JPS5943114Y2 - かつお節削り機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はかつお節を削るかつお節削り機に関するもので
、かつお節が挿入され易くして、簡単にかつお節が削れ
るようにしたものである。

一般にかつお節の大きさには色々あり、大きいかつお節
を機器に挿入した時に、かつお節の最大山部分まで切削
すると、中央の軸受部あるいはカッタ一台中央ボス部に
かつお節がつかえてしまい、かつお節が入り込まなくな
り切削できなくなってしまうという問題があった。

そこで本考案はこのような問題をなくしたもので、以下
その一実施例を図面とともに説明する。

図において１は電動機で、電動機１の回転は歯車機構１
′で減速され、垂直に位置するカッタ一台２へ伝えられ
る。

３はカッターで、カッタ一台２に１個又は複数個取付け
られている。

４は一端が軸支され他端を道端となした押え板で、遊端
側はバネ５により付勢されカッタ一台２の切削面側へか
つお節を押し付けている。

６は各機構部を内蔵した本体で、ケーシングの役割をな
している。

７は本体６に着脱自在な容器で切削されたかつお節をカ
ッタ一台２の下方向で受けるものである。

８はカバーで、本体６上に開口した挿入部９をおおって
セットすることにより、安全スインｙ′″１０を閉じ主
スィッチの操作により電源が入切できる。

このカバー８がセットされていない時は、安全スイッチ
１０は切れ、主スィッチの操作にかかわらず電源は入ら
ない。

１１はカッタ一台２を取付けたカッタ一台軸で、歯車機
構１′に連結されている。

１２はカッタ一台軸１１を受けている軸受部、１３はカ
ッタ一台２のボス部、１４はボス部１３の外周に形成し
た突部で、これは第２図、第３図のように歯車式に形成
してもよく、また第４図、第５図のようにカム式に形成
してもよいものである。

１５は本体６内を仕切った仕切壁である。

次に本実施例の操作及びその作動を説明する。

電源を入れ電動機１を回転させると、その回転は歯車機
構１′で減速されカッタ一台２に伝えられる。

かつお節Ａを本体６上に開口した挿入部９より挿入する
と、かつお節Ａはバネ５によりカッタ一台２の切削面側
へ押されている押え板４により、カッタ一台２の切削面
へ押しつげられる。

そしてカッタ一台２に取付けられているカッター３によ
り削られて、カッタ一台２の下方に位置している容器７
にて受けられる。

ここで、かつお節Ａは本体６上に開口した挿入部９に挿
入されるが、かつお節を削るにしたがいかつお節の切削
面は中央の最大中部に近すき広くなる。

この時、カッタ一台２を駆動しているカツター合軸１１
を受けている軸受部１２あるいはカッタ一台軸１１をカ
ッタ一台２に固定しているボス部１３の外周部につかえ
てしまいそれ以上かつお節は入り込まなくなり削れなく
なってしまう。

しかし、カッタ一台２の切削面側の中央部に突出したボ
ス部１３の外周部に突部１４を設げているためカッタ一
台２０回転によりかつお節Ａを押し込む作用と外へ押し
出す作用によりひっかかりをなくしている。

したがってかつお節Ａの挿入がスムーズに行なわれる。

なお、第２図、第３図の例ではかつお節Ａを突部１４が
強制的に引き込むよう強く作用するが、第４図、第５図
の例では突部１４に丸味をつげているため、かつお節Ａ
をボス部１３から離す方向に強く作用する。

このように本考案によればカッタ一台のボス部外周に突
部を形成したことにより、かつお節の幅が広くてもつか
えることなく最後まで挿入され、簡単にかつお節の切削
ができるというすぐれた効果を奏している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図はその
要部断面図、第３図は仕切壁を除いて示した要部斜視図
、第４図は第２図に対応する他の実施例を示す断面図、
第５図は第３図に対応する第４図の斜視図である。 １・・・・・・電動機、２・・・・・・カッタ一台、３
・・・・・・カッター ４・・・・・・押え板、６・・
・・・・本体、９・・・・・・挿入部、１３・・・・・
・ボス部、１４・・・・・・突部、Ａ・・・・・・かつ
お節。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. かつお節の挿入部を有する本体内に、１個又は複数のカ
   ッターを取付けたカッタ一台をかつお節の挿入方向に位
   置させるとともに回転自在に設け、このカッタ一台の切
   削面の中央ボス部外周に突部を形成したことを特徴とす
   るかつお節削り機。