JPS5943098Y2

JPS5943098Y2 - タイヤチエ−ン装着装置

Info

Publication number: JPS5943098Y2
Application number: JP1979012523U
Authority: JP
Inventors: 尚之前田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-02-01
Filing date: 1979-02-01
Publication date: 1984-12-19
Also published as: JPS55111775U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はチェーンを自動車のタイヤに装着するタイヤチ
ェーン装着装置を改良したものである。

従来、この種タイヤチェーン装着装置については種々提
案されているが、たとえばタイヤ載台にチェーンを敷設
しておき、このタイヤ載台上にタイヤを乗せるとともに
、このタイヤに上記チェーンな捲回装着する構造のもの
がある。

しかし、この構造によると、タイヤ載台を設置する路面
が平坦である場合には問題が少ないが、路面が傾斜して
いるような場合にはタイヤをタイヤ載台上の所定位置に
確実に停止することは技術を要し、またチェーン装着時
には移動するおそれもあっても安全性に欠けるなどの問
題を有している。

本考案はこのような点に鑑みなされたもので、タイヤ載
台の後端部にタイヤ載台上のタイヤを停止するストッパ
一体を回動自在に連繋することにより、このストッパ一
体でタイヤ載台上の所定位置にタイヤを停止することが
できるとともにその移動を確実に防止することができ、
またチェーンの装着時以外にはタイヤのストッパ一部材
として使用することができるタイヤチェーン装着装置を
提供するものである。

つぎに本考案の一実施例を添附図面について説明する。

１は一対のタイヤ載台で、この一対のタイヤ載台１は両
側の側板２とこの側板２間の上部に一体に形成された載
板３にて断面コ字形状に形成され、上記両側の側板２の
一端部に連結片４がその長さ方向に突設され、また上記
載板３の上面には凹凸状の滑り止め５が形成されている
とともに、その長さ方向の両端部に下方に傾斜する斜板
６が一体に形成されている。

そして、上記一対のタイヤ載台１の相対する連結片４同
志を軸杆７にて回動自在に連結し、この連結片４を介し
て載板３間にチェーンを介在する所定の間隔のチェーン
装入部８を形成する。

また上記一方のタイヤ載台１の両側の側板２の他端部す
なわち後端部に連結片９がその長さ方向に突設され、ま
た他方のタイヤ載台１の両側の側板２の他端部の下部に
下方を開放する凹溝１０が切欠形成されている。

また１１はストッパ一体で、このストッパ一体１１は両
側の側板１２とこの側板１２間の上部に一体に形成され
たストッパー板１３にて断面コ字形状に形成され、上記
両側の側板１２の一端部に連結片１４がその長さ方向に
突設されているとともに他端部に前記凹溝１０を係合す
る軸杆１５が外方に突設され、また上記ストッパー板１
３の下面に軸杆１５側に位置して係止片１６が一体に固
着されているとともに、その長さ方向の両端部に下方に
傾斜する斜板１７が一体に形成されている。

１８は合板で、この台板１８の両側縁に側板１９が一体
に形成され、この側板１９の一端部に連結片２０がその
長さ方向に一体に突設されているとともに、他端部に上
記係止片１６に係合し、ストッパー板１３を所定角度前
方に傾斜支持する係合部２１を有する支脚２２の雨下端
部が支軸２３にて回動自在に軸着されている。

この支脚２２はコ字形状に形成され上記台板１８内に収
容される大きさで形成されている。

そして、前記一方のタイヤ載台１の後端部の連結片９の
内側にストッパ一体１１の連結片１４および台板１８の
連結片２０を重ねるとともに、この両側の各連結片９，
１４．２０を軸杆２４にて回動自在に軸着し、この各連
結片９，１４，２０を介して一方のタイヤ載台１とスト
ッパ一体１１間にチェンンを介在する所定の間隔のチェ
ーン装入部２５を形成する。

このように構成されたものにおいて、タイヤにチェーン
を装着する場合には第１図に示すように一対のタイヤ載
台１および台板１８を展開して路面上に敷設するととも
に、一方のタイヤ載台１に連結したストッパ一体１１を
前方に向けて引上げ、このストッパー板１３の下面の係
止片１６に台板１８に連結した支脚２２の係合部２１を
係止する。

これにより、ストッパ一体１１は支脚２２にて支持され
前方に向けて所定の角度傾斜して立設される。

つぎに、第２図に示すように、一対のタイヤ載台１問お
よび一方のタイヤ載台１とストッパ一体１１間に形成さ
れたチェーン装入部８，２５間に両側のチェーン２６を
所定の間隔毎に連繋した横チェーン２７を装入しチェー
ン２６を長さ方向に配設する。

これにより横チェーン２７は載板３３の高さより下方に
位置される。

この状態において一対のタイヤ載台１上にタイヤ２８を
乗上げる。

この場合、他方のタイヤ載台１の載板３の前端部に斜板
６が形成されているので乗上げが容易であり、また一端
部にストッパ一体１１が立設されているので、タイヤ２
８はストッパ一体１１のストッパー板１３によって係止
され確実に定位置に停止することができ、また横チェー
ン２７はチェーン装入部８，２５内に位置しているので
横チェーン２７の移動が自由であり、多少の位置ずれが
あってもタイヤ２８に装着しやすいように簡単になおす
ことができる。

