JPS594271Y2 - シ−ル機構 - Google Patents
シ−ル機構Info
- Publication number
- JPS594271Y2 JPS594271Y2 JP10914978U JP10914978U JPS594271Y2 JP S594271 Y2 JPS594271 Y2 JP S594271Y2 JP 10914978 U JP10914978 U JP 10914978U JP 10914978 U JP10914978 U JP 10914978U JP S594271 Y2 JPS594271 Y2 JP S594271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- passage hole
- pressure
- sealing mechanism
- filamentous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は気体の漏れを防止するシール機構に関する。
特には、走行する糸状物から放出された気体を採集する
採集器に使用するのに好適なシール機構に関する 静止した糸状物を加圧下あるいは減圧下におく方法とし
ては種々のシール機構で糸状物の周囲をシールした密閉
容器を用いることができるが、密閉容器の外部から内部
へと糸状物が走行している場合は気体の漏れを重視して
糸状物の周囲のシールを密にすると糸状物の走行を妨げ
糸状物の破損が生ずる。
採集器に使用するのに好適なシール機構に関する 静止した糸状物を加圧下あるいは減圧下におく方法とし
ては種々のシール機構で糸状物の周囲をシールした密閉
容器を用いることができるが、密閉容器の外部から内部
へと糸状物が走行している場合は気体の漏れを重視して
糸状物の周囲のシールを密にすると糸状物の走行を妨げ
糸状物の破損が生ずる。
逆に糸状物の走行を重視してゆるやかなシールにすると
気体の漏れが大きい。
気体の漏れが大きい。
また、多孔質中空糸の気体透過率を調べる様な場合には
シールから流出する空気のため気体透過率測定精度が大
幅に低下してしまうという欠点を有している。
シールから流出する空気のため気体透過率測定精度が大
幅に低下してしまうという欠点を有している。
従来、可動軸のシール機構としてウィルソンシール、ラ
ビリンスパツキン等が使用されているが、これらは剛い
回転軸等のシールには有効であるが、密閉容器の外部か
ら内部、ついで外部へと走行する多孔質中空糸等の細く
て弱い糸状物をこれらのシール機構でシールすることは
できない。
ビリンスパツキン等が使用されているが、これらは剛い
回転軸等のシールには有効であるが、密閉容器の外部か
ら内部、ついで外部へと走行する多孔質中空糸等の細く
て弱い糸状物をこれらのシール機構でシールすることは
できない。
現在のところこの様な細くて弱い糸状物に対して低圧力
の気体をシールするのに好適な機構を存在していない。
の気体をシールするのに好適な機構を存在していない。
一方、最近ポリプロピレン、ポリエチレン等がら製造さ
れた多孔質中空糸を限外濾過膜や気体分離膜として使用
することが注目されている。
れた多孔質中空糸を限外濾過膜や気体分離膜として使用
することが注目されている。
これらの中空糸は内壁から外壁へ通ずる多数の微小空孔
を有するところに特徴がある。
を有するところに特徴がある。
中空糸の製造時には意図した一定の大きさの微小空孔が
きちんと形成されていることが重要であり、一定の微小
空孔が形成されているかどうかを検査する適当な装置が
要望されている。
きちんと形成されていることが重要であり、一定の微小
空孔が形成されているかどうかを検査する適当な装置が
要望されている。
本考案者等は、先にこれらの中空糸に微小空孔が所望の
如く形成されているか否かを検査するために中空糸内部
に気体を圧入し、次いで沖空糸壁を通して排出する気体
量を測定する方法を提案したが本考案は特にその際中空
糸内部から排出される気体の採取器のシール機構に関す
るものである。
如く形成されているか否かを検査するために中空糸内部
に気体を圧入し、次いで沖空糸壁を通して排出する気体
量を測定する方法を提案したが本考案は特にその際中空
糸内部から排出される気体の採取器のシール機構に関す
るものである。
本考案のシール機構を第1図にもとづいて説明すると、
直線状に保持された糸状物1を連続的に密閉容器2の中
を走行せしめるようにしたものにおいて、該密閉容器の
