JPS5943880B2 - 音響再生装置用デコ−ダ - Google Patents

音響再生装置用デコ−ダ

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JPS5943880B2
JPS5943880B2 JP50037386A JP3738675A JPS5943880B2 JP S5943880 B2 JPS5943880 B2 JP S5943880B2 JP 50037386 A JP50037386 A JP 50037386A JP 3738675 A JP3738675 A JP 3738675A JP S5943880 B2 JPS5943880 B2 JP S5943880B2
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signal
signals
speakers
gain
decoder
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アンソニ− ジヤ−ゾン マイケル
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/02Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic of the matrix type, i.e. in which input signals are combined algebraically, e.g. after having been phase shifted with respect to each other
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S2420/00Techniques used stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
    • H04S2420/11Application of ambisonics in stereophonic audio systems

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  • Mathematical Optimization (AREA)
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  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音響再正装置に関し、更に詳しくいえば360
度の方位にわたって拡がる音源からの音を聞き手が識別
できるようにした音響再生装置に関する。
特許願昭47年第12141号(特開昭47−1830
1号)明細書には2本の伝送チャンネルを用い、360
度の方位にわたって拡がる音源からの音を聞き手が識別
することができるようにした音響再生装置が開示されて
いる。
この明細書に開示された装置において1本のチャンネル
は全ての水平方向からの音を互いに等しい利得で含むい
わゆる全方向信号を伝送し、他のチャンネルは全ての水
平方向からの音を利得1で含んでいるが、適当な基準方
向から測った方位角に関連した、好ましくは等しい、対
応する全方向信号に関する位相推移を有しているいわゆ
る方位信号を伝送する。
この方位信号は位相差が90度の2つの信号に分解する
ことができる。
これらの信号が正方形の四隅に配置された4つのスピー
カに与えられたとすると、1つの信号は第1の隣接スピ
ーカ対に対する信号と、他の2つのスピーカからなる第
2の隣接スピーカ対に対する信号との間の信号強度の差
を示す第1の差信号を構成し、他の信号は第1の隣接ス
ピーカ対と第2の隣接スピーカ対とからそれぞれ1つの
スピーカを含む第3の隣接スピーカ対に対する信号と、
第1の隣接スピーカ対と第2の隣接スピーカ対とからそ
れぞれ他のスピーカを含む第4の隣接スピーカ対に対す
る信号との間の信号強度の差を示す第2の差信号を構成
する。
本発明の1つの目的は4つのスピーカが聴取位置の中心
に関して非対象に配置されている場合にこの4つのスピ
ーカ配列から得られる結果を改善することにある。
本発明は、長四角形の対角線上でかつ該対角線の交点と
該長四角形の頂点との間にそれぞれ位置し聴取領域をか
こむ4つのスピーカを有する音響再生装置用デコーダで
あって、聴取位置における音圧を表わす圧力信号および
聴取位置における音波を伝播する媒質の速度を表わす速
度信号またはこれら圧力信号および速度信号の複素線形
結合からなる少なくとも2つの入力信号を受入する入力
手段と、前記速度信号から、第1の隣接スピーカ対に対
する信号の和と他の2つのスピーカからなる第2の隣接
スピーカ対に対する信号の和との間の信号強度の差に依
存する第1の差信号並びに第1および第2の隣接スピー
カ対のそれぞれから1つのスピーカを含む第3の隣接ス
ピーカ対に対する信号の和と第1および第2の隣接スピ
ーカ対のそれぞれから他のスピーカを含む第4の隣接ス
ピーカ対に対する信号の和との間の信号強度の差に依存
する第2の差信号を形成する信号処理手段と、前記第1
の隣接スピーカ対が配置される対角線のなす角の2分の
1の角の正弦と第3の隣接スピーカ対が配置される対角
線のなす各の2分の1の正弦との比にほぼ等しい比を有
する第1および第2の利得を前記第1および第2の差信
号にそれぞれ与えるレイアウト手段と、前記4つのスピ
ーカに与える信号を前記レイアウト手段および前記圧力
信号にもとづき形成する出力手段とを具えた音響装置用
デコーダを提供する。
本発明のある実施例においては、第1および第2の差信
号は別々の信号として存在でき、入力信号を受入する手
段は各スピーカに対する出力信号を発生する出力手段に
供給するための圧力信号と2つの差信号を形成するよう
に配列される。
ここで上記圧力信号は前述した明細書に開示されている
装置の全方向信号に対応し、上記速度信号は前述した明
細書に開示されている装置の方位信号に対応する。
なお″圧力″および”速度″という用語は、空気のよう
な流体内の音響場に用いられるとき、ある点における子
方およびその点における平均粒子速度、すなわち流体の
速度にそれぞれ関係する。
流体流が非粘性で、圧力変動が平均圧力に対して非常に
小さい状況下において(空気中における方向性音の再生
に関しては常にそうである)、流体の速度は、各周波数
