JPS5941423Y2 - 回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置 - Google Patents

回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置

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Publication number
JPS5941423Y2
JPS5941423Y2 JP6063280U JP6063280U JPS5941423Y2 JP S5941423 Y2 JPS5941423 Y2 JP S5941423Y2 JP 6063280 U JP6063280 U JP 6063280U JP 6063280 U JP6063280 U JP 6063280U JP S5941423 Y2 JPS5941423 Y2 JP S5941423Y2
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JP
Japan
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sealing
lid cover
heat exchanger
sealing device
storage body
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Expired
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JP6063280U
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JPS56162482U (ja
Inventor
統敏 半田
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスタービンエンジン等lこ使用される回転蓄
熱式熱交換器において、熱交換される流体相互の混合を
防止するため備えられたシール装置のシール力調整装置
に関する。
車両用ガスタービンエンジンにおいてはタービンに導入
される空気を燃焼器によって加熱する他排気と熱交換し
て加熱することにより熱効率の向上と燃費の節約を図っ
たものがあり、かかる空気加熱用熱交換器として第1図
及び第2図に示した回転式熱交換器が使用されている。
即ち、固定軸1に軸支されたマトリクスコア(蓄熱体)
2は互いに平行かつ流れが逆向きの低温側高圧空気通路
3及び高温側燃焼ガス通路4の双方の通路断面に股がっ
て配設されている。
又、これら両道路3,4間の混合を遮断するため高圧空
気通路3におけるマトリクスコア2からの出口及び燃焼
ガス通路4における入口と、燃焼ガス通路4における出
口とに夫々シール装置5,6が配設されている。
この場合、高圧空気をマトリクスコア2の外周空間に導
いて周方向から中心に向けて均一な圧力をかけることl
こより圧力バランスを保っている。
そして、マトリクスコア2を回転させることにより低温
側の高圧空気が高温側の燃焼ガスと熱交換して加熱され
るようになっている。
ところで、前記シール装置6はマトリクスコア2/Ic
摺接するD字枠板形の摺動部材7をホルダ8で嵌合保持
し、かつ、マトリクスコア2の一側面を覆う蓋カバー9
の内壁に締結したシールサポート10に固定される板ば
ね状のシールプレート11により前記ホルダ8及び摺動
部材7を弾性付勢しもって両シール装置5,6でマトリ
クスコア2の両側面を圧接挾持している。
かかる構成において、マトリクスコア2と両シール装置
5,6とのシール面は摺接によって摩耗し、該摩耗量が
ある程度以下のときはマトリクスコア2の軸方向の移動
にシールプレート11先端が追従して必要な弾性付勢力
を保持できる。
しかし、摩耗量が増大し過ぎるとシールサポート10と
ホルダ6との間隙の増加に伴なってシールプレート11
の弾性付勢力が低下し、該シールプレート11とホルダ
6との接触面を通じて高圧空気通路3内の空気が低圧の
燃焼ガス通路4に洩出してエンジン熱効率を低下させて
しまう。
このため従来では定期的に行なう点検整備時に蓋カバー
4とシールサポート10との締結面相互間にシム12を
介装することによりシールサポート10とホルダ8との
間隙を適正値lこ調整し、もってシールプレート11の
弾性付勢力即ちシール力を適正に調整保持するようにし
ている。
しかしながら、かかる従来のシール力調整方式ではシム
12介装時蓋カバー9をマトリクスコア2の外周面を覆
う筒状ハウジング13から外した後、ボルト14を緩め
てシールサポート10を取り外す必要があるが、該ボル
ト14は40〜50本もあるため作業性が極めて悪く、
かつ、シールサポート10の再組立時シールプレート1
1とホルダ8との当りずれを生じ易くシール性を低下さ
せるおそれがあった。
又、新しいシム12を既に介装されているシム12の外
表面に密着して嵌合させる作業も面倒でしかもシム12
がシール装置6に合わせて9字形に形成されているため
、全面に亘って均一に締め難く、特にD形表面の直線部
分に歪、しわ等を生じて新たなガス漏れの原因となる等
の欠点を拘えていた。
本考案は、かかる従来の欠点に鑑みなされたも( のであって、回転蓄熱式熱交換器におけるシール装置の
シール力調整作業の改善と安定したシール性の確保を図
ったシール力調整装置を提供するものである。
以下に本考案を第3図以下に図示した実施例に基づいて
説明する。
但し、従来例を示した第1図及び第2図と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を簡略化する。
即ち、一実施例を示す第3図において、従来同様の構造
を有した回転蓄熱式熱交換器の組立時、後述するシール
装置に所定の弾性付勢力を与える組立位置で蓋カバー9
と筒状ハウジング13との締結面相互に少なくとも2〜
3n程度の間隙を設け、この間隙に予め複数枚のシム1
5を前記間隙と同一〇厚さに束ねて介装しておく。
ここで、蓋カバー9、筒状ハウジング13及びシム15
0位置決めは蓋カバー締結用のボルト16或いは図示し
ないロケートピン等で行なう。
一方、シールサポート10と蓋カバー9との締結面相間
