JPS5945348B2 - 高周波解凍装置 - Google Patents
高周波解凍装置Info
- Publication number
- JPS5945348B2 JPS5945348B2 JP58229342A JP22934283A JPS5945348B2 JP S5945348 B2 JPS5945348 B2 JP S5945348B2 JP 58229342 A JP58229342 A JP 58229342A JP 22934283 A JP22934283 A JP 22934283A JP S5945348 B2 JPS5945348 B2 JP S5945348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thawed
- side electrode
- frequency
- voltage side
- thawing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は肉、魚等の冷凍品を高周波を利用して解凍する
装置に関するもので、解凍中に流出したトリップ（肉汁
等の水分）によつて高圧側電極からアース側へ高周波電
流の短絡経路が形成され過電流が流れるのを防止するこ
とを目的とする。
装置に関するもので、解凍中に流出したトリップ（肉汁
等の水分）によつて高圧側電極からアース側へ高周波電
流の短絡経路が形成され過電流が流れるのを防止するこ
とを目的とする。
上下２枚の電極で被解凍物をはさむように構成し、数Ｍ
Ｈ２の高周波で誘電加熱解凍する従来の高周波解凍装置
を第１図、第２図に示す。図において、被解凍物１の上
部にアース側電極２、下部には所定の間隙をあけて構成
された高圧側電極３を設けて、両電極２、３間に高周波
、高電圧を印加して被解凍物１の誘電損失により加熱し
解凍するようになつている。
Ｈ２の高周波で誘電加熱解凍する従来の高周波解凍装置
を第１図、第２図に示す。図において、被解凍物１の上
部にアース側電極２、下部には所定の間隙をあけて構成
された高圧側電極３を設けて、両電極２、３間に高周波
、高電圧を印加して被解凍物１の誘電損失により加熱し
解凍するようになつている。
４はアース側電極２を覆うための絶縁カバー、５は被解
凍物１を載せて高圧側電極３の上方に間隙を保つて位置
させた絶縁材で作られた載置板である。
凍物１を載せて高圧側電極３の上方に間隙を保つて位置
させた絶縁材で作られた載置板である。
６は高周波エネルギーを供給する高周波発振器で、電波
が外部に漏れないようにシールドされている。
が外部に漏れないようにシールドされている。
７は高圧側電極３へ給電する給電線、８はアース側電極
２へ給電するための給電線である。
２へ給電するための給電線である。
この高圧側の給電線Ｔ及び高圧側電極３は電波が外部に
漏れないように、シールド壁９で覆われている。１０は
アース側電極２を解凍物１に当接または近接調整する電
極昇降装置、１１は昇降駆動源であるモータ、１２は解
凍装置の外筐である。
漏れないように、シールド壁９で覆われている。１０は
アース側電極２を解凍物１に当接または近接調整する電
極昇降装置、１１は昇降駆動源であるモータ、１２は解
凍装置の外筐である。
また第２図において、１３は被解凍物１を出し入れする
ための投入口であり、１４は投入口扉である。さて、以
上のような従来の高周波解凍装置によつて被解凍物１を
解凍している様子を第３図に基づいて説明する。
ための投入口であり、１４は投入口扉である。さて、以
上のような従来の高周波解凍装置によつて被解凍物１を
解凍している様子を第３図に基づいて説明する。
第３図において、１５は被解凍物１から流出した肉汁等
の水分であるトリップである。解凍運転中には、高圧側
電極３とシールド壁９の間は高周波・高電位差が生じて
おり、この間にはある電気容量をもつたコンデンサが形
成されている。トリップ１５がない場合は、この電気容
量は小さいため、高圧側電極３とシールド壁９の間には
ほとんど高周波電流は流れない。ところがトリップ１５
が図のように流出すると、トリップ１５は電解質である
ため、この電気容量が急に増大して高圧側電極３とシー
ルド壁９の間に大きい高周波電流が流れるという現象が
生じ、ブレーカ一が切れてそれ以上解凍運転ができなく
なつたり、あるいは真空管に過電流が流れて真空管が破
損するという欠点を従来の高周波解凍装置は有していた
。本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以下、そ
の一実施例を第４図、第５図にもとづいて説明する。
の水分であるトリップである。解凍運転中には、高圧側
電極３とシールド壁９の間は高周波・高電位差が生じて
おり、この間にはある電気容量をもつたコンデンサが形
成されている。トリップ１５がない場合は、この電気容
量は小さいため、高圧側電極３とシールド壁９の間には
ほとんど高周波電流は流れない。ところがトリップ１５
が図のように流出すると、トリップ１５は電解質である
ため、この電気容量が急に増大して高圧側電極３とシー
ルド壁９の間に大きい高周波電流が流れるという現象が
生じ、ブレーカ一が切れてそれ以上解凍運転ができなく
なつたり、あるいは真空管に過電流が流れて真空管が破
損するという欠点を従来の高周波解凍装置は有していた
。本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以下、そ
の一実施例を第４図、第５図にもとづいて説明する。
第１図〜第３図と同一部分は同一符号を付している。第
４図において、１６は載置板５の投入口１３側の上面の
前部分に形成した絶縁材よりなる突出段部で、この端面
Ａと高圧側電極３の端面Ｂの縦位置がほぼ近くなるよう
に配置されている。
４図において、１６は載置板５の投入口１３側の上面の
前部分に形成した絶縁材よりなる突出段部で、この端面
Ａと高圧側電極３の端面Ｂの縦位置がほぼ近くなるよう
に配置されている。
上記構成において、解凍運転中に被解凍物１．からトリ
ップ１５が流出しても上記突出段部１６によつて流出が
阻止されシールド壁９に近づかないため、高圧側電極３
とシールド壁９の間の電気容量がトリップ１５によつて
増大することはなく、この間に過大な高周波電流は流れ
ない。上記構成で端面Ａと端面Ｂの縦位置がほぼ近くな
るようにしているのは、この位置であれば高圧側電極３
とシールド壁９の間にはトリップ１５が全く介在しなく
なるからであるが、状況に応じて、端面Ａを外側へ（す
なわち第４図においては左側へ）配置しても問題はない
。なお、以上の説明では１つの例として投入口部分につ
いて述べたが、第５図のように載置板５の左右部分につ
いても、また図示していないが載置板５の後部にも同様
