JPS5944893B2 - 粒状物の製造法 - Google Patents

粒状物の製造法

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JPS5944893B2
JPS5944893B2 JP12852676A JP12852676A JPS5944893B2 JP S5944893 B2 JPS5944893 B2 JP S5944893B2 JP 12852676 A JP12852676 A JP 12852676A JP 12852676 A JP12852676 A JP 12852676A JP S5944893 B2 JPS5944893 B2 JP S5944893B2
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JP
Japan
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granules
powder
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particles
diameter
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JP12852676A
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JPS5353584A (en
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嘉郎 船越
眞樹 山本
英一 佐竹
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は凝集造粒法により、粉体から粒子を製造する方
法に関する。
従来より、粉体を凝集造粒させて粒子を製造することは
広く行なわれているが、通常用いられる傾斜皿型転動造
粒機では、得られる粒子の粒度にかなり広範囲の分布が
見られる。
本発明者らは上記欠点を克服すべく種々検討した結果、
特定の装置を用いることにより、粉体から一挙に粒度が
均一で且つ機械的強度の犬な芯粒子を得ることに成功し
た。
すなわち本発明は、中心部に水平に回転する皿状部、皿
状部の周辺に設けられた減速部および減速部に連なる円
筒状部から構成される系内に直径が最終粒状物の平均粒
子径(50%重量平均径)の%以下である粒子の集合体
(以下粉体という)を収容し、皿状部の回転によって該
粉体をして減速部面上を経て上昇壁面部に沿って上昇し
重力により皿状部に落下する渦巻状循環運動をなさしめ
つつ、粉体1kg当り100〜1000CCの結合液を
粉体1kg当り1〜40m1の速度で直径が該最終粒状
物の平均粒子径の%以下の液滴として系内に噴霧し、要
すれば系内に通気することを特徴とする粒状物の製造法
である。
本発明で用いられる装置は、回転皿状部と粉体もしくは
造粒物の流動方向を円滑に斜上向とするための減速部お
よびこの減速部と接合された円筒状部からなるもので、
たとえば、特公昭46−22544号に記載のものが使
用される。
その具体例を図面により説明すると、回転皿状部1は、
第1図に示されるように皿型のものが一般的であるが、
第3図のように正面断面図が平板で構成されてもよい。
回転皿状部1は垂直な(水平に対し85〜95°)回転
軸7に固定され、必要に応じてこの回転皿状部1はその
中心部に円錐状突起2を有していてもよい。
この場合、円錐状突起2の形状は斜面の傾斜角度が水平
より45〜65°が好ましい。
また第1,2図に示すように回転皿状部1の上面に粉体
や粒子の攪拌を補助するためすべり止め9を設けてもよ
い。
減速部5は、円筒状部3に接合され、回転皿状部1の周
辺から11rL11L1好ましくは0.5 mrn以下
の間隙10を有するように固定される。
円筒状部3は第1図に示されるように上方が狭くなって
いてもよい。
回転皿状部1と減速部5とは、その上面部分において円
滑に連なる面を形成し、これによって皿状部1と減速部
5の上面および減速部5より上部の円筒状部3の内壁と
で造粒部Aを構成する、空気の吹込むに関しては第1図
に示すように減速部5の下方に空気吹込口6を有する庇
状部分4を設け、これによって回転皿状部1と減速部5
の下面および庇状部分4の上面とで中空部Bを構成する
ことにより乾燥空気は空気吹込口6から中空部Bへ導入
され、さらに造粒部Aに導かれ、流動中の被覆物の粒子
層内を通過して排気される。
中空部Bから造粒部Aへ空気を導入するには、回転皿状
