JPS5943968B2 - 溶鋼容器用ノズル - Google Patents
溶鋼容器用ノズルInfo
- Publication number
- JPS5943968B2 JPS5943968B2 JP10235978A JP10235978A JPS5943968B2 JP S5943968 B2 JPS5943968 B2 JP S5943968B2 JP 10235978 A JP10235978 A JP 10235978A JP 10235978 A JP10235978 A JP 10235978A JP S5943968 B2 JPS5943968 B2 JP S5943968B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- molten steel
- brick
- porous
- bricks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D1/00—Treatment of fused masses in the ladle or the supply runners before casting
- B22D1/002—Treatment with gases
- B22D1/005—Injection assemblies therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタンディツシュ、単調等の溶鋼容器に用いられ
、溶鋼中に不活性ガスを吹込むためのノズルの改良に関
するものである。
、溶鋼中に不活性ガスを吹込むためのノズルの改良に関
するものである。
近年、溶鋼用器に取付けられたノズルの多孔質煉瓦を通
して不活性ガスをそのノズル孔内に吹込み、溶鋼による
ノズル孔の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼中の非金属
介在物の付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼の整流化及
び溶鋼容器中に浮遊した非金属介在物の強制的な浮上除
去などを行なう技術が採用され、注目を集めている。
して不活性ガスをそのノズル孔内に吹込み、溶鋼による
ノズル孔の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼中の非金属
介在物の付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼の整流化及
び溶鋼容器中に浮遊した非金属介在物の強制的な浮上除
去などを行なう技術が採用され、注目を集めている。
ところで、上記技術に採用されるノズルとしては、従来
第１図に示す構造のものが用いられている。
第１図に示す構造のものが用いられている。
すなわち、第１図中の１はノズルの本体を構成する緻密
質煉瓦、この煉瓦１にはノズル孔２が穿設されていると
共に、上部に多孔質煉瓦の嵌入環部３が設けられ、かつ
該嵌入環部３から下部側壁にかけてガス流通孔４が貫通
されている。
質煉瓦、この煉瓦１にはノズル孔２が穿設されていると
共に、上部に多孔質煉瓦の嵌入環部３が設けられ、かつ
該嵌入環部３から下部側壁にかけてガス流通孔４が貫通
されている。
そして、上記緻密質煉瓦１の嵌入環部３に該煉瓦１のノ
ズル孔と合致するノズル孔２′を有する多孔質煉瓦５を
目地モルタル６を介して嵌着している。
ズル孔と合致するノズル孔２′を有する多孔質煉瓦５を
目地モルタル６を介して嵌着している。
また上記緻密質煉瓦１のガス流通孔４にガス吹込管７を
挿着してノズルを構成している。
挿着してノズルを構成している。
しかして、このノズルを溶鋼容器（図示せず）の底部に
増付け、該ノズルの多孔質煉瓦５から不活性ガスをノズ
ル孔内を流れる溶鋼中に吹き込んで上述した種種の目的
を達成するものである。
増付け、該ノズルの多孔質煉瓦５から不活性ガスをノズ
ル孔内を流れる溶鋼中に吹き込んで上述した種種の目的
を達成するものである。
しかしながら、上記構造のノズルにあっては、気孔率、
吸水率の物理的性質の異なる多孔質煉瓦５ど緻密質煉瓦
１を目地モルタルで接着するため、それらの接着性は充
分とならず、とくに施工時モルタル中の水分が多孔質耐
