拡散率を示し、そしてリ
ボン引上げ中の結晶成長は、結晶化シリコンリボン中で
各p−およびn−導電区域の全体の長さが5〜2000
μmになるように、低速度vn から高速度1への周期
的な変化に付されることを特徴とする方法によって解決
される。
リボンおよび多面体引上げにおける平均引上げ速度(v
m)は通常6〜l 20 mTt/minの程度である
その速度に関連して低結晶成長速度V。は特別に設定し
た平均引上げ速度以下の少なくとも6mu/minであ
り、そして高結晶成長速度布は有効な分布係数に関して
上記条件を満足することができるようにするためにそれ
以上の少なくとも6朋/藤である。
文献に記載されていて次の表1にいくつかのドーパント
対について例示したシリコン中の分布係数は適している
ドーパント対の第1に評価されるものであり、この分布
係数はいずれの場合においても熱平衡において10%以
上異なっている。
表2はアンチモン、ホウ素、リン、アルミニウム、ヒ素
、ガリウムおよびインジウムの各元素に関して上式(1
)にしたがって近似により決定することができる個々の
結晶成長速度(crrL/sまたは引上げにおいては慣
用の学位r1m/min )に対する有効な分布係数を
示す。
引上げの間の結晶成長は低速から高速に周期的に変化す
るので、そこで有効な分布係数の比は周期的に変化する
融液中に添加されたアクセプタおよびトナーの濃度CA
およびCDによって、以下の条件下で有効な分布係数の
変化と共に3つの区域が発生する。
すなわち、正の導電区域(p−シリコン)は引上げ作業
の間に 1(関してn(整数)個のアクセプタ素子およびm(整
数)個のドナー素子が融液中でドナパント対を形成する
ときに発生する。
1つのドナー素子および1つのアクセプタ素子からなる
ドーパント対に関しては、上記の不等式は (kAeff (v )/kD6H(v)) ・CAC
D>0(3) になる。
空間電荷区域(垂直pn−接合)は次式 の条件下で引上げ作業中に形成され、そして対応して1
つのドナー素子および1つのアクセプタ素子からなって
いるドーパント対に関しては(kAeff(v)/kD
8ff(v))・CA−CD−0になる。
負の導電区域(n−シリコン)は、他方において、次式 の条件下で発生する。
m−n−1については、不等式は対応して(kAeff
(v )/kDeff (v) ) ・CA−CD<
0(7) になる。
ここで低成長速度から高成長速度への周期的な変化は、
例えば引上げ速度の周期的な変化によって、または一般
には、成長前方領域における融液の温度の周期的変化に
よって引き起すことができる。
この融液温度の周期的変化は、例えば、追加の冷却手段
を周期的にオン・オフすることにより、冷却剤の流量を
周期的に増減することにより、追加の加熱手段を周期的
にオン・オフすることにより、追加の加熱手段および主
加熱手段の出力を周期的に増減することにより、成長結
晶と融液との間の境界層を通る直流の極性を周期的にオ
ン・オフ、増減または逆転することにより、パルスを発
生するような電流を周期的にオン・オフすることにより
、放射スクリーンを周期的に開閉すること等により行な
うことができる。
例として上述した手段は、例えば、周期的な矩形関数、
周期的な傾斜関数、周期的な台形関数、周期的な三角形
関数、周期的なパルス関数または周期的な正弦関数に従
うことができる。
ここで成長速度の周期性に対するこれらの手段の効果は
もちろん、装置に固有の慣性のために、三角形関数等の
コーナ一部を有せずより正弦関数に近いものになるであ
ろう。
したがって周期的変化は下式の正弦関数によって最も簡
学かつ一般に最も適切に説明することができる。
v−v +v 5in2πf −t (8)m
a W ここでVは時間的に変化する結晶成長速度を示し、■
は引上げ速度を、Vaは結晶成長速度の最大変化(最大
振幅)を、tは時間を、かつfvJは変化の周期を示す
周期は引上げ速度と、特許請求の範囲に従って5〜20
00μmの間に置(ことができる正および負の区域の所
望の長さ1(1=1.+In)との商から得られる。