部1と減速部5との間隙10が利用される。
また、図面に示される装置では、回転軸7は、軸封部8
を介して固定された庇状部分4と接続しているが、必要
に応じ回転軸7は造粒部Aを通すように上方から設けて
良いことはいうまでもない。
回転皿状部1とこれに固定された円錐状突起2の回転に
より粉体もしくは造粒物は回転軸7を中心とする円運動
をしながら遠心力によって中心部から周辺部に皿状部分
1に沿って押し上げられ、それに伴なって中心部上層の
粉体もしくは造粒物は中心部の円錐状突起2に沿って下
降する。
周辺部に押し上げられた粉体もしくは造粒物は減速部5
および円筒状部3に沿ってさらに押し上げられ最上層に
至って中心側に崩れ落る。
このような運動の反復により渦巻状で線状の循環流動が
行なわれる。
本発明において使用される原料粉体は、直径が最終粒状
物の平均粒子径(50係重量平均径)の%以下である粒
子の集合体であるが、実際には集合体の98重量係が該
粒子であれば使用できる。
物体の種類はいかなるものでもよく、たとえば乳糖、で
ん紛、アスコルビン酸、ブドウ糖、グルコース、岩塩、
フェライト、ガラス、カオリナイトなどがあげられる。
本発明の方法において用いられる結合液は、造粒に際し
原料粉体の粒子と粒子とを物理的もしくは化学的に結合
する液体であればいかなるものでもよく、使用する原料
粉体により異なるが、たとえば水、アルコールなどの他
たとえばヒドロキシプロピルセルロース水溶液、無水硅
酸の分散液などがあげられる。
その他従来より造粒もしくはコーティングの際に結合液
として用いられているものであればいかなるものでも用
いることができる。
本発明の方法を実施するに際しては、まず前述の装置内
に適当量の粉体を入れ、皿状部1を回転させる。
回転数は装置及び粒子径の大小により異なるが、通常皿
状部周辺の遠心力による加速度が重力加速度の0.7〜
2倍になるように回転させられる。
ついでこの中に結合液を液滴の平均径が最終目的粒子径
の%以下になるように噴霧して加えられる。
結合液の添加量は一般に原料粉体の結合液に対する溶解
性と関係があり、その溶解座が低いほど添加量は増える
まh目的とする造粒物の大きさにより異なり、大きな造
粒物を目的とする場合は結合液を多く加えなければなら
ない。
換言すれば結合液を噴霧しながら造粒していけば結合液
の噴霧量にしたがって造粒物は成長していき、造粒物の
大きさが目的とする大きさに達したときに結合液の添加
を止めればよい。
もちろん、他の条件が同一であれば噴霧液量によって粒
径が再現性よく決定されることはいうまでもない。
結合液は原料粉体の湿度など、原料粉体中の液体(水の
ほか、アルコール、アセトンなどの有機溶媒など)の含
量により異なるが、原料粉体1kgに対し100〜1,
0OQcc添加される。
結合液の噴霧速度は通常仕込み粉体1ゆ当り毎分1〜4
0rnlであり、噴霧は連続的もしくは間歇的に行なっ
てもよい。
造粒物は必要により乾燥されるが、乾燥は造粒過程で行
なってもよく、造粒後に行なってもよい。
乾燥手段としては、たとえば加熱、減圧、送風などがあ
げられる。
間隙10からの送風は単に乾燥だけでなく、原料粉体の
間隙10から下方への落下を防ぐことができる。
造粒時間は、造粒物の目的とする大きさ、結合液の添加
速度、造粒過程における乾燥の有無もしくは強弱などに
より異なるが、たとえば10〜15ミクロン程度の乳糖
を用いてこれを105〜500::クロン程度の造粒物
にする場合は通常30分〜2時間程度である。
本発明の方法によれば、得られる造粒物はその粒度分布
ば小さく、物理的強度が強く、さらに目的とする大きさ
の造粒物を収率よく得ることができる。
本発明は医薬、食品工業のみならず、農薬、鉄鋼、窯業
、高分子化学など種々の分野に広く適用できる。
以下に実施例を記載して本発明をより具体的に説明する
実施例 1 直径360mmの回転皿を有する第1図に示される装置
に乳糖(200メツシユ通過品)80%、コーンスター
チ(325メツシユ通過品:Ho%、アスコルビン酸(
325メツシユ通過品)10%からなる粉末2kgを投
入し、回転皿を16 Orpmで回転させながら、また
回転皿と減速部との間隙からRH60%、65℃の空気
を5001/minで槽内に送風しながら、結合液(7
,5%のヒドロキシプロピルセルロース水溶液) ヲ1
5 cC/ m i nで30分噴霧し、ついで結合液
の噴霧を止め、同一条件で送風および転動して乾燥し、
25分後な目的とする細粒剤を得た。
収率99.2%、槽内の付着物は0.6%であった。
細粒の粒度分布は32メツシュ残留3.0%、32〜1