火物に吸収され易くこのため多孔質煉瓦５周囲に隙間が
発生し易い。
吸水率の物理的性質の異なる多孔質煉瓦５ど緻密質煉瓦
１を目地モルタルで接着するため、それらの接着性は充
分とならず、とくに施工時モルタル中の水分が多孔質耐
火物に吸収され易くこのため多孔質煉瓦５周囲に隙間が
発生し易い。
その結果、このノズルのノズル孔に溶鋼を注入させると
存多孔質煉瓦周囲の隙間に溶鋼が浸入してその部分を溶
損し、さらには耐蝕性の劣る多孔質煉瓦５がその溶損部
から逐次溶損され、短期間でノズルが使用不可能となり
、場合によっては溶鋼が外部が流出する浅鍋事故を招く
虞れがある。
存多孔質煉瓦周囲の隙間に溶鋼が浸入してその部分を溶
損し、さらには耐蝕性の劣る多孔質煉瓦５がその溶損部
から逐次溶損され、短期間でノズルが使用不可能となり
、場合によっては溶鋼が外部が流出する浅鍋事故を招く
虞れがある。
また、溶鋼流出中にガス吹込管７から不活性分スを導入
すると、多孔質煉瓦５周囲の隙間からガス洩れが起こり
、多孔質煉瓦５自体から目的にかなった量及び大きさの
ガスを吹込むことができなくなったリ、所定の内圧を維
持できなくなる等の不都合さを生じる。
すると、多孔質煉瓦５周囲の隙間からガス洩れが起こり
、多孔質煉瓦５自体から目的にかなった量及び大きさの
ガスを吹込むことができなくなったリ、所定の内圧を維
持できなくなる等の不都合さを生じる。
本発明は上記様々の欠点を解消するためになされたもの
で、多孔質煉瓦と緻密質煉瓦との境界に隙間が発生する
のとを防止することにより、多孔質煉瓦の短期間の溶損
、浅鍋事故の発生を阻止し、しかも多孔質煉瓦から所定
の内圧で所定量及び大きさを有するガスの吹込を可能と
した溶鋼容器用ノズルを提供しようとするものである。
で、多孔質煉瓦と緻密質煉瓦との境界に隙間が発生する
のとを防止することにより、多孔質煉瓦の短期間の溶損
、浅鍋事故の発生を阻止し、しかも多孔質煉瓦から所定
の内圧で所定量及び大きさを有するガスの吹込を可能と
した溶鋼容器用ノズルを提供しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を第２図を参照して説明する。
図中１１は例えば気孔率が１２％で円錐台形状をなすア
ルミナ−シリカ質の緻密質煉瓦であり、この煉瓦１１の
上部には、例えば気孔率が２７％のアルミナ−シリカ質
の多孔質煉瓦１２が一体成形により該多孔質煉瓦１２の
上面及び上下に貫通したノズル孔１３側を表出するよう
に埋設されていると共に、これら煉瓦１１，１２との境
界にはそれら煉瓦１１．１２の中間の気孔率（２１％）
を有する煉瓦層１４が形成されている。
ルミナ−シリカ質の緻密質煉瓦であり、この煉瓦１１の
上部には、例えば気孔率が２７％のアルミナ−シリカ質
の多孔質煉瓦１２が一体成形により該多孔質煉瓦１２の
上面及び上下に貫通したノズル孔１３側を表出するよう
に埋設されていると共に、これら煉瓦１１，１２との境
界にはそれら煉瓦１１．１２の中間の気孔率（２１％）
を有する煉瓦層１４が形成されている。
また、前記多孔質煉瓦１２の下端側周面と緻密質煉瓦１
１との間には不活性ガスが回り込む環状の空隙部１５が
形成されており、かつこの空隙部１５から緻密質煉瓦１
１の下端側面にかけてガス流通孔１６が貫通されている
。
１との間には不活性ガスが回り込む環状の空隙部１５が
形成されており、かつこの空隙部１５から緻密質煉瓦１
１の下端側面にかけてガス流通孔１６が貫通されている
。
そして、このガス流通孔１６にガス吹込管１７を挿着し
ている。
ている。
しかして、上記構成のノズルを溶鋼容器の底部に取付け
、該容器内の溶鋼をノズル孔１３から流出させる際、多
孔質煉瓦１２は緻密質煉瓦１１と一体成形により埋設さ
れ、多孔質煉瓦１２と緻密質煉瓦１１との境界には隙間
が全く形成されずに密接しているため、前記溶鋼が多孔
質煉瓦１２の周囲に侵入するのを阻止でき、その結果耐
蝕性の劣る多孔質煉瓦１２が局部的に溶損されるのを防
止できると共に、溶鋼侵入に伴なう浅鍋事故を防止でき
る。
、該容器内の溶鋼をノズル孔１３から流出させる際、多
孔質煉瓦１２は緻密質煉瓦１１と一体成形により埋設さ
れ、多孔質煉瓦１２と緻密質煉瓦１１との境界には隙間
が全く形成されずに密接しているため、前記溶鋼が多孔
質煉瓦１２の周囲に侵入するのを阻止でき、その結果耐
蝕性の劣る多孔質煉瓦１２が局部的に溶損されるのを防