vm= 0.05 cm/ seeの引上げ速度におい
て、100μmの正および負の導電性区域の所望の合計
長さlにより5Hzまたは5s−1の結晶成長に必要な
変化周期が得られる。
太陽電池用基礎材料の製造に対する本発明方法の特別な
応用に関しては、正および負の導電性区域の合計長さl
は同一基礎材料からなるが水平pn−接合を有する普通
の太陽電池よりも良好な効率を達成するために、次式 %式%(9) (ここでLdは太陽電池用シリコンの小数荷電キャリヤ
の拡散長さである)で与えられる範囲内になげればなら
ない。
以下に本発明を、この発明の方法によって製造すること
ができる太陽電池または装置の詳細をグラフおよび図面
により実施例として詳細に説明する。
有効分布係数 kAeff (vn) ” kDeff (vll)
>3マタ、ヨ<。
、3kAeff (vh ) °kDeff (vn)
’好ましくは kAeff (vn )” kDeff (vh)>]
Ott、:It−!<0.1kAeff (vh ”
kDeff (vn )に関して特許請求の範囲第1
項に記載した条件を説明するために、表3には30 y
ttm/minの平均引上げ速度で周期的に変化する種
々の結晶成長速度−およびvhの3つのドーパント対に
関して他のパラメータを無視してpn−接合の生成が例
として示しである。
シリコン中のpn−接合の生成は結晶成長速度のまたは
結晶成長速度に影響を及ぼしている手段の変化の周期お
よび振幅に依存しているだけでなく、示すことができた
ように、融液中のアクセプタおよびドナーの濃度、C,
AおよびCiDにも依存するので、以下に第1図〜第3
図により3つのドーパント対に対する具体的濃度および
それから生ずるpn−結合の結果を討議しよう。
これらのグラフにおいて、左側には時間に対する平均引
上げ速度30 urn/m1ytにおける25mm/m
1ytおよび10mm/minの結晶成長速度の変化の
振幅が示されている。
このグラフの右側には、結晶化シリコンリボンにおける
式1.3.7および8に対応する、異なるドーパント対
から生ずるドーパント濃度が同様に時間に対して示され
ている。
ドーパント対ホウ素/アンチモンに関しては、v−30
關/r/lvL+27mm/―°5in2πfw°tに
よる結晶成長速度の変化においてシリコン融液ffl当
り1016個のアンチモン原子および2・1015個の
ホウ素原子の添加で、すでに表2から近似的にわかるよ
うに、第1図の実線に対応するシリコン中の正(p)お
よび(n)導電領域の周期的な交番が生じる。
すなわち、アンチモンとホウ素の有効分布係数は実際に
はまず247n@/rrinの値への結晶成長速度の下
降において1から偏倚する、すなわち、さらに約5mm
/mに下降すると、融液内の過剰量のアンチモンにも拘
らずより多くのホウ素が、もちろん24mm/minよ
り小さい(正確な値は式1から決定される)結晶成長速
度で補正点を再び越えて結晶成長速度が増大されるまで
組み込まれるので、pn−接合を生成して融液中のホウ
素に対する過剰アンチモンの補償が行われ、次いでp−
導電性シリコンが得られる。
これに反して、その他は等しい情況において結晶成長速
度の変化が式 %式% で表わされるときには、引上げ速度はアンチモンならび
にホウ素の有効な分布係数がなお変化しないで約1のま
まである最小の20myt/mixの値に降下するので
、第1図の点線に相当して結晶中にpn−接合を生成し
ない。
ドーパント対ガリウム/リンを考察すると、その場合に
式 %式% による結晶速度の変化においてシリコン1dにガリウム
原子1016個およびリン原子2・1015個を添加し
たときに第2図の実線に対応する結晶化シリコン中に一
連のpn−接合が生成する。
これに反して、その他は等しい状況において結晶成長速
度の変化が式 %式% で表わされるときには、pn−接合は生成しない。
このドーパント対においてはすでに30mm/mの値の
結晶成長速度の下降に際して有効な分布係数が変わるが
(表2参照)、しかしながら偏倚は小さいので、より増