そして、チェーン２６の両側をタイヤ２８に装着すると
ともにその両端部のフックを係着し、かつバンド掛けす
る。

これによりタイヤ２８に対してチェーン２６を安全かつ
確実に緊締装着することができる。

このようにして、各タイヤ２８に対してチェーン２６を
順次簡単に装着することができる。

つぎに、ストッパ一部材として使用する場合には、前記
第１図のチェーン装着時の状態を反転して第４図に示す
ように一対のタイヤ載台１の載板３およびストッパ一体
１１を下側とし、合板１８を上向きに配置する。

つぎに第５図に示すように合板１８を図中反時計方向に
回動し中央部に位置する一方のタイヤ載台１の上部に重
合するとともにストッパ一体１１を図中反時計方向に回
動し、このストッパ一体１１を支脚２２で支持する。

ついで第６図に示すように他方のタイヤ載台１を図中時
計方向に回動し、このタイヤ載台１の両側の側板２に形
成された凹溝１０をストッパ一体１１０両側の側板１２
に突設された軸杆１５に嵌合し、側面視はぼ三角形状の
ストッパ叶部材２９を構成する。

そして、このストッパ一部材２９を車輛のタイヤ２８と
路面間に介在して安全補助具として使用することができ
る。

この場合、ストッパ一体１１と他方のタイヤ載台１はと
もに傾斜しているので、いずれの面をストッパーとして
使用することも可能である。

またこのように構成することによって全体が小型化され
るので、嵩ばらず収納、保管が容易である。

つぎに、前記実施例では側面視はぼ三角形に折畳んで小
型化する場合について説明したが、これをさらに小型化
することもできる。

この場合、他方のタイヤ載台１の両側の側板２に連結片
４の近傍に位置して切欠凹溝３０を形成し、この切欠凹
溝３０内にストッパ一体１１の軸杆１５を挿入するよう
に構成する。

すなわち、第７図に示すチェーン装着時の状態からこれ
を反転し第８図に示すように中央部に位置する一方のタ
イヤ載台１の上部に合板１８、支脚２２およびストッパ
一体１１を順次重合し、さらにこの上部に他方のタイヤ
載台１を重合する。

これによりストッパ一体１１の軸杆１５にタイヤ載台１
の切欠凹溝３０が嵌挿され、したがって、各部材は順次
折畳み重合されて第９図に示すように小型化され、収納
、保管、携帯に便利となる。

本考案によれば、タイヤチェーンを装着する場合にはタ
イヤ載台１，１の斜板６，６にて形成される間隙にチェ
ーンを配置しストッパ一体１１を起立した支脚２２で支
持することにより一対のタイヤ載台上に乗上げたタイヤ
をタイヤ載台１，１上の所定位置に確実に停止すること
ができ、かつまたその移動を確実に防止でき、チェーン
の装着作業を簡単かつ安全に行なうことができ、とくに
路面が傾斜している場合には一層安全性を確保すること
ができる。

また一対のタイヤ載台１，１およびストッパ一体１１は
回動自在に連繋したことによりチェーン装着時板外はこ
れを折畳み、凹溝１０と軸杆１５を係合することによっ
てタイヤのストッパ一部材として活用することができ、
便利な安全補助具として利用でき、また折畳むことによ
り小型化されるので嵩ばらず収納、保管、携帯に便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図はタイヤチ
ェーン装着装置の斜視図、第２図は同上平面図、第３図
は同上側面図、第４図ないし第６図はストッパ一部材と
して使用する場合の組立順序を示す説明図、第７図ない
し第９図は他の実施例の組立順序を示す説明図である。１・・・・・・タイヤ載台、２・・・・・・タイヤ載台
１の側板、３・・・・・・タイヤ載台１の載板、４，９
・・・・・・タイヤ載台１の連結片、６・・・・・・斜
板、１０・・・・・・凹溝、１１・・・・・・ストッパ
一体、１２・・・・・・ストッパ一体１１の側板、１３
・・・・・・ストッパー板、１４・・・・・・ストッパ
一体１１の連結片、１５・・・・・・軸杆、１６・・・
・・・係止片、１８・・・・・・台板、２０・・・・・
・連結片、２２・・・・・・支脚、２３・・・・・・支
軸。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一対のタイヤ載台１，１と、ストッパ一体１１と、台板
１８および支脚２２とからなり、前記一対のタイヤ載台
１，１は両側の側板２とこの側板２の上部に一体に形成
した載板３にて断面コ字形状に形成し両端部に下方に傾
斜する斜板６を設けこの一対のタイヤ載台１，１の端部
を連結片４゜４にて回動自在に連結し、この一方のタイ
ヤ載台１の側板に下縁に開放した凹溝１０を形成し、前
記ストッパ一体１１は側板１２とこの側板１２間の上部
に一体に形成されたストッパー板１３の下面に係止片１
６を設けかつ側板１２に前記一方のタイヤ載台１に形成
した凹溝１０に係合する軸杆１５を突設し、前記他方の
タイヤ載台１の端部に連結片９，１４にて回動自在に連
結し、前記台板１８は前記他方のタイヤ載台１の端部に
連結片２０にてストッパ一体１１とともに回動自在に連
結し、前記支脚２２は台板１８内に収納可能で起立時に
前記ストッパ一体１１の係止片１６に係合可能に支軸２
３にて回動自在に軸着したことを特徴とするタイヤチェ
ーン装着装置。