止できると共に、溶鋼侵入に伴なう浅鍋事故を防止でき
る。
しかも、多孔質煉瓦１２と緻密質煉瓦１１との境界には
それら煉瓦の略中間の気孔率を有する煉瓦層１４が形成
されているため、それら境界の強度を向上できると共に
、溶鋼の熱影響によるそれら煉瓦１１．１２間の熱膨張
差を前記煉瓦層１４で緩和して煉瓦ｌＬ１２の亀裂発生
を防止できる。
それら煉瓦の略中間の気孔率を有する煉瓦層１４が形成
されているため、それら境界の強度を向上できると共に
、溶鋼の熱影響によるそれら煉瓦１１．１２間の熱膨張
差を前記煉瓦層１４で緩和して煉瓦ｌＬ１２の亀裂発生
を防止できる。
また、ガス吹込管１７から不活性ガスを導入しガス流通
孔１６、空隙部１５を通って多孔質煉瓦１２からノズル
孔１３を流れる溶鋼中に不活性ガスを吹込む際、前記多
孔質煉瓦１２と緻密煉瓦１１の境界には隙間が全く形成
されず密接しているため、前記ガス吹込管１７からの不
活性ガスの導入時に多孔質煉瓦１２の境界からガス洩れ
を起こすことなく、該煉瓦１２から目的にかなった量及
び大きさの不活性ガスを所定の内圧で流出する溶鋼中に
吹込むことができる。
孔１６、空隙部１５を通って多孔質煉瓦１２からノズル
孔１３を流れる溶鋼中に不活性ガスを吹込む際、前記多
孔質煉瓦１２と緻密煉瓦１１の境界には隙間が全く形成
されず密接しているため、前記ガス吹込管１７からの不
活性ガスの導入時に多孔質煉瓦１２の境界からガス洩れ
を起こすことなく、該煉瓦１２から目的にかなった量及
び大きさの不活性ガスを所定の内圧で流出する溶鋼中に
吹込むことができる。
したがって、本発明の溶鋼容器用ノズルによれば、多孔
質煉瓦の局部的な溶損、亀裂発生及び浅鍋事故を防止で
き、しかも多孔質煉瓦から所定の内圧で目的にかなった
量及び大きさの不活性ガスを吹込むことができるため、
溶鋼によるノズル孔の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼
中の非金属介在物の付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼
の整流化及び溶鋼容器内に浮遊した不活性ガスによる溶
鋼中の非金属介在物の強制的な浮上除去などを長期間に
わたって安全かつ効果的に行なうことができる。
質煉瓦の局部的な溶損、亀裂発生及び浅鍋事故を防止で
き、しかも多孔質煉瓦から所定の内圧で目的にかなった
量及び大きさの不活性ガスを吹込むことができるため、
溶鋼によるノズル孔の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼
中の非金属介在物の付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼
の整流化及び溶鋼容器内に浮遊した不活性ガスによる溶
鋼中の非金属介在物の強制的な浮上除去などを長期間に
わたって安全かつ効果的に行なうことができる。
なお、本発明に係る溶鋼容器用ノズルの多孔質煉瓦、緻
密質煉瓦の材質は上記実施例に限定されず、アルミナ、
ジルコニアその他等にしてもよい。
密質煉瓦の材質は上記実施例に限定されず、アルミナ、
ジルコニアその他等にしてもよい。
又本発明に係る溶鋼容器用ノズルの構造は上記実施例に
限定されず、たとえば第３図に示すように、円錐台形状
の緻密煉瓦１１に多孔質煉瓦１２′を一体成形によりそ
の煉瓦１２′がノズル孔１３側のみに表出するように埋
設された構造にしてもよい。
限定されず、たとえば第３図に示すように、円錐台形状
の緻密煉瓦１１に多孔質煉瓦１２′を一体成形によりそ
の煉瓦１２′がノズル孔１３側のみに表出するように埋
設された構造にしてもよい。
以上詳述した如く、本発明によれば溶鋼によるノズル孔
の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼中の非金属介在物の
付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼の整流化及び溶鋼容
器内に浮上した不活性ガスによる溶鋼中の非金属介在物
の強制的な浮上除去などを長時間にわたって安全かつ効
果的に行なうことができる極めて実用性の高い溶鋼容器
用ノズルを提供できるものである。
の侵蝕防止やノズル孔内面への溶鋼中の非金属介在物の
