JPS5943115B2 - 電子機器用キャビネット - Google Patents
電子機器用キャビネットInfo
- Publication number
- JPS5943115B2 JPS5943115B2 JP55042762A JP4276280A JPS5943115B2 JP S5943115 B2 JPS5943115 B2 JP S5943115B2 JP 55042762 A JP55042762 A JP 55042762A JP 4276280 A JP4276280 A JP 4276280A JP S5943115 B2 JPS5943115 B2 JP S5943115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- cabinet
- housing
- outside
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Transmitters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電子機器用キャビネットに関し、特にその内部
温度を略一定に保つための改良に関するものである。
温度を略一定に保つための改良に関するものである。
年間を通じて外気環境温度が大幅に変化する地域での例
えば通信用無人局で使用する無線機等の電子機器用キャ
ビネットはキャビネット内温度を〒定に保つ必要上冬期
はヒータを使用し、夏期は通風冷却をしなければならな
かつた。
えば通信用無人局で使用する無線機等の電子機器用キャ
ビネットはキャビネット内温度を〒定に保つ必要上冬期
はヒータを使用し、夏期は通風冷却をしなければならな
かつた。
しかしながら、近年無線機の消費電力低減のため太陽電
池等利用による電源を自給する方式のものが普及してく
ると冬期のヒータ又は夏期の換気扇等の消費電力の大き
いものは使用できず、このヒータ等のために別の電力源
を使用しなければならず又保守点検作業等の手間を要し
低消費電力化および完全無人化への障害となつている。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであつて、電力を
消費することなく年間を通じ内部温度を許容範囲内で略
一定に保つことができる電子機器用キャビネットの提供
を目的とする。
池等利用による電源を自給する方式のものが普及してく
ると冬期のヒータ又は夏期の換気扇等の消費電力の大き
いものは使用できず、このヒータ等のために別の電力源
を使用しなければならず又保守点検作業等の手間を要し
低消費電力化および完全無人化への障害となつている。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであつて、電力を
消費することなく年間を通じ内部温度を許容範囲内で略
一定に保つことができる電子機器用キャビネットの提供
を目的とする。
このため本発明に係る電子機器用キャビネットは筐体内
部に集熱フィン、筐体外部に放熱フィンを備えた動作温
度の異なる複数本のヒートパイプを電子機器を収容した
断熱材からなる筐体上部に略水平に設けている。第１図
ないし第３図に本発明に係る電子機器用キャビネットの
一例をマイクロ波帯無線機についての実施例として示す
。
部に集熱フィン、筐体外部に放熱フィンを備えた動作温
度の異なる複数本のヒートパイプを電子機器を収容した
断熱材からなる筐体上部に略水平に設けている。第１図
ないし第３図に本発明に係る電子機器用キャビネットの
一例をマイクロ波帯無線機についての実施例として示す
。
断熱材からなる筐体１の内部に導波管３で連結された多
重無線通信用の複数の無線機２が収容される。筐体１の
上部には各各動作温度の異なる３本のヒートパイプ５が
設けられる。ヒートパイプ５の筐体内部側には集熱フィ
ン４、筐体外部側には放熱フィン４ａが取付けられる。
このヒートパイプ５は予め集熱フィン４、放熱フィン４
ａ）断熱材１ａおよび取付板７とともに一体的にヒート
パイプ組体として構成され、この組体を筐体上部に設け
た上記組体の断熱材１ａの形状に対応する孔から挿入し
取付板７を筐体１にネジ止めし、さらには例えば孔の隙
間に適当な樹脂を充填するなどして固定される。６は日
除けである。
重無線通信用の複数の無線機２が収容される。筐体１の
上部には各各動作温度の異なる３本のヒートパイプ５が
設けられる。ヒートパイプ５の筐体内部側には集熱フィ
ン４、筐体外部側には放熱フィン４ａが取付けられる。
このヒートパイプ５は予め集熱フィン４、放熱フィン４
ａ）断熱材１ａおよび取付板７とともに一体的にヒート
パイプ組体として構成され、この組体を筐体上部に設け
た上記組体の断熱材１ａの形状に対応する孔から挿入し
取付板７を筐体１にネジ止めし、さらには例えば孔の隙
間に適当な樹脂を充填するなどして固定される。６は日
除けである。
このような無線機用キャビネットを、例えば第４図ａで
示すような年間を通じて温度変化の大きい地域で使用し
た場合、外気温が極度に低下する冬期にはヒートパイプ
は作動しないような作動液（例えば水）を使用したヒー
トパイプを用いれば外部への熱交換が行なわれず、キャ
ビネット内部の無線機の発熱により内部温度は同図ｂで
示すようにほぼ２０℃近傍に保たれる。外気温度が上昇
するにつれて３本のヒートパイプが動作温度の低い順に
作動し始め、外気温度に応じて１本、２本又は３本のヒ
ートパイプが作動するため外気温度の大きな変化に対し
てもキヤビネツト内部をほぼ一定に例えば２０℃の近傍
に保つことできる。以上、説明したように本発明に係る
無線機用キヤビネツトは年間を通じて温度変化の大きい
地域において電力を消費することなくキヤビネツト内部
温度を略一定に保つことができる。
示すような年間を通じて温度変化の大きい地域で使用し
た場合、外気温が極度に低下する冬期にはヒートパイプ
は作動しないような作動液（例えば水）を使用したヒー
トパイプを用いれば外部への熱交換が行なわれず、キャ
ビネット内部の無線機の発熱により内部温度は同図ｂで
