JPS5945308B2 - 双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式 - Google Patents
双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式Info
- Publication number
- JPS5945308B2 JPS5945308B2 JP55012227A JP1222780A JPS5945308B2 JP S5945308 B2 JPS5945308 B2 JP S5945308B2 JP 55012227 A JP55012227 A JP 55012227A JP 1222780 A JP1222780 A JP 1222780A JP S5945308 B2 JPS5945308 B2 JP S5945308B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distortion
- group
- band
- distorted
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/46—Monitoring; Testing
- H04B3/462—Testing group delay or phase shift, e.g. timing jitter
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は群遅延歪の大きい群別双方向中継伝送路にお
いても歪の折り返し監視を可能とする歪折り返し監視方
式に関するものである。
いても歪の折り返し監視を可能とする歪折り返し監視方
式に関するものである。
伝送帯域の低域と高域とを往路と、復路とに利用する群
別双方向中継伝送路において、その中継器の歪を測定す
るために一方の端局から一方の伝送帯域を用いて断続波
と連続波とを送信し、中継器における歪により、上記断
続波と連続波との差又は和の周波数成分が他方の周波数
帯域に入り、これが折返し伝送され、上記一方の端局で
その折返された信号を測定することが行われている。
別双方向中継伝送路において、その中継器の歪を測定す
るために一方の端局から一方の伝送帯域を用いて断続波
と連続波とを送信し、中継器における歪により、上記断
続波と連続波との差又は和の周波数成分が他方の周波数
帯域に入り、これが折返し伝送され、上記一方の端局で
その折返された信号を測定することが行われている。
低群も高群も共通の増幅器で増幅する場合には、従来の
歪折返し測定は、各中継器からの歪成分を分離するため
の情報を含んだ信号F1と、歪折返し信号F2とをでき
るかぎり群遅延歪の少ない周波数に設定し、歪折返し波
形のくずれを防いでいた。この歪折返し監視の動作は「
研究実用化報告」Vol23慮3(日本電信電話公社武
蔵野電気通信研究所発行)のP450−P452に述べ
られている。一方、特願昭52−043473「中継器
」で示されている監視方式では歪折返し波は、遷移帯域
付近の群遅延歪の大きい所でしか返つてこないことより
、歪折返し波形がくずれ、各中継器からの歪成分を分離
できない欠点があつた。
歪折返し測定は、各中継器からの歪成分を分離するため
の情報を含んだ信号F1と、歪折返し信号F2とをでき
るかぎり群遅延歪の少ない周波数に設定し、歪折返し波
形のくずれを防いでいた。この歪折返し監視の動作は「
研究実用化報告」Vol23慮3(日本電信電話公社武
蔵野電気通信研究所発行)のP450−P452に述べ
られている。一方、特願昭52−043473「中継器
」で示されている監視方式では歪折返し波は、遷移帯域
付近の群遅延歪の大きい所でしか返つてこないことより
、歪折返し波形がくずれ、各中継器からの歪成分を分離
できない欠点があつた。
即ち第1図に示すように例えば低群の信号fLは往路に
用いられ、中継器において低域通過濾波器11により高
群の信号f有と分離されて増幅信号器12で増幅され、
更に低域通過濾波器13を通つて出力される。一方、復
路に用いられる高群の信号fHは高域通過濾波器14に
より低群信号fLと分離され、増幅器15で増幅され、
更に高域通過濾波器13を通つて出力される。このよう
に群別の増幅器12、15を用いる場合の歪折返し監視
は次のようにして行われる。
用いられ、中継器において低域通過濾波器11により高
群の信号f有と分離されて増幅信号器12で増幅され、
更に低域通過濾波器13を通つて出力される。一方、復
路に用いられる高群の信号fHは高域通過濾波器14に
より低群信号fLと分離され、増幅器15で増幅され、
更に高域通過濾波器13を通つて出力される。このよう
に群別の増幅器12、15を用いる場合の歪折返し監視
は次のようにして行われる。
第2図に示すように例えば低群伝送帯域LB内に各中継
器からの歪成分を分離するための情報をもつ断続送信波
F1と連続送信波Fとを伝送し、中継器における歪によ
り発生した歪折り返し波F2=F1+Fが高群伝送帯域
HB内に入り、これ力塙群伝送帯域を通じて戻され、こ
の歪折り返し波を受信して歪を監視測定する。この場合
、増幅器12で発生した歪折り返し波F2が低群伝送帯
域LBから充分離れていると、低域通過ろ波器13で遮
断されてしまい、高域通過濾波器14に入力されず、折
