JPS5942830Y2 - 刈払機用回転刃 - Google Patents

刈払機用回転刃

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Publication number
JPS5942830Y2
JPS5942830Y2 JP2224779U JP2224779U JPS5942830Y2 JP S5942830 Y2 JPS5942830 Y2 JP S5942830Y2 JP 2224779 U JP2224779 U JP 2224779U JP 2224779 U JP2224779 U JP 2224779U JP S5942830 Y2 JPS5942830 Y2 JP S5942830Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
rotary blade
brush cutter
mounting hole
around
Prior art date
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Expired
Application number
JP2224779U
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English (en)
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JPS55121622U (ja
Inventor
利勝 尾上
Original Assignee
サニ−産業有限会社
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Filing date
Publication date
Application filed by サニ−産業有限会社 filed Critical サニ−産業有限会社
Priority to JP2224779U priority Critical patent/JPS5942830Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は安全で、かつ刃体の消耗後も簡単に再使用可能
な刈払機用回転刃に関する。
鋼製の回転刃を備えた動力式刈払機(以下芝刈等の用に
供される場合も含めて刈払機と呼ぶ)は雑草の刈払いや
芝生の手入れに広く利用されているが、何分数千回転7
分の高速で回転しているため、万一直接人体に触れたり
、或いは折損した刃体が飛散したときは甚だ危険である
かつ、鋼製の刃は凹凸の激しい不斉地や障害物の多い場
所では使用できない。
本考案者は先に特開55−29920号及び特開昭55
−64175号の発明を完成し、安全な高分子弾性体製
の回転刃を提案した。
これらの両発明は高分子弾性体が高速回転した場合雑草
等に対し意外な切断能力を示すという予想外の知見に基
くものであるが、何といっても鋼に比し耐摩耗性や破断
強度の劣ることは已むを得ない、かつ不斉地や障害物の
多い地区でも使用可能であるという特性から、その使用
条件は場合により障害物に刃先が当ったまま使用すると
いった苛酷な状況になり勝ちで、このため、刃体の消耗
は当然鋼製刃に比し激しくなる。
本考案は上記2発明の特徴を備えながら、かつ、消耗し
た刃から容易に刃体を再製して再使用ができるような回
転刃の構造に関するものである。
本考案の骨子は上記2発明に示された高分子弾性体製刈
払機用回転刃において、該回転刃の取付孔の周囲に同心
円状に複数の孔を穿つと共に絞孔の内縁に鋭いエツジを
与えた点に在る。
−ここに「同心円状に複数の孔を穿つ」というのは、複
数の孔の中心線が刃の中心を中心とする円周上に位置す
るという意味であって、この円周上に位置する合孔は原
則として等径で、かつ合孔は刃の中心から等角放射状に
存在するのが好普しいが、必ずしもその条件が守られな
げればならないことはない。
但し、合孔の内縁が鋭いエツジを備えるべぎことは必須
の条件である。
このエツジは孔の外縁上下両端から一定の又は互に相違
した勾配で与えられてもよいし或いはまた孔の一方の外
縁から下方へ(又は上方へ)向う勾配で与えられてもよ
い。
なお、孔の列は2以上の同心円状とすることも可能であ
る。
刃の中央の取付孔の周囲には、回転により生じる強大な
遠心力によって起こる半径方向への伸びを制限するため
、鉄等の調性材料製の円板形コアーが刃体と一体的に取
りつけられる。
コアーは刃の本体内に埋めこ1れていても或いは本体の
一面又は両面に置かれていてもよい。
しかしいずれにしても本体とは何等かの結合手段により
一体化されているべきである。
このため、例えばコアーが埋めこ普れているときは、該
コアーに穿たれた小孔を通して孔の上下両側の弾性体が
連通ずる構造が好んで用いられ、!たコアーが本体の一
面又は両面に存するときは、該コアーは鋲、ネジ等の結
合手段により刃本体に結合されているのがよい。
なお、コアーの直径は刃の直径の1/2〜1/3程度で
あるのが適当である。
なお、このコアーは刈払機本体への取付ネジの弛み防止
及びセンターの振れ防止にも役立つ。
刃体は通常本体の周囲にそれと一体的に等角放射状に突
出させて設けられ、刃部は突出部の一側若しくは両側及
び/又は突出部の前縁に附される。
しかし所望により刃体の中心線は半径方向に対し若干の
傾きを持っていてもよい。