における音場圧力の方向性導関数、すなわちグラジェン
ト に比例する。
音場の速度を表わす情報はまた音場の圧力の方向性導関
数を表わすので、圧力および速度情報を表わす信号は、
ある点およびその近傍における音場の方向性動作を決定
する。
カーテシアン直交座標(X y ’/ p Z )の原
点(0,0,0)に音速Cで到来する平面波に関して、 および および は正の量であるので(ここでtは時間である)、自然の
、すなわち多スピーカシステムで再生されたものではな
い遠方からの音の速度の全ての大きさは圧力の時間導関
数の値と固定された関数を有する。
音響場における速度という用語の使用は音響の文献にお
いて一般的である(例えばChapter X[of
J−W、S、 Rayleigh、Theory of
5ound。
vol・2.Dover Publications、
1945 をみよ)。
またこの発明の別の面によれば長四角形の対角線上で、
かつ該対角線の交点と該長四角形の頂点との間にそれぞ
れ位置し聴取領域をかこむ4つのスピーカを有する音響
再生装置用デコーダであって、聴取位置における音圧お
よび音波を伝播する媒質の速度をそれぞれ表わす圧力信
号および速度信号または該圧力信号および速度信号の複
素線形結合からなる少なくとも2つの入力信号を受入す
る入力手段と、前記速度信号から、第1の隣接スピーカ
対に対する信号の和と他の2つのスピーカからなる第2
の隣接スピーカ対に対する信号の和との間の信号強度の
差に依存する第1の差信号並びに第1および第2の隣接
スピーカ対のそれぞれから1つのスピーカを含む第3の
隣接スピーカ対に対する信号の和と第1および第2の隣
接スピーカ対のそれぞれから他のスピーカを含む第4の
隣接スピーカ対に対する信号の和との間の信号強度の差
に依存する第2の差信号を形成する信号処理手段と、 前記第1の隣接スピーカ対が配置される対角線のなす角
の2分の1の角の正弦と第3の隣接スピーカ対が配置さ
れる対角線のなす角の2分の1の正弦との比にほぼ等し
い比を有する第1および第2の利得を前記第1および第
2の差信号にそれぞれ与えるレイアウト手段と、前記レ
イアウト手段および前記圧力信号にもとづき前記4つの
スピーカに与える信号を形成する出力手段と、前記入力
手段と前記出力手段との間に配設され、所定周波数より
上の周波数の前記圧力信号に与えられる利得を前記所定
の周波数より上の周波数の前記速度信号に与えられる利
得で割った値が、所定周波数より下の周波数の前記圧力
信号に与えられる利得を前記所定の周波数より下の周波
数の前記速度信号に与えられる利得で割った値より大き
くなるような周波数依存利得を前記圧力信号および前記
速度信号に対して与える利得調整手段とを具えた音響再
生装置用デコーダを提供する。
この場合、前記所定周波数よりも十分に低い周波数に対
して速度信号は圧力信号の約2倍の利得を持つのが好ま
しい。
ある特定の周波数帯より高い周波数と低い周波数とで異
なった処理の必要が、1974年にパリ国際音楽フエス
テバルにおいて公表された雑誌「ジュルネデテユード」
(パリの出版社ラジオ社発行)のエム、ニー、ジャーソ
ン氏の論文「3元音響におけるマトリクスおよびデスク
リートシステムの実現に関する音響心理学的条件」と、
「ワイヤレス・ワールドJ 1974年12月号の48
3から486ページ所載のエム、ア、ゲルヅンの「包囲
音の心理音響学」において十分に論じられている。
これらの文献の内容を要約すれば、空気中を伝播する音
の波長の2分の1が人間の両耳間の距離にほぼ等しい周
波数(700Hz)よりも十分に低い周波数に対しては
、両耳に屈く音の振幅は事実上間じであるから頭は音波
に対する妨害とはならない、したがって、音の位置識別
のためにこの低い周波数において利用できる唯一の情報
は、両方の耳で受ける音の位相差である。
それよりも高い周波数では位相関係は音の位置識別のた
めに第1に重要なものではなくなり、聞き手を囲む工ネ
ルギーの場の方向性が重要となる。
これら2つの状態の間には、先に特定の周波数帯と呼ん
だ遷移周波数帯がある。
この遷移周波数帯は100〜1000Hzの範囲に含ま
れる。
この範囲の下端部における遷移周波数は聴取範囲を広げ
る。
好適な値は約320Hzである。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
以下の説明においては、別々の並列チャンネルに別々の
位相推移を行なう1組の位相回路に言及するが、各場合
において指定される位相推移は相対位相推移であり、希
望に応じて全てのチャンネルに一様な付加的位相推移を
行わせることを理解されたい。
同様に、ある特定の利得を並列チャンネルに加えること
を指定される場合には、それらの利得は相対利得であり
、共通の付加的総合利得を希望により全てのチャンネル
に加えることができる。
本発明の詳細な説明する前に、長方形スピーカ配置に使
用するのに適当なデコーダの基本的な形式と、直方体ス
ピーカ配置に使用する対応するデコーダの基本的な形式
について説明すると便利である。
これらの2種類のデコーダを以下の説明ではWXYデコ
ーダ、wxyzデコーダとそれぞれ呼ぶことにする。
本発明はこれらのデコーダの任意のものに適用できる。
まず第1図を参照して、点10を中心とする聴取場所は
長方形アレイに配列される4個のスピーカ11,12,
13,14により囲まれる。
スピーカ11と12は矢印15により示されている基準
方向に対して、中心点10において等しい角度θをなす
スピーカ13はスピーカ11との対角線上の反対側の端
部に配置され、スピーカ14はスピーカ12と対角線上
の反対側の端部に配置される。
従って、基準方向を順方向と仮定すると、スピーカ11
は左前方位置に配置され、スピーカ12は右前方位置に
、スピーカ13は右後方位置に、スピーカ14は左後方
位置に配置されることになる。
これらのスピーカ11〜14はデコーダ16からそれぞ
゛れの出力信号LP、RF、RB。
LBを受けるように接続される。
デコーダ16は2つの入力端子17.18を持ち、全方
向信号(モカ信号)Wlは入力端子17に加えられ、方
位信号(速度信号)Plは入力端子18に加えられる。
第2図は角度θ=45°の時にデコーダ16としで使用
するのに適当な公知のWXYデコーダを示す。
このデコーダはWXY回路20と振幅マl−IJラック
ス2の形をとる。
WXY回路20は全方向出力信号Wと、前方−後方差出
力信号Xと、左−右差出力信号Yとを発生する。
