JPS5942483Y2 - 気体圧シリンダ - Google Patents

気体圧シリンダ

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JPS5942483Y2
JPS5942483Y2 JP713679U JP713679U JPS5942483Y2 JP S5942483 Y2 JPS5942483 Y2 JP S5942483Y2 JP 713679 U JP713679 U JP 713679U JP 713679 U JP713679 U JP 713679U JP S5942483 Y2 JPS5942483 Y2 JP S5942483Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
cushion
fluid chamber
cushion ring
rod
Prior art date
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Expired
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JP713679U
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English (en)
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JPS55109102U (ja
Inventor
俊夫 姫野
Original Assignee
甲南電機株式会社
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Publication date
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Priority to JP713679U priority Critical patent/JPS5942483Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は気体圧シリンダ、例えば空気圧シリンダのクッ
ション装置に関するものである。
食品関係における瓶の処理装置、例えばケーサ−等にお
いては瓶の移送の際、急に停止させると瓶を破損するこ
とになる。
そこで瓶の移送速度を徐々に減速して静かに停止させる
必要がある。
従来、空気圧シリンダーのように気体圧を利用するシリ
ンダーにおいてはクッション装置を設けて、ストローク
の終端付近で速度を減速させているが、なめらかに減速
させることができず初期に急減速され、特に高速時の場
合、気体の圧縮性による大きな背圧によりはねかえりを
生ずる。
したがって瓶処理装置においてはストロークの終端付近
において徐々に減速させるクッション機構を設けた油圧
シリンダーが用いられtうしかし油圧シリンダーにおい
ては油漏れを完全に防止することが困難でありtラ し
たがって食品のように油の混入等による汚染を嫌う分野
における瓶処理装置においては油圧シリンダーを使用せ
ず空気圧シリンダー等の気体圧シリンダーを使用するこ
とが要求されるようになった。
気体圧シリンダー単独ではストロークの終端付近におい
て徐々に減速するという機能が好ましい状態で得られな
いためショックアブソーバ−等を別に設け、瓶に衝撃が
加わらないようにするという処置が施されていた。
このようにショックアブソーバ−等を設けると装置の価
格が高くなるという欠点があった。
本考案はストローク終端付近においで速度が徐徐に減速
される気体圧シリンダーを提供することを目的としてい
る。
上記の目的をピストンロッドに取付けたクッションリン
グと、ヘッドカバーもしくはロッドカバーに設けたバイ
パス路とにより構成するクッション装置を有する気体圧
シリンダに、外径が大径部と小径部からなる少なくとも
1つのクッションリングを設け、そのクッションリング
を大径部がピストン側に位置するようにピストンロッド
に取付け、その際内部に中空室を形成するようにクツシ
ヨンリングの内径を選定し、クッションリングの小径部
の外径とほとんど気密状態になる程度の嵌めあいで滑合
するように設定された内径を有する流体室をヘッドカバ
ーとロッドカバーのうちの少なくとも一方に形成し、ク
ッションリングの小径部に軸線方向に間隔をおいて設定
された複数のクッションポートを前記クッションリング
の中空室への貫通口として形成し、クッションポートの
軸方向間隔がピストンに一番離れた側からピストンに近
ずくにしたがい順次長くなるように設定することにより
達成しtら この構成により、クッションリングがヘッドカバーもし
くはロッドカバーの流体室内に突入を開始すると、ピス
トンから一番離れたクッションポートが流体室により閉
じられて流体室への流路面積が減少してピストンの移動
速度を減じ、順次クッションポートが閉じられるごとに
減速して最終的にヘッドカバーもしくはロッドカバーに
ほとんど衝撃を与えることなく当接して停止することが
できる。
したがって本考案によりピストンを滑らかな曲線状の減
速曲線で減速することが可能になり食品業界の瓶処理に
も安心して使える。
しかも油の心配がなく、特別のショックアブソーバ−を
付設する必要がないので安価な装置として提供すること
が可能になった。
本考案の詳細を図に示す実施例により説明する。
第1図において気体圧シリンダ−、例えば空気圧シリン
ダーはピストン1と、該ピストン1を摺動案内するシリ
ンダーチューブ2を有する。
シリンダーチューブ20両端にはヘッドカバー3とロッ