更に極端なケースとして、刃体を類三角形としていわゆ
る鋸歯状に成形することもできる。
この鋸歯状刃体においては、衝撃による刃体の損耗が著
しく減少する。
本考案に係る回転刃の構成材料は成るべく耐摩耗性、耐
屈撓性、耐破断抵抗性及びなお経管しくは耐候性の材料
から作られるのが望ましい。
現存の適当な材料は例えば天然ゴム(NR)、合成天然
ゴム(IR)、ウレタンゴム(ポリウレタンニジストマ
ー、U)クロログレンゴム(CR) ナトであるが特に
ウレタンゴムは耐熱性がやや低い点を除けば全ての物性
において優れており、しかも熱可塑性である点で作業性
でも卓越している。
さらにこれら材料中にシリカ、カーボンブラック、合成
繊維、カーボン繊維若しくはガラス繊維などのステープ
ル又はキャットホイスカーなどの補強剤又は補強材を混
入することによって引裂き強度耐摩耗性及び伸びを改善
することができる。
射出成形手段による場合、ステープルの長さは3rIr
rrL以内とするのがよい。
前述の同心円状の孔は3コの作用効果を持つ。
第1のそれは第1図等に示すようによう絞孔の上端より
稍下方を線gに沿って切断、除去することによって、切
断前より小径の刃を再生することである。
孔の内縁に形成されたテーパーは再生された刃の刃部と
して役立つ。
第2のそれはこの孔によって刃体に衝撃が加った場合に
おける刃体への応力の集中を緩和すると共に孔部分から
の刃体の屈曲を容易にし、障害物から刃体を速やかに逃
がすことである。
第3のものは孔の存在によって本体の重量を軽減し、延
いては比較的高価な高分子弾性材料の使用量を節減する
ことである。
因みに、図から明らかなように孔の形状が真円である必
要は全くない。
むしろ型の工作さえ許すならば、刃本体の半径方向を長
軸とする長円形にした方が有利である。
なお、孔の面積が全体の面積に比し広過ぎる場合には、
射出成形の際原料の流れの不足や不均衡又は冷却速度の
不平均などによる種々の欠陥を生じ易い。
このため、成形用金型における各種ゲート、例えばタブ
ゲートの位置や該ゲートのバランスなどの適当な設計を
心掛ける必要がある。
以下実施例を揚げ考案実施の態様を一層詳しく説明する
第1図のものは厚さTのウレタンゴム製円板状の刃本体
1の周囲から8枚の刃体2,2・・・が等角放射状に突
出した例である。
1の中心部には半径B2の取付孔3仙しキ一孔3aが突
出)があり、モして3の周囲には、中心から半径R3の
円周上に半径R4の8個の緩衝孔4,4・・・が穿たれ
、その内縁は鋭い刃状4aを呈している。
刃体2は取付孔3と緩衝孔4の中心とを結ぶ線に対し角
度θだげ傾き、その巾H方向の両縁の列部分2a 、
2bを有する。
そして1の中心に中心孔半径R5、半径R6、厚さtの
鉄性円板(コアー)5が埋設されている。
本例ではこのコアー5は多数の透孔6を有し、該コアー
両面の樹脂はこの孔6を介して一体化している。
従って、刃の回転により発生する矢印方向への伸びは、
絞孔により阻止されるのみでなく、コアーと部材との接
合が悪い状態においてさえ、部材10両面がコアーから
浮き上ることはない。
なお、コアー5の周縁5aに対応する本体両面には環状
のリプIが設けられ、このものは刃本体を補強すると共
に内部歪みを緩和するのに役立つ。
参考までに、以上の回転刃の具体的な寸法例は以下のと
おりである。
R1= 80rIrIn、 T= 3mm、 H= 1
6mm、 L (刃板長)=25mm、θ=10°、R
2= 13mm、 R3=60調、R4= 10mm%
R5= 15mm1R6=43mm、 d = (鉄製
コアー上の透孔6の径)=6閣、t = 1 tm、
W (重量)=約115g0第2図の例では、刃体2は
本体1の周囲から鋸歯状に生えている。
刃部2aは10半径方向に沿って付される。
この刃では、矢印方向へ廻転する一面でしか使用できな
いが、その代り刃体と支持部材との対接長tが第1図の
場合より長いので、刃体の耐衝撃性はずっと高い。
本例では、部材1の中心の取付孔3の周囲の上下両面を
カバー9゜9で被うと共に、該カバーをリベット10.
10・・・で締め付けた例である。
リベットは同心状に多数設けられるのを可とする。
第3図は各刃体間の湾入8したスプロケット状刃体2の
突出部の全周のみならず、非突出部の周囲にも刃を設け
た例である。
刃体2は支持部材1の周囲に等角放射状に配置され、そ
の側縁は中心縁に対し角(の傾く。
本例では刃部が全周面に存することに加えて湾入部8が
被剪除物を強制的に拘束するので、その刈払能力は非常
に高い。
因みに、本例ではカバー9は10片面にのみ設けられて
いる。
9はプレート面に同心状に植えられた多数のピン11,
11・・・を有し、このピン先端の拡大部分11a、1
1aは1内に埋めこまれている。
本例の場合、9はサラ小ネジを用いて1の裏面から締め
つげられてもよい。
第4図は円板形支持部材1の周囲にインボリュート歯形
の刃体2を形成した例である。
刃部2aは山部及び谷部の全周縁に亘って設けられてい
る。
本例では刃がそれに接触する被切除物に対し、常に直角
方向の力を及ぼすので、高能率の刈払い作業を行うこと
ができる。
なお、コアーの取付方法として、本例では一対の剛性材
料製ブッシング12.12’が孔3の上下両面から嵌め
こ壕れている。
各ブッシングのフランジ部分の下面には同心状の突起1
3,13・・・及び13 、13’・・・が存し、これ
らの突起が1内に喰いこんでブッシングと支持部材とを