こわらの信号は振幅マトリックス22に加えられ、信号
を受けた振幅マ) IJラックス2は要求されている出
力信号LB、LP、RB、RFを発生する。
WXY回路の性質は入力信号の形式に依存する。
入力信号が図示のように全方向信号W1と、この信号W
1と同じ振幅であるが全方向信号W1との位相差が所定
の方向を基準とした方位角のマイナスに等しい方位信号
P1とで構成されているとすると、WXY回路20の出
力はその入力に次のように関連する。
W=W。
X二=P1 2 Y=− V/百、+p+ 振幅マトリックス22は次のような方程式群の機能を満
たす。
LB=−(−X+W十Y) L F =−(X+W十Y ’) RF=−(X十W−Y) RB=−(−X十W−Y) 実際にはこのデコーダは前記特許願昭47年第1214
1号の第5図に示されているデコーダと同じものであり
、移相回路はWXY回路の能動部分として機能し、加算
器および位相反転器は振幅マトリックスとして機能する
4種類の出力信号LB、LF、RB、RFを発生するも
のはどのようなデコーダでもWXY回路および振幅マト
リックスと等しく、 −(−L B±L F十RB−RF ) −〇であれば
WXYデコーダを構成する。
WXY回路20は2個以上の入力端子を持つことができ
る。
wxyzデコーダは、高さ情報を発生し、かつ直方体の
各隅に配置される8個のスピーカを採用する音響再生装
置に使用できる。
次に第3図を参照して、3つの入力信号がwxyz回路
24に加えられる。
この回路24は第2図の対応する信号と同じ意味を持つ
出力信号W、X、Yと、上−下差信号Zとを発生する。
これらの信号は■形振幅マトリックス26に加えられる
この■形振幅マトリックス26は8種類のスピーカ信号
LBU。
LFU 、RFU 、RB[J、LBD、LFD。
RFD 、RBDを発生する。
これらの信号は第4図の対応する基準点に設けられてい
るスピーカに加えられる。
WXYZ回路の構成は入力信号の性質に依存する。
■型マトリックス26からの出力信号は次のようにして
入力信号に関連づけられる。
LBU=−(−X十W十Y十Z) LF[J=−(X十W+Y+Z) RFU=−(X+W−Y十Z) RB[J=−(−X十W−Y十Z) LBDニー(−X+W十Y−Z) LF’D=−(X十W+Y−Z) ■ RFD=−(X+W−Y−Z) RBD=−(−X十W−Y−Z) 二次元の場合については、どのようなデコーダもwxy
z回路および振幅マトリックスと等価であり、従って次
式が満足されればwxyzデコーダを構成する。
(LBU+LBD)−(LFU+LFD)十(、RFU
+RFD)−(RB[J+RBD)=0(LBD十RB
D)−(LFD+RFD)+(LFU+RFU)−(L
BU+RBU)=0(LBD+LFD)−(LBU+L
FU)十(RBU十RFU)−(RBD十RFD)=0
(LBU−LBD)−(LFU−LFD)十(RFU−
RFD)−(RBU−RBD)=0再び第1,2図に示
すスピーカ配置およびWXYデコーダを参照して、W信
号に対してX信号とX信号との利得を設整して、θ/4
5°の時に得られる非正方形配置を補償するためのレイ
アウト制御ユニットが設けられる。
たとえば、θ〈45゜の時には前方マイナス後方信号に
対する利得はスピーカの前方−後方分離が大きくなるの
で低くせねばならず、同様にして左マイナス右信号に対
する利得は横方向のスピーカ分離が小さくなるので補償
するために高くせねばならない。
次に第5図を参照して、WXY回路20とI形マトリッ
クス22との間にレイアウト制御ユニット28が接続さ
れる。
このレイアウト制御ユニット28は、X信号に利得JQ
sinθを、X信号に利得J2 cosθをそれぞれ
与える利得調節器29.30を有する。
レイアウト制御ユニット28は振幅マトリックス22に
入力w/、 xl、 y/を与える。
レイアウト制御ユニット28の回路構成の一例を第6図
に示す。
利得調節器29.30は反転増幅器32.34をそれぞ
れ有し、各反転増幅器29.30は帰還抵抗Rと、入力
抵抗Sと、出力抵抗Tとを有する。
利得調節器29.30のそれぞれの出力端子X′、Y′
はポテンショメータUを介して相互に接続される。
抵抗Rは都合の良い任意の値を持ち、ポテンションメー
タしはU<JiLとなるような値を有する。
ここにLは全ての入力信号に対する振幅マトリックス2
2の入力インピーダンスである。
そうすると、で とすると、X信号とX信号に対する利得は、θが0〜9
0度の時に良い近似で、それぞれJ sinθおよびJ
2 cosθとなる。
実際にはθを約25〜65度の範囲に保つことが好まし
い。
その理由は、この範囲外では聴取位置において隣接する
スピーカ対のうちの2個のスピーカにより張られる角度
が不便なほど大きくなるからである。
この角度範囲はポテンショメータUに固定抵抗を直列接
続し、全体の抵抗値を同じに保つようにポテンショメー
タUの抵抗値を低くすることにより制限できる。
レイアウト制御ユニット28へのW入力信号は、等しい
抵抗値Rの帰還抵抗と入力抵抗を有する反転増幅器35
により出力端子Wlこ与えられ、それにより可変利得回
路によりX信号とX信号に加えられる位相反転にW信号
の位相を一致させる。
X信号とX信号の相対振幅を変えることは、全方向信号
W1に対して方位信号P1の位相を変えるのと全く同じ
効果がある。
X信号に対する上記利得J’Q sinθとX信号に対
する上記利得JQ cosθは理想的な利得に対する第
1次近似である。
良好な近似は利得がそれぞれJAK sinθJK c
osθの形の時に得られる。
約圓OHz以下の周波数ではKの好適な形は次式で与え
られる。
これはθ=45°の時にはほぼ1に等しい。
上記より高い周波数では好適な値はに=1である。
もりし前記したようにそれらの利得が周波数に依存しな
いとすると、上記のようにに=1の選択は全ての周波数
で満足される。
同様な技術を直方体の各隅に配置される8個のスピーカ
のためのWXYZデコーダに関連して使用できる。
第7図に示すようなスピーカ配置用のデコーダを得るた
めに、第3図に示すデコーダを、wxyz回路と■形振
幅マトリックス26との間に、それぞれX、Y、Zチャ
ンネル用の利得制御器38,40.42を有するレイア
ウト制御ユニット36を挿入することにより第8図に示
すように改装する。
500Hzより高い周波数と低い周波数に対する近似最
適利得を第1表に示す。
長方形スピーカ配置デコーダに対するのと同様に、利得
を周波数に依存しないものとすると、高い周波数に対し
