JPS5942328Y2

JPS5942328Y2 - ラベルプリンタ

Info

Publication number: JPS5942328Y2
Application number: JP11209879U
Authority: JP
Inventors: 光生今井; 公一杉山; 幸博高田
Original assignee: 東芝テック株式会社
Priority date: 1979-08-15
Filing date: 1979-08-15
Publication date: 1984-12-11
Also published as: JPS5628916U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、電子秤などと連動して単価、重量、値段等
のデータを印字して商品に貼着するラベルを作成するた
めのラベルプリンタに関するものである。

従来、この種のラベルプリンタにおいては、台紙に貼着
されたラベルに店名と枠印刷とがなされている。

ここで、枠印刷とは各表示部間を区切る枠とこの枠内に
表示される「単価（円）」、「重量（ｔ）」、「値段（
円）」等の固定表示部分とを意味する。

したがって、ラベルプリンタにおいて印字する事項は単
価等のデータと品名捺印とである。

このような用紙を用いる場合、店専用のラベル用紙を作
成しなければならず、高価になると云う問題もあり、し
かも全体の枠組みが定１つているため、各種態様のラベ
ルを作成することができないと云う問題もある。

また、店名がとくに不要なラベルもあり、その店名のス
ペースに他の情報を印字しようとしてもそのような使用
は不可能なものである。

そこで、店名印刷のみを別の店名印で行なうようにし、
この店名印と品名印とを並設して同時にプリントするよ
うにしたものも存するが、通常の状態であればデータの
ためのプリンタと剥離板との間の間隔が大きくなり、こ
の間隔を狭めようとすると文字が小さくなってし１うと
云う制約がある。

しかも、品名印はきわめて数が多いため、品名印に店名
を刻設して一体化させることは不経済であり、前述のよ
うに別個に設けることは限られたスペース内の構造が複
雑化すると云う問題がある。

この考案は、このような点に鑑みなされたもので、ラベ
ルとしては白紙のものを使用し、これに枠印刷をしてラ
ベルを完成させうるラベルプリンタを得ることを目的と
する。

この考案は、長尺状の台紙に白紙のラベルが等間隔に配
列されたラベル用紙を用紙収納部から前記台紙の排出部
に向けて通過させる経路を設け、この経路中に前記ラベ
ルの位置検出をする検出器と前記ラベルにデータを印字
するプリンタと前記ラベルを剥離する剥離部と間歇送り
する送り機構とを順次設け、前記検出器と一体的に店名
を含む枠印刷機構を設けてユニット体を形成し、このユ
ニット体を前記ラベル用紙の進行方向にそわせて進退自
在で任意位置固定的に設けたことを特徴とするものであ
る。

したがって、枠印刷機構部は検出器と一体的であるため
、ラベルの大きさが変っても定位置に枠印刷を行なうこ
とができ、しかも、そのユニット体はラベル用紙の進行
方向にそって進退自在で任意位置に固定することができ
るようにしたので、プリンタとの位置合せを確実に行な
うことができ、これにより、なんの制約もない白紙のラ
ベルを用いて必要事項が印字されたラベルを得ることが
できるように構成したものである。

この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

１ず、本体ケース１の内部には長尺状の台紙２に白紙の
ラベル３が等間隔に貼着されたラベル用紙４がロール状
に巻回されて収納される用紙収納部５が設けられ、この
用紙収納部５から前面の排出部６曾ての間に経路７が形
成されている。

この経路７中には、前記用紙収納部５側から、ラベル押
え８と検出器９と印台ｌＯを備えたデータ印字のための
プリンタ１１と品名印刷部１２とラベル３を剥離する剥
離部１３と台紙２を間歇送りするための送り機構１４と
が設けられている。

瞥た、前記検出器９と一体的の枠印刷機構１５がユニッ
ト体１６として形成されている。

すなわち、前記ラベル用紙４を案内するガイド条１７が
形成されたベース１８が設けられ、このベース１８の前
記ガイド条１７をはずれた部分には開口部１９が形成さ
れ、この開口部１９を懸は渡してコの字形に屈曲形成さ
れたフレーム２０が固定されている。

このフレーム２０の相対向面には一端につ１み２１が設
けられたねじ杆２２が回動自在に取付けられ、このねじ
杆２２には軸体２３がねじ着されている。

この軸体２３にはホルダー２４が固着され、このホルダ
ー２４は前記ベース１８の上方に位置する脚片２５と前
記開口部１９から前記ベース１８の下方に延出される脚
片２６とを有する。

そして、前記ベース１８の中央部には前記ラベル用紙４
の進行方向に長い細長孔２７が形成され、この細長孔２
７の上下に位置する前記脚片２５，２６には投光素子２
８と受光素子２９とが取付けられて前記検出器９が形成
されている。

ついで、前記脚片２５は前記ベース１８に形成された摺
動孔３０に挿入されて上下の振れを防上され、かつ、前
記脚片２５の後縁には起立片３１が一体的に屈曲形成さ
れている。

この起立片３１にはＬ字形に屈曲された枠体３２が固定
さへこの枠体３２の垂直面３３にはソレノイド３４と軸
３５に回動自在の駆動アーム３６とが取付けられ、この
駆動アームあと前記ソレノイド３４とはリンク３７によ
り連結され、前記駆動アーム３６は引張ばね３８により
先端のフォーク状の連結部３９が上方へ移動する方向に
付勢されている。