大したリンの組込みが融液中で過剰に存在するガリウム
に基いて相変らず優勢なガリウムの組込みを補償するか
または著しく超過することができる。
同様に例えばドーパント対ガリウム/ヒ素に関しても同
じことが云える。
次にドーパント対インジウム/リンについては、シリコ
ン融液1crlaす2・1016個のインジウム原子お
よび2・1015個のリン原子を添加し、式%式% で表わされる結晶成長速度の変化においても、また式 %式% で表わされる変化においても、この場合有効な分布係数
が平均引上げ速度からの偏倚カリそれにより生じた30
mm/―の結晶成長速度において直ちに極めて大きく変
わるので、第3図の実線および点線に対応するpn−接
合を生成する。
表2かられかるように、諸関係はドーパント対インジウ
Jヒ素、アルミニウム/リンおよびアルミニウム/上素
に関しても同様である。
方法の効率のためには高い引上げ速度が有利であるので
、できるだけ一定のままの有効な分布係数のドナーとそ
の有効な分布係数が強く変化するアクセプタを用いたド
ーパント対およびその逆のドーパント対を使用するのが
好ましい。
従って上述した例のインジウム/リンの場合には、例え
ば45 mm/minの平均引上げ速度およびv =4
5mm/min+15mm/min ・sin 2 f
、、 ・tの変化によっても垂直pn−接合が生成され
る。
シリコン融液に対するドーパントの添加はシリコン融液
d轟りのドーパント原子においてではなく融解したシリ
コンの重量邑りのドーパント重量において測定されるも
のであり、従って下式による換算が行われる: C″ a Nρ ・ 81 1 ここで、Wおよびwsiはドーパント添加の重量ならび
に融解したシリコンの重量を意味し、Cはドーパント添
加(c l AまたはcjD )の濃度を、aはドーパ
ント(i、j、a)の原子量を、Nはアボガドロ数(6
,022045X 1023/グラム分子量)を、そし
てρ・はシリコンの密度(2,329P/i)を意味す
る。
原理的には本発明によればもちろん2つ以上の成分から
なるドーパント対も使用できる。
すべてのリボン引上げ法および多面体引上げ法によれば
、とくに先に論じた現在公知の実施例に゛よれば、本発
明による教示の利用により垂直pn←接合を有するシリ
コンディスクを製造することができる。
このために、例えば第4図に示したような引上げ装置に
おいて、例えば石英、窒化ケイ素または窒化ケイ素およ
び/または炭化ケイ素で被覆されたグラファイトからな
るルツボ1内で融解したシリコン2と使用すべきドーパ
ントが必要な濃度で混合される。
ルツボ1はその際引上げの間中不変位置に保持されるか
または、先行技術から周知であるように、ルツボの軸を
介して融液の消費に対応して上方にゆっくり移動するこ
とができ、従って自由な融液上面はシリコン融液2の温
度を制御する調整可能な加熱素子3に対して常に同じ高
さに存在する。
とくに自由な融液上面の領域における引上げ空間は、リ
ボン引上げの間中は通常のようにシリコン融液2と大気
酸素との反応を回避するために、例えばガス管4を介し
てアルゴンを導入することにより、保護ガスによって清
掃される。
保護ガスが貫流する、ルツボ1および加熱子3のカバー
5は引き上げられるべきシリコンリボンの寸法に依存す
る開ロアを上部に有しており、この開口を通ってシリコ
ンリボン6が引上げられ、そのさい符号4において流入
する保護ガスはカバー5の開ロアおよびシリコンリボン
6によって形成された狭い空隙を通って出て、そしてそ
こで望ましくない大気酸素の侵入が阻止される。
垂直pn−接合を得るために、引上げの間中結晶ホルダ
8に固定されたシードプレート9の浸漬後その上に成長
するシリコンリボン6は偏心板10によって一定の周期
により融液中に周期的に浸漬されかつ引き上げられる。
平均引上げ速度は鋼製ケーブル11が転向ローラ12を
介して駆動ローラ13上均−に巻取られることにより達
成される。
このような装置において引き上げられたリボンの長さは
転向ロー212まで引き上げられた結晶ホルダ8におけ