り返されない。このため歪折り返し波F2は低群伝送帯
域LBと高群伝送帯域HBとの間の遷移帯域SBの近く
に位置するように断続送信波F1及び連続送信波Fが選
定されていた。第2図において曲線17,18はそれぞ
れ1中継区間における伝送路群遅延特性曲線を示す。第
2図に示した周波数配置により歪折り返しを行なつた場
合の歪折り返し監視の送受信波形を第3図に示す。
器からの歪成分を分離するための情報をもつ断続送信波
F1と連続送信波Fとを伝送し、中継器における歪によ
り発生した歪折り返し波F2=F1+Fが高群伝送帯域
HB内に入り、これ力塙群伝送帯域を通じて戻され、こ
の歪折り返し波を受信して歪を監視測定する。この場合
、増幅器12で発生した歪折り返し波F2が低群伝送帯
域LBから充分離れていると、低域通過ろ波器13で遮
断されてしまい、高域通過濾波器14に入力されず、折
り返されない。このため歪折り返し波F2は低群伝送帯
域LBと高群伝送帯域HBとの間の遷移帯域SBの近く
に位置するように断続送信波F1及び連続送信波Fが選
定されていた。第2図において曲線17,18はそれぞ
れ1中継区間における伝送路群遅延特性曲線を示す。第
2図に示した周波数配置により歪折り返しを行なつた場
合の歪折り返し監視の送受信波形を第3図に示す。
第3図においてAは連続送信波FlBは断続送信波F1
である。伝送路に群遅延歪がない場合の歪折り返しF2
の受信波形は第3図Cに示すようにn中継目(n=1,
2,3,・・・・・・)からの各歪折り返し波は時間的
に離れて分離されている。しかし第2図の曲線17,1
8で示した伝送路による群遅延歪を受けた場合の歪折り
返し波F2の受信波形は第3図Dに示すようになる。中
継器からの歪折り返し波形は遠方の中継器から返つてく
る歪成分ほど第2図で示したF2周波数における群遅延
の中 数倍の群遅延歪を受ける。よつて歪折り
がくずれて各中継器からの歪成分を分離で な
る。この発明は送り側中継伝送路で発生する群遅延歪を
受け側中継伝送路で補償するように周波数配置すること
により、特に回路を付加することなく各中継器からの歪
成分を分離することを可能とした双方向中継伝送路の歪
折り返し監視方式を提供することにある。
である。伝送路に群遅延歪がない場合の歪折り返しF2
の受信波形は第3図Cに示すようにn中継目(n=1,
2,3,・・・・・・)からの各歪折り返し波は時間的
に離れて分離されている。しかし第2図の曲線17,1
8で示した伝送路による群遅延歪を受けた場合の歪折り
返し波F2の受信波形は第3図Dに示すようになる。中
継器からの歪折り返し波形は遠方の中継器から返つてく
る歪成分ほど第2図で示したF2周波数における群遅延
の中 数倍の群遅延歪を受ける。よつて歪折り
がくずれて各中継器からの歪成分を分離で な
る。この発明は送り側中継伝送路で発生する群遅延歪を
受け側中継伝送路で補償するように周波数配置すること
により、特に回路を付加することなく各中継器からの歪
成分を分離することを可能とした双方向中継伝送路の歪
折り返し監視方式を提供することにある。
第4図はこの発明による歪折り返し監視方武を低群送り
高群受けの場合に適用した歪折り返し監視周波数配置の
例である。
高群受けの場合に適用した歪折り返し監視周波数配置の
例である。
第4図において第2図と対応する部分には記号を付けて
ある。断続送信信号F1の占有帯域内における群遅延を
D1歪折り返し受信信号F2の占有帯域内における群遅
延をD2とする。また歪折り返し波が2次の結合波歪に
よる周波数和の波F2二F1+Fであることを考慮して
断続送信信号F1の帯域の群遅延Dを、歪折り返し受信
信号F2の帯域に周波数変換したものをD1とする。こ
の発明では、これらの群遅延Dl,D2の和(D1+D
2)が歪折り返し受信信号F2の占有帯域内でほマ―定
になるように、断続送信信号F,及び歪折り返し受信信
号F2の各周波数帯域を選ぶ。
ある。断続送信信号F1の占有帯域内における群遅延を
D1歪折り返し受信信号F2の占有帯域内における群遅
延をD2とする。また歪折り返し波が2次の結合波歪に
よる周波数和の波F2二F1+Fであることを考慮して
断続送信信号F1の帯域の群遅延Dを、歪折り返し受信
信号F2の帯域に周波数変換したものをD1とする。こ
の発明では、これらの群遅延Dl,D2の和(D1+D
2)が歪折り返し受信信号F2の占有帯域内でほマ―定
になるように、断続送信信号F,及び歪折り返し受信信
号F2の各周波数帯域を選ぶ。
これはD1とD2との群遅延の周波数に対する傾斜が逆
であることより可能である。このように送信波F1と歪
折り返し波F2との周波数を選択することにより1中継
区間の歪折り返しは、送り側伝送路と受け側伝送路とに
おいて群遅延歪が打消し合うことになり、群遅延歪が無
くなる。多中継区間でも同様のことが言えるのは明らか
であり、第3図Cに示したように群遅延歪を受けない歪
折り返し受信波を得ることができ、各中継器からの歪成
分を分離できる。第5図はこの発明を高群送り、低群受
けの場合に適用した歪折り返し監視周波数配置例である
。
であることより可能である。このように送信波F1と歪
折り返し波F2との周波数を選択することにより1中継
区間の歪折り返しは、送り側伝送路と受け側伝送路とに
おいて群遅延歪が打消し合うことになり、群遅延歪が無