少くとも一端に設けた糸状物の通過孔5に、一端が液体
溜7に通ずる連通管6の他端を臨ましめ、毛管現象によ
り通過孔に液体を保持せしめた密閉容器における糸状物
通過孔のシール機構である。
直線状に保持された糸状物1を連続的に密閉容器2の中
を走行せしめるようにしたものにおいて、該密閉容器の
少くとも一端に設けた糸状物の通過孔5に、一端が液体
溜7に通ずる連通管6の他端を臨ましめ、毛管現象によ
り通過孔に液体を保持せしめた密閉容器における糸状物
通過孔のシール機構である。
即ち糸状物は通過孔に保持せしめられた液体の中を通過
走行するためシール部分で個体に接触することがなく、
シたがってこすれ等で糸状物が傷むことがなく、かつ、
通過孔に液体が保持されているため密閉容器の外部がら
内部へ、あるいは内部から外部へ気体が流入することは
なく、糸状物が走行している状態で密閉容器を確実にシ
ールすることができる。
走行するためシール部分で個体に接触することがなく、
シたがってこすれ等で糸状物が傷むことがなく、かつ、
通過孔に液体が保持されているため密閉容器の外部がら
内部へ、あるいは内部から外部へ気体が流入することは
なく、糸状物が走行している状態で密閉容器を確実にシ
ールすることができる。
この考案は毛管現象により通過孔に液体を保持せしめる
ことに大きな特徴があり、液体は水銀や油のようなもの
でもよいが、水が好適である。
ことに大きな特徴があり、液体は水銀や油のようなもの
でもよいが、水が好適である。
この考案で得られたシール機構は大きな圧力差をシール
することはできないが、糸状物のような細くて弱いもの
が走行している密閉容器でも確実にシールすることがで
きるので、例えば第2図のように使用される。
することはできないが、糸状物のような細くて弱いもの
が走行している密閉容器でも確実にシールすることがで
きるので、例えば第2図のように使用される。
第2図は本考案のシール機構を応用した多孔質中空糸の
気体透過率を非破壊で連続的に測定する装置である。
気体透過率を非破壊で連続的に測定する装置である。
巻出ボビン16から一定速度で送り出された中空糸11
はローラー12を経て気体を注入する加圧注入器13を
通る際に、気体源15がら圧力調節弁14を介して一定
圧力に保持された空気、窒素等の気体が中空糸内部に圧
入され、次いで気体注入器を出た中空糸は気体を一部放
出しながら、気体採集器17に送られ最後に巻取ボビン
23に巻取られる。
はローラー12を経て気体を注入する加圧注入器13を
通る際に、気体源15がら圧力調節弁14を介して一定
圧力に保持された空気、窒素等の気体が中空糸内部に圧
入され、次いで気体注入器を出た中空糸は気体を一部放
出しながら、気体採集器17に送られ最後に巻取ボビン
23に巻取られる。
気体採集器17の通過孔18は本考案のシール機構によ
りシールされており、中空糸内部に加圧注入されて持込
まれてきた気体は気体採取器17で採取され排出用毛細
管19から外部へ排出されるようになっている。
りシールされており、中空糸内部に加圧注入されて持込
まれてきた気体は気体採取器17で採取され排出用毛細
管19から外部へ排出されるようになっている。
また採取気体量の変動に伴う圧力変化は圧力−電気変換
器20を通して増幅器21を介して記録計22で記録さ
れる。
器20を通して増幅器21を介して記録計22で記録さ
れる。
ここで24は連通管、25は液体溜、26は圧力指示計
である。
である。
中空糸の内側から外側への気体透過率にむらのない中空
糸を一定速度で走行させながら第2図の装置で測定する
と、気体採集器により採集される気体量に変動がないの
で、気体採集器内の圧力は一定値に記録される。
糸を一定速度で走行させながら第2図の装置で測定する
と、気体採集器により採集される気体量に変動がないの
で、気体採集器内の圧力は一定値に記録される。
一方、気体透過率にむらのある中空糸を測定すると、気
体透過率の小さい部分が気体採集器を通過する際には採
集される気体量が減少するので気体採集器の圧力は低く
記録され、逆に気体透過率が高い部分が気体採集器を通
過する際には圧力は高く記録され、中空糸壁の気体透過
率の異常部分を非破壊で検出できる。
体透過率の小さい部分が気体採集器を通過する際には採
集される気体量が減少するので気体採集器の圧力は低く
記録され、逆に気体透過率が高い部分が気体採集器を通
過する際には圧力は高く記録され、中空糸壁の気体透過