付着防止（ノズル閉塞防止）、溶鋼の整流化及び溶鋼容
器内に浮上した不活性ガスによる溶鋼中の非金属介在物
の強制的な浮上除去などを長時間にわたって安全かつ効
果的に行なうことができる極めて実用性の高い溶鋼容器
用ノズルを提供できるものである。
第１図は従来の溶鋼容器用ノズルの断面図、第２図は本
発明の一実施例を示す溶鋼容器用ノズルの断面図、第３
図は本発明の他の実施例を示す溶鋼容器用ノズルの断面
図である。 １１・・・・・・緻密質煉瓦、１２ 、１２’ ・・・
・・・多孔質煉瓦、１３・・・・・・ノズル孔、１４・
・・・・・煉瓦層、１７・・・・・・ガス吹込管。
発明の一実施例を示す溶鋼容器用ノズルの断面図、第３
図は本発明の他の実施例を示す溶鋼容器用ノズルの断面
図である。 １１・・・・・・緻密質煉瓦、１２ 、１２’ ・・・
・・・多孔質煉瓦、１３・・・・・・ノズル孔、１４・
・・・・・煉瓦層、１７・・・・・・ガス吹込管。
Claims (1)
- １ 主にガス吹込部となる多孔質煉瓦を緻密質煉瓦で該
多孔質煉瓦の少なくとも一側面がノズル孔側に表出する
ように覆ったノズルにおいて、上記多孔質煉瓦を緻密質
煉瓦でそれらの境界に多孔質煉瓦と緻密質煉瓦の略中間
の気孔率を有する煉瓦層が形成されるように一体成形に
より覆ったことを特徴とする溶鋼容器用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235978A JPS5943968B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 溶鋼容器用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235978A JPS5943968B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 溶鋼容器用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5531107A JPS5531107A (en) | 1980-03-05 |
| JPS5943968B2 true JPS5943968B2 (ja) | 1984-10-25 |
Family
ID=14325260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10235978A Expired JPS5943968B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 溶鋼容器用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943968B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62186154U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-26 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| UA123573U (uk) * | 2017-11-10 | 2018-02-26 | Товариство З Обмеженою Відповідальністю "Шеффілд Рефракторіс Україна" | Стакан-дозатор для розливання металів і сплавів |
| CN110256043A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-20 | 赤水市瑞泰建材有限公司 | 一种新型致密砖及其制作方法 |
-
1978
- 1978-08-24 JP JP10235978A patent/JPS5943968B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62186154U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5531107A (en) | 1980-03-05 |
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