50メツシュ92,5%、150メツシユを通過したも
の4.5%であった。
実施例 2 実施例1と同じ装置にブドウ糖(150メツシユ通過品
)60%、グルコース(150メツシユ通過品)30%
および乳糖(200メツシユ通過品)10%からなる粉
末2〜を投入し、回転皿を16 Orpm で回転させ
ながら、また回転皿と減速部との間隙からRH60%、
65℃の空気を60011/minで槽内に送風しなが
ら、結合液(り17酸1.s%、’)ンゴ酸1.5%お
よび微量の香料を含む水溶液)を20m1/minで4
0分噴霧し、ついで結合液の噴霧を止め、同一条件で送
風および転動して乾燥し、25分後に目的とする粒状物
(粉末ジュース)を得た。
収率99.0%。槽内の付着物は0.8%であった。
得られた造粒物の粒度は16〜24メツシュ4.51%
、24〜100メツシユ90%、100メツシユを通過
したもの5.5%であった。
実施例 3 直径1000mmの回転皿を有する第1図に示される装
置に200メツシユ篩を99係通過する岩塩結晶30〜
を投入し、回転皿を65 r、p、m、で回転させなが
ら、また回転皿と減速部との間隙からRH60%、70
℃の空気を4rrf:/minで槽内に送風しながら水
を80m1/minで56分間噴霧し、ついで結合液の
噴霧を止め、同一条件で送風及び転動して乾燥し、20
分後に目的とする粒状物を得た。
収率99.7 %、槽内の岩塩の付着物は0.2係であ
った。
得られた造粒物の粒度は16〜24メツシュ1.5係、
24〜100メツシユ94%、100メツシユを通過し
たものは4.5%であった。
実施例 4 実施例1と同じ装置に325メツシユを98係通過する
フェライトの粉末を3kg投入し、回転皿を14 Or
、p、m、で回転させながら、また回転皿と減速部との
間隙からRH60%、60°Cの空気を3001!/m
inで槽内に送風しながら、結合液(約100ミリミク
ロンの無水硅酸10,9を水に分散させて全容1500
mlとしたもの)を20m1/minで75分噴霧し、
ついで結合液の噴霧を止め同一条件で送風および転動し
て乾燥し、30分後に目的とする粒状物を得た。
収率99.5%。槽内のフェライトの付着は0.4 %
であった。
得られた粒状物の粒度は、6メツシユ残留1%、6〜1
6メツシユ94%、16メツシユを通過したものは5%
であった。
参考例 1 回転皿状部の内径が500mm、深さ150龍、傾斜角
46°の傾斜皿型造粒機に実施例1で用いた粉末2.5
kgを投入し、周速4.8 m/ secで回転させな
がら、実施例1で用いた結合液を14m1/minで3
0分噴霧して造粒した。
ついで造粒物を取出し流動層乾燥機で25分間乾燥した
収率94.5%、造粒機内の付着は3.5係であった。
得られた粒状物の粒度分布は、32メツシユ残留12.
0係、32〜150メツシュア1.5係、150メツシ
ユを通過したもの16.5%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、回転皿状部中央に円錐状突起を設けた被覆装
置の正面断面図、第2図は、上面にすべり止めを有する
回転皿状部の平面図、第3図は、本発明に使用する最も
簡単な装置の正面断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中心部に水平に回転する皿状部、皿状部の周辺に設
    けられた減速部、および減速部に連なる円筒状部から構
    成される系内に直径が最終粒状物の平均粒子径(50%
    重量平均径)の%以下である粒子の集合体を収容し、皿
    状部の回転によって該粒子の集合体をして減速部面上を
    経て上昇壁面部に沿って上昇し重力により皿状部に落下
    する渦巻状循環運動をなさしめつつ、該粒子の集合体1
    kg当り100〜1.oooccの結合液を該粒子の
    集合体1kg当り毎分1〜40m1の速度で直径が該最
    終粒状物の平均粒子径の%以下の液滴として系内に噴霧
    し、要すれば系内に通気することを特徴とする粒状物の
    製造法。
JP12852676A 1976-10-25 1976-10-25 粒状物の製造法 Expired JPS5944893B2 (ja)

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JPS5353584A JPS5353584A (en) 1978-05-16
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