るシードプレート9とシリコン融液2の上面との間の距
離により実質的に制限される。
このリボンの長さの限界は第5図に示されたような装置
においては問題にならない。
シリコンリボン6はこの実施例においては有限の長さに
おいて鋼製ケーブルにより融液2から引き上げられるの
ではなく、シリコンリボン6が押圧ローラ15によりそ
れに押し付げられる駆動ローラ14の助けによって融液
2からの連続的に引き上げられる。
リボン引上げの開始はそのさい種結晶プレートを介して
行われ、この種結晶プレートは駆動ローラ14からシリ
コン融液2内まで達するように十分長いか、または対応
してリボン状に形成された結晶ホルダの下側に簡単に固
定されかつ融液内にリボン引上げの開始時に浸漬される
垂直pn−接合を得るために、保護ガスで清掃されたカ
バー5の補強カバープレート16上に横方向に移動し得
る偏心ブロック17があり、その結果リボン上昇の所望
のどのような周期的変化も調整できる。
駆動ロー214は継ぎ手18を介して揺動可能であり、
従って偏心板17の均一回転において結晶成長の周期的
変化が発生する。
偏心板17はその回転により、駆動ローラ14が固定さ
れているアーム19を、駆動ローラ140回転によって
与えられた平均引上げ速度の増大の結果により一様に持
ち上げ、そしてその偏心度に基いて、減少した引上げ速
度に対応してアーム19を周期的にわずかに降下させる
リボンが融液から自由に引き上げられるので、例えば石
英からなるガイド20によってシリコンリボンは真直に
されねばならない。
シリコンリボンは引上げ中に所望の長さに1つづつに切
離すことができる。
この装置の連続運転は所定のシリコン融液量によっての
み制限される。
しかしまたこの装置は固体または溶融状態のシリコンを
新たに加えるため、かつまたそのままかまたはプレード
ブトしたシリコンの形でドーパントを新たに加えるため
に再充填管を容易に備えることができる。
結晶成長速度の変更はもちろん引上げ速度の周期的な変
化によるだけでなく、とくに成長前方の領域における周
期的な温度変化によっても達成することができる。
これは例えば第6図に示されているような追加の冷却体
によって達成される。
液状またはガス状冷却媒体が流れる冷却プレート21は
成長前方22に直接作用するように取り付けられる。
それらは成長前方22の周期的な冷却を脈動的な冷却媒
体の流れによってまたは冷却体の周期的な機械的移動に
よって生せしめる。
第7図および第8図によれば、保護ガス流の一部分は連
続的ではなく、例えば結晶成長前方22の扁平ノズル2
3を介してホースポンプによって脈動的に供給され、そ
れにより同様に結晶成長は周期的な変化に影響が及ぼさ
れる。
第9図および第10図はガラス繊維束による追加の加熱
を示すものである。
この場合に、ガラス繊維束24は、光源250周期的閃
光の熱またはガラス繊維束24が下方3分の1において
送風されることによりシリコンリボン6の結晶化前方2
2への周期的に減光されるレーザ光の熱を導入する。
成長前方の制御はレーザ光によって達成されるが、第1
1図および第12図によればレーザ発生器26のレーザ
光が回転ミラーマトリックス27を介して、レーザ光が
レンズ系28を介して集光後シリコンリボン6の結晶化
前方22を正確に走査するように偏光されることにより
達成することができる。
このようにしてレーザ光の周期的な遮断により結晶成長
速度を周期的に変化することができる。
結晶成長速度に影響を及ぼす他の可能な方法は第13図
によるグラファイトフィラメントによる追加の加熱であ
る。
この実施例に′よれば、0.3〜3 mmの太さの直径
を有する非常に細いグラファイトフィラメント29が結
晶成長前方22に沿って案内され、かつ追加の加熱手段
30により周期的に白熱される。
第14図は高周波発生器31により結晶成長速度に影響
を及ぼす手段を示すものである。
この場合に高周波発生器31は結晶成長前方22に沿っ
て案内されたコイル32によって結晶化境界の周期的な
誘導加熱を供給する。
これまでに述べた手段の外に、結晶成長速度はまた第1