て示した値を用いることができる。
これらの値は第1表に示す値と等価である。
ここで 利得調節器38,40,42は第6図に示す利得調節器
29.30と同様にして構成でき、利得調節器40.4
2は縦続接続された2つの段を有する。
そのうちの1つの段の利得は、f’Ncosθであり、
他の段の利得は、利得調節器40に対してはJ2 si
nφ、利得調節器42に対してはJ2 cosφである
第8図に示すwxyz回路24に加えられる3つの入力
信号は信号w4. y4. v4の直線的な組合わせで
構成できる。
ここにW4は全ての音響方向を同一の利得でピックアッ
プする全方向信号、Y4′は利得&3yで音をピックア
ップした結果得られる信号、v4は方向利得、/’N(
X−qj Z ’)で音をピックアップした結果得られ
る信号である。
なお、qは実定数、x、y、zは音の方向である。
そうするとwxyz回路24の出力はその入力に次式の
ように関連づけられる。
W=W4 X=fV。
Y=fY4 Z二fjq−1V4 ここでfは実定数である。
理想的には低い周波数ではf=1であり、中間周波数で
は である。
方向軸を交換することにより他の符号化装置を得ること
ができることは明らかである。
たとえば、方向性利得が1、x−jqy、zまたは1、
X、y−jqzであるような信号について考えてみると
、対応するデコーダはそれに従って信号路を交換するこ
とにより得られる。
以上説明したデコーダは、約700Hzより高い音と低
い音に対して人間の耳が局部化するような種々の機構の
ための特殊な備えはしていない。
これらの差を考慮に入れるデコーダは、低い周波数では
「理想的な」低周波構成に近づき、高い周波数では「理
想的な」高周波構成に近づく、周波数に依存するマトリ
ックスを採用する。
その中ではデコーダマトリックスが中間の構成となるよ
うな周波数の遷移領域もある。
理論的にはこの遷移領域の中心は約700Hzにすべき
である。
実際には、この遷移領域の中心が100〜1000Hz
の範囲内にあれば満足すべき結果を得ることができるが
、聴取領域の中心から離れている位置での良好な聴取条
件は、この領域の中心が700Hzより低い時に最も良
く得られ、3201(zの値は特に適当であることが見
出されている。
4つの局部化基準があることが見出されている。
そのうちの2つは電圧利得に関連し、低い周波において
優勢である。
他の2つの基準は信号が従うエネルギ利得に関連し、高
い周波数で優勢である。
記号LB 、LP 、RFV、RBVは装置全体、
■ ■ すなわち、第1図に示されている4個のスピーカに信号
を与える元のエンコーダとデコーダをある方向の七ノー
ラル音が通された時にそのモノーラル音が受ける複素電
子利得を表わす。
そうすると、希望する見かけの水平角がφであるような
音に対しては、Xとyが式 により与えられるマキタ条件として知られているより重
要な低周波条件を x cosθ= r cosφ y sinθ= r sinφ の形で表すことができねばならない。
ここにrは正の数である。
記号Reは実数部であることを示す。
この条件が満足されるとすると、音の正しい見かけの方
向が低い周波数で得られる。
しかし、速度条件として知られている第2の条件も満足
されなければ、音の見かけの方向は聞き手が頭を動かす
と不安定になりがちである。
速度条件は(XCO5θ)”+(ysinθ)2二1で
ある。
遷移周波数よりも高い周波数においては、最も重要な条
件は で与えられる量XBとy。
がX CO3θ二rECO8φ y sinθ’:rESinφ の形で表わすことができねばならないいわゆるエネルギ
ベクトル条件である。
これは正しい音の局部化を決定するが、高い周波数にお
ける音の見かけの方向を、聞き手が頭を動かした時にも
安定させるべきだとすると、エネルギ大きさ条件に従っ
で、量(XCO3θ)”+(yEsinθ)2を全ての
方向についてできるだけ大きくすることが更に必要であ
る。
実際には、他の方向における安定度を改善するためには
、ある方向における上記量の太きさをぎせいにする必要
があることもある。
もちろん、この量は1をこえることはない。
低い周波数における基本的な音の方向を決定するマキク
条件と、高い周波数における基本的な音の方向を決定す
るエネルギベクトル条件は最も重要である。
遷移周波数附近の周波数領域においては、これらの理論
のうちいずれが重要であるかは正確にはわからないから
、その領域では両方の条件が満足されることが重要であ
乙、。
マキタ条件またはエネルギベクトル条件のいずれかを満
足させる任意のWXYデコーダ、またはwxyzデコー
ダは両方の条件を自動的に満足させることを数学的に示
すことができる。
すなわち、たとえば全ての周波数でマキタ条件を満足さ
せるWXYデコーダまたはwxyzデコーダは、全ての
周波数において正しい音の局部化を与れる。
これは前記したデコーダに適用される。
聞き手の頭が動いた時の音の見かけの方向の安定度を良
くするためには、高い周波数におけるエネルギ大きさ条
件と、低い周波数における速度条件とを満足させること
が必要である。
これには周波数に依存するデコーダの使用を含む。
第9図は要求された周波数依存性を与えるために改装し
た、第5図に示すデコーダに類似するデコーダを示す。
X信号路とX信号路には同一のI形シェルフ・フィルタ
44.46がそれぞれ接続される。
W信号路には■型シェルフ・フィルタ48が接続される
これらのシェルフ・フィルタ44.46.48はほぼ同
一の位相応答を有し、遷移周波数以下の低い周波数で利
得1を有し、遷移周波数以上の高い周波数で別の利得を
有し、遷移周波数附近の周波数帯を横切って低周波利得
から高周波利得まで円滑に動く。
図示のように、デコーダに加えられる入力が全方向信号
W1と方位信号P、の形をとっていると、エネルギ大き
さ条件に従って高い周波数を最適に再生するために、全
てのシェルフ・フィルタ44,46.48の相対利得は
遷移周波数帯より高い周波数では1である。
遷移周波数帯以下の周波数では■形シェルフ・フィルタ
に対するI形シェルフ・フィルタの利得は である。
これはθが30〜60度の範囲にある時はほぼ2である
従って、遷移周波数帯以下の周波数におけるI形シェル
フ・フィルタの利得は■形シェルフ・フィルタの利得の
2倍である。
この種の特別なデコーダの回路を第10図に示す。
必要とする部品の数を減少するために、シェルフ・フィ
ルタとレイアウト制御ユニットは改装したWXY回路5