率の異常部分を非破壊で検出できる。
本考案は以上のような簡便なシール機構で糸状物のよう
な弱くて細い走行体が走行している密閉容器を確実にシ
ールできるので非常に有意義である。
な弱くて細い走行体が走行している密閉容器を確実にシ
ールできるので非常に有意義である。
第1図は本考案のシール機構例を示す側面断面図である
。 第2図は本考案の一応用例を示すものである。 1・・・・・・糸状物、2・・・・・・密閉容器、3・
・・・・・液面、4・・・・・・気密室、5・・・・・
・通過孔、6・・・・・・連通管、7・・・・・・液体
溜、11・・・・・・中空糸、12・・・・・・ローラ
ー、13・・・・・・圧加注入器、14・・・・・・圧
力調整弁、15・・・・・・気体源、16・・・・・・
巻出ボビン、17・・・・・・気体採集器、18・・・
・・・通過孔19・・・・・・排出用毛細管、20・・
・・・・圧力−電気変換器、21・・・・・・増幅器、
22・・・・・・記録計、23・・・・・・巻取ボビン
、24・・・・・・連通管、25・・・・・・液体溜、
26・・・・・・圧力指示計。
。 第2図は本考案の一応用例を示すものである。 1・・・・・・糸状物、2・・・・・・密閉容器、3・
・・・・・液面、4・・・・・・気密室、5・・・・・
・通過孔、6・・・・・・連通管、7・・・・・・液体
溜、11・・・・・・中空糸、12・・・・・・ローラ
ー、13・・・・・・圧加注入器、14・・・・・・圧
力調整弁、15・・・・・・気体源、16・・・・・・
巻出ボビン、17・・・・・・気体採集器、18・・・
・・・通過孔19・・・・・・排出用毛細管、20・・
・・・・圧力−電気変換器、21・・・・・・増幅器、
22・・・・・・記録計、23・・・・・・巻取ボビン
、24・・・・・・連通管、25・・・・・・液体溜、
26・・・・・・圧力指示計。
Claims (1)
- 直線状に保持された糸状物を連続的に密閉容器内を通過
させて走行せしめるようにした装置の糸状物の通過孔の
シール機構において、該密閉容器に設けられた少くとも
1つの糸状物の通゛過孔に、一端が液体溜に通ずる連通
管の他端を臨ましめ、毛管現象により該通過孔に液体を
保持せしめうるようにした密閉容器における糸状物通過
孔のシール機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10914978U JPS594271Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | シ−ル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10914978U JPS594271Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | シ−ル機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5526437U JPS5526437U (ja) | 1980-02-20 |
JPS594271Y2 true JPS594271Y2 (ja) | 1984-02-07 |
Family
ID=29054844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10914978U Expired JPS594271Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | シ−ル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594271Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60127460A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-08 | Nishihara Environ Sanit Res Corp | 連続分析型全有機炭素計 |
-
1978
- 1978-08-09 JP JP10914978U patent/JPS594271Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5526437U (ja) | 1980-02-20 |
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