5図によれば結晶成長前方22を通る電流パルスによっ
ても影響を及ぼされる。
この目的のために、接触ローラ33は押圧ローラ34に
よってシリコンリボン6に押し付けられる。
この接触ローラ33は電源35の一つの極に接続される
電源の他の極はグラファイト接点36を介してグラファ
イトルツボ37に、そしてそれにより同時にシリコン融
液2に接続される。
このようにして、電流の周期的変化によりこの融液から
同様に垂直pn−接合を有する対応するシリコンリボン
を引き上げることができる。
最後に、第16図には放射スクリーンによる結晶成長前
方への影響が示されている。
2枚のスクリーンプレート38はそれらの間にギャップ
が残されるように配置される。
このギャップを通ってシリコンリボン6が引き上げられ
る。
ギャップの略閉鎖時には結晶成長速度は減少し、そして
開放時には増大し、それにより結晶化シリコンリボン6
内にpn−接合が生成する。
垂直卯−接合を有する本発明の方法によって作られたシ
リコンディスクは太陽電池の製作のため一側では普通の
方法によりドナーの拡散によるn十層を、そして他側に
はアクセプタの拡散によってp土層を備えている。
次に接触のため通常の裏側の金属化M1および光に面す
る側への金属グリッドM2の設置、ならびに反射防止層
ARのコ−テイングが行われる。
引き上げられた垂直prl(合を有するシリコンディス
クから得られた太陽電池を第17図に示す。
例1 第4図に示したような装置に、9μmのホウ素および3
00μグのアンチモンを含むシリコン融液が仕込まれる
この融液から寸法0.3X50mmのシリコンリボンが
上方に引き上げられる。
平均引上げ速度は24 mrn/m1ytであり、一方
偏心板はリボンを8Hzの周期で融液中に浸漬されかつ
それから引き上げられる。
シリコンリボンの長さは装置に固有の最大値の1.5m
となる。
p<電層の長さは約10μmでかつn−導電層の長さは
約40μmである。
例2 第5図による装置に2.50αのリンをドープしたn−
シリコンからなる233グのシリコンが仕込まれ、そし
て各々重量0.574〜の2個のインジウム球とともに
融解される。
結晶成長速度の周期的変化は480回転/m―の偏心板
の均一回転により側抜される。
偏心板の揚程は50μmである。寸法0.3×50mm
のシリコンリボンが引き上げられ、そのさい正(p)の
導電層と負(n)の導電層の反キは第18図に対応して
各々25μmである。
本発明は、もちろん、例えばゲルマニウムまたはヒ素化
ガリウム、リン化ガリウムおよびリン化インジウムのよ
うなIII/V族の化合物のごとき他の半導体にも利用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリコン融液ヘト−パント対ホウ素/アンチモ
ンを添加した時の結晶成長の間のpn 一接合の生成を
示すグラフ、第2図はシリコン融液ヘト−パント対リン
/ガリウムを添加した時の結晶成長の間のpn−接合の
生成を示すグラフ、第3図はシリコン融液ヘト−パント
対リン/インジウムを添加した時の結晶成長の間のpn
−接合の生成を示すグラフ、第1a図、第2a図および
第3a図はそれぞれ結晶成長速度の時間による変化の振
巾を示すグラフ、第1b図、第2b図および第3b図は
結晶化シリコンリボンにおけるドーパント濃度の時間的
変化を示すグラフ、第4図は垂直pn−接合を有するシ
リコンリボンの不連続引上げ用装置を示す図、第5図は
垂直pn−接合を有するシリコンリボンの連続引上げ用
装置を示す図、第6図は成長前方領域における冷却体の
配置の側面図、第7図は成長前方領域における冷却体の
配置の側面図、第8図は成長前方領域における冷却ガス
ノズルの配置の平面図、第9図は成長前方領域における
光ガイドの配置の側面図、第10図は成長前方領域にお
ける光ガイドの配置の平面図、第11図はレーザーによ
る成長前方領域における追加加熱の側面図、第12図は
レーザーによる成長前方領域における追加加熱の平面図
、第13図はグラファイトフィラメントによる追加加熱