くなる。多中継区間でも同様のことが言えるのは明らか
であり、第3図Cに示したように群遅延歪を受けない歪
折り返し受信波を得ることができ、各中継器からの歪成
分を分離できる。第5図はこの発明を高群送り、低群受
けの場合に適用した歪折り返し監視周波数配置例である
。
この例は第4図における連続波Fを2波の結合波Fβ−
Fαと考え、歪折り返し波F,+F(2次の結合波)を
F1−(Fβ−Fα)(3次の結合波)と考えることに
より、第4図の説明と同様になる。以上の説明より明ら
かなように、この発明の監視方式によれば遠方の中継器
の歪折り返しを行なつても歪折り返し受信波は伝送路の
群遅延歪を受けない。よつて群遅延歪の大きい伝送路で
あつても群遅延等化器を付加することなく歪折り返し監
視が可能になる。なおこの発明は低群と高群とを共通の
増幅器で増幅する場合にも適用できる。
Fαと考え、歪折り返し波F,+F(2次の結合波)を
F1−(Fβ−Fα)(3次の結合波)と考えることに
より、第4図の説明と同様になる。以上の説明より明ら
かなように、この発明の監視方式によれば遠方の中継器
の歪折り返しを行なつても歪折り返し受信波は伝送路の
群遅延歪を受けない。よつて群遅延歪の大きい伝送路で
あつても群遅延等化器を付加することなく歪折り返し監
視が可能になる。なおこの発明は低群と高群とを共通の
増幅器で増幅する場合にも適用できる。
第1図は群別双方向中継器を示すプロツク図、第2図は
歪折り返し波が伝送路の群遅延歪を受ける場合の周波数
配置と、1中継区間の伝送路群遅延特性を示す図、第3
図は歪折り返しを行なうための送信波形と、伝送路に群
遅延歪が無い場合及び群遅延歪がある場合の歪折り返し
受信波形を示す波形図、第4図はこの発明を低群送り高
群受けに適用した歪折り返し監視周波数配置例と、1中
継区間の伝送路群遅延特性例とを示す図、第5図はこの
発明の高群送り低群受けに適用した歪折り返し監視周波
数配置例と、1中継区間の伝送路群遅延特性例とを示す
図である。
歪折り返し波が伝送路の群遅延歪を受ける場合の周波数
配置と、1中継区間の伝送路群遅延特性を示す図、第3
図は歪折り返しを行なうための送信波形と、伝送路に群
遅延歪が無い場合及び群遅延歪がある場合の歪折り返し
受信波形を示す波形図、第4図はこの発明を低群送り高
群受けに適用した歪折り返し監視周波数配置例と、1中
継区間の伝送路群遅延特性例とを示す図、第5図はこの
発明の高群送り低群受けに適用した歪折り返し監視周波
数配置例と、1中継区間の伝送路群遅延特性例とを示す
図である。
Claims (1)
- 1 群別双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式におい
て、歪折り返し測定用送信信号F_1の中継伝送帯域内
における群遅延を、歪折り返し受信信号F_2帯域に周
波数変換した群遅延特性D_1と、歪折り返し受信信号
F_2の中継伝送帯域内における群遅延特性D_2との
和(D_1+D_2)が歪折り返し受信信号F_2帯域
内でほゞ一定となるように、前記歪折り返し測定用送信
信号F_1周波数帯域と前記歪折り返し受信信号F_2
周波数帯域とを選定したことを特徴とする双方向中継伝
送路の歪折り返し監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55012227A JPS5945308B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55012227A JPS5945308B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56109053A JPS56109053A (en) | 1981-08-29 |
JPS5945308B2 true JPS5945308B2 (ja) | 1984-11-05 |
Family
ID=11799482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55012227A Expired JPS5945308B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 双方向中継伝送路の歪折り返し監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945308B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583762B2 (ja) * | 1986-05-19 | 1993-11-29 | Masaharu Awano |
-
1980
- 1980-02-04 JP JP55012227A patent/JPS5945308B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583762B2 (ja) * | 1986-05-19 | 1993-11-29 | Masaharu Awano |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56109053A (en) | 1981-08-29 |
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