0の前に設けられる。
このことはI形シェルフ・フィルタ44,46をX信号
路とX信号路にそれぞれ設ける代りに、1個のI形シェ
ルフ・フィルタ52を方位信号路に接続することを意味
する。
レイアウト制御ユニット20はWXY回路50に2つの
位相入力を与える。
このWXY回路50は2個の0°移相回路54.56と
、1個の90°移相回路58とを有する。
シェルフ・フィルタ48は次式で与えられる複素周波数
応答を持つことを要求される。
ここにalは低周波利得、blは高周波利得である。
このフィルタは抵抗R1,R2,R3とコンデンサc1
とで構成される抵抗−容量回路網に接続される増幅器6
0と、一方の分岐に増幅器62とコンデンサc2を有し
、他方の分岐に増幅器64と抵抗R4を有し、前記抵抗
−容量回路網に接続される並列回路とで構成される。
200FIzの遷移周波数に対しては周波数応答と回路
成分の値は第1表に示されるような値を有する。
抵抗R6とR4の値は設計の都合に従って任意に選択さ
れる。
方位信号pに対するシェルフ・フィルタ52は次のよう
な複素周波数応答を有する。
ここにa3は低周波利得、b3は高周波利得である。
シェルフ・フィルタ52は増幅器66と抵抗R6との直
列回路と、増幅器68とコンデンサc3との直列回路と
の並列回路で構成される。
押押の回路部品の値を第■に示す。
抵抗R5の抵抗値は設計の都合に従って任意に選択され
る。
レイアウト制御ユニット28は利得が1.707の増幅
器70と、WXY回路50の2つの移相回路56.58
への出力端子に直列接続される2個の固定抵抗72.γ
4と、前記出力端子の間に接続される固定76.78と
ポテンショメータ80により構成される直列回路とで構
成される。
ポテンショメータ80の可動接点は接地される。
固定抵抗76.80の抵抗値はポテンショメータ80の
抵抗値の2分の1に等しい。
固定抵抗72゜74の抵抗値はポテンショメータ80の
抵抗値の1.414倍の抵抗値を有する。
増幅器60はレイアウト制御ユニット28の2つの出力
端子におけるエネルギの和が、その入力端子におけるエ
ネルギに等しくなるようにする。
第10図に示す回路は信号p1の入力路に高域フィルタ
82も含む。
この高域フィルタ82はコンデンサ84のポテンショメ
ータ86とで構成される。
この高域フィルタ82の目的は、スピーカと中央の聞き
手との間の距離にもとづく聴取位置における影響を補償
することである。
有限なスピーカ距離の影響は低音を大きくし、聞き手の
ところにおける音場の速度の低周波成分を移相させるこ
とである。
そうするとイメージ品質を低下させ、ある場合には両方
の周波数における音像の場所に誤差を生じさせる。
使用に際しては、フィルタの時定数が音が任意のスピー
カ11〜14から聴取場所の中心10(第1図)まで伝
わるのに要する時間に等しいように、ポテンショメータ
86の設定が調節される。
ポテンショメータ86にはこの設定を容易にするために
、距離で校正した目盛をなるべく設けるようにする。
第1図に示すように、スピーカ11〜14は中心点10
からなるべく等距離に配置する。
中心点10から各スピーカまでの距離を互いに違えるの
が必要だとすると、主観的に満足な結果が得られるまで
、より遠いスピーカに対する信号の振幅利得を大きくす
る。
低い周波数と高い周波数において人の耳により使用され
る各種の局所化機構のための同様な補償は、wxyzデ
コーダに加えることができる。
それぞれのI形シェルフ・フィルタはX、Y、Zチャン
ネル内に接続され、II形シェルフ・フィルタはWチャ
ンネル内に接続される。
入力信号が全方向信号と、それぞれの方向利得がJXr
J’/svr′3zで方向余弦(x p y + z)
で与えられる到達方向からの音をピンクアンプしで得ら
れる3個の信号と、で構成される4チャンネル信号であ
る場合には、それらのシェルフ・フィルタの低周波オU
得と高周波利得は次の通りである。
第11図はいわゆるディスクリート形4チャンネル信号
に使用するための本発明のデコーダを示す。
そのような4チャンネル信号は、長方形配置の隣接する
2個のスピーカに対応する両方のチャンネルに同相であ
るが強さの異なるそのような4チャンネル信号を与える
ことにより、そのような隣接する2個のスピーカの方位
角の間の水平方向に音を割当てるから、4つの入力チャ
ンネルLB1.LF1.RF’1.RBlがある。
前方からの方位角φに対しては、4つの人力チャンネル
内の信号利得を第v表に示す。
そのような符号化の仕様は共通に使用される。
符号化された信号は第13図に示すようなWXYデコー
ダにより解読できる。
このデコーダのWXY回路88は次のような形のIII
形振幅マトリックス90を有する。
X2=−(−LB、 十LF1+RF1−RB1)Y2
=−(LB1+LF1−RFl−RBl)W2=−(L
B、+LF1+RF1+RB1)F =−(−LB1
+LF1−RF1+RB、)振幅マトリックス90の差
出力X2と¥2はO。
移相回路92.94をそれぞれ介してX出力とY出力を
与える。
全方向出力W2は0°移相回路96を介して比例加算器
100に接続され、対角線差出力Fは90°移相回路9
8を介して比例加算器100に接続される。
比例加算器100はW2人力に利得0.707を与え、
jF大入力利得0.455を与えてそれら2つの入力を
加え合わせてW出力を与える。
X信号とY信号はI形シェルフ・フィルタ102,10
4に加えられる。
シェルフ・フィルタ102,104は第12図に示すシ
ェルフ・フィルタ52に類似するが、低周波での利得は
1、高周波での利得はJTである。
W信号はII形シェルフ・フィルター06に加えられる
このシェルフ・フィルター06は第10図に示すシェル
フ・フィルタ48に類似するが、低周波での利得は1、
高周波での利得はpである。
シェルフ・フィルタ102,104の出力端子は可変高
域フィルタ108,110に接続される。
これらの可変高域フィルタ188,110は第10図に
示す高域フィルタ82と同一のもので、それらの制御ポ
テンションメータは連動するようになっている。
可変高域フィルタ108,110は第10図を参照して
説明したようにスピーカ近接に対する補償を行う。
可変高域フィルタ108,110の出力端子はレイアウ
ト制御ユニット112に接続される。
レイアウト制御ユニット112は一対の入力増幅器11
4.116を有する。
これらの入力増幅器114.118の利得は2.414
で、それらの出力端子は等しい抵抗118,120を介