ドカバー4が固定されている。
ピストン1にはピストンロッド5が固定され、ピストン
ロッド5には外径が大径部27、小径部26を形成する
クッションリング6がピストン10両側にそれぞれ固定
される。
図の例においてはピストンロッド5に1個のクッション
リング6、ピストン1、他の1個のクッションリング6
がクッションリング60大径部27を夫々ピストン1側
に位置するようにして順次差込まれ、ピストンロッド5
の先端のねじ部に螺着されるピストンナツトTによりク
ッションリング6とピストン1はピストンロッド5に固
定される。
ヘッドカバー3にはピストン1がへラドカバー3の方へ
移動する際にピストンロッド5の一端部、クッションリ
ング6及びナラ)7が突入する流体室8が袋穴状に形成
され、該流体室8は流路9により気体出入口10に接続
されている。
ヘッドカバー3にはシリンダーチューブ2内の空間と流
体室8とを連通し、しかも途中に普通に知られた態様に
より流体室8かもシリンダーチューブ2内へ流れる気体
は通すが逆にシリンダーチューブ2から流体室8への気
体流は遮断するようにチェックボール11を設けた第1
バイパス路12が設けらレテいる。
更にヘッドカバー3には途中に設けたニードル弁13に
より、普通に用いられている態様で流路の開口量が微調
整されるようになった第2バイパス路14がシリンダー
チューブ2内の空間であるシリンダ室25と流体室8と
を連通ずるように形成されている。
ピストンロッド5の他端部が貫通しているロッドカバー
4には、一端をピストンロッド5が遊嵌貫通する隔壁1
5を有し、他端がシリンダーチューブ2の中の空間に開
口する流体室16がピストンロッド5のまわりを囲むよ
うに形成されており、ピストンロッド5を摺動支持する
ブツシュITがねじ等により脱着自在にロッドカバー4
に固定され、さらに該ブツシュITと隔壁150間にロ
ッドパツキン18が設けられ外部への流体洩れが防止さ
れている。
ロッドカバー4にはへラドカバ−3と全く同じヨウに気
体出入口10′と、チェックボール11′を設けた第1
バイパス路12′と、ニードル弁13′を設けた第2バ
イパス路14′とが形成されている。
ヘッドカバー3の流体室8とロッドカバー4の流体室1
6は共にシリンダーチューブ2側の端部から所定の長さ
の部分に形成されクッションリング60大径部27より
大きな内径を有する第1流体室19と、第1流体室19
に続き予め選定した長さの部分にクッションリング6の
小径部26がほとんど気体が洩れない程度の嵌めあいで
滑合するように形成された第2流体室20と、第2流体
室20に続きクッションリング6の大径部27より大き
な内径を有し第1バイパス路12、第2バイパス路14
及び気体出入口10と連通ずる第3流体室21とを有す
る。
流体室19の内周面には、ピストン1に対向する端面近
くに環状溝28を設け、この溝28にクッションパツキ
ン24が装着サレテいる。
クッションパツキン24は、クツシヨンリング6が流体
室8に突入してゆき、ピストン1がへラドカバ−3に当
接する付近において、クッションリング60大径部2T
との間でシール作用が行なわれるよう流体室19の内周
面より適宜突出している。
ピストンロッド5に固定されるクッションリング6は、
ピストンロッド5もしくはピストンロッド5に固定され
るピストンナツト7との間に中空室22が形成されるよ
うに内径を設定される。
中空室22は図に示すようにピストン1とは反対側に面
する端部が開放されるか、適当する開口部を設けること
により流体室8又は16に常に連通可能に形成される。
更にクッションリング6の小径部26には軸線方向の複
数の位置にクッションポート23が中空室22へ貫通開
口されている。
クッションポート23を設ける位置の任意の複数個の位
置、図において5個の位置の軸線方向の間隔はクッショ
ンリング6のピストン1とは反対側の端部付近の位置か
らピストンに近ずくにしたがい(この配列のクッション
ポート23を23a。
23b 、23c 、23d t 23eと符号を付す
)次第に間隔が大になるように設定される。
クッションリング6の軸線方向における隣接クッション
ポート23の間隔はクッションリング6の大きさ、気体
圧、気体の種類等により定まってくる。
例えばクッションリング6の外径約50++m、使用気
体が5〜6陶/cf/lの空気の場合、23aと23b
のクッションポート間隔をt、、23bと23cのクッ
ションポートの間隔をt2.23cと23dのクッショ
ンポートの間隔をt3.23dと23eのクッションポ
ートの間隔をt4とするとき、to:t2:t3:t4
÷3:4:5: 5に設定して良好な減速効果が得られ
た。
本装置の作動を説明する。
ロッドカバー4の気体出入口10′から空気が供給され
、ヘッドカバー3の気体出入口10から空気が排出され
る状態において空気圧によりピストン1、ピストンロッ
ド5、クッションリング6は右方に移動されると、クッ
ションリング6が流体室8に突入開始するまでは早り速
度で移動する。
クッションリング6がへラドカバー3の流体室8に突入
を開始するとクッションリング6の小径部26に設けた
クッションポート23aがまず第2流体室20の内周面
にて閉じられ、ピストン1とヘッドカバー3との間に形
成されたシリンダ室25の流体は、クッションポート2
3b、23ct23d、23eより中空室22、そして
流体室21へと流れる。
これにより、今まで第1流体室19、第2流体室20を
通して流体室21へ流れていた流体は、空気流路面積が
減少し、単位時間当りの空気流量も減少する。
空気流量の減少により、シリンダ室25内の空気はピス
トン1により、ピストン1の移動を制する背圧が生じ、