には組立当初必要lこ応じてシムを介装してもよいが、
組立後のシール力調整作業には何ら関与せず、シールサ
ポート10と蓋カバー9とは締結したまま保たれる。
こうして、組立時にシール力を調整後はシール装置5,
6及びマ) IJクスコア2の摺接面の摩耗によりマト
リクスコア2が第3図で軸方向右側に移動し、シールサ
ポート10とホルダ8との間隙が徐々に増大してシール
力が低下するため、下記の如く定規的にシール力調整作
業を行なう。
即ち、本考案構成においては、ボルト16を緩めて蓋カ
バー9を筒状ハウジング13から取り外した後、シール
装置5,6とマトリクスコア2との摺接面における総摩
耗量に相当する厚さのシム15だけ取り除き、再度ボル
ト16を締めて蓋カバー9を筒状ハウジング13に締結
し直すだけでよい。
このようにすれば、シールサポート10とホルダ8との
間隙は前記取り除いたシムの厚さ即ち摩耗量に相当する
値だけ狭められるから、シールプレート11の弾性付勢
力によるシール力を組立時における所期の適正値に調整
保持することができる。
そして、かかる構成では、従来のようにシールサポート
を蓋カバーから取り外す極めて面倒な作業が省略される
ため調整作業が著しく簡易化される。
又、多数枚のシム15は組立後締給圧力によって相互に
密着してよくなじんでおり、このうち外側一部を取り除
いて調整するのであるから、新たなシムを既に介装され
たシムの外表面に良好lこ密着接合させる必要のある従
来構成に比べこの面でも作業能率が向上し、かつ、作業
者Iこよる調整(f) ハラ付きを抑制できる。
さらに、シム15が蓋カバー9と筒状ハウジング13と
の締結面形状に合わせて円環形であるため全面に亘って
締付力を均等化できること、およびシールサポートの分
解、再取付によるシールプレート10とホルダ8との当
りのずれを解消できること等によっても作業性並びにシ
ール性の向上が得られる。
又、第4図〜第6図に示す如く、蓋カバー9と筒状ハウ
ジング13とのシム15介装面の内側にシール用のO0
ング17を介装した構成とすれば、シム15は面加工精
度が高くシール機能を兼有した鋼板製のものを使用する
代りに安価な鋼板製のものを使用できる。
以上説明したように、本考案によれば、蓄熱体を覆う蓋
カバーと筒状ハウジングとの締結面相互間に予め多数枚
のシムを介装し、シール装置と蓄熱体との摺接摩耗量に
応じてシムを取り除くことによりシール力を調整するよ
うに構成したから、シール装置自体の分解作業が省略さ
れ、かつ、これに伴ない再組立時のシール面の当りずれ
を解消できること、及び多数枚のシム相互が締結力によ
り密着しているためなじみがよいこと、シム形状を円環
形にできるため全面に亘って均一な締結力が得られるこ
と等によりシール力調整作業が著しく簡易化されると同
時に作業者によるバラ付きを抑制した安定したシール力
に調整保持できるという優れた特長を備えるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転蓄熱式熱交換器の一般的な構造を示
す縦断面図、第2図は第1図のX −X′矢視断面図、
第3図は本考案の一実施例を示す第2図と同方向の断面
図、第4図〜第6図は、第3図におけるA部分の相異な
る変形態様を示す拡大図である。 1・・・・・・固定支軸、2・・・・・・マトリクスコ
ア、3・・・・・・低温側高圧空気通路、4・・・・・
・高温側燃焼ガス通路、5,6・・・・・・シール装置
、9・・・・・・蓋カバー、11・・・・・・シールプ
レート、13・・・・・・筒状ハウジング、15・・・
・・・シム、16・・・・・・ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高温流体通路及び低温流体通路の双方の通路断面に股が
    って蓄熱体を回転自由に介装すると共に、該蓄熱体の外
    周面を覆う筒状ハウジングと該ハウジングの一側開口端
    面に接合して締結される蓋カバーとの間に蓄熱体の両側
    面を弾性付勢力をもって摺動自由に圧接挾持する流体混
    合防止用シール装置を備え、蓄熱体の回転lこよって2
    流体間の熱交換を行なう回転蓄熱式熱交換器において、
    前記シール装置に所定の弾性付勢力を与える組立位置で
    前記蓋カバーと筒状ハウジングとの接合面相互に少なく
    とも2鼎以上の間隙を設け、この間隙に予め多数枚のシ
    ムを介装し、前記シール装置と蓄熱体とのシール面の摩
    耗量に応じた厚さのシムを取り除くことによりシール装
    置の弾性付勢力を調整するようにしたことを特徴とする
    回転蓄熱式熱交換器のシール力調整装置。
JP6063280U 1980-05-06 1980-05-06 回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置 Expired JPS5941423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063280U JPS5941423Y2 (ja) 1980-05-06 1980-05-06 回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置

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JP6063280U JPS5941423Y2 (ja) 1980-05-06 1980-05-06 回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56162482U JPS56162482U (ja) 1981-12-03
JPS5941423Y2 true JPS5941423Y2 (ja) 1984-11-29

Family

ID=29655062

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JP6063280U Expired JPS5941423Y2 (ja) 1980-05-06 1980-05-06 回転蓄熱式熱交換器のシ−ル力調整装置

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