してレイアウト制御ユニット112の出力端子に接続さ
れる。
抵抗122と、ポテンションメータ124と、抵抗12
6とで構成される抵抗列は距離制御ユニットの出力端子
の間に接続される。
ポテンショメータ124の抵抗値と各種の抵抗の抵抗値
との間の関係を第■表に示す。
表中Sは任意の値をとることができる。
ポテンショメータ112に抵抗122,126を直列接
続することにより、レイアウト制御ユニットの調節範囲
を、第6図を参照して説明したように満足すべき結果を
得ることができる範囲に制限する。
第11図に示すデコーダは、2つのステレオチャンネル
L、Rを入力端子LF、、RF1にそれぞれ接続し、他
の2つの入力端子LB1RB1を接地することにより、
従来のステレオ録音用の4スピーカデコーダとしても使
用できる。
そのようなステレオ材料は4チャンネル対混合材料とし
て処理される。
これらの4チャンネル対混合材料に対しては全ての音は
象限−45°〜+45°で発生する。
本発明のデコーダはTMX3チャンネル装置からの信号
を解読するために使用できる。
このTMX3チャンネル装置ではデコーダへの入力装置
は次のような3つのチャンネルよりなる。
Lニー(W3+jP3) R−−(W3−jP3) キ T−jP3 ここにjPa はその水平方向利得P3の水平方向利
得の複素共役である(「ジャーナル・オブ・オーディオ
・エンジニャリング・ソサエティ(Journal o
f Audio Engineering 5oc−i
ety)J1973年10月号(第21巻)614.6
24ページ所載のディー・エイチ・クーパー(D−Ho
Cooper)、T ・タカギ、T・シガによるrQM
Xキャリヤ・チャンネル・ディスク(QMX Carr
ier Channel Disc)Jを参照)。
第11図に示すWXY回路88は第12図に示すWXY
回路に代えることができる。
L1R入力信号は W3二り十R JP3二L−R。
の形でIVマトリックス130に加えられる。
マトリックス130のW3出力はO°移相回路132に
加えられ、WXY回路のW出力を形成する。
マトリックス130のjP3出力はO°移相回路134
と一90°移相回路136の両方に加えられる。
同様に、TMX源からのT体力信号は一90°移相回路
138と一180°移相回路140とに加えられる。
−90°移相回路136と138の出力は利得が0.7
07の比例加算器142で互いに加え合わされる。
この比例加算器142の出力はWXY回路のX出力を形
成する。
同様に、0°移相回路134と一180°移相回路14
0の出力は利得が0.707の比例加算器144で加え
合わされる。
この加算器144の出力はWXY回路のY出力を形成す
る。
本発明のデコーダは前記クーパー等の論文に記載されて
いるQMX装置にも使用できる。
QMX装置はTMX信号を利用する。
このTMX信号においてはTT倍信号帯域幅が制限され
、従って6KHz以上では利用できない。
このQMX装置用のデコーダにおいては、第12図に示
すWXY回路の代りに第13図に示すWXY回路が用い
られる。
このWXY回路はIV形マトリックス130のW出力と
jP比出力全通過フィルタ146とIII形シェルフ・
フィルタ148を通され、TT大入力遮断周波数が約2
KHzの低域フィルタ150を通される点が、第12
図に示すWXY回路と異なることがわかるであろう。
全通過フィルタ146と、シェルフ・フィルタ148と
、低域フィルタ150とはほぼ同じ位相応答を持ち、2
KHzより十分低い周波数では利得が1である。
シェルフ・フィルタ148の利得は高周波ではdであり
、遷移周波数は低域フィルタ150の一6dB周波数に
等しい。
低域フィルタ150は縦続接続された2つの同一の抵抗
−コンデンサ低域フィルタを有し、全通過フィルタ14
6は低域フィルタ150の時定数と同じ時定数を有する
抵抗−コンデンサ全通過フィルタであり、シェルフ・フ
ィルタ148は抵抗−コンデンサ・シェルフ・フィルタ
であって、その後に第10図に示すIT形シェルフ・フ
ィルタ48に使用されているのと同様な構成の位相補償
全通過フィルタが接続される。
2人力WXY回路の場合には、入力信号は実際の全方向
入力信号W1と方位入力信号P1である必要はない。
それらの信号の任意の単一でない直線的な組合わせを適
当に改装したWXY回路に使用できる。
信号QとRは次式で示すように信号WとPに関係づけら
れる。
Q”4W1+βP。
R二β*W1+α*P1 ここにαとβは複素数であり、α とβ はαとβの複
素共役であって、信号W1とPlの代りに使用できる。
その理由は、そのような信号のいずれも振幅が等しく、
位相が異なるからである。
本発明のデコーダは2個の信号W4とP4より成るもの
と考えられる入力を解読するためにも使用できる。
信号W4は全ての方向の利得が1である全方向信号であ
り、P4信号は利得がm cosφ−j sinφの信
号である。
ここでφは前方からの方位角、mは実数である。
m−1の時には信号P4′はもちろん普通の方位信号で
ある。
信号W4とP4の形の入力は次式に従ってWXY回路に
より解読できる。
W=W4 1 Y= jP4 x= p4 m乃 英国放送協会リサーチ・デパートメント、技術部門レポ
ート(Br1tish Broad CastingC
orporation Re5earch Depar
tment。
Engineering Division Repo
rt) BBCRD1974−29所載の「各種のクウ
オドラホニツク・マトリックス・システムの実際の性能
(The 5ubjective Performan
ce ofVarious Quadraphonic
Matrix Systemslという論文において
記述されているrBBcマトリックスG」およびrBB
cマトリックスH」として知られている符号化装置は、
ステレオの左信号と右信号とに対応するり、R信号を発
生する。
これらのり、R信号は次のように信号W4.P4信号の
直線的な組合わせと考えられることを示すことができる
W4二γL+γR P4−δL十δR ここにγとδは係数か2の零でない複素数、げとδ1は
それらの複素共役である。
そうすると信号W4とP4はmがほぼ0.68に等しい
前記WXY回路により解読できる。
以上説明した本発明の全ての実施例においてC1ま、信
号w’、 x’、 y垢よびW’、 X’、 Y’、
Z’4ま個別信号として発生されており、■形振幅マト
リックスまたはII形振幅マトリックスにそれぞれ加え