ピストンの移動速度が減速し、ある程度の高さの背圧に
なった頃1次のクッションポート23bが閉じられる。
同様にしてクッションポー)23c、23d。
23eの順序で閉じられ流体室25より中空室22を介
して、流体室21への流量の減少に即応して、ピストン
1の速度も減速し、ある高さの背圧をもってしだいにピ
ストン1の速度は減速する。
そしてクッションリング60大径部2Tが、クッション
パツキン24に突入すると、クッションパツキン24と
の間でシールされるため、流体室25の流体は第2バイ
パス回路14より、ニードル弁13で調整された微小間
隙を通して極く小量の流量となり、ピストン1はさらに
減速され、ヘッドカバー3にほとんど衝撃を与えず当接
停止する。
第2バイパス回路14を通して流体室21への小流量は
、クッションリング60大径部27とクッションパツキ
ン24との間をシールする場合にも流れ、大径部27と
パツキン24のシール時に、その小流量が上述したごと
くピストン1の終端減速に寄与する。
ピストン1が逆に移動する場合も流体室16において全
く同様の作用が行なわれる。
クッションリング6の端部と23aのクッションポート
との間隔はほぼ23aと23bのクッションポートの間
隔と同じで一番短い間隔とし°〔できるだけ高い減速度
で減速し、その後次第にクッションポートの間隔を長く
して空気の圧縮に応じて減速することにより減速度も次
第に低くし、23cと23d及び23dと23eの間隔
は又はぼ同じとし非常に小さい減速度をもって徐々に減
速させる構造とすることにより減速割合も次第に低減す
るので非常にスムースに停止することが可能になりtら 複数のポート位置の間隔を適当に選定することにより減
速する長さ範囲及び時間範囲も選定することができる。
例のように等間隔部分を設けず全ての間隔を変えるよう
にすることもできる。
気体の圧縮性を利用し、次第に間隔が広がるように配置
したクッションポートを有するクッションリングにより
気体の流量が制御され、ピストンのストローク端付近に
おいて移動速度を漸減することが可能になり、しかも段
階的ではなく滑らかな曲線状に減速度も低減することを
可能にした。
したがって本考案により気体圧シリンダーにより速度、
加速度を漸減し、瓶を定位置にスムースに停止すること
を可能にし7’Q)気体圧シリンダーであるので油洩れ
の恐れがなく食品業界の瓶処理が安心して行なえるよう
になった。
又ショックアブソーバ等の装置を必要としないので安価
な装置で減速が可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る気体圧シリンダーの断面図、第2
図はクッション作動状態を示す気体圧シリンダーの一部
の断面図である。 1・・・・・・ピストン、2・・・・・・シリンダーチ
ューブ、3・・・・・・ヘッドカバー 4 ・−−−−
−ロットカバー、5・・・・・・ピストンロッド、6・
・・・・・クッションリング、8・・・・・・流体室、
10・・・・・・気体出入口、12・・・・・・第1バ
イパス路、14・・・・・・第2バイパス路、22・・
・・・・中空室、23・・・・・・クッションポート、
26・・・・・・小径部、2T・・・・・・犬径糺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンと、ピストンを摺動案内するシリンダチューブ
    と、シリンダチューブの両端に夫々固定されたヘッドカ
    バー及びロッドカバーと、ピストンに固定されたピスト
    ンロッドに取付けられたクッションリング及びヘッドカ
    バーとロッドカバーに設げられたバイパス路により構成
    されるクッション装置とを有する気体圧シリンダにおい
    て、外径が大径部と小径部からなる少なくとも1つのク
    ッションリングが大径部をピストン側に位置してピスト
    ンロッドに取付けられた状態において内部に中空室を形
    成するように内径を選定されていることと、前記クッシ
    ョンリングの小径部の外径とほとんど気密状態になる程
    度の嵌めあいで滑合するように設定された内径を有する
    流体室がヘッドカバーとロッドカバーの少なくとも一方
    に形成されていることと、前記クッションリングの小径
    部に軸線方向に間隔をおいて設定された複数のクッショ
    ンポートが前記中空室への貫通口として形成されている
    ことと、任意の複数位置のクッションポートの軸方向間
    隔がピストンに一番離れた側からピストンに近ずくにし
    たがい順次長くなるように設定されていることを特徴と
    する気体圧シリンダ。
JP713679U 1979-01-25 1979-01-25 気体圧シリンダ Expired JPS5942483Y2 (ja)

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JP713679U JPS5942483Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 気体圧シリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS55109102U JPS55109102U (ja) 1980-07-31
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JPS55109102U (ja) 1980-07-31

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