に突出段部１６′，１６Ｉを設ければ、全周に突出段部
が存在し、より一層効果が期待できる。
ップ１５が流出しても上記突出段部１６によつて流出が
阻止されシールド壁９に近づかないため、高圧側電極３
とシールド壁９の間の電気容量がトリップ１５によつて
増大することはなく、この間に過大な高周波電流は流れ
ない。上記構成で端面Ａと端面Ｂの縦位置がほぼ近くな
るようにしているのは、この位置であれば高圧側電極３
とシールド壁９の間にはトリップ１５が全く介在しなく
なるからであるが、状況に応じて、端面Ａを外側へ（す
なわち第４図においては左側へ）配置しても問題はない
。なお、以上の説明では１つの例として投入口部分につ
いて述べたが、第５図のように載置板５の左右部分につ
いても、また図示していないが載置板５の後部にも同様
に突出段部１６′，１６Ｉを設ければ、全周に突出段部
が存在し、より一層効果が期待できる。
さらに前記突出段部１６，１６′，１６″は載置板５と
一体に形成した皿形のものであつても、同様の効果を奏
することはいうまでもない。また突出段部１６の厚さに
ついては、トリップ１５はあふれる程多量に流出するこ
とはなく（多くても被解凍物１の重量の数％程度）、載
置板５と同じ厚さで十分であり、載置板５に用いている
絶縁板と同じものを使用すればよい。以上のように本発
明によれば、被解凍物を載せる載置板に突出段部を設け
ることにより、解凍運転中に被解凍物から流出したトリ
ップによつて高圧側電極とアース側との間の電気容量増
大を防止して、解凍運転の中断あるいは真空管の破損を
防ぐことができる。
一体に形成した皿形のものであつても、同様の効果を奏
することはいうまでもない。また突出段部１６の厚さに
ついては、トリップ１５はあふれる程多量に流出するこ
とはなく（多くても被解凍物１の重量の数％程度）、載
置板５と同じ厚さで十分であり、載置板５に用いている
絶縁板と同じものを使用すればよい。以上のように本発
明によれば、被解凍物を載せる載置板に突出段部を設け
ることにより、解凍運転中に被解凍物から流出したトリ
ップによつて高圧側電極とアース側との間の電気容量増
大を防止して、解凍運転の中断あるいは真空管の破損を
防ぐことができる。
そして突出段部は載置板に絶縁板を取付けるという簡単
な手段により構成することができるため、きわめて実用
的なものである。
な手段により構成することができるため、きわめて実用
的なものである。
第１図は従来の高周波解凍装置の正面断面図、第２図は
同側面断面図、第３図は第２図の投入口部分の詳細を示
す断面図、第４図は本発明の一実施例における高周波解
凍装置の投入口部分の断面図、第５図は同正面断面図で
ある。 １・・・・・・被解凍物、２・・・・・・アース側電極
、３・・・・・・高圧側電極、５・・・・・・載置板、
９・・・・・・シールド壁、１５・・・・・・トリップ
、１６・・・・・・突出段部。
同側面断面図、第３図は第２図の投入口部分の詳細を示
す断面図、第４図は本発明の一実施例における高周波解
凍装置の投入口部分の断面図、第５図は同正面断面図で
ある。 １・・・・・・被解凍物、２・・・・・・アース側電極
、３・・・・・・高圧側電極、５・・・・・・載置板、
９・・・・・・シールド壁、１５・・・・・・トリップ
、１６・・・・・・突出段部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 被解凍物を収納する解凍室と、被解凍物に高周波エ
ネルギーを供給する高周波発振器と、上部のアース側電
極および下部の高圧側電極とを備え、前記高圧側電極の
上方に位置し被解凍物を載せる載置板の上面には全周ま
たは周囲の一部に被解凍物からの水分流出を阻止する突
出段部を設けた高周波解凍装置。 ２ 突出段部は高圧側電極の端面位置付近の載置板位置
に設けた特許請求の範囲第１項記載の高周波解凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58229342A JPS5945348B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 高周波解凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58229342A JPS5945348B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 高周波解凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59130174A JPS59130174A (ja) | 1984-07-26 |
| JPS5945348B2 true JPS5945348B2 (ja) | 1984-11-06 |
Family
ID=16890654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58229342A Expired JPS5945348B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 高周波解凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5945348B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01178270U (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-20 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6145315U (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-26 | キヨ−ラク株式会社 | ブロ−成形容器 |
| JP5161274B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2013-03-13 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
-
1983
- 1983-12-05 JP JP58229342A patent/JPS5945348B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01178270U (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59130174A (ja) | 1984-07-26 |
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