ついで、前記枠体３２の水平面には印台ホルダー４０の
主軸４１と回り止め軸４２とが上下方向に摺動自在に取
付けられており、前記主軸４１の上端にはピン４３が固
着されてこのピン４３は前記連結部３９に係合されてい
る。

前記印台ホルダー４０はその前後に規制リブ４４が形成
され、中央部にインク補給孔４５が形成され、一端に保
持孔４６を有する縁部４７が形成されている。

ついで、スポンジ状部材よりなるゴム部４８を保持する
ケース４９が設けられ、このケース４９には前記規制リ
ブ４４に嵌合する溝部５０と前記保持孔４６に挿入され
つつ上向きの力をもって上下方向の位置が定められる突
片５１と前記印台ホルダー４０に形成された突部５２に
嵌合する孔５３を備えた抜は屯め突起５４と把持部５５
とが形成されている。

ついで、前記ゴム印４８の下面は、「ＴＥＣストア」な
る店名５６と「単価」、「重量」、「値段」、「
加工日」の文字５７と罫線５８とよりなる枠５９を印刷
するための印面６０とされている。

このような構成において、得ようとするラベル３には種
々のものがあるが、い１その一例として第６図ａ、ｂに
示すように品名印字部６１を有するものと有しないもの
とが存する状態について説明する。

これらの場合、白紙状態におけるラベル３の大きさは当
然異なるが、ラベル間隔寸法ａは台紙２の有効利用をは
かるために一般には一定している。

そして、検出器９による検出位置はラベル３の前縁でも
後縁でもよい力＼ラベル用紙４のオーバーランにより
誤信号を発生することがないようにラベル９の前縁を検
出位置Ｂと定める。

しかして、後述するように検出位置Ｂの検出により送り
機構１４は停止してラベル用紙４は静止するが、この静
止位置においては、重量、単価、値段等の第１段間字が
される部分がプリンタ１１の印台１０による印字位置Ａ
に一致しているように調整をしておかなければならない
。

そのためには、つ１み２１を把持してねじ杆２２を回す
ことにより、検出器９と枠印刷機構１５とよりなるユニ
ット体１６を前後に動かして位置決めをする。

この場合、検出位置Ｂがどこになっても印面６０による
枠５９の印刷位置は検出位置Ｂからｂの範囲であり、印
面６゛０の長さが（ｂ−ａ）であればどの大きさのラベ
ル３にも枠印刷が行なわれる。

このようにして準備が完了すると、ラベル発行命令を発
生させ、これにより、１段印字と枠５９の印字とが同時
に行なわへついで、ラベル送りがタイマーで設定された
時間だけ行なわれてからラベル用紙４は停止し、この位
置で加工年月日の２段印字が行なわれる。

このとき、必要があれば品名印刷部１２も駆動されて品
名が印刷される。

ついで、送り機構１４が動作してラベル送りがなさへ検
出器９により検出されて停止する。

このようなサイクルを繰り返すことにより、白紙のラベ
ル３には枠５９の印刷とデータ印刷とがなされ、ラベル
３は完成されて剥離部１３で剥離されつつ発行される。

なお、ゴム印４８を取りかえることにより、任意のパタ
ーンの枠５９の印刷が可能である。

この考案は、上述のように枠印刷機構と検出器とを一体
化してユニット体とし、これをラベルの進行方向に進退
自在で任意位置に固定しうるようにしたので、ラベルが
白紙であっても店名その他の印刷をあらかじめ行なって
データまたは品名を印字したラベルを得ることができ、
これにより、ラベルのパターンを自由に定めることがで
きるとともに、ラベルの大きさが変ってもデータプリン
ト位置との対応を確実につけて印字することができ、店
名等が入っていないため、ラベル用紙の専用化はなく、
きわめて自由な使用状態を得ることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

図同はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は縦断
側面図、第２図は要部の側面図、第３図は斜視図、第４
図は縦断正面図、第５図はその縦断側面図、第６図ａ、
ｂはラベル配列と印刷状態を示す平面図、第１図はタイ
ミングチャートである。２・・・台紙、３・・・ラベル、４・・・ラベル用紙、
５・・・用紙収納部、６・・・排出部、７・・・経路、
９・・・検出器、１１・・グリンタ、１３・・剥離部、
１４・・送り機構、１５・・・枠印刷機構、１６・・ａ
ニット体、５６・・店名、５９・・・枠。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

長尺状の台紙に白紙のラベルが等間隔に配列されたラベ
ル用紙を用紙収納部から前記台紙の排出部に向けて通過
させる経路を設け、この経路中に前記ラベルの位置検出
をする検出器と前記ラベルにデータを印字するプリンタ
と前記ラベルを剥離する剥離部と間歇送りする送り機構
とを順次設け、前記検出器と一体的に店名を含む枠印刷
機構を設けてユニット体を形成し、このユニット体を前
記ラベル用紙の進行方向にそわせて進退自在で任意位置
固定的に設けたことを特徴とするラベルプリンタ。