られている。
本発明はそれらの信号が別々の個別距離を持たず、それ
らの直線的な組合わせの形をとり、スピーカに加えられ
る出力信号はそのような直線的な組合わせから直接発生
される。
全体の機能を変えることなしに回路の位置を交換可能で
ある場合、または回路を組合わせることが可能である場
合には、そのような改変は本発明の要旨範囲に含まれる
たとえば、連続する2つの回路をそれぞれマトリックス
として数学的に表現できるものとすると、それらの回路
は2つのマトリックスの積により数学的に表わすことが
できる1つの回路により代えることができる。
以上説明した装置の任意の点において、当業者により必
要または望ましいと考えられるそのような総合利得を得
るために、別に増幅器を挿入できる。
特に、各種のスピーカへの出力は電力増幅器を介してそ
れぞれのスピーカに通常与えられる。
本発明の全ての実施例において、WXY回路またはWX
YZ回路と、スピーカ信号を発生する振幅マトリックス
との間に別に直接信号路を設けることもできる。
たとえは、第9図に示す実施例において、4つの信号路
Fを付加してWXY回路20を振幅マトリックス28に
直結できる。
そうすると振幅マトリックス28は次のような出力信号
を発生するように構1戊される。
LB=−(−X’+W’+Y’−F ) LPコニ−X’+ W’+ Y’+ F )RF=−(
X’十VV’−Y’−F ) RBニー(−X’+W’−Y’十F> これはもしF信号が0であれば前の式と同じである。
F信号路を付加しても、F信号が全ての方向に対するx
/、 Y′信号に関して位相が90度ずれているとする
と、デコーダの全体の方向性効果に影響を及ぼさない。
なお、以下に本発明の王な実施の態様を列挙する。
■、特許請求の範囲の第1項に記載のデコーダにおいて
、前記出力装置は振幅マl−IJラックス備えてなる装
置。
2、特許請求の範囲の第1項または態様1に記載のデコ
ーダにおいて、前記レイアウト制御装置は前記第1差信
号より成る信号を第1出力端子に発生するための装置と
、前記第2差信号より成る信号を第2出力端子に発生す
るための装置と、前記第1出力端子と前記第2出力端子
との間に接続され、接地される中間タップを有する抵抗
を備え、この抵抗の中間タップと第1出力端子との間の
抵抗値と、前記中間タップと第2出力端子との間の抵抗
値との比は第1利得と第2利得との比に比例してなるデ
コーダ。
3、特許請求の範囲の第1項または態様1または態様2
に記載のデコーダにおいて、入力装置は前記入力信号か
ら圧力信号と、第1差信号と、第2差信号とを発生する
装置を備えてなるデコーダ。
4、態様3に記載のデコーダにおいて、入力装置は4チ
ャンネル対湿合入力に応答して圧力信号と、第1差信号
と、第2差信号と、対角線差信号とを発生する振幅マド
IJツク又と、前記対角線信号を90度移相させ、この
移相された対角線差信号を前記圧力信号に加えるための
装置とを備えてなるデコーダ。
5、態様3に記載のデコーダにおいて、入力装置は、全
方向信号成分と位相信号成分との和及び差からなる第1
人力付号および第2人力付号とに応答する振幅マトリッ
クスであって、全方向信号と位相出力を発生するように
構成される振幅マトリックスと、この振幅マトリックス
から第3人力付号を減じて前記第1差信号を形成する装
置と、前記マトリックスの位相出力と第3人力付号とを
90度移相させるための移相器と、移相されたそれらの
信号を加え合わせて前記第2差信号を形成する装置とを
備えてなるデコーダ。
6、態様5に記載のデコーダにおいて、第3人力は低域
フィルタを介してその移相器に接続され、マトリックス
の位相出力端子はその移相器に接続されるとともに、低
域フィルタの遮断周波数にほぼ等しい遷移周波数と、遷
移周波数以上では遷移周波数以下よりも高い利得とを有
するシェルフ・フィルタを介して減算器に接続されてな
るデコーダ。
7 特許請求の範囲第1項または態様1または態様2に
記載のデコーダにおいて、入力装置はレイアウト制御装
置に位相信号を与えるように構成され、前記レイアウト
制御装置は、位相信号に第1利得を与えて前記第1差信
号を有する第1出力と、前記位相信号に第2利得を与え
て第2出力とを発生するように構成され、前記第2出力
を90度移相させて前記第2差信号を有する信号を発生
させる装置を備えてなるデコーダ。
8 特許請求の範囲第1項または態様1に記載の立方体
でない直方体の対角線上において、該対角、線の交点と
該直方体の隅との間に夫々位置する聴取場所を囲むよう
にして配置される8個のスピーカを有し、前記入力装置
は少くとも3つの入力信号を受けるように構成され、前
記出力装置は各スピーカ用のそれぞれの出力信号を発生
するように構成される音響再生装置用デコーダにおいて
、前記第1差信号は前記直方体の第1面の4隅に近接し
て配置される4個のスピーカ用の信号の和と直方体の前
記第1面に向い合う面の4隅に近接して配置される4個
のスピーカ用の信号の和との間の信号強度の所望の差に
依存し、前記第2差信号は前記直方体の前記第1面に垂
直な第2面の4隅に近接して配置される4個のスピーカ
用信号の和と、前記直方体の前記第2面に向い合う面の
4隅に近接して配置される4個のスピーカ用信号の和と
の間の信号強度の所望の差に依存し、前記出力信号は、
前記直方体の前記第1面と第2面の両方に垂直な第3面
の4隅に近接して配置される4個のスピーカ用信号の和
と、前記直方体の前記第3面に向い合う面の4隅に近接
して配置される4個のスピーカ用信号の和との間の信号
の所望の強度差に依存する第3差信号を有し、前記レイ
アウト制御装置は前記第3差信号に第3利得を与えるよ
うに構成され、前記第1利得と第2利得および第3利得
との間の比は前記直方体の前記第1面と第2面および第
3面にそれぞれの向い合う面との間の距離との比に逆比
例してなるデコーダ。
9 特許請求の範囲1および態様1乃至態様8のいずれ
かに記載のデコーダにおいて、前記速度信号は音が前記
スピーカから前記聴取場所の中央に行くのに要する時間
と実質的に等しい時定数を有する高域フィルタ手段を通
過することを特徴とするデコーダ。
10、特許請求の範囲の第2項に記載のデコーダにおい
て、前記入力装置は圧力信号成分のみを含むディスクリ
ートな信号と、速度信号成分のみを含む少くとも1つの
ディスクリートな信号とを与えるように構成され、前記
利得調節装置は各速度信号のための第1特性を有するシ
ェルフ・フィルタと、圧力信号のための第2特性を有す