緊密に結合する。
この方式ではブッシングをインジェクション法等で成形
した回転刃の中心の孔内に打ちこめば済むので、工程的
に最も簡単な方法である。
以上の各側を通じ刃体2が消耗した後における刃の再生
はすべて各図中示された線gに沿って鋏で切断するか又
はグラインダーで削り落せばよい。
このため適当た指標線を浮き出し等の方法により刃体上
に表示しておくことは使用者に対する親切である。
第1図に示された番号14はこのための指標用浮出しを
示す。
以上詳述した如く、本考案は高分子弾性体製の刈払機用
回転刃を改良し、それに再使用可能性を付与したもので
あって、省資源時代に適切な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は考案の夫々別異の実施例を示す平面図
及び断面図である。 各図中主要な符号の意味は以下のとおり。 1:刃本体、2:刃体、3:取付孔、4:緩衝孔、5:
コアー、6:透孔、7:リプ、8:湾入部、9.9’:
カバー、10:リベット、11:ピン、12,12’:
ブッシング、13,13’:突起、14:切断指標(浮
き出し)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1)円板状の支持部材の周囲から略放射状に突出する
    刃体な備えた回転刃であって、該刃は刃体及び支持部材
    共に高分子弾性材から構成され、かつ前記支持部材は少
    くとも中心の取付孔の周辺に埋設又は貼着された剛製材
    料製の板によって回転時に生じる半径方向への伸びを制
    御する構造を有し、さらに前記支持部材は中心の取付孔
    の周囲に同心円状に並ぶ複数の孔を有していて、該孔の
    内線には鋭いエツジが与えられている刈払機用回転刃。 (2)同心円状に並ぶ孔が円形である請求範囲第(1)
    項記載の刈払機用回転刃。 (3)同心円状に並ぶ孔が刃本体の半径方向を長軸とす
    る長円形である請求範囲第(1)項記載の刈払機用回転
    刃。 (4)半径方向への伸びを制限する構造が中心の取付孔
    の周囲に埋めこまれた剛性材料製の円板である請求範囲
    第(1)項から第(3)項のいづれかに記載の刈払機用
    回転刃。 (5)半径方向への伸びを制限する構造が中心の取付孔
    の周囲に載せられ、刃本体に一体的に固着された剛製材
    料製の円板である請求範囲第(1)項から第(3)項の
    いづれかに記載の刈払機用回転刃。 ら)半径方向への伸びを制限する構造が中心の取付孔の
    内壁に沿って嵌めこまれ、刃本体に一体的に固着された
    ブッシングである請求範囲第(1)項から第(3)項の
    いづれかに記載の回転刃。 (7)刃本体が中心の取付孔の周囲に埋めこまれた剛性
    材料製の円板の外周に対応する位置にリプを備えている
    請求範囲第(4)項記載の刈払機用回転刃。
JP2224779U 1979-02-21 1979-02-21 刈払機用回転刃 Expired JPS5942830Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2224779U JPS5942830Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 刈払機用回転刃

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JP2224779U JPS5942830Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 刈払機用回転刃

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Publication Number Publication Date
JPS55121622U JPS55121622U (ja) 1980-08-29
JPS5942830Y2 true JPS5942830Y2 (ja) 1984-12-17

Family

ID=28856650

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JP2224779U Expired JPS5942830Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 刈払機用回転刃

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2827657A1 (en) 2012-09-24 2014-03-24 Eocycle Technologies Inc. Modular transverse flux electrical machine
CA2829812A1 (en) 2012-10-17 2014-04-17 Eocycle Technologies Inc. Transverse flux electrical machine rotor

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JPS55121622U (ja) 1980-08-29

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