を示す図、第14図は高周波発生器による追加加熱を示
す図、第15図は電流パルスによる結晶成長速度の制御
用配置を示す図、第16図は放射スクリーンによる結晶
成長速度の制御用配置を示す図、第17図は引き上げら
れた垂直pn−接合を有する太陽電池の斜視図、第18
図はシリコンリボン(および同様なシリコン多面体形な
らびにシリコン管状体)の引上げ時の垂直pn−接合の
製造の原理図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリコン融液からシリコンリボン、多角体または筒
    体を引き上げる際に垂直pn接合を製造する方法におい
    て、シリコン融液にはシリコン結晶内でアクセプタとし
    てまたドナーとして作用するドーパントが加えられ、高
    結晶成長速度vhにおいて有効な分布係数k ()
    および effvh kDoff(vh)ならびに低結晶成長速度−において
    有効な分布係数k ()およびAeff vn kDeff(vn)が条件 kAeff(vn)°kDeff(vh)□〉3または
    〈0゜3 kAeff (vh ) ’ kDeff (vn)を
    満足し、ここで一般的にAはアクセプタをそしてDはド
    ナーを意味し、布 は平均引上げ速度より高い結晶成長
    速度であり、そしてvn は平均引上げ速度より低い結
    晶成長速度であり、分布係数koff(v)は次式 %式%) この式においてVは結晶生長速度を、kは熱的平衡にお
    ける分布係数、すなわちkAまたはkDを、keff
    (v )は結晶生長速度Vにおける有効分布係数、すな
    わちkAoff(v)またはkDoff(v)を、そし
    てVDは関連のドーピング元素の融液中の拡散係数りお
    よび拡散長さしの商から得られる拡散率を示し、そして
    リボン引上げ中の結晶成長は、結晶化シリコンリボン中
    で各p−およびn−導電区域の全長が5〜2000μm
    になるように、低速度Vnから高速度布へ周期的な変化
    に付されることを特徴とするシリコン融液からのシリコ
    ンディスク引上げ時に垂直pn−接合を製造する方法。 2 ドーパント対としてVn とvhのわずかな差に
    おいて高い平均引上げ速度を許容するものが選ばれるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 ドーパント対としてインジウム/リン、ガリウム/
    リンまたはアルミニウム/上素が使用されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法
    。 4 低成長速度Vnから高成長速度茄への周期的変化が
    引上げ速度の周期的変化によって調整されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項の何れか1項
    に記載の・方法。 5 低成長速度(Vn )から高成長速度(vh)への
    周期的変化が成長前方の領域における融液の温度の周期
    的変化により調整されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第3項の何れが1項に記載の方法。 6 結晶化シリコン中の各p−および。 一導電区域の合計長さ1は条件 0、05 Ld< 1 < 2 Ld を満足するように太陽電池用シリコン中の少数荷電キャ
    リヤの拡散長さLdに関連して調整されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第5項の何れか1項に
    記載の方法。
JP56180461A 1980-12-29 1981-11-12 シリコン融液からのシリコンデイスク引上げ時に垂直pn接合を製造する方法 Expired JPS5945634B2 (ja)

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