るシェルフ・フィルタとを備えてなるデコーダ。
11、特許請求の範囲第2項または態様10に記載のデ
コーダにおいて、前記利得調節装置は前記圧力信号成分
に対する周波数応答 を有するフィルタと、前記速度信号成分に対する周波数
応答 を有するフィルタとを具えるデコーダ。
(上記式中、al、a3は低周波利得であり、bl、b
3は高周波利得であり、T1 p T2 p T3は前
記2個のフィルタの位相応答が全周波数において実質的
に等しいように、低周波利得から高周波利得への所望の
遷移周波数に従って選択される時定数である。
【図面の簡単な説明】
第1図は聴取位置の周囲へのスピーカ配置と、それらの
スピーカのデコーダ入の接続を示す音響再生装置の略図
、第2図は第1図に示す装置への使用に適当な公知のデ
コーダのブロック図、第3図は8個のスピーカを使用し
て高さ情報を与える音響再生装置に使用するデコーダの
ブロック図、第4図は第3図に示すデコーダに使用する
スピーカの配置を示す略図、第5図はレイアウト制御ユ
ニットを含む本発明のデコーダのブロック図、第6図は
第5図に示すデコーダに使用するレイアウト制御ユニッ
トの回路図、第7図は8個のスピーー力を直方体の各隅
に配置した状況を示す第4図に類似の略図、第8図は第
7図に示すスピーカ配置に使用するための本発明のデコ
ーダのブロック図、第9図は本発明の周波数に依存する
デコーダのブロック図、第10図は第9図に示すテ゛コ
ーダの回路図、第11図はディスクリート4チヤンネル
信号に使用するための本発明のデコーダのブロック図、
第12図は第11図に示すデコーダに使用する別のWX
Y回路のブロック図、第13図は第11図に示すデコー
ダに使用するための更に別のWXY回路を示すブロック
図である。 11〜14・・・・・・スピーカ、16・・・・・・デ
コーダ、20.88・・・・・・wxy回路、22,2
6.90・・・・・・振幅マトリックス、24・・曲W
XYZ回路、ig、112・・・・・・レイアウト制御
ユニット、29゜30.38,40.42・・・・・・
利得調節器、44゜46.48,52,102,104
,106゜148・・・・・・シェルフ・フィルタ、5
4,56゜58.132,134,136,138・・
・・・・移相回路、82,108,110・・・・・・
可変高域フィルタ、142.144・・・・・・比例加
算器、150・・・・・・低域フィルタ、146・・・
・・・全通過フィルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長四角形の対角線上で、かつ該対角線の交点と該長
    四角形の頂点との間にそれぞれ位置し聴取領域をかこむ
    4つのスピーカを有する音響再生装置用デコーダであっ
    て、 聴取位置における音圧および音波を伝播する媒質の速度
    をそれぞれ表わす圧力信号および速度信号または該圧力
    信号および速度信号の複素線形結合からなる少なくとも
    2つの入力信号を受入する入力手段と、 前記速度信号から、第1の隣接スピーカ対に対する信号
    の和と他の2つのスピーカからなる第2の隣接スピーカ
    対に対する信号の和との間の信号強度の差に依存する第
    1の差信号並びに第1および第2の隣接スピーカ対のそ
    れぞれから1つのスピーカを含む第3の隣接スμ−力対
    に対する信号の和と第1および第2の隣接スピーカ対の
    それぞれから他のスピーカを含む第4の隣接スピーカ対
    に対する信号の和との間の信号強度の差lこ依存する第
    2の差信号を形成する信号処理手段と、前記第1の隣接
    スピーカ対が配置される対角線のなす角の2分の1の角
    の正弦と第3の隣接スピーカ対が配置される対角線のな
    す角の2分の1の正弦との比にほぼ等しい比を有する第
    1および第2の利得を前記第1および第2の差信号にそ
    れぞれ与えるレイアウト手段と、 前記レイアウト手段および前記圧力信号にもとづき前記
    4つのスピーカに与える信号を形成する出力手段とを具
    えた音響再生装置用デコーダ。 2 長四角形の対角線上で、かつ該対角線の交点と該長
    四角形の頂点との間にそれぞれ位置し聴取領域をかこむ
    4つのスピーカを有する音響再生装置用デコーダであっ
    て、 聴取位置における音圧および音波を伝播する媒質の速度
    をそれぞれ表わす圧力信号および速度信号または該圧力
    信号および速度信号の複素線形結合からなる少なくとも
    2つの入力信号を受入する入力手段と、 前記速度信号から、第1の隣接スピーカ対に対する信号
    の和と他の2つのスピーカからなる第2の隣接スピーカ
    対に対する信号の和との間の信号強度の差に依存する第
    1の差信号並びに第1および第2の隣接スピーカ対のそ
    れぞれから1つのスピーカを含む第3の隣接スピーカ対
    に対する信号の和と第1および第2の隣接スピーカ対の
    それぞれから他のスピーカを含む第4の隣接スピーカ対
    に対する信号の和との間の信号強度の差に依存する第2
    の差信号を形成する信号処理手段と、前記第1の隣接ス
    ピーカ対が配置される対角線のなす角の2分の1の角の
    正弦と第3の隣接スピーカ対が配置される対角線のなす
    角の2分の1の正弦との比にほぼ等しい比を有する第1
    および第2の利得を前記第1および第2の差信号にそれ
    ぞれ与えるレイアウト手段と、 前記レイアウト手段および前記圧力信号にもとづき前記
    4つのスピーカに与える信号を形成する出力手段と、 前記入力手段と前記出力手段との間に配設され、所定周
    波数より上の周波数の前記圧力信号に与えられる利得を
    前記所定の周波数より上の周波数の前記速度信号に与え
    られる利得で割った値が、所定周波数より下の周波数の
    前記圧力信号に与えられる利得を前記所定の周波数より
    下の周波数の前5記速度信号に与えられる利得で割った
    値より大きくなるような周波数依存利得を前記圧力信号
    および前記速度信号に対して与える利得調整手段とを具
    えた音響再生装置用デコーダ。
JP50037386A 1974-03-26 1975-03-26 音響再生装置用デコ−ダ Expired JPS5943880B2 (ja)

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