示すようにほぼ２０℃近傍に保たれる。外気温度が上昇
するにつれて３本のヒートパイプが動作温度の低い順に
作動し始め、外気温度に応じて１本、２本又は３本のヒ
ートパイプが作動するため外気温度の大きな変化に対し
てもキヤビネツト内部をほぼ一定に例えば２０℃の近傍
に保つことできる。以上、説明したように本発明に係る
無線機用キヤビネツトは年間を通じて温度変化の大きい
地域において電力を消費することなくキヤビネツト内部
温度を略一定に保つことができる。
また、このキヤビネツトは換気扇あるいは換気用扉等の
可動部を有していないため作動の信頼性が高く、保守点
検作業も不要となり低消費エネルギー化および完全無人
化が達成される。ヒートパイプは筐体上部に設けられて
いるため筐体内部の自然対流により上部に集る熱気は確
実に冷却される。このようなことは熱源が内部で任意位
置に分散配設されていても何ら差し支えなく行なわれる
。また自然対流を促進させるために筐体内に別のヒート
パイプを集放熱板と共に上下方向に適宜設けてもよい。
本発明のヒートパイプは略水平に設けられしかも筐体の
挿入孔と適合する断熱材を一体の組体とされているため
筐体内への装着は容易であり組立取付け作業に手間を要
さない。もちろん何れのフインも垂直方向に取付けられ
ているので筐体内外の対流による集放熱が効果的に行わ
れる。また、夏期においてヒートパイプにより内部空気
を確実に冷却できるため筐体の断熱材の厚さを大きくす
ることができ、従つて冬期の内部発熱は有効に利用され
ることになる。本発明は便宜上屋外設置の無線機用キヤ
ビネツトとして説明したが、他の例えば計測用電子機器
装置、電気機器装置等あらゆる機器装置であつて屋外設
置或いは屋内設置の場合について適用可能であることを
含むものである。
可動部を有していないため作動の信頼性が高く、保守点
検作業も不要となり低消費エネルギー化および完全無人
化が達成される。ヒートパイプは筐体上部に設けられて
いるため筐体内部の自然対流により上部に集る熱気は確
実に冷却される。このようなことは熱源が内部で任意位
置に分散配設されていても何ら差し支えなく行なわれる
。また自然対流を促進させるために筐体内に別のヒート
パイプを集放熱板と共に上下方向に適宜設けてもよい。
本発明のヒートパイプは略水平に設けられしかも筐体の
挿入孔と適合する断熱材を一体の組体とされているため
筐体内への装着は容易であり組立取付け作業に手間を要
さない。もちろん何れのフインも垂直方向に取付けられ
ているので筐体内外の対流による集放熱が効果的に行わ
れる。また、夏期においてヒートパイプにより内部空気
を確実に冷却できるため筐体の断熱材の厚さを大きくす
ることができ、従つて冬期の内部発熱は有効に利用され
ることになる。本発明は便宜上屋外設置の無線機用キヤ
ビネツトとして説明したが、他の例えば計測用電子機器
装置、電気機器装置等あらゆる機器装置であつて屋外設
置或いは屋内設置の場合について適用可能であることを
含むものである。
第１図は本発明に係る無線機用キヤビネツトの縦断面図
、第２図は第１図の一線に沿つた断面図、第３図は第１
図の−線に溢つた断面図、第４図は外気およびキヤビネ
ツト内部の温度グラフ図である。 １・・・・・・筐体、２・・・・・・無線機、４・・・
・・・集熱フイン、４ａ・・・・・・放熱フイン、５・
・・・・・ヒートパイプ。
、第２図は第１図の一線に沿つた断面図、第３図は第１
図の−線に溢つた断面図、第４図は外気およびキヤビネ
ツト内部の温度グラフ図である。 １・・・・・・筐体、２・・・・・・無線機、４・・・
・・・集熱フイン、４ａ・・・・・・放熱フイン、５・
・・・・・ヒートパイプ。
Claims (1)
- １ 筐体内部に集熱フィンおよび筐体外部に放熱フィン
を備えた動作温度の異なる複数本のヒートパイプを電子
機器を収容した断熱材からなる筐体上部に略水平に設け
た電子機器用キャビネット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55042762A JPS5943115B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 電子機器用キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55042762A JPS5943115B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 電子機器用キャビネット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56140698A JPS56140698A (en) | 1981-11-04 |
| JPS5943115B2 true JPS5943115B2 (ja) | 1984-10-19 |
Family
ID=12644985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55042762A Expired JPS5943115B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 電子機器用キャビネット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943115B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPR082800A0 (en) | 2000-10-17 | 2000-11-09 | Cardinal, Mike | Anti bandit shutter |
-
1980
- 1980-04-03 JP JP55042762A patent/JPS5943115B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56140698A (en) | 1981-11-04 |
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